国内MBAは役職なしで受験していい?入学者の年齢・属性データを紹介
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国内MBAを取得したいけど、自分のような人はいるかな。
役職のない自分でも通って良いものなのだろうか。通えるものなのだろうか。
国内MBAの受験を検討している人には、このような疑問をお持ちの方もいるかと思います。
今回のコラムでは、社会人で国内MBA受験を検討している方に焦点を当てて、どのような方が実際にMBAを受講しているかという観点からお話していきたいと思います。
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40代以上の受講者も多い!
まずは、どのような年齢の方が国内MBAで学んでいるか確認しましょう。
2017年の文部科学省のデータによると、「20代」が17.9%、「30代」が38.9%、「40代」が27.0%、「50代以上」が16.2%となっています。
海外と比較すると、特に「40代」「50代以上」の割合が多いという結果になっています。
海外では「20代」「30代」が90%以上を占めているのです。
このことから、国内MBAは幅広い年齢に対して門戸を開いているといえます。
また、弊社(アガルート)の受講生のうち、国内MBAに合格した人に対し、アンケートを行ったところ、30代、40代が最も多く、上記とデータと類似した傾向が見られました。
10代 | 1名 |
20代 | 19名 |
30代 | 24名 |
40代 | 24名 |
50代 | 5名 |
どれぐらいの勤務年数の人が受講している?
では、国内MBAに入学する時点で、どれくらいの勤務年数の方が多いのでしょうか。
同じく文部科学省のデータによると、勤務経験「10年以上」が最も多く60.4%、「6~9年」が16.6%、「3~5年」が9.1%、「1~2年」が2.8%となっています。
そして「勤務経験が全くない」という方が、全体の11.1%を占めています。
大学卒業を22歳と仮定すると、10年経過して32歳ということを考えると、上の年齢のデータとも合致します。
また、「勤務経験が全くない」という方の多くは、大学卒業からそのまま進学をするパターンであるといえます。
学費の高さもMBA生の年齢の高さに影響している
国内MBAを検討する理由として多いのは、働きはじめて数年経ち、本格的にキャリアアップを目指したくなるケースや、管理職になり必要に迫られて、というケースが多いです。
そのため、年齢が高くなる傾向が見られます。
しかし、それ以外にも費用面での理由もあります。
MBA受講に際して、2年間で多額な費用がかかります。
私立ですと、最も安くて初年度に約70万円、高くて初年度だけで200万円の費用がかかります。
新卒1年目の平均年収が200~250万円であることを考えると、やはり若い人ほど敷居が高いと感じることがあるのかもしれません。
国内MBA生はフルタイムで働いている人が多い?
社会人で、働きながら国内MBAで学んだ方は、どのような働き方をしていたのでしょうか。
こちらも文部科学省のデータから見てみましょう。
「フルタイムで働いていた」と答え方が68%と最も多いです。
この数字は海外の約2倍の数字となっています。
このような方々は、夜間コースやパートタイムコース等で受講していたと考えられます。
「企業派遣等で学業に専念していた」と答えた方が6%です。
先ほどのフルタイムと打って変わって、こちらは海外と比較して約1/3の数字となります。
その他、「パート・アルバイト」と答えた方が6.4%、「身分が保障されたまま休職」が1.0%、「就職していなかった」が15.4%、「その他」が3.2%となっています。
また、弊社(アガルート)の受講生のうち、国内MBAに合格した人に対し、職業のアンケートを行ったところ85%の人が会社員としてフルタイムで勤務していることがわかりました。
会社員 | 62名 |
会社役員 | 4名 |
学生 | 2名 |
アルバイト | 1名 |
公務員 | 1名 |
医療従事者 | 1名 |
公認会計士 | 1名 |
無職 | 1名 |
関連コラム:MBAを日本で取得するには?国内MBAとは?おすすめの大学院や選び方も解説
国内MBA生の職業は幅広い?
生徒は経営層だけとは限らない
最後に実際にどのような職種や、業界からの受講者がいるかを確認しましょう。
こちらはグロービス経営大学院のデータです。
まずは職種別ですが、「営業」が26%、「技術職」が17%、「経営企画・事業企画」が12%、「マーケティング」が10%、「経営全般」が6%、「コンサルティング」が5%、「その他」24%となっています。
このことからも、経営層だけでなく、幅広い職種の方々がMBAを取得していることがわかります。
業界も幅広い!
業界別に見ると、アステラス製薬やAGC、味の素に代表される「メーカー(化学・素材・食品・医療)」が最も多くて23%。
KDDIやNTTドコモに代表される「IT・通信ネットワーク」が13%、パナソニックやキヤノンなどの「メーカー(機械・電気・電子)」が12%、パーソルキャリアやベネッセなどの「サービス(教育・人材)」が7%と続いています。
「メーカー(その他)」「金融・保険」「サービス(その他)」はそれぞれ6%となっており、「その他」27%となっています。
このように、国内MBAで学ぶ人は年齢から役職、業界まで様々です。
国内MBA取得を目指す方は、自身の役職や職種に悩まず、挑戦してみてはいかがでしょうか。
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アガルート受講生を対象としたアンケート調査概要
調査期間 | 2023年11月10日~2024年3月31日 |
調査機関 | アガルートアカデミー |
調査対象 | アガルート受講生の中で国内MBAに合格した者(令和5年度) |
有効回答数(※) | 73 |
調査方法 | アガルートアカデミー内でのアンケート調査(自社調査) |
調査対象地域 | 日本国内 |
アンケート回答者の属性
年齢 | 10代前半:1名、20代前半:5名、20代後半:14名、30代前半:12名、30代後半:12名、40代前半:16名、40代後半:8名、50代前半:5名 |
職業 | 会社員:62名、会社役員:4名、学生:2名、アルバイト:1名、公務員:1名、医療従事者:1名、公認会計士:1名、無職:1名 |
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