慶應義塾大学MBA合格者の声|志望理由書を3か月かけてしっかり準備! 下坂 寛和さん
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目次
合格者インタビュー
受講されていたカリキュラム
下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。
自己紹介
氏名:下坂 寛和(しもさか ひろかず)
年齢:24歳
合格した研究科:慶應義塾大学大学院 経営管理研究科 MBAプログラム
MBAを目指すきっかけ
これまでオンライン塾を運営してきたが、これまでの活動は「自分の直感に頼って行ってきたもの」であり、「論理性・戦略性が伴うもの」ではなかった。
今後経営者としてより事業を成長させ、新たな事業の展開もしていこうと考えた時に、「論理性と戦略性を伴った」事業活動をしていかなければならないと思い、「論理性と戦略性をもって事業を主導する能力」「経営に関する幅広い知識」を身につけるため、多種多様なバックグラウンドを持つ人たちとの学びを通じて、経営や事業に対する新たな発見を得るためにMBAを目指そうと思った。
アガルートアカデミーをお選びいただいた理由
第一に、合格実績が良く、合格者だけでなく受験した人数も公開しているからである。
合格者だけでなく受験者を公開しているということは、受講者に多くの情報を提供しようとしてくれている証で、情報戦とも言われるMBAの入試で、出し惜しみせずに有益な情報を提供してくれるに違いないと確信した。
特に、2022年度入試の慶應義塾大学MBAの合格率は100パーセント(6人受けて6人合格)であったことには驚いたが、それだけアガルートの指導が良いと言える証だと思った。
第二に、MBA合格者には特典として、全額または半額の返金があったからである。
MBA入学後にも多額の費用が必要となるため、合格者への返金制度は助かると思った上に、志望校への合格に対するモチベーションにもなった。
勉強の方針とどのように勉強を進めていたか
①勉強の方針
慶應は、志望理由書の内容のウエイトがかなり高い(50%以上)ため、志望理由書の対策を重点的に行うという方針を固めた。
また、面接も重視しているため、面接対策も早期から始めることにした。
反対に、小論文のウエイトはかなり低いため、出願締切前後から対策を始めることにした。
②研究計画書のテーマ設定までの流れ
これまで事業活動をしてきた中で浮き彫りになった自分の問題意識をベースに、志望理由書を書き始めた
受験校である慶應や青学の志望理由書でテーマ設定は不要であるが、 慶應・青学のMBAでの学習を通じて、今後のキャリアゴールにどう繋がるのかを考えた。
③勉強のスケジュール
4月 アガルートの受講開始、経営学の基礎講座を通じて学習。
5月 一橋大学の対策を急ピッチで進めたが頓挫し、志望校を慶應、青学に変更。
6月 慶應の志望理由書を書き始める。
7月 経営学の基礎講座で重要だと思う部分を何度も復習する。
8月 小論文添削講座(基本編)を開始する。慶應の志望理由書を添削してもらい、書き直す。
9月 志望理由書を仕上げ、小論文対策はほどほどに面接の対策をメインに行う。
(慶應は小論文のウェイトがかなり低いと飯野先生がおっしゃっていたため。)
10月 小論文添削講座(過去問)を開始し、伝達効率の良い文章を書けているかどうかを見直した。
また、模擬面接での反省点を洗い出して、面接対策を行った。
青山学院大学、慶應義塾大学受験
受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)
▼国内MBAの入試攻略講座
志望校について触れられている部分の動画を重点的に再生して、入試までの学習計画を練った。
▼経営学の基礎講座
慶應の小論文では、細かい暗記をする必要がないと考え、基礎講座で出てきた概念をざっくりと理解するつもりで学習した。
▼小論文対策講座(基本編)
提出した回数:5回
慶應の小論文はウエイトがかなり低いため、添削での評価は気にせず、論理的に分かりやすい文章を書くために、添削での客観的なアドバイスを参考にして見直しを行った。
▼小論文対策講座(大学院別対策編)
提出した回数:3回
本番を想定して、制限時間内に書き終える訓練だと思って取り組んだ。
過去問ではあるが、添削の評価は気にせず、改善点を洗い出した上で同じ問題の解き直しを行った。
▼出願書類・研究計画書の書き方講座
提出した回数:2回
約3ヶ月間を費やして出願書類の作成を行った。
最初はなぜ慶應のMBAに進学したいのか、慶應のMBAでなければならない理由を重点的に書き出し、それを元に志望理由書を作成した。
出願締切の2週間前までには自分が納得する内容を仕上げて、添削してもらった。
その結果、添削していただいた講師の方には、出来が良いと褒められ、2回の提出でGOサインを頂いた。
▼面接対策講座
過去にどのような質問がされてきたかをチェックし、同様の質問、似たような質問に対する回答を自分で考えた。
▼研究計画書の研究テーマライブラリー
一橋の受験を考えていた時に、さらっと見たが、慶應に志望校を変更してからは見ていない。
▼各種フォロー制度について(初回添削フィードバック、受験校相談、マンスリーゼミ、質問制度等)
マンスリーゼミで志望校に関する情報があれば、それについてメモした。
スランプ・挫折、それを乗り越えるための工夫
小論文対策と面接対策に8月後半から急ピッチで取り組み、添削も受けてもらって、学習を進めていた。
しかし、9月に体調を崩してしまい、体調が回復してからは小論文講座の基本編の全部に取り組むことは諦めて、小論文の過去問対策に移行した。
体調が悪い中でも、やれそうな時は勉強したり、どうしても机に向かうことが難しい場合は、スマホで講座の動画を聞き流すことで、学習しない日を作らないように工夫した。
学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか
自分の仕事、食事、睡眠、入浴以外は全て入試対策に費やすつもりで取り組んでいましたが、どうしてもやる気が起きない時は、ゲーム、ネットサーフィン、ドライブなどの息抜きは躊躇なく行った。
モチベーションが低い状態で学習に取り組むより、息抜きをしてモチベーションを高めてから学習に取り組んだ方が効率が良いと考えた。
また、電車やバスなどで移動してる際や、仕事の休憩時間、食事の時などを使ってスマホで講座の動画を見るなど、隙間時間を有効活用することを意識して学習に取り組んだ。
その結果、まとまった学習時間が全く取れない日でも、最低30分以上は学習に取り組むことができた。
直前期の過ごし方:どのような勉強をして、どのような心構えで試験を迎えたか
これまで添削していただいた小論文の過去問の見直し、面接の練習を行った。
小論文の過去問に関しては、対策し始めるのが試験の3週間前にもつれ込んだのでとても焦ったが、「慶應の小論文のウエイトは低い」ということを念頭に置いて、直前でも諦めずに自分のペースで取り組んだ。
また、試験会場からは遠方に住んでいるため、試験日程に合わせて新幹線とホテルの予約を行った。
試験会場に余裕を持って到着するように電車の時刻表、集合時間を何度も確認した。
試験期間中の過ごし方
試験当日は5時半に起き、集合時間である8時40分より20分早く試験会場に到着した。
電車内では、面接の見直しを行った。
ここで、小論文試験で持ち込み可能である電卓を忘れたことに気付いたが、過去問からは計算を要する問題は出されていなかったので、購入しに行くという行動はしなかった。
しかし、小論文試験には計算を必要とする問題が出されたため、小論文試験が始まってから後悔することとなった。
小論文試験では、図から平均値を出す問題、大小二つのサイコロを振った時の出た目の和の期待値を求める問題、経済学における予算制約式を求める問題が出題された。
電卓を忘れてしまい、焦ったが、そんな中でも計算は自力で行い、全ての問題に解答することができ、制限時間内には余裕で解き終えることができた。
小論文試験が終了してからは、昼食休憩を挟んで14時15分から面接会場に集合なので、軽く昼食を済ませてから、面接対策の最終確認を行った。
面接では、想定外のことばかり質問され、なおかつ圧迫気味の面接だったため、かなり焦ったが、粘り強く解答した。
受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち
①受験した時の手ごたえ
小論文試験は上手くいったと確信したが、面接試験では、納得いく回答を上手く出せなかった点、圧迫気味だった点で絶対落ちただろうと思った。
しかし、今までやったことに対して、後悔は全くないのでやり切った気持ちもあった。
②合格した時の気持ち
合格するとは思ってなかったため、「2次合格」の文字が見えたとき、非常に嬉しかった。
これまで支えてくれた家族や友人に報告して、皆も喜んでくれて、自分も更に喜びが溢れてきた。
これまで頑張ってきた自分へのご褒美として、美味しいご飯を家族や友人と一緒に食べにいきたいと思った。
振り返ってみて合格の決め手は?それに、当該講座はどの程度影響したのか
①合格の決め手
志望理由書、面接、小論文全てにおいて、伝達効率の良いものにすることを常に意識して取り組んだことだと思う。
また、慶應の試験においてウエイトがかなり高い志望理由書を、3ヶ月かけてしっかり仕上げ、他の受験生と差をつけたことも合格の決め手となったと思う。
さらに、面接で意地悪な質問をされても、粘り強く答えられたので、そこも大きく影響してるのではないかと思う。
②講座の影響度
志望理由書、面接、小論文、どれにおいても正解がないので、第三者に見てもらうことは重要である。
アガルートの講座の添削は自分の見直すべき点、改善点を洗い出してくれるという意味で、効率的に試験対策を進めることができたと思う。
卒業後のキャリアについて
①MBAに期待するもの
ケースメソッドを大量に行うことで、様々な視点から経営や自分の事業の課題について学んでいきたいと思う。
ケースメソッドにおける討論で多種多様なバックグラウンドを持つ方々の意見を吸収しながら、自分の事業の課題を多角的な視点から捉えて問題解決能力を身につけていきたい。
②今後のキャリアビジョン
大学院修了後は、これまでやってきた事業をより成長させながら、海外進出を見据えて新規事業を立ち上げたいと考えている。
少子高齢化や人口減少によって国内市場が縮小してきている一方で、アメリカ、ヨーロッパなどの先進国やシンガポール、中国などの新興国に目を向けると、海外には、「日本にはない商機がある」という点で魅力的なので、新規事業を立ち上げて、海外進出を目指していきたい。
受験生に対するメッセージ
私は、大学院入試本番まで1ヶ月を切った大事な時期に体調を崩し、直前期なのにも関わらず勉強が思うようにできなかった上に、面接試験で思うような返答ができなかった。
そんな私でも慶應MBAに合格することができたので、受験しようと決意するのが遅かったり、入試本番までに時間が無く忙しかったり、思うように勉強・対策が進まなかったとしても、入試本番最後まで諦める必要は全くないと思う。
これから慶應MBAを受験される方も他のMBAを受験される方も、自分の持っている力を信じて、最後まで諦めずに突っ走っていただきたい。