MBA取得には何年かかる?1年制or2年制どちらがいいの?
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実戦的なビジネススキルが身につき、キャリアアップにもつながるMBA。
MBA取得を検討しているが、現在の就労状況との兼ね合いで踏み切れない方は多いのではないでしょうか。
このコラムでは、各種MBAの履修期間・履修期間別の代表的なMBA・1年制と2年制の学習内容の違いなどについてまとめています。
全日制MBA・夜間制MBA・オンラインMBAなど、さまざまな形態があるので、「働きながら短期間で学ぶ」・「退職してじっくり学ぶ」・「休職して学び、現在の職務の幅を広げる」等、希望の履修形態のMBAを探しましょう。
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MBAを取得する期間は一般的に1年〜2年。
MBAは履修場所・形態によって、以下の5種類に分けられます。
それでは下表で各MBAの履修期間を見ていきましょう。
海外フルタイムMBA | 海外パートタイムMBA | 国内フルタイムMBA | 国内パートタイムMBA | オンラインMBA | |
履修期間 | 1年~2年 | 最短1年~2年 | |||
受講形態 | 留学して海外の大学に通学します。 英語での授業となります。 ※オンライン受講可能な大学もあり | 国内の経営学の大学院に通学し、修士課程を修了します。 日本語の授業であることが多いですが、授業がすべて英語で行われるMBAもあります。 | 国内・海外の大学院のオンライン学習でMBAを取得します。 国内では日本語、海外では英語での授業となります。 | ||
時間帯 | 平日の昼間中心の全日制 | 平日夜間/休日 働きながら学べます。 | 平日の昼間中心の全日制 | 平日夜間/休日 | オンラインMBAは以下の種に分けられます。 ・ライブ ・オンデマンド ・対面とライブまたはオンデマンドの混合 |
各MBAがおすすめできる人は以下の通りです。
- 海外フルタイムMBA
・仕事を辞めて、MBA取得に専念できる方
・学費に不安がない方
・取得後にキャリアチェンジの予定がある方
- 海外パートタイムMBA
・就労先にMBA派遣制度がある方
・仕事をしながら語学力を高めたい方
- 国内フルタイムMBA
・退職あるいは休職が可能な方
・学費を気にせず学べる方
・将来的にキャリアチェンジを考えている方
・交換留学やダブルディグリーを希望している方
- 国内パートタイムMBA
・働きながらキャリアアップを目指す方
・学費を抑えたい方
- オンラインMBA
・働きながらキャリアアップ/キャリアチェンジを目指す方
・渡航せずに海外MBAで学びたい方
・仕事や育児で通学が難しい方
1年制の国内MBA
短期集中で効率的に経営学の基礎理論から実践まで学べる1年制MBA。
以下は代表的な国内MBAです。
- 早稲田大学 大学院経営管理研究科 1年制総合(全日制)
- 一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻
- 日本工業大学専門職大学院 技術経営研究科
- 名古屋商科大学大学院 名古屋商科大学ビジネススクール(経営大学院)
(通常2年制。一定以上の成績で必要単位数を取得することで1年~1.5年での修了が可能)
- 法政大学大学院経営学研究科 法政大学ビジネススクール イノベーション・マネジメント研究科
- 国際大学大学院 国際経営学研究科
GSIM | 国際大学(IUJ)
修了要件と科目 | 国際大学(IUJ)
1.5年制国内MBA
夜間中心・昼間フルタイム・土曜日中心など、開講時間は大学によってさまざまですが、専門的な知識・実践的な課題解決力を1年半で習得できます。
- 京都大学経営管理大学院 1年半コース (ファイナンス・会計プログラム)
MBA/専門職学位課程(経営管理専攻) | 京都大学経営管理大学院
- 兵庫県立大学大学院 社会科学研究科 経営専門職専攻(経営専門職大学院)
兵庫県立大学大学院 社会科学研究科 経営専門職専攻(経営専門職大学院)【MBA】
- 神戸大学大学院経営学研究科現代経営学専攻
- 法政大学大学院経営学研究科 法政大学ビジネススクール グローバルMBA取得コース
HOSEI University Global MBA | in English in Tokyo in 1.5 years
- 立命館大学大学院経営管理研究科 立命館大学ビジネススクール
(※早期修了制度で在学期間1.5年に短縮可能)
立命館大学ビジネススクール(大学院経営管理研究科)
https://www.ritsumei.ac.jp/mba/common/file/pdf/ebook2024.pdf
2年制の国内MBA
経営に必要な知識・スキルを網羅的にしっかり学びたい方に。
MBA取得後に異業種への転職を考えている方や時間をかけて将来のビジネスパートナー・顧客となりうる人脈作りを狙う方にもおすすめです。
代表的な学校は以下の通りです。
- 慶応義塾大学大学院経営管理研究科
- 京都大学経営管理大学院 MBA/専門職学位課程 経営管理教育部経営管理専攻
MBA/専門職学位課程(経営管理専攻) | 京都大学経営管理大学院
- 一橋大学大学院 経営管理研究科 国際企業戦略専攻
Programs | Hitotsubashi ICS (MBA in Japan)
- 早稲田大学 大学院経営管理研究科 全日制グローバル
- 筑波大学大学院 人文社会ビジネス科学術院ビジネス科学研究群
- 東京理科大学大学院 経営学研究科 技術経営専攻(MOT)
- 神戸大学大学院経営学研究科現代経営学専攻
- 名古屋商科大学大学院 名古屋商科大学ビジネススクール(経営大学院)
- 国際大学大学院 国際経営学研究科
- 青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科
1年制と2年制のMBAの違いは?
履修期間に1年の差がある1年制MBAと2年制MBA。学習内容や求められる人物像に違いはどのようなものでしょうか。
下表で、1年制MBAと2年制MBAの学習内容や適している人についてまとめています。
1年制MBA | 2年制MBA | |
---|---|---|
学べる内容 | ・マーケティング・経営戦略・マネジメント・財務管理などの必修科目 ・専門領域の知識・スキルを強化するための選択科目 | ・マーケティング・経営戦略・マネジメント・財務管理などの必修科目 ・専門領域の知識・スキルを強化するための選択科目 ・交換留学制度/ダブルディグリー制度がある2年制MBAもあります。 |
適している人 | ・働きながらMBA取得を目指す方 ・時間管理が得意な方 ・費用を少しでも抑えたい方 | ・退職可能でMBA取得に時間をかけられる人 ・海外留学/就労を考えている方 ・MBA取得後にキャリアチェンジを考えている方 |
費用の目安 | ¥1,200,000~¥3,200,000 | ¥1,500,000~¥4,400,000 |
学べる内容は1年制・2年制によって大きく変わることはありません。
必修科目となる経済学・統計学・マーケティング・マネジメント等の、経営の基礎知識・スキルは履修期間に関わらず全員学びます。
また、それぞれの専門分野において必要と思われる科目を、選択科目として履修します。
こちらは、1年制MBAでもスケジュールが可能な範囲で学べますが、2年制に比べると学べる科目は少なくなるでしょう。
2年制MBAカリキュラムでは、交換留学やダブルディグリー(在学中に海外の大学に留学し、既定の学習プログラムを修了することで、所属する大学と留学先の大学両方の学位が取得できる)を提供していることが多いです。
1年制・2年制ともに受講時間はスクールによって違います。
平日全日制・平日夜間・土曜/日曜の昼間などさまざまなコースがあります。
現在の就労状況に合わせて選べるので、働きながら1年間でMBAを取得することも可能です。
1年制のMBAの方が忙しい?
結論から言うと、1年制のMBAの方が忙しくなる可能性が高いです。
一般的に、2年制MBAでは1年目に必修科目をメインで学び、2年目に選択科目を学ぶことが多いです。
1年制MBAは半分の1年で必修・選択科目を履修しなくてはならないので、学習スケジュールはタイトになることが多いでしょう。
経営学を網羅的、かつ専門的に学ぶMBAでは、日常的な学習が必須です。
フルタイム勤務を続けながら1年制MBAで学ぶ際は、学習スケジュールの管理が求められます。
1年制MBAを修了することによって、マネジメント能力の一つであるスケジュール管理スキルが磨かれると言えます。
とは言え、2年制でも学習スケジュールはハードであることが多いです。
科目数も多く、幅広い知識と論理的思考が求められる経営学は、日々の自主学習が必要となります。
仕事や家事などと両立しながらとなると、1年制・2年制ともに忙しいと言えます。
まとめ
MBA取得には海外・国内共に1年〜2年の履修期間が必要です。
夜間・休日に授業が受けられるパートタイムMBAであれば、働きながらMBA取得が可能です。
実践的なビジネススキル・語学力を学べる機会が多いのはフルタイムMBAですが、企業派遣以外はキャリアの中断が避けられません。
「退職・休職してフルタイムMBAで学ぶ」・「働きながらパートタイムMBAで学ぶ」どちらを選ぶかは、ご自身の就労状況や今後のキャリアプランを熟考して決めましょう。
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