
本コラムでは、2ヶ月間の準備期間で合格できる国内MBA大学院はどこか?を紹介します。
2ヶ月間の準備期間で合格できる国内MBA大学院なんてあるの?と思われた方も多いかと思いますが、あるのです。
そこで、特に難易度が高いと言われる大学院を中心に2ヶ月間の準備期間で合格できる国内MBA大学院を紹介します。
その上で、それら大学院の入試科目はどんなものが課せられているのかを説明します。
そして、それらの大学院に合格するための勉強法と、合格に向けて2ヶ月をどのように使うべきか?という受験準備のスケジュールを紹介します。
目次
2ヶ月間の準備期間で合格できる国内MBA
2ヶ月間の準備期間というと、かなり短いです。
2ヶ月間前に受験を決意した方が、果たして今から準備して間に合うのか、という相談は過去に数多く受けてきました。
2ヶ月間の準備期間でも間に合います。
過去にアガルートでは、2ヶ月間の準備期間で難関の国内MBAに合格した方は、たくさんいます。
以下に、詳しく説明したいと思います。
最初に、「2ヶ月間の準備期間で合格できる国内MBA大学院は、どこか?」に関してですが、人によっては、すべての国内MBA大学院が合格可能です。
人によっては、一部の大学院しか合格できない場合もあります。
事前知識&論理的思考ができれば難関MBAも合格可能
人によって、という条件を付けましたが、どんな人なら2ヶ月間の準備期間で難関と言われる国内MBA大学院に合格できるのか?と言いますと、日ごろからビジネス書などを読み、経営学の知識をインプットしている方です。
また、国内MBA入試では、論理的に考え、書く力が要求されますので、日ごろからプレゼンテーションなどを行い論理を組み立てることを仕事で行っている方です。
このような経営学の知識、論理的思考力を日ごろから身に付けている方は、2ヶ月間の準備期間で難関と言われる国内MBA大学院に合格できます。
具体的には、
・京都大学経営管理大学院
・慶應義塾大学大学院 経営管理研究科
・神戸大学大学院 経営学研究科
・筑波大学大学院 人文社会ビジネス科学学術院
・東京都立大学大学院 経営学研究科
・一橋大学大学院 経営管理研究科
・早稲田大学大学院 経営管理研究科
などです。
事前知識がなくても入試で小論文が課されないMBAなら受かる可能性がある
上記に該当しない方、すなわち、経営学の知識、論理的思考力を日ごろから身に付けていない方は、2ヶ月間の準備期間では上記大学院は厳しいかもしれません。
しかし、
・筑波大学大学院 人文社会ビジネス科学学術院 国際経営プロフェッショナル専攻
の2校は、小論文の筆記試験がなく、出願書類と面接だけで合否が決まりますので、この2校は、経営学の知識、論理的思考力を日ごろから身に付けていない方でも、2ヶ月間の準備期間で合格は可能です。
入試で英語が課される大学院は注意
ただ、注意点としましては、英語が課せられている大学院を受験する場合です。
京都大学経営管理大学院、神戸大学大学院経営学研究科、一橋大学大学院経営管理研究科(経営分析プログラム)の3校です。
特に、京都大学経営管理大学院、一橋大学大学院経営管理研究科(経営分析プログラム)の2校はTOEICで800くらいのスコアがあった方が有利です。
そのため、例えばですがTOEIC400の人が800になるには、人によりますが、1年かかる人もいます。
その場合は、2ヶ月間の準備期間で合格できるわけではありませんので、注意してください。
なお、神戸大学はTOEICのスコアがそれほど高くない人でもアガルートの受講生は合格しています。TOEIC600くらいのスコアでも大丈夫です。
国内MBA試験で勉強が必要な科目パターンは3種類
次に、2ヶ月間で国内MBAを合格を目指す場合の勉強法を紹介します。
勉強法の紹介の前に、国内MBAの入試科目を説明します。
その上で、それぞれの入試科目の勉強法の説明をしたいと思います。
国内MBA入試の試験科目は、大きく分けて3つのパターンがあります。
パターン1 試験科目が小論文・出願書類・面接の3種類
1つは、小論文、志望理由書・研究計画書などの出願書類、面接の3つが試験科目として課されている大学院です。
これに該当するのが上記の大学院では、
・筑波大学大学院 人文社会ビジネス科学学術院 ビジネス科学研究群 経営学学位プログラム(博士前期課程)
・東京都立大学大学院 経営学研究科
・一橋大学大学院 経営管理研究科 経営管理プログラム
・早稲田大学大学院経営管理研究科
です。
パターン2 試験科目が出願書類・面接の2種類
2つ目は、志望理由書・研究計画書などの出願書類、面接の2つが試験科目として課されている大学院です。
これに該当するのが上記の大学院では、
・青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科
・筑波大学大学院 人文社会ビジネス科学学術院 国際経営プロフェッショナル専攻
です。
パターン3 試験科目が英語・小論文・出願書類・面接の4種類
三つ目は、英語、小論文、志望理由書・研究計画書などの出願書類、面接の4つが試験科目として課されている大学院です。
これに該当するのが上記の大学院では
・神戸大学大学院経営学研究科
・一橋大学大学院経営管理研究科(経営分析プログラム)
です。
2ヶ月で国内MBAに合格する勉強法
三つ目の英語が課されている大学院は、先に説明した通り、現時点での自分の英語力によって、何も対策しなくても大丈夫な人から、1年かけて準備する必要がある方まで幅広いです。
そのため、ここでは1つ目の小論文、志望理由書・研究計画書などの出願書類、面接の3つが試験科目として課されている大学院、そして、2つ目の志望理由書・研究計画書などの出願書類、面接の2つが試験科目として課されている大学院について説明します。
国内MBA入試では、小論文、志望理由書・研究計画書、面接、どれをとっても経営学の基本的な知識が必要になります。
そのため、経営学の基礎的な知識がある方とない方では勉強法が異なります。
経営学の知識がない方向け 2ヶ月間の勉強法
経営学の知識がない方は、小論文、志望理由書・研究計画書、面接が課せられている大学院を2ヶ月間という短期間で準備する場合の前提として、毎日2~3時間は勉強するということとします。
この勉強量が確保できない場合は、2ヶ月間での準備は無理です。
あきらめて次回の機会に挑戦しましょう。
経営学の知識がない方は、まずは経営学の知識をインプットする必要があります。
そのためには、書籍を自分で購入して独学で勉強するという方法もありますが、2ヶ月間という短期間で独学で経営学の知識をインプットすることは現実的ではありません。
そこでアガルートなどの国内MBA予備校の経営学の知識をインプットする講座の受講をお勧めします。
これによって2ヶ月間の準備期間であっても効率的な知識のインプットができます。
インプットが終わりましたら、小論文を書く練習をします。
こちらも独学で書籍を買って、過去問をダウンロードして解答するという方法もありますが、2ヶ月間という短期間で独学で準備するのは効率的ではありません。
アガルートの小論文添削講座の受講などの予備校利用が効率的だと思います。
小論文の練習とともに、準備が必要なのが、志望理由書・研究計画書といった出願書類です。
志望理由書は、先の小論文での勉強により得た経営学の知識があれば、あとは実務経験をもとに問題意識を活字で表現するだけですから、独学でも可能ですが、やはり2ヶ月間という短期間の準備という点を考えると、予備校を利用することをお勧めします。
研究計画書は、研究の初心者の場合には、どうテーマ設定をしたらいいのかわからない、先行研究はどの程度読めばいいのかわからない、といった疑問が多く出てなかなかうまく書くことができません。
その場合も、予備校の講座を受講して、添削指導を受けるといいと思います。
小論文にしろ、研究計画書にしろ、自分が書いたものは、自己評価が難しいです。そこで、第三者的な意見を求める意味でも、予備校の利用は価値があると思います。
最後に、面接ですが、こちらは経営学の知識があり、志望理由書・研究計画書がしっかり書けていれば、問題ないと思います。
ただ、面接では、どんなことを聞かれるのか知りたいという方は、予備校の講座を受けて、面接内容の情報を入手するのもいいかと思います。
経営学の知識がある方向け 2ヶ月間の勉強法
経営学の知識がある方は、経営学の知識をインプットする必要はありません。
ですから、いきなり小論文を書く練習をします。普段から文章を書いたりする仕事をしていたり、プレゼンテーションをする機会が多い方は、書籍を買って、過去問をダウンロードして独学で勉強すればいいと思います。
そうでない方は、アガルートの小論文添削講座の受講などの予備校利用で準備をすることをお勧めします。
志望理由書・研究計画書といった出願書類、面接は、経営学の知識の有無は関係ありませんので、先に説明した「経営学の知識がない方」向けの部分と同じですので、「経営学の知識がない方」向けの説明をご覧ください。
2ヶ月間の勉強スケジュール

最後に、2ヶ月間という短期の期間に、いつ、何を、どの順番で進めていけばよいかスケジュールを説明します。
経営学の知識がない方は、最初の2週間ほどで経営学の知識のインプットをしてください(アガルートのような動画配信予備校の場合、自分のペースで動画視聴ができますので、動画配信予備校をお勧めします)。
インプットが終了しましたら、3週目からは、小論文の作成の練習をします。
この小論文の作成の練習は試験直前まで続けます。
小論文の練習と並行して、3週目からは、志望理由書・研究計画書の作成を行い出願します。
面接対策は、直前の10日前に開始すれば十分です。
経営学の知識がある方は、上記の経営学のインプットは不要になりますので、最初から過去問をダウンロードして小論文の作成の練習から始めてください。
その他は、上記の「経営学の知識がない方」向けのスケジュールと同じです。