ここでは国内MBA受験生の多くの方が関心を抱いていることに関しまして、筆者の見解を述べたいと思います。

特別コラム一覧

  1. 国内MBAの現在と過去
  2. 国内MBA予備校の現状と先行き
  3. 海外MBAとの比較&国内MBA履修形態の比較
  4. 国内MBAの難易度・倍率
  5. 国内MBAの評価と価値、活用方法
  6. 国内MBAの選び方
  7. 早稲田大学大学院経営管理研究科
  8. 慶應義塾大学大学院経営管理研究科
  9. 一橋大学大学院経営管理プログラム
  10. 国内MBAの未来

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国内MBA受験の関心事4 国内MBAの価値とは?

みなさんの関心事は国内MBAを取得すると、どのくらいキャリアに有効なのか?転職の際にどのくらい評価されるのか?という国内MBAの価値だと思います。
ここでは国内MBAを取得することがどのくらいの価値を皆さんのキャリアにもたらしてくれるのか?について説明したいと思います。

国内MBA修了者を伝統的な日本企業は評価しない、外資系は評価する

まず国内MBAを取得していると転職の際にどれほど有利になるか?ですが、これは転職先の企業によると思います。
伝統的な日本企業ではほとんど評価されることはありません。伝統的な日本企業は今だに生え抜きにこだわっており、国内MBAを持っていたとしても転職の際に考慮されることはほとんどないと思います。

外資系企業は国内MBAを評価している企業が多いです。ウインドミルから全日制の国内MBAに進学して、外資系のコンサルティングファームや投資銀行、マイクロソフト、グーグル、アップルなどのIT企業に転職した方がある程度の数おりますので、外資系企業では比較的評価してもらえるように感じています。
ただ、この場合も、国内MBAよりも年齢や職歴などの方が重要かと思います。ウインドミルから国内MBAに進学した人の修了後の状況をお聞きする限りでは、キャリアチェンジ目的の転職は国内MBAを修了時点で30歳未満の方がうまくいっています。30歳を超えてしまうと国内MBAを修了してもなかなかキャリアチェンジは実現していない状況が観察されます。キャリアアップという点では、前職での実績等が考慮されますので、30歳を過ぎていても転職は可能で、この場合も国内MBAを持っているとある程度は有利になっているような状況が観察されます。

しかし、伝統的な日本企業に在籍している方が夜間の国内MBAを修了して、そのまま日本企業に在籍し続ける場合は、ほとんど価値はないかと思います。

繰り返しですが、日本企業では国内MBAよりも、組織内でどれだけ上層部から良い印象を持たれているかが重要で、あまりMBAや実績はキャリアアップには有効でない気がしています。
なので、伝統的な日本の大企業で生涯を過ごされる方は、MBAというよりも社内政治などに関心を持って、自分が有利になるように社内のステークホルダーに働きかけをする方がキャリアアップという点では有効です。
以上のようにサラリーマンとして生きていく場合、国内MBAに価値があるかどうかを判断するには、自分が所属している(将来所属したい)企業、年齢、職歴などをベースに考えるといいと思います。

起業家やフリーな立場を求めるなら国内MBAの価値は高い

一方、サラリーマンのように会社に依存する生き方を否定し、起業したりフリーな立場で生きていきたい方にとっては、国内MBAは非常に価値があると筆者は考えています。

と言いますのは、国内MBAでは経営学全般に関して学びますので、自身がトップを務める場合は、国内MBAで学んだことをすぐに実践できるのです。
これはMBA的な知識がない人と比較した場合は、ビジネスにおける成功の確率をかなりの程度高めると思います。

筆者はウインドミル・エデュケイションズ株式会社という国内MBAに特化した予備校を経営していましたが、創業して17年以上、大手の予備校と互角に競い合ってきました。このようにまったく初めての業界で起業したとしても国内MBAで学んだ経営全般の知識があったから大手の予備校と対等に戦うことができたのだと考えています。

起業家の場合は、自分が考えたことを自分の判断で実行できます。
サラリーマンは、自分が考えたことを実行に移すには上司や会社の許可が必要で実現することはなかなか難しいため、国内MBAで学んだとしてもすぐに実践でMBA的な知識を活かすことはできません。
しかし、起業家はこれができるのです。即実践ができる起業家にとっては国内MBAで学ぶことが大いに役立つと筆者は考えております。

これからの時代は、終身雇用は完全に崩壊し、完全自己責任の社会に移行することが予想されます。その時に重要なのは、個人としてのブランドです。自己ブランドを確立する必要があるのです。
その自己ブランド確立のための基礎となるのが国内MBAで学んだことであり、国内MBAで培った人脈だと思います。
そういう意味で、起業家やフリーランスの方にとっては、国内MBAというのは非常に価値を持つものだと思います。

ビジネススクールの教授との人脈も大きなメリット

別の視点からの国内MBAの価値として、国内MBAで所属したゼミの恩師との卒業後もビジネスにおいて関係を持つことができるという点をあげたいと思います。
サラリーマンの方にとっては、転職先企業を紹介してもらう機会を持てます。実際のウインドミルの受講生の中には、ゼミの先生の紹介で大手企業やベンチャー企業に就職した方がたくさん存在します。
起業家やフリーランスの方にとっては、資金調達のためにベンチャーキャピタルを紹介してもらったり、本の出版のために出版社を紹介してもらったり、優秀な学生を従業員として紹介していただくといった様々な点でゼミの先生とのお付き合いがメリットを生みます。
こういったビジネススクールの教授との人脈というのは、国内MBAを修了したすべての学生が手にできる国内MBAでしか得られない大きな価値だと筆者は考えています。

国内MBAは「会社に依存しない生き方を実現するツール」

国内MBAの価値やお勧めする理由は、先の「海外MBAとの比較&国内MBA履修形態の比較」部分をお読みいただければご理解いただけると思います。ここでは、先の項目では述べなかった「会社に依存しない生き方を実現するためのツールとしての国内MBA」という点について説明したいと思います。

IT革命、AI、グローバル化の進展などにより今後経営環境の変化のスピードはますます速くなっていきます。
このような環境変化は、日本に根付いてきた終身雇用や大企業志向といった従来の考え方を陳腐化させてしまう可能性が高まります。そうなってくると、新卒で大企業に入って一生勤務する、という生き方が陳腐化していくのです。
要するに会社に依存していては生きていけなくなるのです。個人で実力を付けて、個人で稼いでいく力を備える必要があるのです。

個人で実力を付けて、個人で稼いでいく力を見に付けるための一つの選択肢として国内MBAを考えてみることをお勧めします。
国内MBAではこれまで説明してきましたが、経営学全般に関する実践的な知識やスキルが身に付きます。
同時に、国内MBA特有の役立つスキルとして統計的な分析スキル、すなわち多変量解析のスキルが身に付くのです。日本で経営全般に関する知識やスキルを持つビジネスマンは多くありませんし、多変量解析ができるビジネスマンはほぼいません。この2つのスキルを持った人材というのは稀少性が高く模倣困難性が高いため、労働市場でも高い価値を持ちます。そのために、会社に依存しなくても個人の力で生きていくことができるのです。
筆者は早稲田MBAを修了してすでに15年以上が経過しました。すでに早稲田MBAの同期の多くが50歳代になっています。中にはリストラされた方もいますし、経営トップとなって活躍している人もいます。

国内MBAを修了しても、このような違いが出る理由の一つとして、多変量解析スキルがあるかどうか?という点が影響していると思います。
先に「海外MBAとの比較&国内MBA履修形態の比較」の部分で述べましたが、多変量解析ができるようになるには、修士論文をしっかり書く必要があります。これを実現するには、学生にやる気があること、そして教授にもやる気がある、という2つの条件が揃う必要があります。この2つの条件が揃うことはなかなかないのです。
筆者は幸いにもやる気満々の東出先生に教えていただく機会を得たので多変量解析を見に付けることができましたが、この2つが揃わなかったために多変量解析のスキルが身に付かずに修了した人も多くいます。こういった方々は、他にはないスキルを持ち合わせていませんので、労働市場での価値が低いのです。そのためにリストラされてしまっているのです。
このようにならないために、会社に依存しなくても、個人として生きていけるようになってほしいと思います。それを実現する手段の一つとして国内MBAをお勧めいたします。

【飯野一講師の特別コラム6】国内MBAの選び方「修士論文」の有無

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この記事の著者 飯野 一 講師

飯野 一 講師

ウインドミル・エデュケイションズ株式会社で代表取締役を務めながら受験指導をおこない、約20年間にわたる指導経験を有する国内MBA受験に精通したプロフェッショナル講師。

国内MBAに関する書籍を多数出版し、ベストセラーを生み出している国内MBA受験に関する人気作家としての側面も持つ。

国内MBA修了生としては珍しい学術論文の学会発表、学会誌掲載の実績を持つ。

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