このコラムでは、計算処理能力が上がる「電験三種の試験におすすめの電卓」をご紹介いたします。

電験三種の試験は、近年の合格率が近年の合格率は9.3%〜21.2%と低く、計算問題が多いことから、難易度の高い試験となっています。

合否を左右するのは、複雑な計算を早く正確に処理する計算力です。

操作が直感的にできる使いやすい電卓を選ぶことで、問題文を読む時間や答案の見直し時間も増やせます。

電卓の選び方のポイントや、身につけるべき電卓の使い方についても解説していますので、電験三種の取得を目指す方は参考にしてください。

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電験三種試験に持ち込める電卓とは?

電験三種試験では四則演算、開平計算(√)を行うための電卓の持ち込みが可能です。

電卓はごく一般的な市販の電卓で問題ありません。

試験問題によっては、開平計算(√)が必要になるため、電卓は必ず「√」ルート機能のある(開平機能付き)ものを選びましょう。

100均やコンビニでは、√(ルート)機能がある電卓を置いていないことがあるためご注意ください。

電験三種の勉強を始めるにあたり、早めに√(ルート)機能のある電卓を準備しておきましょう。

なお、試験会場での電卓の貸与はありません。

使用できる電卓の代表例は次の通りです。

引用:第三種電気主任技術者試験

電験三種試験で禁止されている電卓とは?

電験三種試験で禁止されている電卓には次のようなものがあります。

使用した場合は、不正行為となりますため電卓を購入する際にはご注意ください。

  • 数式が記憶できる電卓
  • 関数電卓
  • 印字機能を有する電卓
  • 音の出る電卓(サウンド電卓)

また、電卓の使用に際しては、音を発することが禁じられています。

タッチ音が抑えられたサイレント機能のついた電卓も良いでしょう。

以下は使用が禁止されている電卓の代表例(関数電卓)です。

引用:第三種電気主任技術者試験

電験三種試験は電卓の貸与がない

電験三種試験では電卓の貸与がないため、必ず用意しましょう。

電験三種の試験科目は「理論」「電力」「機械」「法規」の4科目。

全科目計算問題が多く出題されます。

特に理論では出題の8割〜9割が計算問題です。

電卓なしでの合格はかなり厳しいでしょう。

電験三種試験におすすめの電卓3選!

電験三種の試験に使いやすい、おすすめの電卓は以下の3点です。

  • CASIO(カシオ) グリーン購入法適合電卓 12桁 ミニジャストタイプ MW-12GT-N
  • シャープ(SHARP) セミデスクトップタイプ EL-S452-X
  • 無印良品 電卓 普通電卓 ホワイト 12桁(KK-1154MS) 37355538

CASIO(カシオ) グリーン購入法適合電卓 12桁 ミニジャストタイプ MW-12GT-N

CASIO(カシオ) グリーン購入法適合電卓 12桁 ミニジャストタイプ MW-12GT-Nは、大き目の液晶画面と押しやすいサイズにこだわった各種キーが特徴です。

限られた時間で正確な計算処理が求められるシーンに適しています。

また、アマゾンの「ビジネス電卓の売れ筋ランキング1位」を獲得しており、多くの人から支持を得ている電卓です。

入力と計算をスピーディに行うために次のような機能を搭載。

操作がシンプルかつ直感的にできる工夫がされています。

  • サインチェンジ機能・・・正の数と負の数を切り替えます。
  • 桁下げ機能・・・入力済の数値を後ろからひとつずつ消せるので、入力ミス時に便利。
  • キーロールオーバー機能・・・前のキーを押してから離すまでの間に、次のキーを押しても入力が可能なのでテンポ良く計算できます。

参考:CASIO(カシオ) グリーン購入法適合電卓 12桁 ミニジャストタイプ MW-12GT-N エコマーク認定

シャープ(SHARP) セミデスクトップタイプ EL-S452-X

シャープ(SHARP) セミデスクトップタイプ EL-S452-Xは、便利な計算機能と早打ち機能がついた電源三種の試験に適した電卓です。

おすすめポイントは、視認性の高さとボディの安定性でストレスなく計算処理ができること。

液晶画面が大型表示かつ角度調節が自由(チルトディスプレイ)のため、数字が見やすく、入力ミスがしづらいです。

また、すべりを防止するゴム足を採用することで、ストレスなく早打ちができます。

急いで計算するとタッチが強くなりがちになるため、滑り止めがあることはアドバンテージになります。

この他に税込、税抜計算・定数計算・小数桁指定機能が搭載されています。

参考:シャープ(SHARP) セミデスクトップタイプ EL-S452-X | ビジネス電卓 | 文房具・オフィス用品

無印良品 電卓 普通電卓 ホワイト 12桁(KK-1154MS) 37355538

無印良品 電卓 普通電卓 ホワイト 12桁(KK-1154MS) 37355538は、機能もデザインもシンプルにこだわった電卓ですが、開平計算(√)・GT機能(集計機能)・税計算機能などの便利な機能はしっかり押さえています。

ボタン電池と太陽電池のツインパワーで、明るい場所では太陽電池で稼働するため、電池の節約になります。

高さの変えられるスタンドと、裏側に滑り止めが付いているため、視認性と操作性も高いです。

必要十分な機能を備えながら、価格が990円とコストパフォーマンスに優れた電卓。

コンパクトなサイズ感で、無駄な機能がないため、試験はもちろん、業務用・家庭用にも使いやすいでしょう。

参考:無印良品 電卓 普通電卓 ホワイト 12桁(KK-1154MS) 37355538

電験三種試験の電卓を選ぶ5つのポイント

試験や検定向けの電卓は数多く市販されていて、どれを選べばよいか迷いますよね。

ここでは機能性・操作性の高い電卓を選ぶ5つのポイントを紹介します。

電験三種試験の電卓を選ぶポイントは次の通り。

  • メモリー機能がついているもの
  • 12桁まで表示できるもの
  • ボタンが大きいもの
  • ボタンの感度が良いもの
  • すべり止めがついているもの

メモリー機能がついているもの

電験三種の試験で使う電卓には、メモリー機能がついていることが必須となります。

メモリー機能のある電卓には「M+」「M-」「MR」「MC」のようなキーがあります。

複雑な計算も、途中結果をメモリー機能に保存ができるため、計算ミスが未然に防げます。

時短にもなるため、必ずついているものを選びましょう。

12桁まで表示できるもの

12桁まで表示できる電卓を選べば問題ありません。

電験三種試験では、複雑な計算問題が出題されるため、表示桁数が多くなります。

コンパクトさを売りにしている電卓には、8桁、10桁の電卓もあるため注意しましょう。

ボタンが大きいもの

ボタンが大きいものがおすすめです。

試験の緊張感の中でもキー操作がしやすく、押し間違いや文字の見間違いのリスクが軽減されます。

ボタンの感度が良いもの

ボタンの感度の良い電卓は、迅速かつ効率的に操作ができます。

電験三種の試験では試験時間内に多くの計算を行う必要があります。

また、ボタンの押し心地や感度が良いものの方が、ボタンを押した際に確実に反応するため、押し間違いを未然に防げます。

すべり止めがついているもの

すべり止めがついている電卓は安定した位置に固定されるため、計算作業が安定して行えます。

試験中に電卓を落として焦ってしまう、正確な入力ができずに計算ミスをしてしまう、などのリスクを未然に防げます。

時間ロス・計算ミスを最小限にするために、すべり止めのついている電卓を選びましょう。

電験三種試験までに身につけたい電卓の使い方3選

試験までに身につけた方がいい電卓の使い方は以下の3つです。

  • ルート計算
  • メモリー機能
  • GT機能

これらのテクニックを習得することで、効率的に電卓を使えるようになるため、操作性が上がり、計算時間を短縮できます。

計算ミスも事前に防げるため、問題演習を繰り返して、使い慣れておくようにしましょう。

ルート計算

平方根を計算したい数値を入力した後、ルートキー(√)を押すと、平方根が表示されます。

例えば、144の平方根を計算する場合は、144を入力した後に、ルートキー(√)を押すと、12が表示されます。

次のような方法でルートキーを使います。

「問題例」

直流回路において、抵抗R1=100Ω、抵抗R2=200Ω、抵抗R3=300Ωが直列に接続されています。この回路に流れる電流Iを計算してください。

「計算手順」

  1. 抵抗の合計Rt=100+200+300=600Ω
  2. √600をルートキー(√)使用して求めると24.49となる
  3. 24.49を使用して、電圧V=12Vと仮定する
  4. 電流I=V÷Rt=12÷24.49=0.49

これより、与えられた条件の下で、直流回路に流れる電流Iは0.49Aとなります。

メモリー機能

電卓のメモリー機能は計算中に一時的に計算結果を保存するために使います。

複雑な計算を行っている途中でメモリー機能を使うと、後で保存した数値を再び利用することが可能です。

メモリーキーの種類には次のようなものがあります。

  • 「M+」メモリープラス:直前の数値または計算結果を加算
  • 「M-」メモリーマイナス:直前の数値または計算結果を減算
  • 「MR」メモリーリコール:記憶されている数値の合計
  • 「MC」メモリークリア:記憶されている全ての数値を消去

それでは簡単な計算問題で使い方の解説を見ていきましょう。

4×5+7×8を計算する場合、次のようにキーを押していきます。

1.「4」「×」「5」「=」「M+」

2.「7」「×」「8」「=」「M+」

3.最後に「MR」を押すと合計の数値「78」が出ます。

GT機能

電卓のGT(Grand Total)機能は、連続して複数の数値を計算し、その合計を一時的に保存するものです。

長い計算や部分的な合計を求める際に使います。

GT機能は次のように使います。

87×5+23×7をGT機能を使って計算する場合、次のようにキーを押していきます。

1.「87」「×」「5」「=」

2.「23」「×」「7」「=」

3.「GT」を押すと合計の数値「596」が出ます。

まとめ

電験三種の試験は計算問題の出題率が高く、中学〜高校レベルの数学の理解と計算力が求められます。

複雑な計算に対応できる十分な機能のある電卓を選びましょう。

以下の機能、特徴のあるものが電験三種の試験に適しています。

  • メモリー機能あり
  • 「√」(ルートキー)あり
  • GT機能あり
  • 12桁表示
  • 大きめのボタン
  • ボタンの感度が良いもの
  • すべり止めあり

作業効率の高い電卓を使うことで、計算ミスを防ぎ、見直しの時間も増やせます。

早めに準備し、問題演習をしながら使い慣れていきましょう。

電験三種の試験は電気工学や電子工学に関する幅広い知識が求められるため、独学は簡単ではありません。短期間で合格を目指すのであれば、通信講座や予備校の利用も検討しましょう。

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