国内MBA入試の小論文対策 求められる経営学の知識レベルとは?
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国内MBA入試における小論文は大学院によって求められる経営学の知識レベルが異なります。
国内MBA飯野一講師が「経営学のアカデミックな知識が必要な大学院」「時事的な経営学の知識が必要な大学院」にカテゴリーを分け、求められる知識と、各大学院の小論文の過去問内容から、対策法についても説明します。
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【飯野一講師が動画で解説!】
アガルートアカデミー国内MBA試験の飯野一講師が、入試科目の小論文ではどれくらいの経営学の知識が求められるのか解説します。
都立大、京大、神戸、筑波、慶應、一橋、早稲田など人気国内MBA入試で、どういった領域の知識が必要となるのか、具体的な例を出しながら紹介していきます。
国内MBA入試で求められる経営学の知識レベルは大学院によって異なる
アガルートの受講相談をしていて頻繁に質問されることが、
「入試の小論文では経営学の知識はどのくらい必要ですか?」
という点です。
これに対しては、
「受験する大学院によって求められる知識レベルは違うので志望校を教えてください。その大学院を受験する際に必要な知識レベルを説明します」
と答えています。
非常に多くの方からこの質問を受けるので、今回、国内MBA入試の小論文で求められる知識レベルを大学院別に解説しようと思い、本原稿を執筆することにしました。
ここでは国内MBA入試の小論文で求められる知識レベルを皆さんにわかりやすくお伝えするために、「経営学のアカデミックな知識が必要な大学院」「時事的な経営学の知識が必要な大学院」に分けて説明します。
この分類は筆者が皆さんにわかりやすく説明するために設けたものですので、「大雑把すぎないか」、「もっと別の切り口があるのではないか」、などの批判はあるかもしれません。
ただ、初めての試みという点ということで、あくまでもわかりやすさを追求したということでお許しいただければと思います。
小論文に「アカデミックな知識」大学院と入試対策
まず、小論文の解答の際に、「経営学のアカデミックな知識が必要な大学院」について説明します。
これに該当する大学院は京都大学(一般選抜)、都立大学です。
アカデミックな知識とはどういう知識かと言うと、「経営理論」に関する知識です。
理論とは何か?という点に関しては、ここでは説明は省略しますが、簡単に言うと、「データの裏付けを持って因果関係や根拠が実証された言明」です。
モチベーション理論、リーダーシップ理論、資源ベース理論、取引コスト理論など多くの経営理論が存在しますが、この経営理論の知識の有無が合否を左右するのです。
より具体的に国内MBA入試の過去問からの出題例をもとに説明すると、京都大学の一般選抜では「センスメイキング理論」が出題されています。
センスメイキング理論の多義性、イナクトメントについて論述する問題なのですが、これはセンスメイキング理論を知らなければ何も書けない問題です。
また、都立大学では「資源依存理論」が出題されています。
資源依存理論の内容と限界について論述する問題なのですが、こちらも資源依存理論を知らなければ何も書けない問題です。
このように経営理論を知らなければ書けない問題を出題する大学院が京都大学と都立大学ですが、これらの大学院を受験する方は、初心者の方は予備校の経営学講座を受講するのが近道です。
ある程度、経営理論を知っている方は、予備校を利用しなくとも、経営理論が解説されている経営書(一般のビジネス書ではない)をお読みいただくことで独学で対策ができます。
小論文に「時事経営学の知識」が求められる大学院と入試対策
次に、「時事的な経営学の知識が必要な大学院」について説明します。
これに該当する大学院は神戸大学、筑波大学です。
時事的な経営学の知識とは新聞や日経ビジネスなどの雑誌などで取り扱われている内容の知識のことだとお考えください。
ですから、先のアカデミックな知識が必要とされる大学院の部分で説明したような「センスメイキング理論」「資源依存理論」といった理論的な内容の問題ではありません。
新聞で「センスメイキング理論」「資源依存理論」といような言葉は聞きませんよね。
こちらも過去の出題例をもとに説明すると、例えば、神戸大学では「日本企業の役員報酬において業績連動型部分の構成比を高めた場合の企業経営への影響」について論じる問題が出題されています。
筑波大学では、「ポイントカードから得られるデータを活用して収益を増加させる改善策」について論じる問題が出題されています。
こういった内容の小論文ですと、新聞や日経ビジネスなどの雑誌、一般のビジネス書などを読んでいれば解答できます。
時事的な経営学の知識が必要な問題を出題するのが神戸大学と筑波大学ですが、これらの大学院を受験する方は、初心者の方はやはり予備校の経営学講座を受講するのが近道です。
日ごろからビジネス書などを読まれている方は、ご自身で新聞やビジネス書をお読みいただければ独学で対策ができます。
小論文に「年度ごとに異なる対策」が求められる大学院と入試対策
最後が、「経営学のアカデミックな知識」が必要な問題が出題される場合もあれば、「時事的な経営学の知識」が必要な問題が出題される場合もある、という中間型の小論文を出題する大学院があります。
それが慶應大学、一橋大学、早稲田大学です。
これら3校は、ある年の出題は「時事的な経営学の知識」だけがあれば対応できる問題をしますが、別の年は「経営学のアカデミックな知識」が必要な問題を出す場合もあるのです。
よって、これら3校を受験する方は、「経営学のアカデミックな知識」と「時事的な経営学の知識」の双方を持っておく必要があります。
こちらも過去の出題例をもとに説明すると、例えば、慶應大学では、「経営者の不正防止のための情報開示の規制強化について述べなさい」という問題が出題されていますが、これは新聞やビジネス書を読んでいれば対応可能な時事的な問題です。
また、別の問題では「オンライン・プラットフォームのビジネスにおいて、先行事業者が有利になることが多い理由について述べなさい」が出題されていますが、これは競争戦略論に関する理論を知らなければ解答できない問題です。
という形で、「経営学のアカデミックな知識」と「時事的な経営学の知識」双方の問題が出題されているのです。
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経営学の知識が足りない、小論文が書けるか不安な人は?
教科書や参考文献を読んだだけでは頭の中に知識があるだけです。
なので、小論文では経営学に関する知識をアウトプットする訓練が必要です。
試験は知識のアウトプットですから、試験対策のためにはアウトプットの訓練が欠かせません。
何でもかんでもアウトプットするというのは効率が悪いので、各大学の過去問を利用すると良いでしょう。
過去問を利用してアウトプットの訓練をしても、それが正しい回答なのかどうかはわかりません。
過去問には回答が付されていない可能性もありますし、小論文は100点満点を狙う試験というより、部分点を着実に積み上げていく試験と考える必要があります。
なので、小論文は過去問を一人で解くよりも、添削をしてもらうことが重要です。
もし小論文のための経営学についてまとめて学びたい、小論文を1人で勉強するのが不安といった方はアガルートの「小論文添削講座」をおすすめします。
アガルートの講座で小論文で論述に必要な経営学が学べ、小論文の書き方がわかるようになる講座になっています。
大学に応じた過去問をご用意 大学院ごとの傾向や回答について詳しく解説してます
アガルートでは、大学に応じた過去問を用意し、大学院ごとの傾向や回答について詳しく解説しています。
講座を活用すれば、効率的にアウトプットの訓練ができます。以下は早稲田大学の小論文の解答速報ですが、講座サンプルとして参考にしてみてください。
早稲田2020年冬入試の一次試験(小論文)の解説
早稲田2019秋入試の一次試験(小論文)の解説
小論文における添削の必要性について
アガルートでは小論文対策講座(基本編)では11回の添削、 小論文対策講座 (大学院別対策編)では6回の添削を受けることができます。
実際に小論文添削講座での添削回数や感想を実際に合格者の声からご紹介します。
一橋大学大学院 経営管理研究科 経営分析プログラム 合格者
▼小論文対策講座(基本編)
提出した回数:11回
かなり多くの添削をしたもらえた点が非常に良かった。
これまで私は小論文のような文章を書いた経験があまりなかったため、より多くの経験を積むことが必要だと考えていた。
毎週最低一つは新たな小論文に取り組み、一つはこれまでの復習を行う事のできる環境を得る事で、このような問題意識を解決することが出来た。▼小論文対策講座(大学院別対策編)
提出した回数:6回
多すぎず、復習を何度もできるような分量だったことから、日数が少ない中でも繰り返すことができた。
https://www.agaroot.jp/domestic_mba/column/voice-2021-3/
早稲田大学大学院経営管理研究科夜間主総合コース合格者
▼小論文対策講座(基本編)
11回の問題を解くことで、小論文の書き方が1から分かるようになる。また添削でコメントと評価をもらうことで自分の出来がどの程度なのか、プロの目線で客観的に見てもらえるので、とてもためになった。
▼小論文対策講座(大学院別対策編)
https://www.agaroot.jp/domestic_mba/column/voice-2020-01/
志望校の過去問を添削してもらえるので、実際の自分の実力で合格にどれくらい近づいているのかがわかるため、とてもためになった。
早稲田大学大学院経営管理研究科夜間主プロフェッショナルマネジメント専修合格者
▼小論文対策講座(基本編)
インプットのテーマごとに、すぐアウトプット課題があるので、より実践的な講座だと思います。添削の内容も適格で自信を持たせるコメントでした。
▼小論文対策講座(大学院別対策編)
https://www.agaroot.jp/domestic_mba/column/voice_12/
大学院別の傾向と対策が実践できるので、過去問を解く練習になりました。
また他の大学の問題も回答出来るので、自分が志望する大学の特徴も掴めます。
慶應大学大学院経営管理研究科合格者
合格の決め手は論文添削だと思います。
知識量は既にある程度あったと思いますがより深められたということは良いと感じています。
また、飯野先生からの励ましなども自分自身の考え方を変える上で大事な要素だったと感じています。「そもそも自分が合格できるのだろうか」という不安感などがたくさんあったので、飯野先生から「これであれば問題ない」ということや「ここは改善した方が良い」というストレートなフィードバックをもらうことで安心してそのフィードバックを信じることができたので良かったです。
論文の添削も丁寧に行って下さるので、自分のアウトプットがどう見られているのか、どうしたらいいのか、それは周りの学生と比べてどのくらいなのかというのが毎回わかるようになっていたので競争心があおられ非常に良かったと感じています。
https://www.agaroot.jp/domestic_mba/column/voice_01/
小論文だけではなく、経営学の知識を身につけるところから考えている人はアガルートのフル・ライトカリキュラムがおすすめ
MBAプログラム合格のためには、小論文対策だけが必要なわけではありません。
小論文対策だけではなく、経営に関する基礎知識や、出願書類の書き方や研究計画書や面接などの対策もする必要があります。
経営学を学んでいない方、出願書類、研究計画書や面接に自信がない方は志望校に合わせた対策ができるフル・ライトカリキュラムがおすすめです。
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国内MBAの入試科目には小論文だけではなく、出願書類や研究計画書、面接もあります。
アガルートでは経営学についての知識がない方や他の入試科目についての対策も行っています。
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もちろん具体的に受験を検討する前段階の
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ウインドミル・エデュケイションズ株式会社で代表取締役を務めながら受験指導をおこない、約20年間にわたる指導経験を有する国内MBA受験に精通したプロフェッショナル講師。
国内MBAに関する書籍を多数出版し、ベストセラーを生み出している国内MBA受験に関する人気作家としての側面も持つ。
国内MBA修了生としては珍しい学術論文の学会発表、学会誌掲載の実績を持つ。
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