第二種電気主任技術者試験（以下、電験二種）の勉強を効率良く進めるには、質の良い参考書を選ぶのが大切です。

中でも「電験二種　これだけシリーズ」は、多くの受験生から選ばれている参考書として知られています。

しかし、実際に購入する際には、自分に合った参考書なのかどうか悩んでしまう方も多いでしょう。

本コラムでは、「電験二種　これだけシリーズ」に注目し、参考書の概要や良い点・いまいちな点を紹介します。

参考書の使い方とポイントも解説するため、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

「電験二種　これだけシリーズ」とは？

※出典：Amazon.co.jp

「電験二種　これだけシリーズ」は、一次試験対策用の4冊（理論、電力、機械、法規）と二次試験対策用の４冊（電力・管理【計算編】と【論説編】、機械・制御【計算編】と【論説編】）の計8冊からなる参考書のシリーズです。

「電験二種　これだけシリーズ」は、電験三種に合格し、これから電験二種の受験に向けて学習を始めようとする方に最適な参考書です。

短期間で合格レベルまでの実力が養えるよう、やさしい問題から難しい問題へ段階的に学習できるような構成となっています。

例題を解く前には、学習項目の要点が簡潔にまとめられているため、重要事項を勉強してから問題に取り組むことが可能です。

また、各項目の重要な考え方、定理や諸公式とその導き方など、試験までに確実に覚えて置かなければならない事項をまとめた「ここが重要」というコーナーもあり、試験に必要な知識だけを効率的に学習できます。

「電験二種　これだけシリーズ」の良い点

「電験二種　これだけシリーズ」の良い点は、以下のとおりです。

• 解説が丁寧で初学者でも読みやすい
• 学習しやすい構成になっていて取り組みやすい
• 1冊で各科目の出題範囲を網羅できる

解説が丁寧でわかりやすい

「電験二種　これだけシリーズ」は、電験二種の初学者でも読みやすいよう、各項目の解説が丁寧になっています。

しかし、要点がまとめられている・例題も載っているという2点から、内容が文章ばかりになっていません。

適度なボリュームのわかりやすい解説により、理解を深めながら少しずつ読み進められる参考書になっています。

本書を利用した方からも、ほかの参考書で勉強して挫折しそうな人に最適な1冊、ほかの参考書でくじけた人でも理解できる親切な内容など、高い評価を受けています。

学習しやすい構成になっていて取り組みやすい

「電験二種　これだけシリーズ」は、各項目の基礎知識の解説を読んでから例題や過去問演習を行うという流れで勉強できる参考書です。

徐々にステップアップしながら学習を進められるため、理解力も身に付きます。

また、例題や過去問についても、難易度が低い問題を解いてから実践的な問題へ挑戦できるよう記載順が工夫されています。

取り上げられている問題の数も多すぎないため、実力を養いながら短期間での試験対策が可能です。

1冊で各科目の出題範囲が網羅できる

電験二種は科目数が多く、各科目の試験範囲が大変広い試験です。

「電験二種　これだけシリーズ」であれば、各科目の出題範囲の要点を要領良くまとめているため、1冊で出題範囲を短期間で網羅できます。

試験範囲を一から理解しながら勉強するよりも、「電験二種　これだけシリーズ」を活用して勉強するほうが時間や労力がかからないでしょう。

特に、出題範囲の広さや覚えるべき専門知識量の多さに挫けそうになった方には、「電験二種　これだけシリーズ」はピッタリです。

「電験二種　これだけシリーズ」のいまいちな点

「電験二種　これだけシリーズ」のいまいちな点は、以下のとおりです。

• 細かい部分や難易度が高い過去問などはカバーされていない
• 数学は別の参考書が必要

細かい部分や難易度が高い過去問などはカバーされていない

「電験二種　これだけシリーズ」は、各科目の要点と出題頻度が高い項目の例題がメインの内容であるため、細かい部分が省かれていることがあります。

そのため、教科書やほかの参考書と比べると、内容が薄いと感じてしまうかもしれません。

難易度が高い問題演習をしたい方や、電験二種の勉強に何年も取り組んでいる方には、収録内容にもの足りなさを感じるでしょう。

「電験二種　これだけシリーズ」で基礎的な実力を身に付けてから、難しい問題集や過去問演習を実践すると、合格に必要な実力が身に付きやすいです。

数学は別の参考書が必要

電験二種になると、試験で必要な数学の水準が格段に上がります。

元々数学が得意ではないという方は、「電験二種　これだけシリーズ」だけでは、項目の理解が追いつかない、問題が解けないという状況になる可能性が高いでしょう。

そのため、「電験二種　これだけシリーズ」とは別に数学の参考書が必要になります。

ただし、「電験二種　これだけシリーズ」以外の参考書や問題集でも、数学に関する細かい解説が載っていないことが多いです。

数学が苦手な方は、電験二種の試験対策として数学の参考書での勉強も行うのがおすすめです。

「電験二種　これだけシリーズ」の使い方とポイント

「電験二種　これだけシリーズ」の使い方について紹介します。

「電験二種　これだけシリーズ」の使い方とポイントは、以下のとおりです。

• 勉強の初期段階で読む
• 演習を通して自分の実力を測る
• 補助教材として使用する

勉強の初期段階で読む

「電験二種　これだけシリーズ」は、初学者の方でも理解できる基礎知識から載っているため、勉強の初期段階で読むのが最適です。

初歩的な内容から丁寧に解説されており、電験二種を初めて勉強する方が最初に読む参考書としておすすめできます。

また、各科目の出題範囲が要点を中心に網羅できる構成となっているため、勉強の初期段階で読んで出題範囲を把握するのにも役立ちます。

最初に「電験二種　これだけシリーズ」を読んで基礎知識と実力を養ったあと、より難しい参考書や問題集に取り組むという流れで使用することもおすすめです。

演習を通して自分の実力を測る

「電験二種　これだけシリーズ」は、基礎問題から応用問題、過去問まで収録されている参考書です。

問題演習用としても活用でき、問題を解いて現在の自分の実力を測ることもできます。

自分の実力や苦手な科目などが把握できれば、その後の学習計画も立てやすくなるでしょう。

苦手な科目は参考書を読んで知識や理解力を深める、問題演習を実践するを繰り返しながら、試験までに克服しておきましょう。

補助教材として使用する

「電験二種　これだけシリーズ」の特徴は、解説が丁寧でわかりやすい点です。

そのため、ほかの参考書や問題集ではわからなかった項目ができた時に、補助的に読むのに活躍します。

また、初歩的な知識も載っているため、過去問演習などでつまずいた問題の内容について確認するのにも、「電験二種　これだけシリーズ」が役立つでしょう。

各試験の科目、計算編、論説編ごとに出版されているため、苦手な科目だけを購入することもおすすめです。

電験二種に最短で合格するならアガルート！

本コラムでは、電験二種の参考書である「電験二種　これだけシリーズ」について解説しました。

以下、要点をまとめます。

• 「電験二種　これだけシリーズ」は、電験二種の初学者の方でも問題なく読める参考書のシリーズ
• 良い点は、解説が丁寧・学習しやすい構成・1冊で出題範囲が網羅できるの3点
• いまいちな点は、カバーされていない部分がある・数学は別の参考書が必要の2点
• 「電験二種　これだけシリーズ」は、勉強の初期段階で読んだり、問題演習で自分の実力を測ったりするのに使うのが良い
• 丁寧な解説があるため、補助教材として活用することもおすすめ

電験二種は、電験三種に比べて出題範囲が広く難易度も高い試験です。

独学での受験対策が難しいと感じた場合は、通信講座の活用もおすすめです。

中でもアガルートの電験二種合格講座は、わかりやすいテキストと動画講義で最短合格を目指せます。

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