第二種電気主任技術者試験(以下、電験二種)には、「科目別合格」という制度が採用されています。

どのような制度なのか・有効期限はどのくらいかなど、気になっている方もいるでしょう。

当コラムでは、電験二種の科目別合格制度について詳しく解説します。

各科目の特徴や、合格率も併せて紹介。ぜひ参考にしてください。

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電験二種の科目別合格制度とは?有効期限は?  

ここでは、電験二種試験の科目別合格制度について、以下の内容で解説します。

  • 電験二種の科目別合格制度
  • 科目別合格の有効期限

電験二種の科目別合格制度

科目別合格制度とは、電験二種の一次試験の合否を科目ごとに決定する制度のことです。

最初の受験で4科目すべてに合格できなくても、一度合格した科目は翌年以降の試験で免除してもらえます。

合格基準は各科目で60%以上が目安です。

実施年によっては基準点が引き下げられることもあります。

科目合格の有効期限

科目合格の有効期限は「3年間」です。

つまり3年以内に4科目とも合格すれば、一次試験突破となります。

なお、期限内に4科目に合格できなかった場合は、期限切れの科目を再度受験する必要があります。

電験二種一次試験の科目合格率は?

以下の表は、電験二種一次試験における科目別の合格率の推移です。

令和6年度合格率令和5年度合格率令和4年度合格率令和3年度合格率令和2年度合格率直近5年間平均
理論科目22.6%15.2%17.9%19.2%12.4%17.5%
電力科目31.3%18.1%35.3%31.4%46.2%32.5%
機械科目36.8%50.2%47.6%31.3%37.6%40.7%
法規科目28.4%65.3%35.0%38.0%33.8%40.1%

直近5年間の科目合格率は、「機械」と「法規」が40%を超えている一方、「理論」は17.5%と科目によってかなり差があります。

「理論」の合格率は実施年にかかわらず4科目でもっとも低く、基本難易度の高い科目であるとわかります。

同様に、「機械」は安定して合格率が高く、比較的突破しやすい科目と考えられます。

逆に、「電力」「法規」は実施年による合格率の差が激しい点に注意です。

問題内容によって難易度が左右されやすく、対策の難しい科目といえます。

電験二種一次試験における科目別の特徴と勉強法  

ここでは、電験二種一次試験における科目別の特徴と勉強法について、以下の内容で解説します。

なお、一次試験の解答方式は全教科共通でマークシート方式となります。

  • 理論の特徴と勉強法
  • 電力の特徴と勉強法
  • 機械の特徴と勉強法
  • 法規の特徴と勉強法

理論の特徴と勉強法

理論は、4科目の中でもっとも合格率の低い科目です。

電気・電子の理論や計測にまつわる科目で、数学的な問題が多く出題されます。

電卓を用いての計算が必要となるため、公式を理解・暗記する、計算演習を行うなど計算力の強化は必須でしょう。

特に、数学に苦手意識のある方にとっては鬼門となる可能性大。

計算ドリルなどを利用して別途数学対策を行いましょう。

通信講座によっては、数学対策用の教材を用意しているスクールもあります。

電力の特徴と勉強法

電力科目では、発電所や送電線路などの設計や運転に関する空欄補充問題が多く出題されます。

選択肢から解答する形式ではありますが、前後の文章がなくとも正答がわかる理解度をつけたいところ。

過去問題を中心にたくさんの問題を解くことで知識を整理しましょう。

それぞれの用語の意味を覚えることはもちろん、理屈や原理といった深いレベルまで学習しておくといいでしょう。

二次試験の「電力・管理」科目と出題範囲が近いため、一次試験の段階で学習を深めることで二次試験の対策にもなります。

機械の特徴と勉強法

機械は、4科目の中では安定して合格率の高い科目です。

主に電気設備についての知識が問われるセクションで、空欄補充問題だけでなく計算問題もよく出題されます。

知識の整理だけでなく、計算力を鍛えておく必要があるでしょう。

難易度としては、下位試験である第三種電気主任技術者試験(電験三種)より少し難しい程度とされます。

電験三種の学習経験がある場合は、過去問題演習などを中心にアウトプットに時間をかけるといいでしょう。

法規の特徴と勉強法

法規科目では、電気工事の保安に関する法令や電気施設管理に関する知識が問われます。

平均合格率は比較的高めですが、直近5年間だけでも実施年によって3割から6割と合格率にかなりの幅がある点に注意。

年によって試験難易度の差が大きい可能性が高いため、しっかりとした試験対策が必要です。

法規科目には耳慣れない専門用語も多く登場します。

似た言葉に惑わされて誤答しないよう、用語や条文は意味から正確に暗記する必要があるでしょう。

暗記が苦手な場合は一気に知識を詰め込むのではなく、ある程度時間を確保して計画的に学習しましょう。

電験二種に最短で合格するならアガルート!  

当コラムでは、電験二種試験の科目合格制度などについて、以下の内容で解説しました。

  • 電験二種一次試験では4科目それぞれに合否判定がある。3年以内にすべての科目に合格できれば二次試験に進める。
  • 直近5年の科目別の合格率では、「機械」「法規」が40%超である一方、「理論」は17.5%。また、「電力」「法規」は実施年による合格率の差が大きい。
  • 「理論」は数学的な計算問題も多く出題される科目であるため、数学が苦手な場合は計算問題を中心に演習しておくなどの対策が必要。

電験二種試験には科目別合格制度が取り入れられており、多忙な方でも数年計画で合格を目指せる資格です。

しかし、科目ごとに合格率の差が大きいことからも、しっかりとした学習計画が必要であることはいうまでもありません。

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