合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

自己紹介

氏名: 増田 展暁(ますだ ひろあき)     

年齢:22歳

合格した研究科:
慶應義塾大学大学院 経営管理研究科
横浜国立大学大学院 国際社会科学府経営学専攻博士課程前期
青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科

MBAを目指すきっかけ

私がMBAを目指したきっかけは、親の事業を地域に貢献できる健全な企業へと改革したいと思ったことです。
私は学部にてまちづくりについて学ぶうちに、行政だけによるまちづくりの限界と民間企業の可能性を感じ、父親の事業の承継を考えるようになりました。
しかし親の事業は経営状況が厳しく、町への貢献、所謂CSV活動やSDGs活動のようなものを行う余裕はないことが発覚。
経営状況の改善、CSV活動を行うための経営転換等を行うためには、経営学について体系化された正しい知識をしっかりと学ぶ必要があると考え、MBA進学を目指すようになったのです。

アガルートアカデミーをお選びいただいた理由

私がアガルートアカデミーを選択したのは、完全オンラインで受講できる点と、志望校の先輩からの推薦があった点の2つの理由があったからです。
私は受験時点でまだ学生で栃木県に在住しており、他のMBA予備校のように、授業のために東京まで通うことが難しかったため、完全オンラインで受講できる予備校を探していました。
それでもいくつか選択肢はありましたが、第一志望校であるKBSの授業見学会に参加した折、先輩から予備校を探しているならアガルートアカデミーがおすすめだよ、とアドバイスを貰ったため、アガルートアカデミーを選択させていただきました。

勉強の方針とどのように勉強を進めていたか

①勉強の方針

どんなに忙しくとも、必ず毎日アガルートアカデミーの講座や経営学についての参考書を読み、経営学の知識から離れないようにしました。
私はこれまで経営学について学んだことがなく、また受験までの期間も短かったため、とにかく少しでも多くの知識に触れることが肝要だと考えたからです。
1日でも空いてしまうとせっかく覚えた知識を忘れてしまうため、とにかく毎日継続して知識に触れ続けるよう努めました。

②研究計画書のテーマ設定までの流れ

最初は、親の事業に関連するCSV活動やSDGs活動についての事例をとにかく調べました。
しかし、それだけでは具体的な研究計画までは結び付かず、調べただけにとどまってしまいました。
それからは、飯野先生のアドバイスの通り、国立図書館や大学の図書館に通って、先行研究をたくさん読むようにしました。
先行研究から、研究の手法やまだ明らかになってなさそうな点等がある程度掴めるようになってからは、先のCSV活動の事例などと結びつけ、研究計画のテーマを設定しました。

③勉強のスケジュール

7月 基礎講座を何周も。とにかく知識をつけることを重視。

8月 研究計画を書き上げ、添削を貰いながらブラッシュアップ。基礎講座は継続。

9月 研究計画と並行して小論の対策に重点を移す。

10月 研究計画を読み込みながら面接の対策。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

▼国内MBAの入試攻略講座

国内MBAとは何なのか、各校の入試の傾向やスケジュールなどを知ることが出来ました。
自分に適したMBAを選択するのに大いに役立ちました。

▼経営学の基礎講座

経営学の知識について、網羅的に学ぶことが出来る点が素晴らしいと思います。
また、事例が多く盛り込まれているので、小論文の対策のときにはとても役立ちました。

オンラインでいつでもどこでも学べるため、勉強時間以外でも隙間時間で常に再生するようにし、繰り返し何度も学習しました。

▼小論文対策講座(基本編) 

提出した回数:11回

論理的な文章の書き方について、トレーニングを積むことが出来ました。
小論文の採点のポイントとなる部分を学べたことで、その後の小論文の自己採点による勉強のための基礎作りにもなりました。

▼小論文対策講座(大学院別対策編) 

提出した回数:2回

より志望校に特化した内容で、小論文の対策を行うことが出来ました。
大学によって小論文の傾向はかなり異なってくるので、可能であれば基本編よりもこちらに重点を置いて対策できると、より効果的に学習できると思います。

小論文は返却が1週間ごとなので、そこを念頭に入れながら、早め早めに小論対策を開始することをお勧めします。

▼出願書類・研究計画書の書き方講座

提出した回数:4回

実際に志望校を卒業された方に採点していただくことが出来、一人で作ったものよりもはるかに完成度が高い出願書類を完成させることが出来ました。
こちらは添削を重ねるほどに質が上がっていくので、第一回目の提出に構えすぎることなく早めに提出してしまった方がいいと思います。

▼面接対策講座

面接の対策は一人では限界があるため、実際に面接官がいるかのような形で経験を積ませてもらえることはとても助かりました。
模擬面接後には、良かった点と悪かった点の両方を指摘していただけるので、本番に向けて加点部分を増やし、減点部分を失くしていく練習をすることが出来ました。

▼研究計画書の研究テーマライブラリー

研究計画書とはどんなものなのかを知るのに、とても役立ちました。
ただ、参考にしすぎると、自分の研究計画書のオリジナリティーは失われてしまうため、あくまで一番最初何を書けばいいのか分からないときに、先例を見てみる程度の活用がいいと思います。

▼各種フォロー制度について(初回添削フィードバック、受験校相談、マンスリーゼミ、質問制度等)

初回添削フィードバックにはとても助けられました。
文章でのやり取りだけでは限界があるため、初回に自分の言葉でどのようなことを考えていてどんなことを書きたいのかを伝えることが出来たことが、その後の添削にも活かされたと感じています。

スランプ・挫折・それを乗り越えるための工夫

適度に場所を変えること、内容を変えることが、高い集中力と意欲を継続させるためのコツです。
勉強を始めてから1か月を超えてきたころ、私は気が滅入ってきてしまい、なかなか勉強するためのスイッチが入らなくなってしまったことがありました。
そんなときは、近くのカフェに出かけてみたり、地域のいろんな図書館を利用してみたりするなどして、勉強場所を変えることを意識しました。
環境を変えるだけでも、かなり集中力には影響があるようで、これにより私は受験を乗り超えることが出来ました。
また、経営学の知識のインプット、出願書類推敲、小論対策、面接対策など勉強の内容を変えることも効果的です。
ずっとインプットだけでは、やはり集中力は落ちてしまいます。
大学受験と異なり教科数が一つだけなので、その中でうまく内容を切り替えることが大切だと思います。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

基本的に、授業以外の時間は全て勉強に充てていました。
文系の学部4年ということもあり、授業も少なく時間にはかなり余裕があったため、午前中は英語の勉強、午後はその他受験のための勉強というように生活していました。

直前期の過ごし方(どのような勉強をして、どのような心構えで試験を迎えたか)

ひたすらに小論文を解いていました。
それまでに解いた問題や、他の大学院対策の問題など、とにかく回数をこなし、どんな問題が来てもあせらずに対応できるように努めました。

集中力が切れてきたら、出願書類を読み返し面接対策をするということを繰り返し、とにかくできることは全部やりました。
本番は「やれることはやった。後は野となれ山となれ」精神で迎えました。
そのため、あまり緊張はなく本番を迎えることが出来ました。
むしろ、これでやっと終わる、という気持ちが多かったかもしれません。

試験期間中の過ごし方

それまでと、やっていることは特に変わりませんでした。
待ち時間はそれまでに解いた問題と添削結果、その他過去の事例をまとめたメモなどを見返し、脳内で反芻していました。

小論文は、回数を重ねたおかげで、本番も普段と変わらない調子で解くことが出来、面接もまた同様でした。
万が一にも試験中にトイレに行きたくなったりしないよう、試験前日の夜からは飲食の量を減らしましたが、試験のために特別にしたことといえばそれくらいです。

受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち

①受験した時の手ごたえ

小論も面接もかなり熟せたな、という感覚はありました。
ただ、自己採点としては80点台後半といった感じで、完璧というわけではなかったです。

どちらも試験後冷静に振り返ってみれば、1,2点は修正点があるな、といった具合でした。
そのため、多分受かっていると思うけど…というのが正直な感想でした。

②合格した時の気持ち

良かった、終わった、という気持ちでした。
第2志望には既に合格していたため、KBSについては秋期入試の結果が悪かったとしても、冬期入試にチャレンジする予定でした。
しかし、それまでの入試で正直疲れ果てていたため、合格した嬉しさより、受験が終わった安心感と解放感の方が大きかったです。

振り返ってみて合格の決め手は?それに、当該講座はどの程度影響したのか

①合格の決め手

面接の受け答えをうまくこなせたことが決め手だった、と思います。
すべての質問に対して、詰まることなく回答することが出来、言い負かされることもありませんでした。

小論文は差がつきづらい内容だったため、最後まで自分の気持ち・考えをまっすぐ伝えられたことが合格に繋がったと思います。

②講座の影響度

模擬面接での経験は、とても役に立ちました。
あまり文章を作りすぎず自分の言葉で伝える点や、少し考えてからでも良いからゆっくり聞きやすい言葉で論理だった意見を述べる点などは、模擬面接で指摘していただき、本番でもとても有効でした。

その他の講座も、受験のための勉強は全てアガルートアカデミーの講座をベースに行ったため、合格は講座のおかげだったと思います。

卒業後のキャリアについて

①MBAに期待するもの

経営についての学術的な学びは勿論、慶應型ケースメソッドにより、自分の意見を相手に伝える能力は格段に鍛えられると期待しています。
入学後最初の1年は、これまでの人生でも最も勉強にどっぷりつかる日々だと思うので、そうした忍耐力・学習力といったものの鍛錬も期待しています。
また、多様なバックグラウンドを持つ方々がいる場所で上記経験を積むことで、多くの人脈を形成できることも期待しています。
特にこれは、MBAをとらずに就職していては、決して得られなかったものであるため、この貴重な2年間を最大限有効活用したいです。

②今後のキャリアビジョン

卒業後は、完成車メーカーの生産管理部門か、製造業向けコンサルティング会社へ就職したいと考えています。
KBSで学んだことを実践に移し、また工場の生産性向上など実務的に学ぶ必要にある知識も身につけ、将来の事業継承に備えたいです。

推薦書について

①提出されましたか?

WBSには提出しました

②提出された方はどなたに推薦書をご依頼しましたか?

父親

受験生に対するメッセージ

MBAの受験は、自分がこれまで何をしてきて、今何を考え、将来に対してどのような問題意識を抱いているのかを見つめ直す、いい機会になると思います。
志望理由、研究計画、卒業後のキャリアプランのいずれであっても、そうした自分のストーリーが裏付けとなるからです。

逆に強固に練られたブレないストーリーさえあれば、オリジナリティも自然と生まれますし、面接で何を聞かれても答えることが出来ます。
経営学の知識や小論文の技術なども問われますが、最後合否を分けるのはこのストーリーです。
頑張ってください。

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