「プログラミングスクールに通うとカモにされる」

「プログラミングスクールに通う人は情弱」

プログラミングスクールの利用を検討している方は、上記のような噂を聞いたことがあるのではないでしょうか。

これからプログラミングスクールを選ぼうとしている方は、少し心配になってしまいますよね。

本コラムでは、「カモにされる」というネガティブな噂の理由や、カモにされないためのプログラミングスクールの選び方について解説しています。

カモにされやすい人の特徴なども紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

プログラミングスクールに通う人はカモだといわれる6つの理由

ここでは、プログラミングスクールに通う人はカモだといわれる主な理由を6つ紹介します。

• 相場より高額なプログラミングスクールに通う人がいるから
• 質の低いプログラミングスクールに通う人がいるから
• 明確な理由がなくプログラミングスクールに通う人が多いから
• 途中で挫折してしまう人が多いから
• 独学でも学べる環境があるから
• 卒業してもエンジニアになれない人がいるから

相場より高額なプログラミングスクールに通う人がいるから

プログラミングスクールに通う人はカモだといわれる1つ目の理由は、相場より高額なプログラミングスクールに通ってしまう人がいることです。

プログラミングスクールの受講料は、スクールやコースによってさまざまですが、相場と比べて明らかに高い受講料を払っている人を見て、客観的に「カモにされている」と感じている人がいるのでしょう。

プログラミングスクールの質は必ずしも受講料に比例するとは限らないため、カリキュラムや講師の質を考慮し、費用対効果に優れたところを選ぶのがポイントです。

質の低いプログラミングスクールに通う人がいるから

プログラミングスクールに通う人はカモだといわれる2つ目の理由として、質の低いプログラミングスクールに通う人がいることが挙げられます。

プログラミングスクールの中には、明らかに質が低いスクールも存在します。

教材の内容が古かったり誤りが多いスクールや、質問対応や転職支援などのサポートが不十分なスクールには注意が必要です。

このようなスクールに通っても十分な成果を得られにくく、良質なプログラミングスクールと比べて学習効率が低下しやすいと考えられます。

質の低いプログラミングスクールに通っている人は、結果的にお金や時間を奪われてしまうため、カモにされていると言われてしまうのでしょう。

明確な理由がなくプログラミングスクールに通う人が多いから

明確な理由がなくプログラミングスクールに通う人が多いことも、プログラミングスクールに通う人がカモだといわれる理由のひとつです。

「今、プログラミングが熱い」「エンジニアの年収は高い」といったイメージだけでプログラミングスクールに通ってしまう方は、途中でモチベーションが低下してしまう人も多いです。

なんとなくプログラミングスクールに通って、受講料を無駄にしないよう、プログラミングのスキルを身につけるためには、一定以上の努力が必要であること。

さらに、初心者がゼロから学習に取り組む場合は、多くの時間が必要になることを理解しておきましょう。

途中で挫折してしまう人が多いから

プログラミングスクールに通う人がカモだと言われるのは、途中で挫折してしまう人が多いからというのも理由として考えられます。

途中でプログラミングの学習に挫折してしまうと、就職や転職に役立つスキルを身につけることはできません。

また、これまでにプログラミングスクールに支払った受講料や通っていた時間が無駄になってしまうため、客観的に見て「カモにされている」と思われる可能性があります。

独学でも学べる環境があるから

最近はプログラミングを独学で学べる環境が整っているため、プログラミングスクールに通う人はカモだと言われる場合があります。

プログラミング学習について調べると、独学でプログラミングを学んでエンジニアになった人の体験談も見つけられるでしょう。

このような体験談をブログやSNSなどで見ていると、自分も独学で学べるのではないかと感じる人も多いかもしれません。

しかし、独学でプログラミングを習得し、優秀なエンジニアになれるのは、ほんの一握りです。

独学でプログラミング学習を始めても、多くの人が挫折しているのも事実として知っておきましょう。

自身の適性や自己管理能力に自信がない人は、プログラミングスクールに通うことをおすすめします。

卒業してもエンジニアになれない人がいるから

プログラミングスクールを卒業しても、必ずエンジニアになれるという訳ではありません。

プログラミングスクールに通ったにもかかわらず、プログラミングとはあまり関係ない仕事に転職した人を見て、カモだと言っている人がいるのでしょう。

プログラミングスクールはあくまで学習のサポートを受けられる場所であり、エンジニアになるためには本人の努力も不可欠です。

プログラミングスクールでの学びを無駄にしないよう、何のためにプログラミング学習をしているのか改めて目標を明確にしておきましょう。

プログラミングスクールでカモにされてしまう恐れがある人の特徴8選

ここでは、プログラミングスクールでカモにされてしまう恐れがある人の主な特徴を8つ紹介します。

• 受け身の姿勢になっている人
• すぐにでも今の仕事を辞めたいと思っている人
• 複数のプログラミングスクールを比較しない人
• 無料のプログラミングスクールを探している人
• 短期間で結果を求めている人
• 返金保証の制度に期待している人
• 広告のキャッチコピーに踊らされやすい人
• インフルエンサーが紹介しているという理由でスクールを決める人

受け身の姿勢になっている人

受け身の姿勢になっている人は、プログラミングスクールでカモにされてしまう恐れがあるでしょう。

プログラミングスクールに通っていれば、必ずエンジニアになれるという訳ではありません。

転職や就職に活かせるレベルのスキルを身に付けるためには、積極的に学習に取り組む必要があります。

また、プログラミング技術は日々進化しているため、エンジニアになってからも新しい技術を学び続ける姿勢が求められるでしょう。

受け身の姿勢でただプログラミングスクールに通っているだけの人は、スキルが身に付かず、カモにされたと感じるかもしれません。

また、せっかくのサポートやサービスを利用しきれず、受講料が無駄になってしまう可能性があります。

すぐにでも今の仕事を辞めたいと思っている人

すぐにでも今の仕事を辞めたいと思っている人は、プログラミングスクールでカモにされてしまうかもしれません。

今の環境から逃げたいという気持ちが強い人は、判断力が鈍っている可能性があります。

そのような状態でプログラミングスクールを選ぶと、実際よりも魅力的に見えてしまったり、弱みに付け込まれたりする恐れがあるでしょう。

プログラミングスクールのカモにされないよう、冷静にスクールを比較できる状態にしておくのがおすすめです。

複数のプログラミングスクールを比較しない人

複数のプログラミングスクールを比較しない人は、プログラミングスクールでカモにされてしまう恐れがあります。

最初からひとつのスクールだけに目を向けてしまうと、ほかのスクールに比べて劣っている点や、不利な条件などに気付くことができません。

そのため、高額な受講料を設定しているスクールや、実績が乏しいスクールを選んでしまうリスクが高くなります。

悪質なプログラミングスクールを選ばないためには、自分が求める条件に合った複数のスクールをピックアップしたうえで、比較検討することがおすすめです。

無料のプログラミングスクールを探している人

無料のプログラミングスクールを探している人は、プログラミングスクールでカモにされてしまう可能性が高いです。

無料のプログラミングスクールの中には、無償で講座を提供する見返りとして生徒に就職先を紹介し、就職先から紹介料を受け取るスクールがあります。

このようなスクールを選ぶと、自分が求める条件の就職先を選べなかったり、紹介された企業以外のところへ就職する際に違約金を請求されたりしてしまうリスクがあります。

プログラミングスクールの運営には費用がかかるため、無料で講座を提供しているスクールには何かしらの理由があると考えましょう。

短期間で結果を求めている人

短期間で結果を求めている人も、プログラミングスクールでカモにされやすいと考えられます。

急いで結果を出したいと焦っている人は、受講期間が短すぎるスクールや実績が少ないスクールを選んでしまうかもしれません。

しかし、一般的には、プログラミングを習得するためには最低でも数か月が必要であると言われています。

短期間で学べるスクールは一見魅力的に思えますが、スキル不足になったり、学習時間が足りなくなる恐れがあるため注意が必要です。

また、短期間で結果を求めている人は学習期間の相場を知らない情弱であると判断され、悪質なプログラミングスクールにカモにされてしまうかもしれません。

返金保証の制度に期待している人

返金保証の制度に期待している人は、プログラミングスクールでカモにされてしまうかもしれません。

プログラミングスクールの中には、「転職が成功しなければ受講料を全額返金する」という制度を設けているスクールがあります。

しかし、実際には厳しい条件やルールが設けられており、返金保証を受けられる生徒はほぼ存在しないというケースも少なくありません。

必ず返金保証制度を利用できるとは限らないため、参考程度に考えましょう。

広告のキャッチコピーに踊らされやすい人

広告のキャッチコピーに踊らされやすい人も、プログラミングスクールのカモにされてしまう可能性が高いです。

悪質なプログラミングスクールは、受講生にとって都合の良い内容を広告に掲載している場合があります。

実際のサービスは広告の内容と異なる場合があるため、注意が必要です。

広告のキャッチコピーに踊らされず、サービスの内容やサポート制度などを自分の目で確認しましょう。

インフルエンサーが紹介しているという理由でスクールを決める人

自分が好きなインフルエンサーが紹介しているという理由だけでスクールを決める人は、プログラミングスクールのカモにされてしまう恐れがあります。

インフルエンサーはスクールからお金をもらってPRしていて、スクールの良い面しか紹介していないケースがほとんどです。

プログラミングスクールを選ぶ際は、自分が求める条件に合ったところを選ぶことが重要です。

インフルエンサーが紹介しているからという理由だけでスクールを選ぶと成果が得られず、結果的にカモにされてしまう場合があるでしょう。

プログラミングスクールでカモにされないために意識すること7選

プログラミングスクールでカモにされないために意識すべきポイントは、以下の7つです。

• プログラミングスクールで学ぶ目的を明確にする
• 受講費用・料金の相場を調べておく
• 少しでも受講前にプログラミングに触れておく
• 卒業生の就職先・転職先を調べておく
• プログラミングスクール運営者の経歴に惑わされない
• 評判や口コミを確認しておく
• 無料相談・カウンセリングを活用する

プログラミングスクールで学ぶ目的を明確にする

プログラミングスクールでカモにされないためには、プログラミングスクールで学ぶ目的を明確にしておくことが重要です。

明確な理由がないままなんとなくプログラミングスクールを選び始めると、スクールに言われるがまま必要のないプランや割高なコースに誘導されてしまう恐れがあります。

対して、将来就きたい職種や目的が明確になっていれば、そのスクールで必要な内容を学べるかどうかを判断できます。

受講前の無料カウンセリングなどを利用し、カリキュラムの内容が自分の目的に合っているかを確認すると良いでしょう。

受講費用・料金の相場を調べておく

プログラミングスクールでカモにされないためには、事前にスクールの受講費用や料金の相場を調べておくと良いでしょう。

プログラミングスクールの中には、高額な受講料が設定されているところがあります。

しかし、受講料が高いスクールが優れているとは限りません。

受講料が相場より高すぎるスクールや、受講料に見合ったサービスを受けられないスクールも存在するため、複数のスクールを比較して費用対効果を見極めることが重要です。

少しでも受講前にプログラミングに触れておく

プログラミングスクールでカモにされないためには、受講前にプログラミングに触れておくことがおすすめです。

プログラミングに触れておけば、プログラミングスクールへ通う前に自身の適性を把握できたり、講座内容の善し悪しがある程度判断できます。

プログラミングスクールに通っても挫折してしまう恐れや、質の低いスクールにカモにされてしまうリスクを回避できるでしょう。

また、プログラミングの知識が少しでもあれば、学習内容をイメージしやすいため、どのスクールを選べばいいかの判断ができる可能性が高いです。

まずは少しでもプログラミングに触れ、そもそもプログラミングはどういうものなのかを知っておけば、プログラミングスクールの良し悪しを判断しやすくなるでしょう。

卒業生の就職先・転職先を調べておく

プログラミングスクールでカモにされたくない人は、卒業生の就職先・転職先を調べておきましょう。

事前に卒業生の就職先・転職先を調べておけば、卒業後の進路をイメージしやすくなります。

また、プログラミングスクールによっては、受講生が就職先を選べない場合があります。

自分が希望する企業に就職したい人は、就職先が指定されてしまうプログラミングスクールは避けましょう。

プログラミングスクール運営者の経歴に惑わされない

プログラミングスクールでカモにされたくない場合は、プログラミングスクール運営者の経歴に惑わされないよう注意しましょう。

運営者が有名なインフルエンサーで知名度があったとしても、プログラミングスクールの質が比例するとは限りません。

また、会社を経営者するスキルと講師として教えるスキルは異なるため、運営者の経歴だけでスクールを選ぶことは危険です。

運営者に対するイメージだけで判断せず、カリキュラムの内容や就職支援などの実績を確認してから判断しましょう。

評判や口コミを確認しておく

プログラミングスクールでカモにされないためには、受講生の評判や口コミを確認しておくことが重要です。

Xなどで悪い評判や口コミが多いプログラミングスクールは、悪質なスクールである可能性が高いと考えられます。

ネガティブな内容の評判や口コミが多すぎるスクールは避け、比較的評判が良いところを選ぶよう心掛けましょう。

無料相談・カウンセリングを活用する

プログラミングスクールでカモにされないためには、無料相談やカウンセリングを活用するという手段も有効です。

公式サイトや広告からは、限定的な情報しか得られません。

また、スクールによっては、詳細な情報や料金設定が公式サイトに掲載されていない場合があります。

公式サイトや広告の情報だけで判断せず、無料体験やカウンセリングなどを活用して、詳細情報や実際の雰囲気を確かめておくと良いでしょう。

まとめ

本コラムでは、「プログラミングスクールに通うとカモにされる」といわれる理由や、カモにされないために意識すべきポイントについて解説しました。

「早く今の仕事を辞めたいから」「インフルエンサーが紹介していたから」といった曖昧な理由でプログラミングスクールを選ぶと、カモにされてしまう恐れがあります。

カモにされないためには、スクールへ通う目的を明確に定め、事前の情報収集を行うことが重要です。

また、卒業生の進路や、評判・口コミなどを確認することで、悪質なスクールを見分けやすくなるでしょう。

プログラミングスクール選びで迷った場合は、無料相談やカウンセリングを利用することがおすすめです。

本コラムを参考に、自分に合ったプログラミングスクールを探してみてはいかがでしょうか。