合格者インタビュー

自己紹介

氏名: 青砥宏昌(あおとひろまさ)

年齢:33歳

所属企業・役職:レメイト・バスキャラー合同会社 テリトリーマネジャー

最終学歴:大学卒

合格した研究科:法政大学大学院イノベーションマネジメント研究科(一般2年制)

受験校

東京都立大学経営学研究科8月入試不合格

法政大学イノベーションマネジメント研究科10月入試合格

MBAを目指すきっかけ

現職の社長から採用面接のときに「君はこのまま定年まで現場の営業を続けて1,000万弱の給料で、少ない手取りで一生を終えるのですか。君はちゃんと勉強すれば人の上に立てる人間だと思うので、目標を作るためにMBAを目指してみませんか」という提案を頂き、面白そうなので現職に入社したことがMBAを目指すきっかけでした。

社長からは、某通信制のMBAを進められましたが、私なりに調べるうちに、しっかりと自分で入学前に努力してやりたい事を見つけないと、私の性格では途中で退学すると確信していたので、一から全力で勉強してMBAを受験することを決めました。

アガルートアカデミーをお選びいただいた理由

「MBA勉強」でWEB検索をした際に一番上にアガルートが出てきたので、そのまま電話相談を行いました。電話相談自体は特に気を引くものはありませんでした。その後、YOUTUBEで「MBAアガルート」と検索して、「合格体験記」や「大学院の選び方」、「サンプル講義」を視聴した際、飯野先生の落ち着いた語り口がかなり好印象だったのに加え、経営学を全く理解していない私をここまで引き込む授業をする飯野先生は只者ではないと考えるようになり、受講に至りました。結局最後まで他の予備校は調べていません。

勉強の方針とどのように勉強を進めていたか

①勉強の方針

2月ごろに受講を開始したので、2カ月はとにかく基礎講座の講義を聞いて(運転中)、その日聞いた章を読む(家で)を10往復程繰り返しました。基礎を勉強しながら、自分のキャリアと照らし合わせて、何に興味があるかというより、何を勉強したら今後のキャリア形成に役立つのかを考えながら勉強しました。同時にホームルームのお話なども参考にしました。

②研究計画書のテーマ設定までの流れ

ホームルームのお話で、大学院では統計学を学ぶ事が有意義であるとお教え頂いたので、統計学を使う研究計画書を目指しました。計画書添削時にお勧め頂いた統計学の本を読みながら進めていきました。最終的に、日本では人材に関する研究がまだ余地があり面白いと感じたので、統計学を活かした人材に関する研究を心掛けました。

③勉強のスケジュール(実際に行ったことや心がけたことを記載してください)

2月:基礎講座Listening & Reading・基礎小論文提出

3月基礎講座Listening & Reading・基礎小論文提出
(この時期はとにかく基礎固めを意識し、自分がどの分野に興味があるかを見つける事を心掛けた。)

4月:基礎講座Listening & Reading・基礎小論文提出:研究計画書作成

5月:基礎講座Listening & Reading・基礎小論文提出:研究計画書作成

6月:研究計画書作成・研究計画書書き方講座Listening & Reading
(従来通りのボリュームで基礎講座を勉強しつつ、研究計画書に取り掛かった。その際、完璧を求めず、とにかくやりたいことを実現可能でなくても書いて提出することを心掛けた。研究計画書に行き詰まったことは何度もあり、頭が混乱した。そんな時は歩きながら考えたり、ゴルフの打ちっ放しをしながら考えたりして、体を動かし、環境を変えながら頭を整理することを心掛けた。)

7月:帯状疱疹発症の為勉強できず・東京都立大学経営学研究科、研究計画書提出

8月:基礎講座、研究計画書書き方講座Listening & Reading

9月:東京都立大学経営学研究科受験⇒不合格・仕事が溜まりすぎていたので仕事に集中

10月:法政大学大学院イノベーションマネジメント試験⇒合格・入学準備・奨学金手続き
(研究計画書の仕上げに入った。規定枚数の範囲内で相手方が見やすい研究計画書を心掛けた。また、受験日が近づいても日々の勉強ルーティンは変更しなかった。東京都立には落ちてしまったが、自分を選ばなかった大学院の見る目がなかったと思い割り切り、法政大学の受験に挑んだ。とにかく日常を変えず、平常心で過ごすことを心掛けた。)

11月~:英語学習・数学学習
(統計学を学びたいので入学前に一から数学を学ぶ予定です。)

受講された講座の良さ,当該講座の学習方法(使い方)

▼国内MBAの入試攻略講座

学習を始める前に一回だけ聞きました。受験勉強を始めるにあたり、目標と指針を決める講座でした。どういった大学院が世にあるのかや特色などが詳しく解説されており、今から頑張って学習していこうというモチベーションに繋がる講座でした。

▼経営学の基礎講座

基礎講座を一番勉強しました。最終的に15~20往復は読みました。
経営学を勉強したことがない人にとっては、絶対に押さえておくべき講座です。

学術的な大学院以外は、この基礎講座の知識があれば小論文は攻略できると思います。

▼小論文対策講座(基本編)※フルカリキュラムの方のみ

提出した回数:11

私は社会人になってから10年間、筆記で長文を書いたり、問題を解くことを一切していませんでした。しかし、基礎講座を1巡するごとに1つの小論文を解くというサイクル(週一回)で行うと、だんだん慣れてきて、基礎編はそれなりに書けるようになりました。

▼小論文対策講座(大学院別対策編)※フルカリキュラムの方のみ

提出した回数:6

私は東京都立分を3回、早稲田を2回、法政を1回提出しました。

東京都立の小論文は問題も含めて全て暗記しました。その知識と基礎講座で培った知識を合わせて残りの3回を解きました。しかし、時間が間に合わず、どうしても理論破綻した箇所が出てきて、最後まで満足に解く事は出来ませんでした。

▼出願書類・研究計画書の書き方講座

提出した回数:10

研究計画書は基礎講座の次に時間をかけました。訂正する箇所を適切に指導頂き、その中で自分で考えることを前提に進めて頂いたので、研究計画書を作りながら、案が得る能力や、研究を進める考え方を培うことが出来ました。

▼研究テーマの探し方講座

私の研究計画書に関連する章は参考文献などを探す際に使用致しました。
また、この講座はテーマを探すというより、基礎講座の延長線としてインプット目的で使用していました。実際に、こちらも基礎講座と同じく10~15往復は学習しました。

▼面接対策講座

この講座は東京都立、法政、早稲田、慶応の章を参考にしました。全ては見ていません。
模擬面接も法政大学の試験直前に研究計画書の整合性が取れているかの確認の為に受けました。纏めると、殆ど面接対策はせず、自然体で挑みました。

▼各種フォロー制度について(Facebookの質問制度、受験校相談、ホームルーム)

フェースブックは合格報告をするときに初めて登録しました。結局合格報告もアガルートに直接メールしましたので、最後まで使用しませんでした。

受験校相談も道筋を決めるのに非常に役立ちました。結局第一志望は受験校相談で決めました。

ホームルームは毎月楽しみにしていました。皆さんがどんな着眼点をもって受験に挑んでいるのかも興味がありましたし、「飯野がお勧めする大学院」も楽しく拝聴し、MBAで具体的に何を学ぶのかを明確にして頂きました。

スランプ・挫折,それを乗り越えるための工夫

小論文は最初から最後までスランプ(実力)でした。そこで不貞腐れることなくフィードバックを参考にしてとにかく数を解くことを心掛けました。モチベーション維持の方法としては、今まで勉強を真面目にしていなかった自分を戒めて、いきなり完璧に出来るわけがないと思い、コツコツ積み上げていく事を心掛けました。

研究計画書に関しても、自分で風呂敷を拡げすぎてしまい、肝心の研究方法、結語が直前まで纏まりませんでした。その際、富樫先生のご厚意で個別指導をして頂き、何とか完成させることが出来ました。行き詰まった時はカフェに行ったり、歩きながら考えたり、一日勉強をしなかったり、普段行わない事をあえて行えば、新しいアイデアが生まれました。

学習時間はどのように確保し,一日をどのように過ごしていたか

私は営業職で、幸いにも毎月売上目標を達成していれば、何をしていてもよいという会社だったので、その社風を限界まで活用させて頂き、1日6‐7時間は勉強時間を確保した(ただし月による)。
仕事で英語が必要なので、そこから3時間を英語勉強に充て、MBA試験対策は1日3-4時間確保した。アポイントの合間には必ず基礎講座を聞いていた。5月ごろからはテキストを読んでいた。
また健康の為に1日8時間睡眠は欠かさなかった(前職のMR試験の受験の際、睡眠時間3時間で帯状疱疹が出たので。今回も結局発症したが・・・)。

直前期の過ごし方

私はプレッシャーに弱いので、直前期を意識せずに平常心を心掛けた。そのために普段から後悔のないように勉強を行った。追加で行ったことと言えば、自分の研究計画書に関連する基礎講座の章を念入りに読み込んだこと、

面接の質問は2週間くらい前から想定しておいたほうがいい。私はもう一度自分の研究計画書を読み返して、想定質問を20個考えてから面接を迎えた。

試験期間中の過ごし方

試験当日、会場試験の場合は余裕をもって会場に着き、会場の雰囲気に自分を慣れさせた。オンライン試験の場合は試験当日のルールを完璧に把握することを心掛け、当日焦らないよう努めた。(何時に試験問題が送られるか、メール回答の件名の指定など、細かい内容が多かった。)

また、会場試験、オンライン試験ともに、面接の為に研究計画書は直前まで読み込み、面接のイメージを高めていた。

受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち

①受験した時の手ごたえ

都立大学面接はかなり圧迫であり、全て適格に回答できた感覚だったが、あまりにも小論文の手ごたえがなく、諦めて法政の対策に切り替えていた。法政大学は小論文、面接とも手ごたえがあり、面接中に「一緒に今後研究をいい物にしていきましょう」と言って頂けたので合格は確信していた。

②合格した時の気持ち

合格した気持ちはホッとした。受験を人生で経験したことがないので新しい感情だった。

営業職の感覚でいうと、大きな案件を長年の努力で受注し、その年は休憩できる感覚でした。それと同時にせっかくお金と時間をかけて勉強するので自分のキャリアに活かせる勉強をしようと思いました。

振り返ってみて合格の決め手は?それに,当該講座はどの程度影響したのか

合格の決め手

研究計画書添削、基礎講座、ホームルームが合格の全てだと思います。研究計画書添削と基礎講座は勿論合格に結びついたと思いますが、私はホームルームがMBAを志すにあたり道筋を作ってくれたと考えています。よって、面接の際もぶれずに志望理由や計画書の内容を伝える事が出来たと考えています。

講座の影響度

経営学に関して素人の方々において基礎講座は小論文と研究計画書は必須だと思います。

独学で学ぶ事は仕事をしながらでは効率が悪いだけでなく、モチベーション維持にも関わるので基礎講座の受講は非常に有意義だったと思います。入学後も活かせると思います。

卒業後のキャリアについて

MBAに期待するもの

現職での自分のポジションを形成するのに役立つと思います。実際、海外の上司はホルダーばかりです。外資系では持つことに意味がある会社が多いイメージです。

MBAを取得できたから何かが変わるとは思っていないので、自分自身でMBAの知識を活かせるポジションを目指す必要があると思います。

今後のキャリアビジョン

在学中に現職の本社(米国、ボストン)への転籍試験を受ける予定です。現在、日本の医療業界の制度や慣習を本社に理解されておらず、ただ単に営業が個人商店のように連携を取らず売上を上げている状態です。俯瞰的にみてチャンスロスをしている惜しい会社なので、私が日本と本社の間に入り日本市場を成長させてみたいです。