第三種電気主任技術者（以下、電験三種）の試験は非常に難易度が高いため、諦めてしまう方が多いと言われています。

試験の内容が難しすぎると、モチベーションが下がってしまいますよね。

電験三種試験の合格を目指している方は、最後まで諦めずに勉強を続ける方法を知りたいと考えているのではないでしょうか。

本コラムでは、諦めずに電験三種の合格を目指すための解決策や、モチベーションを維持する方法を紹介します。

ぜひ最後までご覧ください。

電験三種の試験は難しく諦めてしまう人が多い？

電験三種試験は合格率が低く、難易度が高い試験のため諦めてしまう人が一定数います。

例年の合格率は約8〜20%であり、数ある資格試験の中でも、合格率が低い部類に入ります。

また、4科目すべての試験において専門的な知識が求められるため、合格するためには長時間の学習が必要です。

過去5回分の合格率は、以下の通り。

年度	受験者数	合格者数	合格率
令和5年下期	24,567	5,211	21.21%
令和5年上期	28,168	4,683	16.63%
令和4年下期	28,785	4,514	15.68%
令和4年上期	33,786	2,793	8.27%
令和3年	37,765	4,357	11.54%

電験三種試験の合格率は年々上がっている

一方で、電験三種試験の合格率は、年々上がっていると言われています。

平成21年から30年までの10年間における電験三種試験の平均合格率は、約8%で推移していました。

対して、最近5回分の試験の平均合格率は約14.67%であり、以前の倍近くまで上がっています。

また、令和5年下期試験の合格率は、過去最高の21.21%でした。

電験三種試験の合格率が上昇している理由のひとつとして、試験制度の変更があげられます。

令和4年（2022年）からは試験の回数が増え、年2回実施されています。

また、令和5年（2023年）からはCBT方式が導入され、試験会場や試験日を選択できるようになりました。

試験制度の変更により、電験三種試験は以前よりも受験しやすくなっています。

科目別合格制度や、CBT方式の受験を組み合わせれば、自分のペースで合格を目指せるでしょう。

過去の合格率を見て「自分には難しすぎる」と諦めていた方は、もう一度電験三種試験の受験に挑戦してみてはいかがでしょうか。

電験三種を諦めた方へ合格を目指すための4つの解決策

電験三種を諦めた方が合格を目指す場合は、以下の4つの方法を試してみましょう。

• 勉強時間を振り返る
• 勉強法を変えてみる
• 長期間での合格を目指す
• 通信講座を利用する

勉強時間を振り返る

電験三種試験の合格を目指すためには、自分の勉強時間を振り返ることが重要です。

電験三種試験の合格に必要とされている勉強時間の目安は、約1,000時間と言われています。

1日3時間勉強した場合、1年弱かかる計算です。

個人差はありますが、一般的に1,000時間未満の勉強時間で試験に合格することは難しいでしょう。

自分は電験三種に向いていないと諦める前に、勉強の絶対量が不足していないかどうかを確認し、まずは1,000時間勉強しましょう。

勉強法を変えてみる

電験三種を諦めた方が合格を目指す場合は、勉強法を変えてみると良いでしょう。

参考書やテキストだけを使って勉強していた方は、YouTube・ブログ・SNSなどを活用してみましょう。

試験に関する解説動画や、合格者のブログなどを閲覧することで、気分をリフレッシュできる場合があります。

また、SNSでは、同じ目標をもつ方同士が情報交換を行ったり、励ましあったりするコミュニティなども見受けられます。

挫折してしまった時と同じ方法を継続せず、新しい方法を取り入れることで気分が変わり、モチベーションを維持しやすくなるでしょう。

長期間での合格を目指す

電験三種を諦めた経験がある方は、1回の試験で合格しようとせず、長期間での合格を目指すことがおすすめです。

電験三種試験には科目別合格制度が設けられているため、1回ですべての試験に合格する必要はありません。

数回に分けて受験することで、時間的な余裕が生まれ、準備を行いやすくなります。

一度合格した科目は3年間有効であるため、科目別合格制度の利用を前提に、無理のないスケジュールで合格を目指しましょう。

通信講座を利用する

独学で勉強していた方は、通信講座を利用しましょう。

電験三種試験は難易度が高いため、独学で合格を目指すためには、長い時間がかかります。

また、学習の順序や優先順位などの判断を自分で行わなければならないため、勉強以外のところにリソースを割かなければなりません。

通信講座を利用すれば、カリキュラムに沿って学習を進めるだけで、効率良く合格を目指せるでしょう。

電験三種の通信講座にはさまざまな種類がありますが、最短距離で合格を目指したい方には、アガルートの通信講座がおすすめです。

アガルートの電験三種講座では、科目間の関連性に重点を置いた講義が行われます。

そのため、1科目ずつ順番に勉強した場合に比べて、合格に必要な知識を効率よく学べます。

フォロー制度も充実しているため、独学で電験三種を諦めてしまった方でも、無理なく勉強を続けられるでしょう。

モチベーションを保つために合格後のことを考えよう

電験三種試験の勉強を続けるうちにモチベーションが下がってしまうという方は、試験に合格したあとのことを考えてみましょう。

電験三種は需要が高く、将来性が期待できる資格です。

転職や就職に役立つ可能性が高いため、キャリアアップや収入アップを目指せます。

また、難易度が高い電験三種試験に合格すれば、ひとつのことをやり遂げたという達成感を得られます。

合格したあとの自分の姿をイメージすれば、モチベーションアップに繋がるでしょう。

まとめ

本コラムでは、諦めずに電験三種試験の合格を目指すための方法について解説しました。

電験三種試験は難易度が高く、合格率が低い試験です。

しかし、近年の合格率は上昇傾向にあり、自分のペースで合格を目指しやすくなっています。

過去に電験三種を諦めてしまった経験がある方は、再度挑戦してみましょう。

電験三種試験に合格するためには、最後までモチベーションを維持することが重要です。

独学ではモチベーションを維持できないと感じる方は、アガルートの電験三種講座を利用してみましょう。

アガルートの通信講座では、わかりやすい講義と、内容がコンパクトにまとまったフルカラーテキストを使って学習を進められます。

短い時間で最大の学習効果が期待できるため、一発合格を目指したい方にもおすすめ。

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