神戸大学MBAとは?【基本情報と入試対策】
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難関MBA神戸大学MBA入試の傾向と対策について解説しています。
目次
【飯野一講師が動画で解説!】
令和6年度、最新版の神戸大学MBA入試対策方法をアガルートの飯野講師が解説しております。
小論文のテーマや対策方法、研究計画書の書き方などについて知りたい方はぜひご覧ください。
神戸大学MBAの基本情報
神戸大学MBA
学校名 | 神戸大学大学院経営学研究科現代経営学専攻(MBAプログラム) |
所在地 | 神戸市灘区六甲台町2-1 神戸大学大学院経営学研究科 教務グループ |
アクセス | 阪急「六甲」駅から約20分 |
授業時間 | 平日夜、土曜 |
入試時期 | 出願提出:11月、1次試験(筆記試験):1月、2次試験(口述試験):1月 |
試験内容 | 書類審査(研究計画書を含む)、筆記(英語・小論文)、口述試験 |
募集人数 | 69名 |
学費 | 入学金 282,000 円 授業料 半期分 267,900 円(年額 535,800 円) |
電話番号 | 078-803-7258 |
URL | https://mba.kobe-u.ac.jp/ |
神戸大学MBAは、神戸大学の大学院研究科の一つ。
正式名称は「神戸大学大学院経営学研究科現代経営学専攻」です。
「学理と実際の調和」という理念のもと、日本のビジネス界をリードする人材の育成を目指しています。
日本の基本的な経営学を中心としながらも、海外でも活躍できる人材を育てることにも力を入れており、30年間の歴史の中で練り上げられてきたメソッドを学ぶことができます。
「働きながら学ぶ」学生を意識した教育を行っており、土曜の週末集中講義、最短一年半で修了できるプログラムが用意されていることも魅力的なポイントです。
神戸大学MBAの2つの特長
特長1 「プロジェクト研究」方式という教育方法
神戸大学MBAの大きな特徴は、神戸独自の「プロジェクト研究」方式という教育方法にあります。
「プロジェクト方式」とは、産業界からの要望の高い解決すべき複数の課題について、5~6名の社会人学生からなるプロジェクトチームを編成し、学生相互間および教授陣・学生間でお互いに知恵を出し合いながら、共同研究により解決策を探る教育システムです。
このプロジェクト方式では、学生の経験や書籍から得た知識をベースに課題解決を目指すのではなく、フィールド(経営の現場)で収集されたデータに基づいて現実の重要な問題を見つけ出すことに力点が置かれています。
過去の経験に依存するのではなく現場で得られたデータをもとに意思決定するというグラウンデッド・セオリーの考え方を実践するMBAとなっています。
このプロジェクト方式では、一つひとつのプロジェクトチームごとに、指導教授陣を中心とするきめの細かい教育研究体制が整っており、この教育方法は全国に例をみないユニークなものとして、社会より高く評価されています。
特長2 土曜日のみの授業&1年半修了できる
もう一つの神戸MBAならではの特徴として、「土曜の週末集中講義、最短で1年半修了できること」があります。
夜間のMBAの多くは週3~4日の通学が当たり前ですが、神戸は土曜日の週末だけで修了できるのです。
そのため全国各地から学生が集まっています。
また、1年半で修了できる点も神戸ならではです。
働きながら学ぶ学生にとっては非常に通学しやすい環境があるのです。
神戸大学MBAの入試倍率から見た難易度
MBAの難易度として倍率が2倍を超えてくると人気があり、難易度が高い傾向にあります。
神戸大学MBAは、例年2倍を超えており、MBA入試の難易度としては高いと言えるでしょう。
公式HPによると 2022年度の入試は、174名受験して、70名合格ですから、受験倍率は2.49倍となっています。
2023年度の入試は受験者数174名に対して72名と2.42倍になっていて、関西では人気のあるMBAになっています。
関連コラム:国内MBAの倍率から見る難易度と人気大学院合格に必要な勉強期間
神戸大学MBAの入試倍率・難易度は上がっている
ここ数年、国内MBAは人気が出ており、毎年、倍率が上がっています。
神戸大学MBAは倍率が2.42倍と高く、入試難易度が上がっています。
特に「志望理由書」「研究計画書」は答えがあるものではないので、他の受験生と差をつけるためには添削が重要になってきます。
また、国内MBA対策に予備校を利用されている方も増えているのが現状です。
受験で落ちてしまった方、本気で志望校のMBAに合格したい方には予備校の利用を強くおすすめします。
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入試内容
神戸大学MBAの入試内容は、事前に提出する研究計画書、筆記試験の英語、小論文、そして面接です。
この中で最も重要なのは研究計画書です。
先に説明した通り、神戸MBAでは、フィールド(経営の現場)で収集されたデータに基づいて現実の重要な問題を見つけ出すことに力点が置かれています。
そのため修士論文ではフィールド(経営の現場)で収集されたデータをもとに仮説を構築する、あるいは仮説を検証する、というアプローチが求められます。
この研究をおこなうに当たってのポテンシャルがあるかどうかが研究計画書で試されているのです。
そして、プロジェクト方式で学んだり、研究をしたりするポテンシャルがあるかどうかが面接で確認されるのです。
その他の小論文や英語は研究計画書に比べるとウエイトは低いと思います。
小論文は経営学の基礎的な知識があれば解答できる時事的な論述問題が出題されています。
経営学の基礎知識と論理的な文章を書く練習をしておけば問題はないと思います。
この研究をおこなうに当たってのポテンシャルがあるかどうか英語はTOEIC730以上の方は試験が免除になりますので、それほどウエイトは高くないと思います。
アガルートでの指導経験から言えることですが、TOEIC400~500くらいの方でも合格していますので、英語の筆記試験がそれほどできなくても合格すると思います。
ですから、時間がない方は英語の勉強は後回しにして研究計画書に力を入れることをお勧めします。
入試対策
入試対策をする際に、過去問は神戸大学生協が入試過去問題コピーサービスを行っています。
入試対策をする際には過去問を必ず入手しておきましょう。
続いて入試対策について詳しく解説をしていきます。
研究計画書・面接
入試対策ですが、一番力を入れるべき研究計画書から説明します。
研究計画書を作成するには、まずは自分の仕事上の課題を研究テーマに昇華させる必要があります。
仕事上の課題を研究テーマに昇華させるには、課題の明確化をするために書籍や学術論文などの読み込みが必要になります。
読み込みをおこなっていくと、自分の仕事上の課題が経営学の分野においてどこに属するのかが見えてきます。
これが見えてくれば、実務上の課題に該当する経営学領域が把握できたことになり、研究テーマが見えてくるはずです。
テーマが決まれば、そのテーマをどのように研究するのかという方法論を模索することになります。
こちらも書籍や学術論文を読み込んでいくと自然と見えてきますので、見えてくるまで読み込みを続けるといいと思います。
方法論を考えながら同時に考えるべきことが、データをどう収集するかです。
どこからデータを収集するのか、という点を考える必要があります。
このデータの収集を考える際に、自分が利用できる資源(協力先)を整理するのです。
自分が所属している法人会の参加者がデータ収集に協力してくれそうだ、とか、自分が主催している勉強会のメンバーがデータ収集に協力してれくれそうだとか、といった点を整理しておくのです。
これによってデータ収集先も見えてくるのです。ここまでできればもう完成したも同然です。
あとは、「志望動機」「キャリア計画」などの記載ですので、これは自分が考える動機やキャリアをそのまま自由に書けばいいのです。
志望動機に関しては神戸大学の特徴を知る必要があるので、神戸大学専門職大学院(MBA)が「プレMBAの知的武装」という書籍を出版しているのでこちらを読んでから取り組みましょう。
研究計画書は上記のようにかなり手間と時間がかかりますので、出願の3か月前には着手することをお勧めします。
この研究計画書の作成でしっかり研究テーマ、研究方法、問題意識などを固めておけば面接対策は特に必要ないかと思います。
研究計画書の対策=面接対策とお考えください。
小論文
次に小論文ですが、時事的な経営学に関する論述問題が出題されますので、対策としては基本的な経営学の知識をインプットする必要があります。
同時に論理的に文章を書く練習をする必要があります。
こちらはインプットとアウトプットの双方が必要になりますので、試験前4~5か月に勉強を開始すればいいと思います。
最新の時事問題にも対応できるように「日経ビジネス」を定期購読し、企業経営に関する時事的な知識を頭に入れておくと良いでしょう。
小論文の問題演習として過去問や、小論文対策の書籍も出版されています。
英語
最後に英語です。
TOEIC730以上の方は免除されますので、受験対策というよりもビジネススキルを上げるためにTOEICの勉強を日々しておけば特に受験対策は必要ないかと思います。
ただし、TOEIC730に達していない方は筆記試験を受験する必要があります。
この場合の対策としては、経営学や経済学の問題が出題される傾向がありますので、英字新聞を読んだり、著名な欧米の教授が書いたマネジメントの原書を読むといいと思います。
とは言っても、英語力はそう簡単には向上しませんので、英語はそれほどできなくてもいいと割り切るといいと思います。
実際、アガルートで指導していましても英語ができなくても合格した人はたくさんいます。
おそらく英語力はあまり重視されていないのだと思います。
試験では英語は割り切って受験して、日々TOEICの対策はおこなって受験とは関係なく英語力をアップさせてビジネススキルを向上させるように努めるといいと思います。
合格者の声
「宮崎から神戸に毎週通うのは時間的、費用的にも負荷がありますが何とかなると思っています(笑)」
「MBAに入学した後に困らないような能力を身につけることができる塾」
「確実に合格できるプログラム」「新たな知見を得ることができる」「飯野さんの人としての魅力」
関連コラム:【有名国内MBA比較】京都/慶應/神戸/筑波/都立大/一橋/早稲田大学編
アガルートではあなたの神戸大学MBA入試を応援します
国内MBAは人気が出ており、ここ数年で倍率が上がっており、入試難易度も上がってきています。
また、国内MBA対策に予備校を利用されている方も増えているのが現状です。
神戸大学MBAの入試はプログラムによって変わりますが「英語」、「小論文」、「出願書類」、出願書類をもとにした「面接」が行われます。
曖昧な志望動機では合格は難しく、書類選考で落とされてしまいます。
出願書類の「研究計画書」は答えがあるものではないので、他の受験生と差をつけるためには添削が重要になってきます。
アガルートでは神戸大学MBAの入試傾向を把握し、毎年合格者を排出しています。
あなたの将来や事業にかける想いをまずは出願書類という形にしてみませんか?
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この記事の著者 飯野 一 講師
ウインドミル・エデュケイションズ株式会社で代表取締役を務めながら受験指導をおこない、約20年間にわたる指導経験を有する国内MBA受験に精通したプロフェッショナル講師。
国内MBAに関する書籍を多数出版し、ベストセラーを生み出している国内MBA受験に関する人気作家としての側面も持つ。
国内MBA修了生としては珍しい学術論文の学会発表、学会誌掲載の実績を持つ。
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