電験三種とは「第三種電気主任技術者試験」のことで、資格保有者の独占業務があるため、人気の高い資格です。

しかし一方、出題科目は理論・電力・機械・法規の4科目と出題範囲が広く、難易度の高い資格とも知られています。

受験しようと考えているみなさんは、勉強法や対策について悩んでいませんか? 特に「法規」は科目別合格率をみても圧倒的に難しい科目です。

本コラムでは、出題科目の1つ「法規」について解説していきます。

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電験三種の法規とは?

電験三種の「法規」とは、電気法規(保安に関するものに限る)および電気施設管理に関する内容のことです。

試験では、穴埋め文章問題、正誤判定問題だけはなく、計算問題も出題されるため、法令の知識+法令の内容を理解した上での演習力も必要になります。

以下に、「法規」の試験内容や出題分野、試験時間、配点、合格点を表にしました。

試験内容電気法規(保安に関するものに限る)および電気施設管理に関するもの
出題分野・電気関係法規・電気設備技術基準とその解釈・電気施設管理
試験時間65分
配点A問題:10問×6点B問題:3問×各13~14点
合格点60点

電験三種試験の出題科目は、理論・電力・機械・法規の4科目です。

4科目のうち、それぞれ合格基準点に到達すれば「科目合格」となり、2年間合格が有効になります。

そのため、「科目別合格制度」を利用して、科目ごとの合格を狙う受験生がほとんどです。

電験三種の法規の難易度は?

「法規」の合格率は14.7~28.4%で推移しており、「理論」や「電力」と比較して難しいことがわかります。

2023年上期から2020年の5回分の試験の合格率を表にしました。

年度法規理論電力機械全体
2023年下期32.0%32.9%33.8%30.3%21.2%
2023年上期24.6%26.6%25.4%13.9%16.6%
2022年下期28.4%28.8%24.6%20.8%15.7%
2022年上期14.7%18.4%24.2%11.3%8.3%
2021年24.1%10.4%32.6%22.8%11.5%
2020年21.3%24.6%17.7%11.4%9.8%
参考:試験実施状況の推移(第三種電気主任技術者試験) | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター

法規の合格率が、理論や電力と比較して低い理由は以下の5つ。 

  • 問題数がほかの科目に比べて4問少なく、1問当たりの配点数が高め
  • 試験時間が法規以外の3科目は各90分で、法規のみ65分のため時間配分が難しい
  • 出題範囲の「電気設備技術基準」は範囲が広く、毎年まんべんなく全範囲から出題される
  • 出題率が分散しているので、全範囲をまんべんなく勉強する必要がある
  • 試験の最後の科目なので、集中力も体力も疲弊し、ケアレスミスが出やすくなる

電験三種の法規の勉強法5選!

法規は出題範囲が広いため、勉強法には工夫が必要です。

ここでは勉強法5選を紹介します。

  • 法規は最後に勉強する
  • 過去問を解いて対策する
  • 覚え方を工夫する
  • アプリを使ってスキマ時間に勉強
  • 通信講座を利用して効率よく勉強

法規は最後に勉強する

電験三種は「理論」→「電力・機械」→「法規」の順番で勉強するのがおすすめ。

法規は電気に関する法律など、暗記する内容が多いことから、最後に勉強するのが良いでしょう。

過去問を解いて対策する

できれば15年分、最低でも10年分の過去問を解いておきましょう。

「法規」という名前から「法律分野」だと考えられがちですが、実は出題問題の約40%が計算問題となっています。

計算問題は、問題のパターンが少なく、かつ配点の高いB問題なので、しっかり対策をすれば点数を獲得できます。

また、過去問をやることで暗記したことが脳に定着しやすくなります。

過去問は、ECEE 一般財団法人電気技術者試験センターのホームページに掲載されています。

参考:試験の問題と解答 | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター

覚え方を工夫する

法規は暗記が多いため、テキストを見て問題を解くだけでなく、問題や答えを口に出して、口と耳で覚えるなど、工夫して勉強しましょう。

法規は、大きくわけて7つの法令で構成されています。

  • 電気事業法
  • 電気設備に関する技術基準を定める省令
  •  電気関係報告規則
  •  発電用風力設備に関する技術基準を定める省令
  • 電気用品安全法
  • 電気工事士法
  • 電気工事業の業務の適正化に関する法律

すべてを丸暗記するには量が多すぎて現実的ではありません。

そのため、要点をまとめた参考書などを用いて効率よく覚えていきましょう。

アプリを使ってスキマ時間に勉強

法規の勉強には、スキマ時間を効率的に使うこともおすすめです。

ここでは、おすすめのアプリを紹介します。

「電験三種 法規科目 暗記アプリ」

電験三種の法規科目をサクサク勉強できるアプリです。

「おまかせ出題機能」により、ユーザーに最適な出題設定がされます。

おさらい出題により、苦手な問題をまとめて復習できたり、詳細な学習進捗状況を確認できるなど使い勝手の良いアプリです。

「第三種電気主任技術者 |試験問題演習アプリ」

演習問題が項目別、レベル別で取り組めるアプリです。

ブックマーク機能でブックマークボタンを押した問題だけを復できたり、間違えた問題だけを復習できるミス問題昨日も。

追加問題を購入することでより多くの問題を学習できます。

通信講座を利用して効率よく勉強

通信講座を利用すると、暗記が多い法規の効率が良い覚え方が学べます。

電験三種試験は難易度が高く、試験範囲も広いため独学での合格は困難です。

また通信講座であれば、スマホなどで自分のペースで勉強を進められるため、更に効率が良いでしょう。

電験三種の法規に合格するための勉強時間は?

電験三種試験の合格に必要とされている勉強時間は約1,000時間と言われています。

そのため、単純計算で法規の勉強時間は250時間です。

しかしこれはあくまで目安なので、個人差があるのを念頭に置いておきましょう。

例えば、高校で物理を専攻していたか否かや、工科高校出身であるかどうかなど、基本知識の有無で勉強時間は大きく変わってきます。

しかし、電気工事士の有資格者でもさえも、電験三種の試験をスムースに通過するのは難しいといわれています。

ちなみに1,000時間がどれくらいなのかというと、1日3時間勉強時間が確保できるとして、約333日およそ1年かかる計算です。

法規1科目だけの250時間は83日。およそ3ヶ月です。

逆算して考えると、電験三種試験の対策として1年前から勉強をスタートするべきでしょう。

まとめ

本コラムでは、電験三種試験の出題科目の1つ「法規」について解説しました。

法規の試験内容は「電気法規(保安に関するものに限る)および電気施設管理に関するもの」で、出題分野は「電気関係法規」「電気設備技術基準とその解釈」「電気施設管理」です。

4科目の中でも難易度が高く、暗記だけでなく計算問題も求められます。

学習範囲が広いため、独学で対策をするには限界があるでしょう。

効率よく勉強したい人には、アガルートの通信講座がオススメです。

アガルートでは「第三種電気主任技術者講座」を設けており、1年間で4科目合格者を輩出しています。

アガルートの講義は、1人の講師で4科目全ての講義を担っているため、科目間の関連性がわかりやすくなっています。

そのため、法規の学習も効率よく進めることが可能です。

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