一橋大学大学院経営管理研究科(HUB)に通学するにあたり、どのようなスケジュールで授業を受けているか、特徴的な講義、時間割づくりのポイントについて、 アガルートアカデミーの国内MBA講座を受講した合格者がお伝えします。

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一橋MBAの時間割

一橋大学院の授業計画は前期である春夏学期、後期である秋冬学期の二つに分かれています。

それぞれの学期で大体みなさん5~8コマほど授業を履修しており、2年次からは専門的な研究を行うようになります。

1コマは105分と長く、その分どの授業も内容は濃密です。

多くの課題が課される授業も少なくないので、1学期あたりに履修する授業数は少なめに設定している人が多い印象です。

始業時刻は8:45からで、以降は15分の休憩を挟みつつ授業が続きます。

昼休みには学生、社会人分け隔てなくともに昼食をとっています。

終業後も専用の自習室は解放されており、夜遅くまで残って勉強する人やグループワーク専用の部屋にて議論をかわす人たちがいます。

施設面での充実は素晴らしく、図書館にも専用の自習デスクが多数設けられており、図書館、研究棟どのデスクにも充電用のアダプタがついています。

中には毛布などを持ち込んでほぼ住み込みで研究、学習に打ち込んでいる人もいるようです。

関連コラム:一橋大学MBA(ビジネススクール)の入学準備!必要な準備と事前図書課題について解説

特徴のある講義

全体的な特徴

一橋大学院の授業では特に優秀な教授陣が特徴です。

何社もの社外取締役を勤められている方や元々大企業の最前線にいらした方が多く在籍されており、豊富な知見と経験から素晴らしい授業がおこなわれています。

また多くの授業でグループワーク式の活動が採用されており、醸成した知識をチームという形でアウトプットすることが求められます。

空き時間や、時には休日においても行われるグループワークでできる友人との繋がりも多いです。

パワーポイント作成などの事務能力も磨かれることになり、社会人として必要な汎用能力もある程度はMBAにて身につけられるでしょう。

さらにどの授業でも授業中のディスカッションには積極的に参加することが求められ、発言によって成績にボーナスポイントが付与されることもあります。

ディスカッションについていくために一定の事前知識・課題が必要となる授業もあり、みなさん精力的に授業内外の時間を使って知識のインプットに勤めています。

特徴のある講義1 古典講読

一橋大学院の特徴的な講義として一年次に必修として全員が履修しなければならない古典講読があります。

古典講読では、経営・経済に関する古典を読解し、内容を理解するとともにグループワーク、発表、レポートの添削などの活動を通じて高いアウトプット能力を養成します。

課題量はとても多いですが、その分充実感も強く、みなさん精力的に取り組まれています。

また、クラス分けがなされるのも特徴で、入学当初は同じクラスの中で人脈を形成する人が多いようです。

特徴のある講義2 JBCC

授業という括りではなく、任意の参加ですが春から夏にかけてJBCCというビジネスコンテストへの応募があります。

生徒同士でチームを組み合い、3~4ヶ月ほどの時間をかけてビジネスアイデアをプレゼンできる形にしていきます。

日本中の多くのMBAから参加チームが集まり、また1年生だけではなく2年生も参加し、審査も何段階かのステージに分かれて行われます。

自分の世代では1年生のうち3分の1程度の人が参加しており、チームで結束を深めながらかなりの時間と努力を投資していました。

関連コラム:一橋ビジネススクール(HUB)【入試対策】

時間割づくりのポイント

一橋大学院の授業では、経済、金融、組織、会計、戦略、など数多くの経営分野の最先端の授業が履修できます。

一つ一つの授業の負荷は高いです。

しかし卒業に必要な単位要件は研究や必修を除けば少ないので、自身が卒業後に何がしたいのか、将来的な目標に必要なことは何かを考えた上で、学習したい分野の授業を選りすぐって履修することをお勧めします。

もちろん卒業要件以上に単位を取得することも可能なので、大量の授業を履修しても良いです。

その場合はかなりハードな学生生活を送ることになると思いますがやりがいはあるでしょう。

【合格者の声】
「世界にインパクトを与える事業、会社を作りたい、という強いがあり大学から進学を決意」
「学びやすいよう1本のストーリーになった講義。スライドに書かれた参考文献の多さに驚きました。」

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