自己紹介

氏名:二木康裕(にきやすひろ)

年齢:43歳

所属企業・役職:旭化成建材株式会社グループ長(課長相当)

最終学歴:関西学院大学社会学部社会学科

合格した研究科:一橋大学大学院経営管理研究科経営管理プログラム

受験校(志望度合い順にご記入ください)

一橋大学経営管理研究科経営管理プログラム10月入試 合格

早稲田大学経営管理研究科夜間主総合10月入試 一次合格・二次辞退

MBAを目指すきっかけ

MBAを目指すきっかけは、転職をしたことによる環境の変化になります。

以前も漠然とMBAに対する興味も持つことはあったのですが、前職はそういうことを具体的に考える時間もないくらい激務だったことと、組織としても先進的な取り組みをしている企業だったので、自分自身や組織の変革に対して課題意識を持つこともありませんでした。

そして昨年7月に今の会社に転職をし、前職での経験を生かして、営業やマーケティングの高度化、デジタル化を推進する役割を担うことになったのですが、業務を進めるにあたって多くの組織的、人的課題に直面したため、それらの課題を克服するためにMBAを志すことを決意しました。組織や業務の変革を進めるにあたっては、これまでのマーケティングやデジタルマーケティングの経験とスキルだけでは不十分で、より幅広い知見を深める必要があると考えたからです。

アガルートアカデミーをお選びいただいた理由

インターネット上での口コミや評判、講義のサンプル動画が大きく影響したと思います。

いざ目指すにあたってどういった準備が必要なのか、足らない知識やスキルは何なのか、全く見当がつきませんでした。そんな中、インターネットで見つけたのがアガルートアカデミーでした。

講義のサンプル動画は、MBA対策とは関係なく、純粋に面白い内容でしたし、口コミや評判で講義の質が高いことは信頼に足るものと感じました。

また、通学することなくリモート環境で、自分のスケジュールに合わせて準備を進められることも魅力でした。

勉強の方針とどのように勉強を進めていたか

①勉強の方針

自分自身にMBA受験に関する知見は全くないので、変に我流で計画することはせず、アガルートアカデミーでいただいたアドバイスを素直に受け入れて、そのまま愚直に実行することを心掛けました。

また、MBAの準備は単なる受験対策ではなく、自身の日常業務の質を高めることにもつながると思いましたので、積極的に業務においても取り入れ、アウトプットすることを心掛けました。

②研究計画書のテーマ設定までの流れ

自身の業務における課題意識が明確にあったので、それに関連する書籍を読み漁ることから始めました。また、「研究テーマの探し方講座」で紹介されていたテーマや書籍の中から、自分の関心領域に近いものも参照しました。その後、国会図書館で先行研究を探索して絞り込んでいきました。

個人的にはこの過程がMBAの準備の中で一番楽しめました。未知のナレッジに出会うことで、自身の好奇心が掻き立てられる感覚がとても新鮮だったからです。

③勉強のスケジュール

4月 MBAを目指すことを決意し、アガルートアカデミーに申し込みを実施。

5月 GW中に「国内MBAの入試攻略講座」「経営学の基礎講座」「出願書類・研究計画書の書き方講座」「研究テーマの探し方講座」を視聴。
「小論文対策講座(基本編)」を毎週末に実施し、添削を提出。

5月中にMBA準備を前提とした生活リズムと基本的な経営学の知識を身に着けることを主眼に学習を実施。

6月 「小論文対策講座(大学院別対策編)」一橋大学編を毎週末に実施、添削を提出。
並行して、研究テーマの探索のため、関心のあるテーマの書籍を購読。

7月 準備の軸を研究計画書に完全にシフトさせる。書籍や先行事例の探索に時間を100%費やす。国会図書館にも訪問。

8月 出願書類、研究計画書の準備を進める。職場の上司にもMBA受験の意向を話し、推薦書の準備をお願いする。

9月 出願書類、研究計画書の仕上げを進める。(添削提出含む)
並行して「小論文対策講座(大学院別対策編)」早稲田大学編を毎週末に実施。

10月 「小論文対策講座(大学院別対策編)」の志望校以外の大学過去問を実施。
並行して「経営学の基礎講座」の苦手部分を繰り返し視聴。
一次試験終了後は、面接対策を実施。(模擬面接含む)

受講された講座の良さ,当該講座の学習方法(使い方)

▼国内MBAの入試攻略講座

学習を始めた当初に視聴しました。MBA受験に向けた基本的な知識や心構え、志望校選びの参考にしました。

▼経営学の基礎講座

経営学は、特に競争戦略やマーケティング分野は比較的馴染みがあったものの、それ以外の分野は知識が限定的でしたので、基礎講座は大変役立ちました。特に一橋大学は出題傾向として日本企業の組織や人事制度に関連した課題が多い印象がありますので、そのあたりは特に手厚い説明があり助かりました。
幅広いテーマについてポイントを絞ってカバーしてくださっているので、網羅的な対策に効果を発揮すると思います。

▼小論文対策講座(基本編)※フルカリキュラムの方のみ

提出した回数:11回

「経営学の基礎講座」で学んだことの定着、および小論文の基本的な書き方やお作法を学ぶことができました。時間内に自分の考えを分かりやすく、かつ文字数の制限がある中で書くという経験は社会人ではあまりありませんでしたので、ここでしっかり練習することができてよかったと思います。

▼小論文対策講座(大学院別対策編)※フルカリキュラムの方のみ

提出した回数:6回

本番を意識してきっちり時間を計って実施しました。添削をしていただくことで自分の小論文の文章や思考の癖、不足している知識を把握することができ、具体的な対策にもつながりました。不足している知識は「経営学の基礎講座」を復習することで補いました。

▼出願書類・研究計画書の書き方講座

提出した回数:3回

小論文同様、自身の作成した出願書類や研究計画書を、客観的かつ専門的な目線で添削いただくことで、自分では気づけない改善点を把握することができましたので、大変助かりました。

▼研究テーマの探し方講座

研究テーマの探索に関してはもちろんのこと、基礎講座で網羅されていない経営学に関する最新の知識や観点が盛り込まれていたので、こちらも大変興味深く受講させていただきました。

▼面接対策講座

面接本番の雰囲気や想定される質問をある程度把握することができました。模擬面接もやるのとやらないのとではかなり当日本番に臨む緊張感が違ったと思います。
一方で、面接は研究計画書などの書類の内容や、当日の面接官とのやり取りや会話の流れが大きく左右されるので、MBA受験の中でも最も対策が難しく、面接対策講座は内容よりも一種のお守り的な位置づけなのかな、と個人的には感じております。

▼各種フォロー制度について

受験校相談は、自身の志望校を固める上でとても参考になりました。

また、ホームルームも毎月楽しみにしていました。特に飯野先生のおすすめ大学は、学校ごとの特色があり興味深く拝見させていただきました。(結局受験はしていませんが…)

スランプ・挫折,それを乗り越えるための工夫

スランプや挫折のようなものはありませんでした。途中、家族の不幸など想定外のアクシデントがありましたが、もともとコツコツやることは得意としているので、集中力を持って継続できたと思います。

モチベーション対策としては、本番までの計画をざっくりでもよいのでしっかり立てること、決めたことは毎日継続して同じリズムを保つこと、まとまった時間が必要な小論文対策などは週末にきっちり時間を確保すること、その他知識系や研究テーマ探索などは隙間時間などを有効に活用すること、などを意識しました。

学習時間はどのように確保し,一日をどのように過ごしていたか

平日はそれまでも、英語学習や自己啓発、読書などに毎日朝晩それぞれ30分程度充てていたので、それを講義動画視聴や経営学の基礎知識習得に変更しました。また、それに追加する形で、休日は早起きして2時間程度を小論文などの時間に充てました。

家族との時間は大切にしたかったので、極力休日の昼間、日中は勉強に充てないようにしました。家族との外出や旅行なども特に控えることはしませんでした。

直前期の過ごし方

まずは出願書類の提出を、不備なく滞りなく済ますことに気を配りました。

出願書類を提出してからは、「経営学の基礎講座」の苦手分野の動画視聴や、志望校以外の大学院の過去問を小論文対策として実施していました。

試験を迎えるにあたっては、これまでの準備を信じて、あとは万全の状態で臨めるように体調管理だけは意識しました。早寝早起きなど基本的な生活リズムも整えると同時に、コロナやその他感染症に感染しないように、職場やプライベートでの会食は一切控えて、不用意な感染リスクを回避しました。

試験期間中の過ごし方

試験期間中は体調管理と精神面の安定を重視して、試験対策などの勉強面での準備は軽いテキスト確認程度に止め、リラックスして臨めるように意識しました。

試験当日は、交通機関の運行状況なども確認し、余裕を持って会場に移動しました。場の雰囲気に慣れるため、開場と同時に会場入りしました。約20年ぶりにいわゆる“大学のキャンパス”に訪問したので、その雰囲気を満喫しました。

試験当日から合格発表までの期間も、ジタバタしても仕方がないと思い(実際には手につかなかったという方が正しいかもしれません)、準備は特にしませんでした。

受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち

①受験した時の手ごたえ

小論文はある程度書けた手応えがありました。また、出願書類も自分としてのベストのものが書けたと思っていましたので一次試験での不安は少なかったです。一方で、面接に関しては全く手応えがわかりませんでしたので、一次試験での楽観的な気分が吹き飛び、不安な気持ちが大きかったです。

他にも優秀な方は大勢いると思いますし、競争率も高いので、相対的に自分自身が上位に入っているかは確信が持てませんでした。また、飯野先生も一橋大学は30代を好むといったコメントをされていたので、属性(年齢…自分は40代)がネックになる可能性があるのかな、と不安がありました。

②合格した時の気持ち

本当にほっとしました。これまで自分が割いてきた労力や時間、コストが報われたと思いました。特に同じように受験を再来年に控える息子(小5)に、良いところを見せることができたなという気持ちもあります。同時に、新たな学びの環境に対する期待とうれしさで気持ちが高ぶっています。ただ、合格がゴールではなく、これからの2年間の学生生活が本番だと思いますので、気が引き締まる思いです。

振り返ってみて合格の決め手は?それに,当該講座はどの程度影響したのか

合格の決め手

合格の決め手は研究計画書だと考えています。面接においても面接官から「課題意識がとても明確で具体的ですね」というコメントをもらえたからです。

自分としても研究計画書に関してはよく準備ができたと考えており、関心領域の特定および課題、仮説の設定、関連書籍の購読、先行研究の探索など、自分の可能な範囲でベストが尽くせたと考えております。

講座の影響度

全てにおいて影響していると思います。

MBA対策に関しては非常に情報が少ないので、いざ目指すにあたってどういった準備が必要なのか、足らない知識やスキルは何なのか、全く見当がつきませんでした。アガルートアカデミーの講座は道標になってくれたと思います。

また、各種講座もMBA受験指導の豊富な経験から導き出される的確な講義、支援内容で、アガルートアカデミーを受講していなければ、合格はしていなかったのではと思います。

卒業後のキャリアについて

MBAに期待するもの

同じように高い志を持った仲間との新しい出会いと学びに期待したいです。

また、その仲間と一緒に質の高いプログラムを受けることで、組織変革やイノベーション、人材マネジメントなど、私の現在の課題意識に役立つような知識とスキルを身に着けたいと思います。そして飯野先生も講義内で何度もおっしゃっておられた「企業変革を推進するリーダー人材」になりたいと考えています。

今後のキャリアビジョン

MBA卒業後は、まずは現在従事している組織における業務の高度化を図りたいと考えています。そしてそこでの成功事例を、グループ企業など他の事業会社にも横展開できるような影響力を発揮していきたいと考えています。そして最終的には自社を優れたマーケティング企業に成長させ、世界に誇れる企業に成長させることが目標です。

推薦書について

提出されましたか?

提出いたしました。

提出された方はどなたに推薦書をご依頼しましたか?

職場の上司

受験生に対するメッセージ

現在、リカレント教育、リスキリング、学び直しなど、一種のブームとなっており、MBA入学も過去例を見ないぐらい狭き門になっていると聞きます。しかし、目的や課題意識が明確でしっかりとした動機付けがあれば、あとはアガルートアカデミーさんのサポートがあれば、他の受験生より大きなアドバンテージがあると思います。 逆にいうと、現在のご自身の業務やキャリアにおいて何も課題意識がないと、MBAは難しく、目指してもあまり意味がないと思います。ぜひ日頃から課題意識を持つようにしてください!