合格者インタビュー

自己紹介

氏名:大森賢人(おおもりけんと)

年齢:23歳

所属企業・役職:国立国際医療研究センター看護師

最終学歴:東京都立大学健康福祉学部看護学科

合格した研究科: 一橋大学経営管理研究科経営分析プログラム

MBAを目指すきっかけ

将来、両親が現在経営している訪問看護ステーションの運営に携わりたいと考えて、看護師になったが、現在の訪問看護市場を取り巻く環境の変化に今のままの自分では対応できないと考えた。看護師としてキャリアを積むことより、看護師の資格を持った上で経営のスキルを身につけ、ビジネスマンとしてのキャリアを積むことの方が将来の自分に有益であると考えた。そのためMBAを通して、経営に関する知識を習得した上で、就職し実践で活かし、将来的に必要な経営のスキルを磨きたいと考えたから。

アガルートアカデミーをお選びいただいた理由

今まで全く触れてこなかった分野の大学院への合格を約半年で行うには独学では不可能と考えていた。
予備校はいくつかあったが、経営学の基礎講座があるという部分に魅力を感じた。

経営の勉強と一口に言っても幅広く、実際の受験で使用する知識が何かをネットから自分で探して勉強するというのは、可能だと思うが、手間と労力がとてもかかるため、そこを網羅してくれているのはありがたかった。
実際に担当の方と話をしてみて、なんとなくの直感でここがいいかなと感じた。実際に早稲田のMBAで受講経験のある方が講師であるということも自分には魅力的に感じた。

勉強の方針とどのように勉強を進めていたか

①勉強の方針

平日は仕事前の朝の時間と終業後の時間を利用して勉強し、休日はメリハリをつけて4時間以上は勉強しないと決めていた。また残業してしまい退勤が遅くなることも多々あったため、自分の中で19時半まで残業したら勉強は諦めて、早く帰って寝ると決めていた。つまりできないときは無理して勉強しないことで学業と仕事の両立をしていたと思う。

②研究計画書のテーマ設定までの流れ

最初のテーマ設定は経営学的にみて訪問看護ステーションをどのように運営したらいいのかという抽象的なテーマだったが、初回のzoom面談のなかで、アガルートを受講し、一橋に合格した実際の院生の方に研究計画書の添削の講評を行なっていただいた。その中で院生の方が僕の話をどんどん聞き出して下さって、自分の考えの整理とテーマ決めのヒントを与えてくれた。このzoom面談のおかげで自分の強みを反映させたテーマ設定ができたと考えている。

③勉強のスケジュール(実際に行ったことや心がけたことを記載してください)

3月

3月末に受験を決意し、アガルートアカデミーに入塾。現在の自分の英語の実力を測るためにTOEICを受験。

4月

経営学の基礎講座の受講を中心に実施。同時並行で英語の対策として、TOEICの勉強を行う。働きながら勉強の時間を確保するために、22時に寝て5時半に起きる生活を始める。

5月

経営学の基礎講座を引き続き受講。他の受講生が経営学の講座を3周していたり、すでに小論文の基礎講座を受講し始めていることを知り、焦る。そして7月の半ばに研究計画書の提出が控えていたため、5月末から研究計画書の作成を始める。

6月

6月の半ばくらいでやっと経営学の基礎講座の受講が終わる。他の時間は全て研究計画書の作成に費やしていたが、仕事が少し忙しく、基礎講座の受講が終わってから勉強時間が激減する。ここで再度TOEICを受験。

7月

提出を間近に控えていたため、参考文献探しと内容を煮詰める作業に入る提出日ギリギリで提出しても良いとの許可が出て提出。研究計画書提出後は小論文と英語の勉強を始める。英語長文を解き始めるが、全然解けず、文法と単語の基礎固めに戻る。小論文は基礎講座の課題の提出を始めるが、AA評価はおろかB評価、C評価が意外と多くて焦る。

8月

時間がなく、小論文に関しては基礎講座をすっ飛ばして、一橋の過去問を解き始める。知識を問うような問題が少なく、過去問の方が基礎講座の問題より解きやすいと感じる。英語に関してはギリギリまで基礎固めをして、少し長文読解を行った。また経営学基礎講座の日本的経営の部分を再度見直していた。

9月

一次の合格が出てからは面接対策。一度模擬面接をしてからは、友達にお願いして面接練習をしていた。実際の面接の流れをやった後にその振り返りも兼ねて自分の考えを相手に短時間で伝える練習をしていた。これがかなり良かった。

受講された講座の良さ,当該講座の学習方法(使い方)

▼国内MBAの入試攻略講座

ここの情報は結構アガルートのホームページにも載っているものが多かったため、ざっと最初に流し見して必要なところをメモした。

▼経営学の基礎講座

この講座に一番お世話になった。全く経営の知識がない自分でもわかりやすく経営の基本的なことが学べた。まずは一通り講座を受講。テキストに蛍光マーカーで線を引きながら受講した。2周目は時間がなかったため、前半の日本的経営に関連したところのみテキストを見直しながら、講座を受講した。

▼小論文対策講座(基本編)※フルカリキュラムの方のみ

提出した回数:7回

最初の方に書いてある書き方のところに書いてあることは小論文を書くうえで意識するべき内容なので、何度も読み直した方が良い。私は時間がなくて7回分しか提出できなかった。基本的には時間を測ってやっていた。当日は手書きなので設定時間より30分短く時間設定をして解いていた。

▼小論文対策講座(大学院別対策編)※フルカリキュラムの方のみ

提出した回数:4回

こちらも基本編と同様。

▼出願書類・研究計画書の書き方講座

提出した回数:5回

講座に関しては最初の方にざっと目を通した。私の場合、職務経歴書と志望動機は最初からあまり問題なかったため、講評に従って研究テーマや入学後の計画、修了後の計画を訂正していた。

▼研究テーマの探し方講座

初回のzoom面談でテーマは決まったため、ほとんど利用しなかった。

▼面接対策講座

ここも一通り目を通したが、そこまで利用していない。

▼各種フォロー制度について(Facebookの質問制度、受験校相談、ホームルーム)

自分はfacebookの質問制度は利用しなかったが、他の受講生の方の質問とそれに対する回答はよく目を通して参考にしていた。同じ志望校の受講生の中でたくさん質問する方がいたため、そのかたの投稿は毎回確認していた。ホームルームには一度質問内容を提出したが使いかたはfacebookと同様。

スランプ・挫折,それを乗り越えるための工夫

スランプ、挫折は特にない。強いていうなら勉強時間の確保について思うように勉強ができなかった時はそれを次の日まで引きずらずに開き直ることを意識していた。またダメな日は早く寝て次の日早く起きて勉強できない1日を速やかに終わらせるように心がけていた。

学習時間はどのように確保し,一日をどのように過ごしていたか

冒頭でも触れたが、自分は勤務が不規則だったため、1週間で見るとかなり生活リズムが不規則になる。そのため日勤の日は朝の5時半くらいに起きて約1時間くらい勉強。勤務後は残業の具合によってまちまちだが、勤務終わりに図書館で1〜2時間ほど勉強した。もちろん毎回これらの勉強時間が確保できたわけではないが、できない日は開き直って、なるべく早く寝るようにした。休みの日は予定の有無に関わらず、4時間以上は勉強しないと決めていた。そもそも大学受験期も1日10時間とか勉強できるタイプではなかったので短期集中を心がけ、4時間勉強したら、遊んだり休息をとって仕事に備えるようにしていた。

直前期の過ごし方

直前期はひたすら添削課題に取り組んでいた。ここで自分の反省を述べるのであれば、添削は提出してから返却まで約1週間のラグがある。そのため、ある程度スケジュールを組んで最低でも試験日の数日前に提出した課題が帰ってくるようにする必要がある。自分の場合はスケジューリングが甘く、添削課題を約6〜7割ほどしか消化できなかった。

試験期間中の過ごし方

一次試験の結果が出るまでは全く二次試験の対策は行わなかった。なぜなら二次試験の面接に自信があったということ、単純に対策をしようという気になれなかったことが挙げられる。一次通過がわかってからも自分は一次試験の通過者の中で何番目なのかとかどのくらいの人が二次も受かるのだろうかというような考えがよぎったが、どうせ考えてもわからないので無視して二次の対策をしていた。

受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち

①受験した時の手ごたえ

一次試験が終わった後の手応えとしては、小論文は8〜9割ほど取れていると考えていたが、英語に関しては5〜7割程度の手応えしかなかったため、英語を重視していたら落ちているなと考えていた。二次試験後は手応えがあったが、一次試験の出来に関する不安が拭えなかった。

②合格した時の気持ち

とにかく嬉しかった。

振り返ってみて合格の決め手は?それに,当該講座はどの程度影響したのか

合格の決め手

自身の属性の特殊性とそれに基づいたMBAへの志望動機が明確にわかる研究計画書が合格の決め手だったと考える。一次試験の出来が実際どうだったのかわからないが、やはり研究計画書の出来はとても合否に影響していたと考える。

講座の影響度

70〜80%くらいは講座のおかげで合格したと考えている。どの講座にもお世話になったが、自分の中で特に印象的なものは研究計画書の添削の初回のzoom面談と経営学の基礎講座。この二つは今回の合格の決め手となったものだと思う。

卒業後のキャリアについて

MBAに期待するもの

資源特殊的ではない経営に関する多角的な知識とスキルの取得。また、そこで出会う様々な経歴を持った人たちの幅広い知識と視野に実際にふれ、自分にはない考えや視点を習得していければ良いなと考えている。

今後のキャリアビジョン

訪問看護ステーションの運営に携わる前にコンサルティングファーム等で経営のスキルを磨き上げ、企業の抱えている多様な経営課題に直接関わり、目先の利益だけではなく10年後、20年後の未来を見据えた経営戦略の提案を行っていきたい。

推薦書について

提出されましたか?

提出した。

提出された方はどなたに推薦書をご依頼しましたか?

病棟の師長。

受験生に対するメッセージ

自分は全然違う畑の人間ですが、なぜMBAに行きたいのかという志望動機を自分の属性に関連づけて説明することができれば、合格する可能性はかなり高まると思います。一次試験の出来ももちろん重要ですが、何よりなぜ自分がMBAに行く必要があるのか、MBAへの進学が自信のキャリアにどのような影響をもたらすのかについてきちんと掘り下げてみたください。