第二種電気主任技術者（以下、電験二種）の試験では、電卓の使用が許可されています。

電験二種試験の受験を検討している方は、電験二種試験におすすめの電卓や、使用が禁止されている電卓の種類を知りたいと考えているのではないでしょうか。

本コラムでは、電験二種試験におすすめの電卓を3選紹介します。

試験での使用が禁止されている電卓や、試験に役立つ電卓の使い方についても触れるため、ぜひ最後までご覧ください。

電験二種試験におすすめの電卓3選

電験二種試験では複雑な計算問題が出題されるため、一定以上の機能を備えた電卓が必要です。

電験二種試験におすすめの電卓は、以下の3つ。

• カシオ グリーン購入法適合電卓 12桁 ジャストタイプ JF-120GT-N エコマーク認定
• シャープ(SHARP) セミデスクトップタイプ EL-S452-X
• シャープ(SHARP) 実務電卓 ナイスサイズタイプ EL-N942X

カシオ グリーン購入法適合電卓 12桁 ジャストタイプ JF-120GT-N エコマーク認定

電験二種試験におすすめの「カシオ グリーン購入法適合電卓JF-120GT-N」（以下、JF-120GT-N）は、使いやすさと環境に優しい設計が特徴の電卓です。

JF-120GT-Nは画面の角度を調整できるため、照明の映り込みを気にせず、いつでも快適に使用できます。

また、画面が大きく12桁まで表示できるため、桁数が多い計算にも対応可能。

さらに、太陽電池と補助電池が併用されているため、光量が少ない場所で使用しても計算内容が保護されます。

加えて、JF-120GT-NはAmazonのビジネス電卓カテゴリでベストセラー1位を獲得しており、人気の電卓を選びたい方にもおすすめです。

参考：カシオ グリーン購入法適合電卓 12桁 ジャストタイプ JF-120GT-N エコマーク認定

シャープ(SHARP) セミデスクトップタイプ EL-S452-X

「シャープ セミデスクトップタイプ EL-S452-X」（以下、EL-S452-X）は、電験二種試験におすすめの機能を備えた電卓です。

EL-S452-Xにはチルトディスプレイ機能が搭載されており、液晶画面の表示角度を調整できます。

また、早打ち機能を備えているため、入力スピードが速い方も安心して使用できるでしょう。

さらに、本体の裏面には4か所の滑り止めゴムが付属しており、早打ちの際も滑りを気にせず使用できます。

参考：シャープ(SHARP) セミデスクトップタイプ EL-S452-X

シャープ(SHARP) 実務電卓 ナイスサイズタイプ EL-N942X

「シャープ実務電卓 ナイスサイズタイプ EL-N942X」（以下、EL-N942X）は、電験二種試験におすすめの電卓のひとつ。

EL-N942Xの特徴は、軽いタッチでも正確に入力できることです。

高速早打ちに対応しているため、スピーディーな入力でもタイプミスの心配がありません。

また、静音構造により、試験中も打鍵音を気にせず使用できます。

参考：シャープ(SHARP) 実務電卓 ナイスサイズタイプ EL-N942X

電験二種試験で禁止されている電卓

電験二種試験では、以下のような電卓の使用が禁止されています。

• 数式が記憶できる電卓
• 関数電卓
• 印字機能を有する電卓
• 音を発する電卓

電験二種試験で電卓を使用する際は、一定の条件を満たすものを選ぶ必要があります。

試験中に電卓の音を出すことは禁止されているため、サウンド電卓の使用は避けましょう。

また、スマートフォンや携帯電話を電卓として使用することも禁止されています。

禁止されている電卓の使用は不正行為にあたるため、ご注意ください。

電験二種試験の電卓を選ぶポイント7つ

電験二種試験で使用する電卓を選ぶ際のポイントは、以下の7つ。

• メモリー機能がある電卓
• 12桁まで表示できる電卓
• ボタンが大きい電卓
• 1字削除機能がある電卓
• ルート機能がある電卓
• 滑り止めがついている電卓
• 「00」キーがある電卓

メモリー機能がある電卓

電験二種試験で使用する電卓は、メモリー機能を備えたものを選びましょう。

メモリー機能を備えた電卓を選べば、複雑な計算を行う際に計算ミスを防止できます。

また、計算時間の短縮にも繋がるため、電験二種試験に役立つでしょう。

12桁まで表示できる電卓

電験二種試験で使用する電卓は、最低でも12桁まで表示できるものがおすすめです。

電験二種試験では、複雑な計算問題が出題されます。

電卓の桁数が足りないと計算できないため、12桁まで対応しているものを選ぶと良いでしょう。

ボタンが大きい電卓

電験二種試験で使用する電卓は、ボタンが大きいものを選びましょう。

ボタンが大きい電卓は視認性が高く、操作がしやすいため、押し間違いなどのミスを軽減できるでしょう。

1字削除機能がある電卓

電験二種試験で電卓を使用する際は、1字削除機能があるものを選ぶと便利です。

1字削除機能を備えた電卓なら、打ち間違いの際もスムーズに対応できます。

また、打ち間違った箇所をすべて入力し直す必要がないため、計算時間の短縮にも繋がるでしょう。

ルート機能がある電卓

電験二種試験で使用する電卓には、ルート機能が欠かせません。

一般財団法人電気技術者試験センターの公式サイトには、「試験問題によっては、開平計算(√)が必要になりますので、開平機能付きの電卓を使用するようにしてください。」と記載されています。

電卓を選ぶ際は、ルート機能がついているかどうかを必ず確認しましょう。

滑り止めがついている電卓

電験二種試験で電卓を使用するなら、滑り止めがついたものが良いでしょう。

滑り止めがついている電卓は入力時に本体がずれにくく、入力ミスを軽減できます。

「00」キーがある電卓

電験二種試験で使用する電卓は、「00」キーがあるものが便利です。

電験二種試験では、桁数の大きい問題が出題される場合があります。

「00」キーがある電卓なら、桁数が大きい数字もスムーズに入力できるでしょう。

電験二種試験で身につけたい電卓の使い方3選

電験二種試験を受ける際は、以下のような電卓の使い方を身に付けておくと良いでしょう。

• メモリー機能
• ルート機能
• クリア機能

メモリー機能

電卓のメモリー機能は、電験二種試験に役立ちます。

メモリー機能とは、計算途中で結果を保存できる機能のことです。

メモリー機能は、以下の4種類に分かれています。

• M＋（メモリープラス）：表示されている数値をメモリーに加算する機能
• M－（メモリーマイナス）：表示されている数値をメモリーから減算する機能
• MR（メモリーリコール）：保存された数値を呼び出して表示する機能
• MC（メモリークリア）：メモリーに保存された数値を消去する機能

試験本番までに4つのメモリー機能を理解し、スムーズに使えるようにしておきましょう。

ルート機能

ルート機能は、電験二種試験に欠かせない機能のひとつ。

電卓のルート機能とは、開平計算を行う際に必要となる機能です。

電験二種試験では開平計算が出題されるため、過去問演習を通してルート機能の使い方を練習しておくと良いでしょう。

クリア機能

クリア機能も、電験二種試験に役立ちます。

電卓のクリア機能は、以下の3種類に分かれています。

• 1字削除：最後に入力した数字だけを削除できる機能
• C（クリア）：メモリー機能で保存した内容以外の表示や計算内容をリセットする機能
• AC（オールクリア）：メモリー機能で保存した内容を含め、すべての表示や計算内容をリセットする機能

クリア機能の違いを把握し、適切な使い分けができるようにしておけば、計算時間の短縮に役立つでしょう。

電験二種試験に最短で合格するならアガルート！

本コラムでは、電験二種試験におすすめの電卓や電卓の選び方について解説しました。

本コラムで紹介したおすすめの電卓は、以下3つ。

• カシオ グリーン購入法適合電卓 12桁 ジャストタイプ JF-120GT-N エコマーク認定
• シャープ(SHARP) セミデスクトップタイプ EL-S452-X
• シャープ(SHARP) 実務電卓 ナイスサイズタイプ EL-N942X

また、電験二種試験で使用する電卓を選ぶ際のポイントは、以下の7つです。

• メモリー機能がある電卓
• 12桁まで表示できる電卓
• ボタンが大きい電卓
• 1字削除機能がある電卓
• ルート機能がある電卓
• 滑り止めがついている電卓
• 「00」キーがある電卓

電験二種試験では複雑な計算問題が出題されるため、必要な機能を備えた電卓を選ぶ必要があります。

また、試験本番までに電卓の機能を理解し、使いこなせるようにしておくことが重要です。

本コラムを参考に自分に合った電卓を選び、電験二種試験に備えましょう。

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