電験三種とは「第三種電気主任技術者試験」のことで、電気関係の仕事に欠かせない国家資格です。

独占業務を有しているため就職や転職に強い資格として人気がある一方、難易度が高いことでも知られています。

出題科目は理論・電力・機械・法規の4科目と出題範囲が広く、受験を考えている方の中には、勉強法や対策について悩んでいるかもしれません。

本コラムでは、出題科目の内の1つ「電力」について解説していきます。

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電験三種の電力とは?

電験三種の「電力」とは、発電所、蓄電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む。)の設計及び運用並びに電気材料に関する科目のことです。

以下に、「電力」の試験内容や出題分野、試験時間、配点、合格点を表にしました。

試験内容発電所、蓄電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む。)の設計及び運用並びに電気材料に関するもの
出題分野・発電
・変電
・送配電
・電気材料
試験時間90分
配点A問題:14問×5点 B問題:3問×各10点
合格点60点

電験三種試験の試験科目は、理論・電力・機械・法規の4科目で、それぞれ合格基準点に到達すれば「科目合格」となります。

一度合格すると、2年間有効になるため、この「科目別合格制度」を利用して、科目ごとに合格を狙っていくのがオススメです。

電験三種の電力の難易度は?

「電力」の合格率は17.7~32.6%で推移していることから、4科目の中でも、難易度はやや低めで、4科目の中では比較的「合格しやすい科目」といえるでしょう。

2023年上期から2020年の5回分の試験の合格率は以下の通り。

年度法規理論電力機械全体
2023年上期24.6%26.6%25.4%13.9%16.6%
2022年下期28.4%28.8%24.6%20.8%15.7%
2022年上期14.7%18.4%24.2%11.3%8.3%
2021年24.1%10.4%32.6%22.8%11.5%
2020年21.3%24.6%17.7%11.4%9.8%

現時点で電力会社などに務めていたり、発電や送電の業務に従事している方にとっては、比較的解きやすい問題が多く出題されます。

電力関連の業務に全く関係のない方でも、覚えることが多い分野のため暗記を頑張ることで得点につなげやすい科目といえます。

電験三種の電力の勉強方法4選!

電力は発電や送電など、比較的イメージがしやすい分野のため4科目の中でもとりかかりやすい科目といえます。

ここでは、電力の勉強方法について、おすすめの4つのポイントを紹介します。

  • 理論の後に電力の勉強を始める
  • 公式を覚えるだけでなく問題を解く
  • 過去10年分過去問を解く
  • 通信講座を利用する

理論の後に電力の勉強を始める

電力を勉強を始める前に、先に理論から勉強することがおすすめです。

なぜなら、電験三種の基礎部分が学べる理論を勉強してから、電力の勉強を始めるとスムーズに理解が進みます。

全体的には「理論」→「電力」→「機械」→「法規」の順番で勉強するのがいいでしょう。

計算問題は40%程度出題されますが、計算問題は理論に比べると易しいので問題が解きやすいのが特徴です。

公式を覚えるだけでなく問題を解く

電力では公式を覚えるだけでなく問題を繰り返し解くことをおすすめします。

公式を暗記したり、テキストを読んだりするだけでなく、実際に問題を解くことで計算力を身に付けましょう。

過去10年分の過去問を解く

知識の定着のためにも、過去問を目安として過去10年分を5回解きましょう。

電力は知識を問う問題が60%、計算問題が40%です。

電力は出題傾向が比較的似通っているため、過去問を繰り返し解くことで解く力が身につきます。

また、計算力を上げるためにも過去問を繰り返し解くのが良いでしょう。

特に、計算問題は満点を取るつもりで過去問を繰り返し解きましょう。

過去問は、ECEE 一般財団法人電気技術者試験センターのホームページに掲載されています。

参考:試験の問題と解答 | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター

通信講座を利用する

通信講座を利用して、効率よく勉強することをおすすめします。

電験三種試験の合格率は、9.8~16.6%と非常に難易度が高いのが特徴です。

そのため独学で合格するのはかなり困難といえるでしょう。

アガルートでは4科目すべてを網羅した「一括セット」の他、電力だけを重点的に学べる「電力編」も用意されているので、自分のペースに合わせて講座を選択できます。

参考:アガルート | 第三種電気主任技術者

電験三種の電力に合格するための勉強時間は?

電験三種の電力に合格するために必要な勉強時間は、250時間です。

電験三種試験の合格に必要な勉強時間は、およそ1,000時間と言われており、全部で4科目なので、単純計算で電力の勉強時間は250時間になります。

しかしこれはあくまで目安なので、個人差があるのを念頭に置いておきましょう。

電力関係の仕事に従事している方は既に電力の知識は豊富である一方、高校で物理を選択していなかった方はゼロからのスタートになります。

具体的に、1日3時間の勉強を毎日続けると仮定すると、1,000時間は約333日。およそ1年かかる計算です。

電力1科目だけの250時間は83日、つまり約3か月です。

そのように考えれば、電験三種試験の対策は1年前から勉強を始めるべきでしょう。

まとめ

本コラムでは電験三種試験の出題科目「電力」について、試験内容、難易度、勉強法や勉強時間を解説しました。

電験三種試験は難易度が高く、一発合格が非常に難しい試験です。

勉強法にもコツが必要で1,000時間にもわたる膨大な勉強時間が必要です。

内容も難しいためモチベーションの維持も難しく、独学で挑むにはハードルが高いと言わざるを得ません。

効率的に合格を勝ち取るためにも、アガルートの通信講座を利用しましょう。

アガルートの「第三種電気主任技術者講座」は1講座10~20分前後で隙間時間を有効活用できます。

講義・暗記・復習・テストのすべてをPCかスマホでいつでも学習できるので、学生でも社会人でも無理なく勉強が続けられます。

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