【国内MBA】実務経験なしで出願できる大学院一覧!実務経験の定義とは?
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本コラムでは、受験資格として実務経験が求められない国内MBAを紹介します。
その上で、社会人経験がない大学生や既卒の方が、研究計画書を書く際に、どのようにして研究テーマを設定するのかについて詳しく説明しようと思います。
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MBA入試における実務経験とは?新卒や大学生でも受験可能?
多くのMBAでは、応募資格として、実務経験が求められます。
具体的には、「大卒かつ日本の企業にて3年以上の就業経験を有する者」といった条件が設けられていることが一般的です。
しかし、中には実務経験なしで受験が可能な国内MBAもあります。
実務経験を条件に含まないMBAであれば、新卒でも受験することができます。
また、MBAは、大学院に通って取得しなくてはならないため、大学生がMBAを取得することはできません。
実務経験がなくても受験できる国内MBAはどこ?
受験資格として実務経験が求められない国内MBAとしては、以下の9校があげられます。
【実務経験が求められない8大学院】
■フルタイム
・青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科
・関西学院大学大学院 経営戦略研究科
・京都大学経営管理大学院 経営管理教育部
・慶應義塾大学大学院 経営管理研究科
・同志社大学大学院 ビジネス研究科
・一橋大学大学院 経営管理研究科
・立命館大学大学院 経営管理研究科
■パートタイム
・立教大学大学院 ビジネスデザイン研究科
・明治大学大学院グローバルビジネス研究科
国内MBAには、平日の昼間に通学する全日制のフルタイムMBAと平日の夜間と週末に通学するパートタイムMBAの2種類があります。
受験資格として実務経験が求められない国内MBAは、ほとんどが平日の昼間に通学するフルタイムMBAとなっています。
一般的にMBAというと実務経験がある社会人が対象の学びの場であると認識が持たれています。
実際の日本で開講されているほとんどのMBAが社会人を対象としたコースとなっており、平日の夜間と週末に通学するパートタイムMBAとなっています。
ただ、数は少ないですが、社会人経験のない方にも門戸を開いている国内MBAもあります。
それが上記の9校です。
上記9校のうち、明治大学大学院グローバルビジネス研究科と立教大学大学院ビジネスデザイン研究科はパートタイムMBAとなっていますが、残りの7校はすべて全日制のフルタイムのMBAとなっています。
また、関西学院大学大学院経営戦略研究科、同志社大学大学院ビジネス研究科は、授業のすべてが英語で行われています。
その他の大学院は、日本語で授業が行われています。
関連コラム:MBAを日本で取得するには?国内MBAとは?おすすめの大学院や選び方も解説
実務経験がない場合の研究テーマの決め方
受験資格として実務経験が求められない国内MBAを受験する場合でも、社会人同様に研究計画書を出願時に提出しなければなりません。
社会人の方が、研究計画書を作成する際は、実務経験をベースに研究テーマを考えます。
例えば、企業の人事部に勤務している方の場合は、「どうしたら従業員がもっとやる気になるか?」という点が研究テーマを考える際の出発点になります。
そこから、より具体的に研究テーマを考えるわけですが、例えば、「従業員のモチベーションを高めるための非金銭的報酬についての研究」というものが挙げられます。
これは従業員のモチベーションをさらに向上させるために、給与などの金銭的報酬ではなく、研修制度の充実、読みたい本を買う際の全額支給、社員食堂やカフェの無料化などの非金銭的報酬がどのくらい効果があるのかを研究しようというものです。
このように社会人の場合は、自信の実務経験から研究テーマを設定できますが、社会人経験がない大学生の場合は、実務経験がないわけですから同じようにはいきません。
では、どうしたらいいのでしょうか?2つ方法があります。
研究テーマの決め方1 実務経験に似た活動から見つける
一つ目は、実務経験に似た活動から研究テーマを見つけることです。
例えば、部活、サークル活動、アルバイト、インターンシップなどの経験からテーマを見つけるのです。
部活やサークル活動でリーダー経験がある方でしたら、リーダーシップが研究テーマになります。
アルバイトやインターンシップで実務経験に近い経験をしたならば、その経験からテーマを見つければいいのです。
過去にアガルートの受講生で、コンビニをクライアントにしたコンサルティング会社でインターンシップをしていた方がいました。
その方は、コンビニで毎日得られる顧客データをもとに、どんな属性の客が(男女、年齢など)どんな商品を購入するのかを分析する仕事の助手的なインターンをしていました。
その方は、そのインターン経験をもとに研究テーマを設定しました。
そのテーマが、「売れ筋商品を購入する消費者属性の研究」でした。
このような形で、社会人経験がない大学生でも、実務経験に似た活動から研究テーマを見つけることが可能なのです。
研究テーマの決め方2 卒論のテーマを昇華させる
二つ目は、経営・商学部に属する方限定の話ですが、学部時代の学士論文をもとに研究テーマを考えることです。
学部でのゼミで研究したテーマをさらに高度化して、より長い期間をかけて研究できるだけのテーマに昇華させて、それをテーマとするのです。
アガルートの受講生でも、このような形でテーマを設定した大学生は何人かいました。
以上、社会人経験がない大学生でも、国内MBAを受験する際の研究テーマ設定は可能であることを説明しました。
大学生の皆さんは、このコラムを参考に研究テーマを考え、研究計画書を作成してください。
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ウインドミル・エデュケイションズ株式会社で代表取締役を務めながら受験指導をおこない、約20年間にわたる指導経験を有する国内MBA受験に精通したプロフェッショナル講師。
国内MBAに関する書籍を多数出版し、ベストセラーを生み出している国内MBA受験に関する人気作家としての側面も持つ。
国内MBA修了生としては珍しい学術論文の学会発表、学会誌掲載の実績を持つ。
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