プログラミングスクールの利用を検討している方は、「必要ない・意味ない」という声を耳にしたことがあるのではないでしょうか。

プログラミングスクールに関するネガティブな意見を見かけると、不安になってしまいますよね。

本コラムでは、「プログラミングスクールは必要ない・意味ない」と言われる理由や、プログラミングスクールへ通う意味について解説しています。

プログラミングスクールが必要な人の特徴についても触れているため、ぜひ参考にしてください。

プログラミングスクールは必要ない・意味ないと言われる6つの理由！

ここでは、プログラミングスクールは必要ない・意味ないと言われる理由を6つ紹介します。

• 高い受講料を払っても結果が得られないことがあるから
• 途中で挫折してしまう人も多いから
• 無料でも学べる環境があるから
• 独学でエンジニアになれた人もいるから
• 質の悪いプログラミングスクールもあるから
• スクールだけでは実務経験が積めないから

高い受講料を払っても結果が得られないことがあるから

プログラミングスクールは必要ない・意味ないと言われるひとつ目の理由は、高い受講料に見合う結果を得られない場合があるからです。

プログラミングスクールの受講料は、必ずしもサービスの質と比例するとは限りません。

受講料が高額にもかかわらず、時代遅れの教材をそのまま使用していたり、講師の質が低いプログラミングスクールも存在します。

このようなスクールを選んでしまうと、期待していたような学習効果を得られない可能性があります。

複数のプログラミングスクールを比較し、良質なサービスを受けられるところを見極める必要があるでしょう。

途中で挫折してしまう人も多いから

プログラミングスクールは必要ない・意味ないと言われる2つ目の理由は、途中で挫折してしまう人が多いからです。

プログラミングは習得の難易度が高いため、基礎知識が全くない初心者の人は、スクールに通っていても学習内容を理解できないという事態に陥りがちです。

また、自分のレベルに合わない講座を選ぶと、カリキュラムの内容や授業のスピードについていけずに挫折してしまう場合があるでしょう。

さらに、仕事や家事などでまとまった時間を確保できない方は、生活とプログラミング学習の両立で躓いてしまうかもしれません。

無料でも学べる環境があるから

ある程度無料でも学べる環境が揃っていることも、プログラミングスクールは必要ない・意味ないと言われる理由のひとつです。

最近は、プログラミングを無料で学べる環境が充実しており、無料で使える学習サイトやコミュニティサイトが豊富に存在します。

また、YouTubeなどの動画共有サイトでも、プログラミングの学習に役立つ動画を無料で視聴できます。

パソコンとインターネット環境があれば、これらのサービスを利用できるため、わざわざプログラミングスクールに通う必要はないと感じるかもしれません。

一方で、このような無料のサービスを活用するためには、無数にある情報を取捨選択する最低限の知識が必要です。

また、自主的に学習に取り組む意欲や、学習スケジュールの進捗管理なども求められるでしょう。

独学でエンジニアになれた人もいるから

プログラミングスクールは必要ない・意味ないと言われる理由として、独学でもエンジニアになっている人がいるという点も挙げられます。

独学でエンジニアになった人の多くは、オンラインコミュニティやGitHubなどのプラットフォームを活用しています。

これらのサービスでは、ほかの学習者や現役のエンジニアと交流できるため、助言を受けながら学べるでしょう。

また、オープンソースプロジェクトやコンペティションへの参加を通して、実践経験を積むことも可能です。

ただし、独学でエンジニアになるためには、高い学習意欲と自己管理能力が必須となります。

また、プログラミングスクールに通う場合よりもスキル習得が遠回りになってしまうことがあることも注意しておきましょう。

質の悪いプログラミングスクールもあるから

プログラミングスクールの中には、質の悪いスクールが存在するのも事実です。

悪質なプログラミングスクールを選んでしまうと、目的としていたスキルが習得できない可能性があるでしょう。

プログラミングの技術は日々進化を続けているため、最新の内容をアップデートしていないスクールに通うと、学んだ知識を実務に活かせない場合があります。

また、実務経験が浅いアルバイトの講師や指導力不足の講師が在籍しているスクールも存在するため、注意が必要です。

スクールだけでは実務経験が積めないから

プログラミングスクールでは実務経験を積めないため、通っても意味がないという意見もあります。

プログラミングスクールに通うことで実務に役立つ知識を学べますが、実際の業務に携わることは基本できません。

実際、エンジニアの求人は増え続けていますが、実態としては実務経験のあるエンジニアを求めている企業が多数です。

そのため、実務経験のある現役エンジニアが講師をしているスクールや、チームで開発案件に携われるカリキュラムが用意されているスクールを選ぶのがおすすめです。

特に、学習期間が短すぎるプログラミングスクールを卒業した場合は、実務に役立つスキルをアピールしにくい可能性があるので注意しましょう。

プログラミングスクールが必要ないと言われている中でも通う意味

ここでは、必要ないと言われる中でもプログラミングスクールに通う意味や、プログラミングスクールの必要性について6つ解説します。

• 独学よりも挫折しにくい
• 独学よりも効率よく学べる
• 学習の習慣づけができる
• 現役エンジニアからフィードバックがもらえる
• 分からないことがあればいつでも質問できる
• 就職・転職支援が受けられる

独学よりも挫折しにくい

プログラミングスクールではさまざまなサポートを受けながら学べるため、独学よりも圧倒的に挫折しにくいのがポイントです。

プログラミング学習は誰でも始められますが、挫折を経験せず学習を続けられる人はわずかです。

また、独学の場合はわからない点を自力で解決しなければならないため、モチベーションが下がりやすい傾向にあるでしょう。

対して、プログラミングスクールでは、学習上の疑問を解決したり、進捗管理などのサポートを受けられます。

講師からのフィードバックも受けられるため、独学よりもスムーズに学習できるでしょう。

独学よりも効率よく学べる

プログラミングスクールでは体系的なカリキュラムに沿って学習を進めるため、独学よりも効率よく学べます。

独学でプログラミングを学ぶ場合、何をどのような順番で学べばいいかわからないという人も少なくありません。

特に初心者の場合は、教材選びや学習スケジュールの作成などに多くの時間がかかってしまうでしょう。

対して、プログラミングスクールを利用すれば、スクールが作成したプランに沿って学習を進めるだけで効率よくスキルを習得できます。

学習の習慣づけができる

学習の習慣化ができることも、プログラミングスクールを利用するメリットのひとつです。

プログラミングスクールでは決められたカリキュラムに沿って学習を進めるため、効率的な学習方法を習得できます。

また、学習期間や学習のスケジュールが決まっているため、自然と学習に取り組む習慣が身に付きます。

エンジニアは常に最新の技術を学び続ける必要があるため、学習習慣を身につければ、将来的にもプラスになるでしょう。

現役エンジニアからフィードバックがもらえる

現役エンジニアの講師が在籍しているプログラミングスクールを選べば、実務経験に基づくフィードバックを受けられます。

プログラミングの初心者は、自分の力だけでエラーを解決できないこともあるでしょう。

独学の場合はエラーの解決に長い時間がかかり、心が折れてしまう可能性があります。

対して、プログラミングスクールでは、わからないこともすぐにフィードバックを受けられる環境が整っています。

また、エンジニアとして現場で働くリアルな情報が得られるのも、モチベーションアップや転職活動をする上で重要な情報源となるでしょう。

分からないことがあればいつでも質問できる

プログラミングスクールを利用すれば、わからないことをいつでも質問できます。

プログラミングの学習を行う際は、将来の目標から学習内容を決め、スケジュールを立てる必要があります。

独学の場合は、何から決めればいいのかわからず不安に感じる方も多いでしょう。

また、学習上の不明点も自分で調べて解決しなければなりません。

プログラミング学習で挫折する理由の多くが、わからないことを放置してしまうことによるモチベーション低下です。

そんな学習上の不明点はプログラミングスクールであれば、講師へ気軽に質問できます。

また、学習の進め方なども相談できるため、独学よりも迅速に疑問や悩みを解決できるでしょう。

就職・転職支援が受けられる

多くのプログラミングスクールでは、就職・転職支援などのサポートを受けられます。

実務経験がない初心者の人も、プログラミングスクールの支援を活用すれば安心して就職・転職に挑戦できるでしょう。

サポートの内容はスクールによって異なりますが、応募書類の添削やポートフォリオの作成支援に加え、就職に関するアドバイスや模擬面接を受けることも可能です。

また、フリーランスのエンジニアを目指している人は、案件を獲得するためのノウハウなども学べます。

プログラミングスクールは、プログラミングスキルを活かして働きたい多くの方にとって、意味がある選択肢であると言えるでしょう。

プログラミングスクールが必要ない人の特徴2選

前章ではプログラミングの必要性について解説しましたが、ここでは、プログラミングスクールが必要ない人の特徴を紹介します。

• 自走力があり独学でも問題ない人
• すでに案件を受注できている人

自走力があり独学でも問題ない人

これまで塾に通ったことがない、独学で大学受験に合格したなど、自走力があり、独学でプログラミングを学ぶ素地のある人は、プログラミングスクールは必要ないかもしれません。

独学でプログラミングを学べば、プログラミングスクールよりも学習費用を安く抑えられます。

自分に合った勉強方法を確立できていて、勉強を継続するモチベーションがある人は、あえてプログラミングスクールへ通う必要はないでしょう。

すでに案件を受注できている人

クラウドソーシングなどで、すでに自力で案件を受注できている人には、プログラミングスクールは必要ないでしょう。

案件を受注できている人は、すでに一定以上のスキルや経験を有していると考えられます。

また、案件の受注によって実務経験を積んでいるため、1から基礎知識は習得する必要性もないでしょう。

プログラミングスクールへ通うよりも、自分が受注した案件に取り組みながら、さらなるスキルアップを目指すことができます。

もし、新しいスキルやプログラミング言語を学ぶ必要がある場合は、プログラミングスクールを検討しても良いかもしれません。

プログラミングスクールが必要な人の特徴6選

一方、プログラミングスクールが必要な人や、通った方が良い人の特徴を6つ紹介します。

• 未経験で何から始めていいか分からない人
• 独学で挫折した経験がある人
• 短期間で効率的に学習を進めたい人
• 困ったときにすぐ解決できる環境がほしい人
• 未経験なので転職のサポートが必要な人
• 同じ目標を持った仲間がほしい人

未経験で何から始めていいか分からない人

プログラミングが未経験で何から始めればいいかわからない人は、プログラミングスクールに通った方が良いでしょう。

未経験の人は何から学ぶべきか判断できず、なかなか学習を始められない場合があります。

対して、プログラミングスクールでは、目的に合った適切なカリキュラムが提供され、体系的に学ぶことが可能です。

学習の内容や順序に関する判断が不要なため、未経験の人も安心して学習に取り組めるでしょう。

独学で挫折した経験がある人

独学でプログラミング学習に取り組んで挫折した経験がある人は、プログラミングスクールに通った方が良いでしょう。

プログラミングは、無料で公開されている教材やノウハウなどがあるため、独学でも習得できるという印象を持たれがちです。

しかし、実際には学習量が多く、さまざまな知識が求められるため、途中で挫折してしまう人も少なくありません。

プログラミングスクールではあらかじめ学習期間が決まっており、ゴールに向かって学習を進められます。

また、講師との面談やほかの生徒と交流する機会を得られるなど、モチベーションを保ちやすい仕組みも用意され、挫折しにくいでしょう。

短期間で効率的に学習を進めたい人

短期間で効率的に学習を進めたい人は、プログラミングスクールに通うことをおすすめします。

独学でプログラミングを学ぶ際は、まず自分が学ぶべきスキルを判断し、学習の道筋を立てるための時間も必要です。

対して、プログラミングスクールに通えば、カリキュラムに沿って学習するだけで、体系的な知識を得られます。

講師によるサポートもあり、自分一人で悩んだり迷ったりする必要がないため、独学よりも短い期間で効率良く学習できるでしょう。

困ったときにすぐ解決できる環境がほしい人

困ったときにすぐ解決できる環境がほしい人は、プログラミングスクールに通いましょう。

独学の場合、学習中に発生した疑問点はすべて自分で解決しなければなりません。

対して、プログラミングスクールでは、困ったことを講師やスタッフに相談して速やかに解決できます。

また、本業で夜間にプログラミング学習をする方は、24時間質問対応を受けられるスクールがおすすめです。

未経験なので転職のサポートが必要な人

転職のサポートが必要な人には、プログラミングスクールで提供される転職支援が役立つでしょう。

実務が未経験だと、転職活動でどのようにアピールしていいか迷ってしまう場合があります。

転職支援を受けられるプログラミングスクールでは、履歴書や職務経歴書、ポートフォリオの添削を受けられるため、未経験の人も自信をもって転職活動に取り組めるでしょう。

転職サポートを強みとしているプログラミングスクールに通いたい方は、スクールの転職成功率をチェックしてみましょう。

同じ目標を持った仲間がほしい人

同じ目標を持った仲間がほしい人は、プログラミングスクールへ通うと良いでしょう。

プログラミングスクールでは、同じ目標をもった仲間と交流できます。

お互いに情報を共有し合ったり、ライバルとして切磋琢磨したりと、良い刺激を受けられるでしょう。

また、独学ではやる気が出なかった人も、仲間との交流によってモチベーションを保ちやすくなります。

まとめ

本コラムでは、プログラミングスクールは必要ないと言われる理由や、プログラミングスクールへ通う意味について解説しました。

独学で問題なくプログラミングスキルを習得できている人には、プログラミングスクールは必要ないかもしれません。

一方で、独学よりも効率良くプログラミングを学びたい人や、何から始めればいいかわからない初心者の人には、プログラミングスクールが必要であると言えます。

また、プログラミングスクールでは転職・就職支援などのサポートを受けられるため、キャリア形成で悩んでいる人にもメリットがあるでしょう。

プログラミングの学習方法で迷っている人は、プログラミングスクールの利用を検討してみてはいかがでしょうか。