Tableauとは何ができる?活用事例など簡単にわかりやすく解説!
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Tableauという名前やロゴを目にすることが多くなってきました。
これって一体何?そもそもなんて読むの?と思われている方もいるのではないでしょうか?
ここでは、Tableauについてほとんど知らない方が少しでもイメージを持ってもらえるように、Tableauがどんなものか、何に役立つのかなどについて見て行きましょう。
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Tableauとは
Tableau(タブロー)は、アメリカのスタンフォード大学で開発されたBIツールのひとつです。
では、そもそもBIツールとはなんでしょうか?
BIツールとは
BIツールとは、Business(ビジネス) の役に立つ Intelligence(知見)を引き出す道具のことです。
漠然としていますが、具体的には大量なデータを集めて一括管理し、さらにそのデータを分析し可視化することで迅速・的確な経営判断とPDCAを支援してくれるソフトウェアのことを指すことが多いです。
それでは、なぜBIツールというものが使われるようになったのでしょうか?
ビッグデータ、という言葉をよく聞くようになりました。
IT技術の進化によって、あらゆる事柄がデータ化されてできたビックデータは、あるだけでは意味がなく、それを分析して役立ててこそ価値があります。
そのデータから有効な意味を見出し、経営に反映させるために使われるのがBIツールです。
EXCELとの違いは?
「自分は実際にBIツールは使わずにEXCELでデータの分析を行い、経営判断に資する資料作成まで行なっている」という方もいらっしゃるかもしれません。
EXCELにも分析に必要な機能が多く備わっていますし、頑張れば綺麗なグラフを作ることもできます。
しかしEXCELで扱える可能な範囲ギリギリまで大きいサイズのデータを扱ったり、複雑な処理行おうとするとを時間がかかる、途中で止まってしまう、といったこともありますしそもそもEXCELには扱えないサイズのデータも存在します。
また分析に必要な関数を使いこなしたりグラフを美しく整える、日次や月次のデータを自動で更新するためには相応の技術が必要となります。
さらにEXCELでできる分析の種類は限定されています。
データ分析そのものを専門にしたしたコンピュータ言語もいくつか存在しますが、それを学ぶのも大変です。
BIツールでは、これらのことが比較的簡単に、多くの場合はドラッグアンドドロップで行うことができます。
BIツールはTableauの他にも様々なものが使われており、どのBIツールを使うかは、実際に触れてみて使いやすいもの、利用目的あったものを選ぶべきです。
好みはあるものの、Tableauによるデータの可視化は美しく説得性が高い、という特質があります。
どんなに良い分析をしても、それが理解されなければ意味がありません。
データから導き出せる大切なこと、知りたいことをスムーズに見やすく可視化することは、BIツールの重要な役割です。
Tableauはそこに強みがあります。
Tableauの種類と料金
Tableauには、3つの種類と料金プランがあります。
- Tableau Creator(タブロー クリエイター)
- Tableau Explorer(タブロー エクスプローラー)
- Tableau Viewer(タブロー ビューアー)
プランによってできること、できないことが変わりますのでチェックしましょう。
Tableau Creator | Tableau Explorer | Tableau Viewer | |
年間料金(税込) ※ユーザー1人当たり | 108,000円 | 60,480円 | 21,600円 |
利用できる製品 | ・Tableau Desktop ・Tableau Prep Builder ・Tableau Serverもしくは Tableau Cloud | ・Tableau ServerもしくはTableau Cloud | ・Tableau ServerもしくはTableau Cloud |
サーバーの管理 | 〇 | × | × |
すべてのデータのダウンロード | 〇 | 〇 | × |
サマリーデータのダウンロード | 〇 | 〇 | 〇 |
ダッシュボードの操作 | 〇 | 〇 | 〇 |
カスタムビューの作成および共有 | 〇 | 〇 | × |
既存のワークブックおよびビジュアライゼーションの編集 | 〇 | 〇 | × |
Tableauでの主な作業
それではTableauを利用する場合に行う具体的な作業はどのようなものになるのか見ていきます。
データ前処理
ほとんどの場合、企業のシステムからダウロードした生データは、すぐに可視化分析に使える状態にはなっていません。
データに歯抜けがあったり、不適切な形状だったり、様々な問題点があります。
それを分析が可能となるように行う処理のことを前処理と言います。
前処理にも色々な方法があり、適切な方法で行わなければ適切な分析をすることができないのです。
そのような場面でもTableau Prep Builder というツールを用いて、そのデータを見える化しながら、適切な前処理としてどのような加工を行うべきかについて検討し、実行することができます。
データ可視化
可視化分析するために、データの特徴を表現した様々なプロットを作成し、それらを組み合わせたダッシュボードを制作することになります。
ダッシュボードは、誰でも見やすく、操作しやすいように機能を設計する必要があります。
具体的にはマウスでのクリック操作だけで、あらゆる角度からデータを俯瞰し、ビジネスに価値のある知見を抽出しやすいように機能を設計することができます。
これは主にTableau Desktop というソフトウェアを使って行います。
これらの作業に入る前に、Tableauの使い方について学ぶことになります。
Tableauは、使いやすくドラッグアンドドロップで作業が行えるツールですが、とても多くの機能を有しているため、それらを余すことなく活用するためには必要な使い方をあらかじめ知っておく必要があります。
必要なトレーニングはTableauから提供されています。
Tableauを用いた例
では、実際にTableauを用いた例をみてみましょう。
例1:購買分析
商品○購入者は商品◉購入者に比べて、XXXカテゴリへの関心が高い
こちらの例では、商品A、B、Cを購入した人が、同時に日曜雑貨分類の商品を購入しているかどうかについてグラフ化しています。
商品A購入者(青)は商品B購入者(左赤)に比べて全般的に同時購入する人が少なく、商品C購入者(右赤)と比べるとほとんどの品目でより多くの人が購入していることがわかります。
他のカテゴリの状況を確認したり、並べ替えの軸を入れ替えることもできます。

例2:サイトアクセス状況の把握
ウェブアクセスデータ(GA)と売上・商談ログを結びついてから可視化
従来Excelで都度手作業していた月次レポートを、現状把握用のKPIダッシュボードで置着替えた例です。
多角的な面から詳細に確認したい場合についても、このように美しくみやすいダッシュボードを作ることが可能です。EXCELでの手作業に比べて時間と手間が大幅に短縮します。

例3:アニメ人気ランキング
このように、ダッシュボードに動画の埋め込みも可能です
ランキングを見ると、どんなものかを実際に見たくなりますが、画面を切り替えることなくその場で視聴することができます。

まとめ
以上、具体例をもって、Tableauでどんなことができるのかを一部紹介しました。
高機能で美しいダッシュボードをご確認いただけましたでしょうか。Tableauには無料で使える機能もあります。
興味があるけどなかなか踏み出せないと思っているなら、ぜひ際に触れてみることをおすすめします。
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