第三種電気主任技術者試験(以下、電験三種)は、全国で受験可能な試験です。

しかし、受験生は試験地のみ選択でき、試験会場は一般社団法人電気技術者試験センター(以下、試験センター)から指定されるまでわかりません。

そのため、「電源三種の試験ってどのような場所で受けるの」と不安になってしまいますよね。

本コラムでは受験する場所について知りたい方のために、2024年電験三種の試験会場について紹介します。

試験会場に関する注意点や当日の持ち物についても触れているため、受験を検討中の方はぜひ参考にしてください。

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【2024年】電験三種の試験会場は?

電験三種を受ける実際の試験会場は事前にわかりません。

実施される試験会場は毎年受験者数に応じて選出されるため、去年実施された会場がまた指定されるかは決まっていません。

しかし、過去の試験会場に関する情報は公開されており、令和5年度下期では大学やホテル、ビル内のテストセンターなどが対象でした。

2024年も同じような会場になる可能性は高いでしょう。

各都道府県別の試験会場について記載があるため、今後の参考に電気技術者試験センターの令和5年度第三種電気主任技術者下期試験の結果についてをご覧ください。

参考:https://www.shiken.or.jp/press/denken/kekka/269R5denkenT02kekka.pdf

電験三種を受験する方法は、マークシートに記入する筆記方式とパソコンで解答するCBT方式があります。

どちらで受験しても問題ありませんが、試験方式によって試験会場の決まり方や日時が異なります。

2つの違いを理解して、自分が受験しやすい方式を選びましょう。

筆記方式の試験会場は受験票に記載している

試験センターが決定した筆記方式の試験会場は受験票に記載されています。

受験票は試験日の約2週間前に試験センターより発送されます。

場所によっては宿泊が必要になる可能性もあるため、届いたらすぐ試験会場の住所を確認しておきましょう。

参考:受験申込方法・受験案内 | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター

CBT方式なら試験会場が選べる

CBT方式であれば、自分で試験会場・試験日時の選択が可能です。

インターネットで申込後、マイページにてCBT方式に変更すると試験会場や日時が選べるようになります。

ただし、筆記方式からCBT方式への変更には期間が設けられているため注意が必要です。

選択後はマイページで会場の詳細が確認できるようになります。

なおCBT方式は受験票の送付はありません。

電験三種の試験会場の変更は可能?

CBT方式では、指定された期間内での試験会場の変更が認められています。

令和5年度では予約した試験日の3日前まで会場と日時の変更を受け付けていました。

変更はマイページ内の予約変更ボタンより可能です。

筆記方式に関しては、試験会場の変更ができませんので注意が必要です。

電験三種の試験会場に関する3つの注意点

試験会場が決まっても安心はできません。

試験直前に慌てないようにするため、以下の注意点を確認してしっかり準備しておきましょう。

  • 試験会場までの行き方を確認しておく
  • 車で行く場合は駐車場があるか確認する
  • 筆記方式は試験会場の変更ができない

試験会場までの行き方を確認しておく

試験会場が受験票やマイページでわかったら、場所の確認に加えて行き方も確認しましょう。

試験会場の住所だけの確認だと、「当日思っていたよりも時間がかかってしまった」「電車やバスが混んでいて遅刻してしまった」などのトラブルが起きやすいです。

試験当日は公共交通機関の混雑も予想されるため、事前にルートを決定し、入念に確認するようにしましょう。

車で行く場合は駐車場があるか確認する

自動車で試験会場に行きたい場合は、駐車場があるか事前に確認しましょう。

会場の敷地内に駐車場がある場合でも、試験当日は使用できないケースもあります。

利用したい方は当日駐車できるか、試験センターや会場に問い合わせておくと安心でしょう。

試験会場に駐車場がない場合は、周辺の駐車場を確認して利用するようにしましょう。

しかし、当日に駐車場が空いているとは限りません。

試験当日は道路や駐車場の混雑が予想されるため、可能であれば公共交通機関で来場しましょう。

筆記方式は試験会場の変更ができない

筆記方式を選択すると、試験会場の変更はできません。

また、申込時に間違えた試験地を選択すると、そのまま希望しない試験地の会場になってしまうため注意が必要です。

前述の通り、CBT方式であれば試験会場・日時の選択と期日内の変更が可能です。

筆記方式よりも融通が利くため、パソコン操作に抵抗がない方はCBT方式での受験が良いでしょう。

参考:電験三種の過去の試験地と試験会場一覧|試験当日の注意点を紹介

電験三種の試験当日のスケジュールは?

電験三種を筆記方式で行う場合、全科目を1日で受験します。

参考に令和5年度下期の試験当日のスケジュールを紹介します。

科目試験時間集合時間
理論午前9時15分〜午前10時45分午前8時55分まで
電力午前11時25分〜午後0時55分午前11時5分まで
機械午後2時15分〜午後3時45分午後1時55分まで
法規午後4時25分〜午後5時30分午後4時5分まで

筆記方式の場合、試験開始時間の20分前に集合時間が設定されています。

試験開始から30分後までに入室しないと遅刻となり、その科目は受験できません。

参考:第三種電気主任技術者 | 下期受験者用

CBT方式は科目ごとの試験時間を決められる

CBT方式で受験する場合は、科目ごとに試験会場と試験時間の予約をマイページで行います。

各科目を別会場、別日に受験することが可能で、筆記方式のように1日に全科目を受験する必要はありません。

2科目ずつ2日間に分けて受験するなど、自分のスケジュールに合わせて自由に組み合わせられます。

もちろん、複数科目を同日に連続して受験することも可能です。

連続で申し込む場合は、科目の順番が理論→電力→機械→法規で設定されます。

受験する順番を変更したい場合は個別に申し込む必要があります。希望する方は試験センターに問い合せましょう。

電験三種の試験当日の持ち物は?

電験三種の試験に必要な持ち物は以下の通りです。

  • 受験票(筆記方式のみ)
  • 顔写真付きの身分証明書(CBT方式のみ)
  • 電卓
  • 筆記用具
  • 昼食と飲み物

各持ち物について詳しく紹介します。

受験票(筆記方式のみ)

筆記方式の方は必ず受験票を持っていきましょう。

筆記方式では受験票を試験会場に持参しないと、理由にかかわらず全科目の受験ができなくなるため注意が必要です。

また、受験票には顔写真を貼りつけなければなりません。

顔写真つきの身分証明書(CBT方式のみ)

CBT方式で受験する際には、顔写真つきの身分証明書が必要です。

CBT方式の方には受験票が送付されないため、試験当日は顔写真つきの身分証明書で本人確認を行います。

マイナンバーカードや運転免許証などを持っていきましょう。

身分証明書が受験票の代わりになるため、当日忘れてしまうとどのような理由であっても受験できなくなってしまいます。

参考:[下期受験者用]

電卓

電源三種の試験当日には電卓が必要です。

試験では四則演算や開平計算(√)を行う問題が出るため、電卓の使用が認められています。

試験で使用すると不正行為とみなされる電卓があります。

以下の機能がある電卓は持ち込まないようにしましょう。

  • 数式が記憶できる電卓
  • 関数計算ができる電卓
  • 印字機能がある電卓
  • 電子パットがついている電卓
  • 定規がついている電卓

また、電卓から音を出すことはできません。開平機能つきのシンプルな電卓を使用するようにしましょう。試験会場では電卓の貸出はしていません。

筆記用具

筆記方式で受験する場合、マークシートを記入するための筆記用具を持っていきます。

指定されているものは、HB鉛筆またはHBの芯が入ったシャープペンシル、消しゴム、透明または半透明の定規、鉛筆削りです。

ボールペンでのマークシート記入は不可となっています。

CBT方式では、試験会場が貸し出す黒のボールペンとメモ用紙のみ使用が認められています。

持参した筆記用具は使用できません。

ただし、休憩時間で勉強する際に使用する場合があるため、自分の筆記用具を持っていくと安心でしょう。

昼食と飲み物

試験当日には昼食と飲み物を持参するのがおすすめです。

特に筆記方式で長時間の受験を行う方、同日に複数科目をCBT方式で受験する方は必要でしょう。

試験会場によっては近くにコンビニや飲食店がない場合があります。

また、会場が大学などの施設でも、売店や食堂が閉まっていることもあります。

昼の休憩時間に何も食べられなかったということがないよう、昼食と飲み物は持っていきましょう。

試験に必要な持ち物の準備は、当日までに済ませておくのが試験をスムーズに受けられるポイントです。

試験日が近づくと緊張感が高まり、必要なものを当日に用意しようとすると焦ってミスが起こりやすいでしょう。

時間に余裕を持ってしっかり準備すれば、試験当日の気持ちにも余裕が出ます。

まとめ

本コラムでは電験三種の試験会場について解説しました。最後に記事の要点を紹介します。

  • 筆記方式で選択できることは試験地のみ。試験会場は試験センターが設定し、変更はできない
  • CBT方式であれば各科目の試験会場と日時が自分で予約できる。期間内で試験会場・日時の変更も可能
  • 筆記方式は1日で全科目を受けなければならないが、CBT方式なら別日・別会場での受験ができる
  • 試験会場が決定したら、行き方を事前に確認しておくのが大切
  • 試験当日の持ち物の準備は当日までに行うと焦らない

電験三種を受けるなら試験会場を自分で選択できるCBT方式がおすすめ。令和5年度から導入された方式ですが、出題形式は筆記方式と同様なため勉強方法を変える必要もありません。便利なCBT方式を利用して、難易度の高い電源三種の合格を効率的に目指しましょう。

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