プログラミングスクールを調べる中で、「プログラミングスクールは挫折する人がいる」「プログラミングは難しくて挫折しやすい」などの情報を目にすることは少なくありません。

「挫折する」などのマイナスな情報を見てしまうと、せっかくプログラミングを習得しようとしても最後までやりきれるか不安になってしまう方も多いでしょう。

本コラムでは、本当にプログラミングスクールは挫折しやすいのかについて実際のスクールの挫折率を紹介します。

さらにプログラミングスクールを挫折してしまう原因も詳しく解説するため、これから入学を検討している方はぜひ最後まで読んで参考にしてください。

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プログラミングスクールの挫折率は何%?

独学とプログラミングスクールの両方を含めたプログラミング学習者全体の挫折率は、なんと約90%と言われています。

そのうち、プログラミングスクールの挫折率はスクールによっても異なりますが、約3〜20%だと言われています。

プログラミングは専門技術のため、特に未経験から始めた場合や独学で習得しようとする場合に難易度の高さから高確率で挫折してしまう分野です。

一方で、プログラミングスクールに通うことで挫折する確率を大幅に減らせることがわかります。

ただ、それでも20%程度挫折してしまう人がいるのも事実です。

そのため、ネットなどでは「プログラミングは挫折しやすい」という意見を目にすることが多くなったのでしょう。

では、実際にプログラミングスクールで挫折してしまう原因も見ていきましょう。

プログラミングスクールで挫折してしまう3つの原因

前章でプログラミングスクールの挫折率は約3〜20%と独学と比較すると低いことがわかりました。

そんな中、プログラミングスクールに通っていても挫折してしまう原因を3つ紹介します。

  • プログラミングスクールで学習する目的が不明確
  • わからないことを質問しないで放置した
  • 仕事と勉強の両立ができなかった

プログラミングスクールで学習する目的が不明確

プログラミングスクールで学習する目的を明確にしていないと、挫折する可能性が非常に高くなります。

「就職・転職するために通う」「この言語のスキルアップのために通う」「フリーランスとして独立するために通う」など、目的が明確であれば身につけるべきスキルも決まります。

スクールの各コースは受講生の最終的な目標に合わせてカリキュラムや学ぶ言語・スキルが決められているため、学習する目的が明確になっていれば最適なコースが選べるでしょう。

自分の目標を達成するためであれば、能動的にプログラミングスクールを活用でき、挫折せずにモチベーション高く学び続けられます。

わからないことを質問しないで放置した

わからないことや自分では解決できないエラーが発生した際に、すぐ講師やメンターに質問をしないで放置してしまう人は、途中で挫折する可能性が非常に高いです。

プログラミングに限らずですが、自分にとって新しい分野を学習している際、途中でわからないことが何度も出てきます。

わからないことや疑問点をすぐに質問し解決できれば学習をスムーズに進めることができ、難易度の高いプログラミングスキルも身につけることが可能です。

しかし、質問するのが恥ずかしい、質問するのがめんどくさいなどの理由でわからないまま放置してしまうと、その先の内容が理解ができなくなり、モチベーションが下がり挫折してしまいます。

仕事と勉強の両立ができなかった

フルタイムで働いている社会人や学生の場合、仕事や学校とプログラミング学習の両立がうまくできなかったという理由で挫折してしまうケースがあります。

本業が忙しい方は、平日の仕事後に学習を進めるか、平日に時間が取れない日は、その分、休日に長時間学習しなければなりません。

休日出勤や残業が多く発生する仕事をしている場合には、隙間時間でプログラミングを勉強しなければならず、休める時間や自由に使える時間が極端に減ってしまうでしょう。

体力的・精神的に過度な負担が生じてしまい、結果的に挫折に繋がってしまいます。

プログラミングスクールで挫折する人の特徴3選

続いては、プログラミングスクールで挫折する人の特徴を3つ紹介します。

  • 受け身で受講をしてしまっている人
  • 学習時間を十分に確保できない人
  • 無料体験・カウンセリングに参加していない人

受け身で受講をしてしまっている人

挫折しやすい人の特徴として、プログラミングスクールを受け身で受講している点が挙げられます。

受け身の学習姿勢の場合、課題が出されても意欲的に取り組むことができなかったり、疑問点やわからないところを積極的に質問できなかったりと学習が円滑に進みません。

プログラミングを習得して達成したい目標を明確にし、必要性をしっかり自覚できれば自発的に学ぶ姿勢で受講できるようになるでしょう。

学習時間を十分に確保できない人

仕事や家事、学校が忙しい場合は、学習時間を十分に確保できずに挫折してしまう可能性が高くなります。

実務レベルのプログラミングスキルを習得するためには、多くの時間が必要です。

例えば、一人で少し難しいタスクを実装できるWEBエンジニアになるためには、一般的に1000時間以上の学習時間が必要だと言われています。

1年間で1000時間学習するとしたら、単純計算で1日あたり約2.7時間確保しなければなりません。

コースによっては2〜3か月でカリキュラムを終えるケースもあり、1日あたりの学習時間をさらに増やさなければならないでしょう。

しかし、仕事などで忙しい人は、平日に何時間も学習時間を確保することは難しい場合がほとんどです。

普段の生活が忙しく時間に余裕がないという方は、長期的なスケジュールもしくは無期限でコツコツ学習を進められるスクールを選ぶと良いでしょう。

無料体験・カウンセリングに参加していない人

無料体験やカウンセリングに参加せずに受講を始める人は、途中で挫折しやすいです。

多くのプログラミングスクールでは、入学を検討している方に向けた無料体験・カウンセリングを実施しています。

無料体験やカウンセリングでは、講師などにスクールや各コースについて詳しく聞くことができ、入学前の疑問点や不安点なども解決可能です。

また、無料体験があれば事前にプログラミングが試せるため、自分が向いているかどうかも判断できるでしょう。

反対に、無料体験やカウンセリングに参加していないと「受講したら自分と合っていなかった」「思っていたものと違った」というギャップが生じやすくなり、モチベーションが低下して挫折に繋がってしまいます。

挫折しないためのプログラミングスクールの選び方4選

最後に、挫折しないためのプログラミングスクールの選び方のポイントを4つ紹介します。

  • 自分の目的に合ったスクールを選ぶ
  • 気軽に質問できる体制が整っている・レスポンスが早い
  • 講師・メンターとの面談が定期的にある
  • 情報交換できるコミュニティや交流会がある

自分の目的に合ったスクールを選ぶ

自分の目的を明確にしてから、プログラミングスクールを選びましょう。

プログラミングスクールは各校で強みや特徴が異なります。

就職・転職の支援が手厚いスクールや、フリーランスのノウハウを提供しているスクール、AIスキルに特化したコースがあるなど、それぞれです。

目的が明確であれば最適なスクール、コースを選ぶことができ、モチベーション高く学習が続けられるでしょう。

学習する目的が明確でない場合は、気になるスクールの無料カウンセリングなどに参加すると、学習すべきスキル・言語やキャリアプランを提案してもらうことができ、目的の明確化に繋がります。

気軽に質問できる体制が整っている・レスポンスが早い

プログラミングスクールで挫折してしまう理由のひとつに、わからないことを質問せずに放置してしまうことがあります。

そのため、わからないことがあればすぐに質問できる体制が整えられているスクールを選ぶようにしましょう。

講師やメンターに気軽に質問ができれば、わからないことの放置には繋がりません。

また、学習での疑問点はすぐに解決できないとモチベーションの低下になりますので、質問に対するレスポンスが早いことも重要です。

講師・メンターとの面談が定期的にある

オンライン形式のプログラミングスクールでは、受講生が挫折しないよう、一人ひとりにメンターがつき、定期的な面談を実施しているスクールがあります。

面談では、不明点の質問だけでなく、目標やスケジュールの確認、今後の学習方法、現役エンジニアの業務内容などについての相談が可能です。

一人で解決できないことも専門家に相談すれば解決でき、挫折する可能性が低くなるでしょう。

受講中、定期的に面談が実施されるスクールを選択すれば、学習の段階ごとに質問できる機会が設けられるためおすすめです。

情報交換できるコミュニティや交流会がある

受講生同士のコミュニティや交流会があるプログラミングスクールを選ぶと、挫折しにくい傾向があります。

コミュニティでは学習内容に関する情報や就職・転職、企業の情報などが交換されるため、さまざまな疑問点や不安点の解消に役立つでしょう。

また、ほかの受講生と交流できると一緒に頑張れる仲間ができ、学習へのモチベーションアップに繋がり、挫折する確率も減ります。

現役エンジニアとして活躍する卒業生との繋がりができるスクールもあるため、スクールのコミュニティはぜひ活用しましょう。

コミュニティや交流会の様子や雰囲気はSNSなどでも発信されています。

気になるスクールがあれば、一度調べてみるのがおすすめです。

まとめ

本コラムでは、プログラミングスクールの挫折率と挫折してしまう原因について解説しました。

最後に、コラムの要点をまとめます。

  • プログラミングスクールの挫折率はスクールによって異なるが、一般的に約3〜20%
  • 挫折してしまう原因は、スクールで学習する目的が明確でない、わからないことを質問せず放置している、仕事と勉強の両立ができないの3つが多い
  • 挫折しやすい人の特徴は、受け身で受講している人、学習時間を十分に確保できない人、無料体験・カウンセリングに参加しない人の3つ
  • 挫折しないためには、自分の目的に合っているか、質問制度が整っている・レスポンスが速いか、講師やメンターとの面談が定期的にあるか、コミュニティや交流会はあるかの4つを基準にしてスクールを選ぶのがおすすめ

独学だと挫折率が高いプログラミング学習ですが、プログラミングスクールを活用することで挫折率がグッと下がります。

紹介したポイントを意識してプログラミングスクールを選べば、初学者の方でも挫折せずに必要なスキルが習得できるでしょう。

コラム内容を参考にして、ぜひ自分に合ったプログラミングスクールを見つけてみてください。

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