MBAとは、Master of Bussiness Administrationの略で、経営学修士の学位です。分かりやすくすると、経営に関することが学べる大学院です。

本コラムでは、国内MBAの難易度について説明します。

難易度と言いましても、大学受験のような偏差値という概念は、国内MBA受験にはありません。

そこで国内MBAの難易度を測る目安として、ここでは受験倍率を取り上げて、倍率が高い大学院を難易度が高い国内MBAと定義します。

その上で、難易度が高い国内MBAはどこの大学院か、その大学院を素人が目指すには、どう勉強したらいいのかについて解説します。

国内MBA試験の合格を
目指している方へ

  • 自分に合う教材を見つけたい
  • 無料で試験勉強をはじめてみたい
  • 国内MBA試験の情報収集が大変
  • 国内MBAに合格している人の共通点や特徴を知りたい

アガルートの国内MBA試験講座を
無料体験してみませんか?

約4.5時間分の経営学の基礎講座が20日間見放題!

実際に勉強できる!国内MBA試験対策のフルカラーテキスト

合格者の勉強法が満載の合格体験記!

国内MBA試験の全てがわかる!国内MBA試験ガイドブック

実例が満載!国内MBA合格者による研究計画書&面接再現          

無料プレゼント!『国内MBA入学試験パーフェクトガイド』飯野講師 著

講師直伝!研究計画書の書き方解説動画

1分で簡単!無料

▶資料請求して特典を受け取る

【飯野一講師が動画で解説!】

アガルートアカデミー国内MBA試験の飯野一講師が、人気のビジネススクール、青山学院大学、神戸大学、慶應義塾大学、筑波大学、東京都立大学、一橋大学、早稲田大学の倍率について解説します。

合格倍率を公開しない大学も多いですが、気になるポイントかと思います。
ぜひ参考にしてみてください。

MBAとは資格ではなく学位なので合格率ではなく倍率

よく間違われる方がいますが、MBAとは、Master of Business Administrationのことで、ビジネス・スクールの修了生に対して授与される修士号です。

USCPAや公認会計士、中小企業診断士といった資格の場合は合格率で表記されますが、MBAの場合には入試なので倍率という表現をします。

関連コラム:MBA(経営学修士)とは

国内MBAの倍率から見る難易度とは?

国内MBAの難易度を測る目安として、受験倍率が2倍を超えてくると人気があり入学するのが難しい国内MBAだと言えるでしょう。

特に倍率が高く難易度が高い国内MBAとして早稲田大学大学院、一橋大学大学院、慶應義塾大学大学院、京都大学経営管理大学院、筑波大学大学院東京都立大学大学院、が挙げられます。

2024年度の国内MBAで人気がある大学院のプログラム・コース名の倍率は下記のとおりです。

国内MBAの難易度(倍率)ランキング

順位大学院名プログラム・コース名倍率年度
1一橋大学 経営管理プログラム 5.582024
1京都大学一般選抜5.252024
3早稲田大学夜間主総合4.312024
4早稲田大学全日制3.952024
5慶應義塾大学MBAプログラム3.722024
6筑波大学 経営学学位プログラム(博士前期課程)2.922024
7東京都立大学経営学専攻2.822024
9一橋大学金融戦略・経営財務プログラム2.732022
9一橋大学経営分析プログラム2.732024
10兵庫県立大学 経営専門職専攻地域イノベーションコース 2.722024
11明治大学グローバルビジネス研究科(9月入学)2.672024
13早稲田大学夜間主プロフェッショナル2.532024
13九州大学産業マネジメント専攻2.532023
14明治大学グローバルビジネス研究科(4月入学)2.442024
15神戸大学現代経営学専攻2.392024
16立命館大学経営管理専攻2.062024
17京都大学特別選抜2.032024
18青山学院大学国際マネジメント研究科2.00※1
19立教大学ビジネスデザイン研究科1.772024
20兵庫県立大学 医療マネジメントコース1.702024
21慶應義塾大学EMBAプログラム1.632024
22筑波大学国際経営プロフェッショナル専攻1.592024
25兵庫県立大学 介護マネジメントコース1.402024
25中央大学戦略経営研究科戦略経営専攻1.40※1
25関西学院大学企業経営戦略コース1.402024
26関西学院大学国際経営コース1.362024
27立命館大学観光マネジメント専攻1.342024
28同志社大学ビジネス研究科ビジネス専攻1.202022
※1アガルート調べ、一部、概算、推定含む。詳しくは各大学院に直接お問い合わせください。

続いて難易度が高い(倍率が高い)と言われている国内MBAの倍率の推移について詳しくご紹介します。

早稲田大学大学院

早稲田大学大学院経営管理研究科(WBS)には全日制、夜間主総合、夜間主プロフェッショナルの3つのコースがあります。

早稲田大学大学院の2024年度の入試は、夜間主総合の受験者数は522名で合格者数は121名なので、 受験倍率 は4.31倍となっています。

下記は2024年度の入試による受験倍率となっております。

2024年度
全日制プログラム3.95倍
夜間主総合4.31倍
夜間主プロフェッショナル2.53倍

一橋大学大学院

一橋大学大学院経営管理研究科には、実務経験がなくても受験できる経営分析プログラム、社会人対象の経営管理プログラム、金融・財務を学ぶ金融戦略・経営財務プログラムがあります。

経営分析プログラムが2024年は出願者数142名に対して、合格者が52名なので、倍率は2.73倍となっています。

経営管理プログラムが2024年は出願者数363名に対して、合格者が65名なので、倍率は5.58倍となっています。

2019年度2020年度2021年度2022年度2023年度2024年度
経営分析プログラム2.48倍2.26倍2.13倍3.4倍2.64倍2.73倍
経営管理プログラム3.27倍3.14倍4.88倍4.75倍5.34倍5.58倍

※参考:合格実績

慶應義塾大学大学院

KBSには全日制のMBAと実務経験15年以上の方を対象としたEMBAがあります。

慶應義塾大学大学院の全日制の入試倍率は、2024年の入試は279名受験して75名の合格者なので、3.72倍となっています。 E-MBAは、受験者数が85名で合格者数が52名なので、受験倍率は1.63倍となっています。

2019年度2020年度2021年度2022年度2023年度2024年度
MBA2.70倍3.08倍3.76倍4.85倍4.02倍3.72倍
EMBA1.28倍1.43倍1.40倍1.69倍1.66倍1.63倍

※参考:入学試験要項

京都大学経営管理大学院

京大は実務経験がなくても受験できる一般選抜と、社会人が対象の特別選抜に分けられます。

京都大学経営管理大学院の2024年度の一般選抜は受験者168名で、合格者が32名なので、受験倍率は5.25倍となっています。

2020年度2021年度2022年2023年2024年
一般選抜5.80倍7.52倍7.57倍8.56倍5.25倍
特別選抜2.00倍2.29倍1.75倍1.67倍2.03倍

※参考:入試データ

神戸大学大学院

神戸大学大学院の2024年度の入試は、受験者数が172名に対して、 受験者数 72名なので、受験倍率は2.39倍となっています。

2019年度2020年度2021年度2022年度2023年度2024年度
1.87倍1.80倍1.99倍2.49倍2.42倍2.39倍
※参考:入学生情報

筑波大学大学院

ビジネス科学研究科には、経営学学位プログラム(博士前期課程)と国際経営プロフェッショナル専攻の2つのコースがあります。

筑波大学大学院の2024年度入試の経営学学位プログラム(博士前期課程)は 受験者数が105名に対して、 受験者数 36名なので、受験倍率は2.92倍となっています。国際経営プロフェッショナル専攻は 受験者数が59名に対して、受験者数 が37名なので、受験倍率は1.59倍となっています。

2019年度2020年度2021年度2022年度2023年度2024年度
経営学学位プログラム3.50倍2.78倍2.50倍2.31倍2.47倍2.92倍
国際経営プロフェッショナル2.61倍2.23倍2.03倍1.59倍

※参考:入学試験実施結果

中小企業診断士を取得できるコースも倍率が高い

その他、倍率が高い国内MBAとして、兵庫県立大学大学院経営研究科があります。

2024年度同研究科の地域イノベーションコースは受験者数が98名で合格者数が36名なので、受験倍率は2.72倍となっています。
同研究科が倍率が高くなっている理由は、中小企業診断士の2次試験が免除になるためです。

倍率が2倍未満の国内MBA

では、受験倍率が2倍未満の大学院(例えば、1.4倍)はどこがあるのでしょうか。

こちらも大学院によっては倍率が公開されていませんので、アガルートの受講生でその大学院を受験した方々から得た情報をもとに本コラムは執筆します。

は、アガルートから受験している方がいますが、その方々に聞くと、倍率は2倍に届いていないようです。

中には、1.2倍とほぼ全入の大学院もあります。
国内MBAでは、こういった倍率が低く全入に近い大学院がけっこうあると筆者は推測しています。

志望校選びに迷ったら国内MBA入試ガイドブックがおすすめ!

「自分の学びたい分野やキャリア目標に合う大学院を知りたい」

「試験内容や入試難易度を比較しつつ、自分が目指せる大学院を知りたい」

「社会人が働きながら通える大学院はどこ?」

上記のように志望校選びに悩んでいる人には『初めての国内MBA入試GUIDEBOOK』をおすすめします。

『初めての国内MBA入試GUIDEBOOK』では、大学院別の特徴や、志望校の選び方を解説しているので、自分にあった大学院を知ることができるでしょう。

他にも以下の内容を掲載しています。

  • エリア別国内MBA一覧
  • 夜間・土日に通えるMBA一覧
  • 国内MBA入試の試験科目や、必要な準備期間

『初めての国内MBA入試GUIDEBOOK』は、無料で資料請求いただくとすぐにダウンロードして読むことができます。

資料請求は無料ですので、ぜひ気軽に受け取ってみてください。

アガルートの資料請求

国内MBAの倍率は上昇傾向!受験対策は早めに始めよう

一橋大学の経営管理プログラムは2023年5.34倍→5.58倍となっています。

人気がある国内MBAの受験生は増え、倍率は上昇傾向にあります。

入試対策のために予備校に通う方も増えています。

どのMBA入試でも共通する「研究計画書」(出願書類)は曖昧な志望動機では合格は難しく、書類選考で落とされてしまいます。

出願書類の「研究計画書」は答えがあるものではないので、他の受験生と差をつけるためには添削が重要になってきます。

アガルートでは人気MBAの入試の傾向を把握し、出願書類の添削を行うことで毎年合格者を排出しています。

あなたの将来や事業にかける想いをまずは出願書類という形にしてみませんか?

国内MBA志望校、受験校選びや受験対策で悩んでいる方はアガルートの受講相談をご利用下さい。

関連コラム:国内MBA入試のスケジュールと受験科目&勉強を始めるタイミング

国内MBA試験の合格を
目指している方へ

  • 国内MBA試験に合格できるか不安
  • 勉強をどう進めて良いかわからない
  • 勉強時間も費用も抑えたい

アガルートの国内MBA試験講座を
無料体験してみませんか?

早稲田・慶應・一橋など難関MBA含む
2023年度の合格者147名!

追加購入不要!これだけで合格できる
カリキュラム

充実のサポート体制だから安心

合格特典付き!          

▶国内MBA試験講座を見る

約4.5時間分の経営学の基礎講座が20日間見放題!

実際に勉強できる!国内MBA試験対策のフルカラーテキスト

合格者の勉強法が満載の合格体験記!

国内MBA試験の全てがわかる!国内MBA試験ガイドブック

実例が満載!国内MBA合格者による研究計画書&面接再現          

無料プレゼント!『国内MBA入学試験パーフェクトガイド』飯野講師 著

講師直伝!研究計画書の書き方解説動画

1分で簡単!無料

▶資料請求して特典を受け取る

この記事の著者 飯野 一 講師

飯野 一 講師

ウインドミル・エデュケイションズ株式会社で代表取締役を務めながら受験指導をおこない、約20年間にわたる指導経験を有する国内MBA受験に精通したプロフェッショナル講師。

国内MBAに関する書籍を多数出版し、ベストセラーを生み出している国内MBA受験に関する人気作家としての側面も持つ。

国内MBA修了生としては珍しい学術論文の学会発表、学会誌掲載の実績を持つ。

飯野講師の紹介はこちら

講座を見る