同志社大学ビジネススクール(DBS)の特徴や入試対策についてアガルートアカデミー国内MBA試験の飯野一講師が解説します。

動画で分かる【同志社大学MBA】効果的な入試対策を科目ごとに大公開!

同志社大学ビジネススクール(DBS)の4つの特長

同志社大学大学院ビジネス研究科(以下、DBS)は、ビジネス専攻とグローバル経営研究専攻があります。

ビジネス専攻は、主として日本語で講義をおこない、社会人が働きながら学ぶことができるように講義時間帯(平日夜間と土曜日)を設定しています。

グローバル経営研究専攻は、英語で講義をおこなう全日制プログラムとなっています。

ここでは社会人の方の関心の高いビジネス専攻の特徴を説明します。

特徴1 サテライト教室の設置

1つ目の特徴は、社会人が学びやすいように、今出川教室(寒梅館)の他にも大阪(梅田)にサテライト教室を置いている点です。

平日の夜間には、大阪サテライトでも今出川教室と同じ教員による同じ授業を開講しています。

例えば、平日夜間に利便性のよい大阪サテライトで2、3科目受講し、土曜日の昼間に今出川教室で2科目を毎学期受講するといった通学スタイルが可能です。

特徴2 「中小企業と地域経営」を重視したカリキュラム

2つ目の特徴は、中小企業と地域経営およびイノベーションを重視した科目構成となっている点です。

関西で一番人気の神戸大学が、どちらかというと大企業のサラリーマンを対象にしたMBAであるのに対して、DBSは京都に自立的発展を目指す中小企業が多い点を考慮して「中小企業と地域経営」を重視したカリキュラムになっています。

また、京都では先端技術をもって世界で活躍する大手企業が多いことを反映し、「イノベーション」を重視したカリキュラムになっています。

特徴3 MOTコースの設置

3つ目の特徴は、MOTコースがあることです。

ビジネス研究科と理工学研究科は、技術を経営に生かし企業のイノベーションを促進する優れた人材を養成するため、高度で実践的な教育研究をおこなう技術経営(MOT)コースを開設しています。

本コースでは、両研究科における履修課程をシームレスに結ぶことにより、3年間でのダブル・ディグリー取得を可能にしています。

関西でのMOTコースはDBSのみの開講となっていますので、関西方面でMOTを目指される方にはDBSはお勧めです。

特徴4 「ソリューション・レポート」の実施

4つ目の特徴は、プロジェクト研究を通した「ソリューション・レポート」作成に力を入れている点です。

「ソリューション・レポート」とは、プロジェクト研究の成果をまとめ、その成果を内外に問うためのレポートです。

DBSは漫然と単位を取ればMBAを習得できるシステムにはなっていません。

ソリューション・レポートを通じて「能力の証明」をおこなうことに成功してMBAを取得できるのです。

その「能力の証明」をおこなうためのソリューション・レポートとは、自分が追求したビジネスフレームワークの実現可能性とその価値について、明確に読み手に伝え、説得し、共感を呼び起こし、最終的には組織を突き動かすだけの内容でなければならないということです。

かなりハードルが高いレポートが要求されていることが理解できます。

入試内容

入学試験は、一般入試、学部在学生推薦入試、外国人留学生入試、企業・団体等推薦入試の4種類が実施されています。

一般入試

まず、一般入試ですが、入学時に原則として3年以上の実務経験を有する方が対象の入試です。

入試は年2回おこなわれていまして、秋入試(8月下旬出願)と冬入試(翌年の1月出願)となっています。

1次試験は志望理由書等による書類選考で、2次試験は面接となっています。

提出書類は出願用所定用紙にまとめられており、

・学業に関する自己評価
・実務経験に関する自己評価
・その他の活動に関する自己評価
・DBSを志願する理由、目的

といった内容を記述し提出します。

学部在学生推薦入試

次に、学部在学生推薦入試です。

同志社大学の社会学部・法学部・経済学部・商学部・政策学部在学生で学部長推薦を受けた方を対象とし、若干名受け入れています。

入試は7月下旬の出願となっています。

試験科目は、出願書類と面接による選抜となっています。

外国人留学生入試

外国人留学生入試ですが、外国籍を有し、入学時に原則として3年以上の実務経験があること、また、日本語能力試験のN1に合格していること、という条件を満たした方が対象となっています。

入試は年2回おこなわれていまして、秋入試(9月下旬出願)と冬入試(翌年の1月出願)となっています。

出願書類、小論文試験、面接の3つを総合的に評価して合否が決められます。

企業・団体等推薦入試

最後が、企業・団体等推薦入試です。

所属企業等よりビジネス研究科への派遣の推薦を受けた方を対象に実施している入試です。

入試は年3回おこなわれていまして、秋入試(7月下旬~8月上旬出願)、冬入試(9月下旬~10月上旬出願)、春入試(翌年の1月出願)となっています。

出願書類と面接を総合的に評価して合否が決められます。

※参考:2024年度 入試情報

同志社大学MBAの倍率から見た難易度

MBAの難易度として倍率が2倍を超えてくると人気があり、難易度が高い傾向にあります。

公式HPによると、同志社大学MBAの2022年度のビジネス研究科ビジネス専攻の入試は志願者55名に対して合格者が46名だったので、倍率は1.2になります。

MBAの受験倍率としては低い方だと言えるでしょう。

関連コラム:国内MBAの倍率から見る難易度と人気大学院合格に必要な勉強期間

入試対策

入試対策ですが、学習計画書などの出願書類の作成が必要です。

一般入試、学部在学生推薦入試、企業・団体等推薦入試に関しては、推薦書、成績証明書、卒業(見込)証明書などだけとなっています。

出願書類はじっくり考えて作成する必要がありますが、国内MBA受験で必要な内容を学んでおけば十分だと思います。

面接では学習計画書や志望理由など出願書類の内容に則り質問をされますので、自分の言葉で答えられるようにしておきましょう。

「志望動機」「キャリア計画」「入学後に学びたいこと」など国内MBAの面接での典型的な質問には答えられるようにしておきましょう。

外国人留学生入試でも、出願の動機、学習方法、などをA4、2枚で書く必要があります。

そのため出願の2か月前には書類作成に着手することをお勧めします。

同志社大学ビジネススクール 入試担当者からのコメント

同志社大学大学院ビジネス研究科では、入学前から修了まで、多様なニーズに対応する充実したサポート体制を備え、個別の相談にも常時対応する体制を整えております。

また24時間利用可能な図書室や自習エリアも設置しており、社会人の方が学びやすい環境を整えております。

本校のビジネス専攻(専門職学位課程)は2018年度より、専門実践教育訓練給付金の対象講座となり、一定の条件を満たす場合、教育訓練給付制度(専門実践教育訓練給付)による給付金(最大112万円)を受給することができます(2020年5月現在)。

詳細については本学HPまたは厚生労働省HPでご確認ください。


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この記事の著者 飯野 一 講師

飯野 一 講師

ウインドミル・エデュケイションズ株式会社で代表取締役を務めながら受験指導をおこない、約20年間にわたる指導経験を有する国内MBA受験に精通したプロフェッショナル講師。

国内MBAに関する書籍を多数出版し、ベストセラーを生み出している国内MBA受験に関する人気作家としての側面も持つ。

国内MBA修了生としては珍しい学術論文の学会発表、学会誌掲載の実績を持つ。

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