高卒、専門卒は国内MBAを受験できるかな？
できるならどんな準備をすればいいんだろう？

社会に出てさまざまな経験を積んだことで、経営学の知識を身に着けたいと思う方は多いです。

今回は、社会に早く出て第一線で活躍されてきた高卒、専門卒の方の国内MBA受験について詳細を説明します。

MBAの受験資格は？

MBAは経営学修士と言って大学院を卒業したときに得られる学位になります。

なので、国内MBAでは受験資格として大学卒業に相当する資格が求められます。

オンラインMBAの受験資格は？

オンラインMBAも国内MBAと同様に大学卒業に相当する資格が必要です。

高卒でもMBAは取得できる？

受験資格として大学卒業が求められることが多いですが、高卒であっても、MBAを取得することができます。

ただし、高卒の場合には受験の前に入学資格審査を受ける必要があります。

各大学院の入学資格審査をパスし、「大学院において個別の入学資格審査により認めた22歳以上の者」になれれば、国内MBA入試を受けることができます。

高卒でも海外MBAは受験できる？

海外MBAでも基本的には学士(大卒)に相当する学位が求められるため高卒で受験できるかはMBAによります。

海外MBAには入学資格審査についての記載がされているところが少ないため、志望するMBAに問い合わせてみることをおすすめします。

入学資格審査とは

入学資格審査とは 大学を卒業した者と同等以上の学力があるか否かを判断する審査です。

入学資格審査はあまり難しいものではありません。

A4サイズ1～2枚で職務経歴や志望動機などを書くケースが多いです。

各大学院によりフォーマットや提出書類が異なりますので、指示に従い作成していきましょう。

ボリュームも多くないので、論文的な文章を書きなれている方であれば、提出締切日の1ヶ月前に着手すれば無理なく作成することが可能です。

普段長文を書くことがあまりない方は、早め早めに準備することをおすすめします。

また、単願で審査に落ちてしまうと、大きな時間のロスになります。

今後の選択肢を増やすためにも、少しでも気になった国内MBAは、入学審査を受けておきましょう。

関連コラム：MBAを日本で取得するには？国内MBAとは？おすすめの大学院や選び方も解説

専門卒でもMBAは取得できる？

専門卒でもMBAを取得することができます。

高卒とは違って、大学によって専門学校の卒業が出願資格として認められています。

国内MBA別における高卒、専門卒の受験資格について

代表的な国内MBAでの受験資格について個別に詳しく見ていきましょう。

早稲田大学MBA

当研究科において、個別の入学資格審査により、大学を卒業した者と同等以上の学力があると認め
た者で、○○ 年 3 月までに 22 歳に達する者

早稲田大学MBAは高卒、専門卒は入学資格審査に合格し22歳になれば受験することができます。

一橋大学MBA

(7)専修学校の専⾨課程(修業年限が４年以上であることその他の⽂部科学⼤⾂が定める基準を満たすものに
限る。)で⽂部科学⼤⾂が別に指定するものを⽂部科学⼤⾂が定める⽇以後に修了した者及び ○○年 3 ⽉
までに付与される⾒込みの者
(10)本研究科において、個別の⼊学資格審査により、⼤学を卒業した者と同等以上の学⼒があると認めた者
で、22 歳に達したもの及び ○○ 年 4 ⽉ 1 ⽇までに 22 歳に達するもの

一橋大MBAは高卒の方は入学資格審査に合格し22歳以上であれば受験することができます。

専門卒は入学資格審査がなくても受験することができます。

慶應義塾大学MBA

(7) 専修学校の専門課程 (修業年限が 4 年以上であり、その他の文部科学大臣が定める基準を満たすも
のに限る。)で文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以降に修了した者および
○○ 年 3 月 31 日までに修了見込の者
(9) その他、本研究科が大学学部を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者で、入学までに 22 歳
に達する者

慶應大MBAは高卒の方は入学資格審査に合格し22歳以上であれば受験することができます。

専門卒は入学資格審査がなくても受験することができます。

グロービス経営大学院

本学において、個別の出願資格審査により認められ、22歳に達した方

オンラインMBAを設置しているグロービス経営大学院でも入学資格審査があり、高卒の方は入学資格審査に合格し、22歳以上であれば受験することができます。

高卒でも入学資格審査が必要ないMBA名古屋商科大学のPreMBA

名古屋商科大学のPreMBAは正確にはMBA(経営学修士号)ではありませんが、修了認定課程といって履歴書などに書くことができるものです。

1年制（短大・専門卒）	実務経験5年以上
2年制（高卒）	実務経験7年以上

出願資格として社会人限定で既定の実務経験を積むことで受験することができます。

専門卒であれば実務経験5年以上、高卒でも実務経験7年以上積むことで受験が可能となっています。

高卒・専門卒であることはマイナスになる？

入学資格審査をパスしてしまえば、4年制大学卒でないことが、国内MBA入試でマイナスになることはありません。

課される入試内容は同一です。

ただ、受験者数が多く、倍率が高い人気校はライバルのレベル、多さにより、誰にとっても合格することが難しくなっています。

ですから、国内MBAに合格するためには、十分な準備をすることが何より重要です。

人気国内MBAに合格している人はたくさんいる

アガルートアカデミーでは、早稲田大学、青山学院大学などの人気校を始めとする多数の国内MBAで合格者を輩出しています。

合格を勝ち取った受講生に共通していたのは、国内MBAで学ぶことをあきらめなかったことです。

国内MBAで学びたいと思っているなら、選択肢を絞り過ぎることなく躊躇せず挑戦してください。

入学資格審査の準備や受験勉強、MBAの志望校について気になることがあれば、アガルートアカデミーの無料受講相談をぜひご活用ください。