G検定とITパスポートの違いは?難易度やどっちを受けるべきか解説
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G検定とITパスポートのどちらを受けるべきか迷っていませんか?
また、G検定とITパスポートの難易度や試験内容の違いが気になる方も多いのではないでしょうか。
このコラムでは、G検定とITパスポートそれぞれの概要をはじめ、難易度・勉強時間・試験内容などを比較し、違いを詳しく解説します。
さらに、DS検定も含めた違いを比較できる表も紹介。
最後に、G検定・ITパスポートのどちらを受けるべきか、それぞれをおすすめする人の特徴を解説します。
資格選びの参考にぜひお役立てください。
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G検定とITパスポートの概要
まずは、G検定とITパスポートの概要をそれぞれ見ていきましょう。
G検定とは
資格名 | G検定(ジェネラリスト検定) |
運営団体 | 一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA) |
資格種別 | 民間資格 |
受験料 | 一般:13,200円(税込) 学生:5,500円(税込) |
出題形式 | 多肢選択式 |
問題数 | 200問程 |
試験時間 | 120分 |
試験会場 | オンライン実施 |
試験日 | 2025年は全6回を予定詳しくは開催スケジュールをご確認ください |
勉強時間 | 約30~40時間 |
合格率 | 65%~75% |
難易度 | 普通 |
G検定(ジェネラリスト検定)は、日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施するAI・ディープラーニングの活用リテラシーを問う検定試験です。
AI分野の中でも特にディープラーニングに焦点を当てており、「AIで何ができるのか」「どこに活用できるのか」「活用のために必要な要素は何か」といった知識を体系的に学ぶことができます。
技術者向けというよりも、ビジネスにAIを取り入れるための基礎知識を問う試験であり、企業のデジタル施策推進にも活用されています。
2025年度の試験は年6回の実施予定。
試験はオンライン実施のため、自宅受験も可能です。
AI活用の知識が求められる現代において、就職・転職やキャリアアップにも有利な資格として注目されています。
ITパスポートとは
資格名 | ITパスポート(iパス) |
運営団体 | 独立行政法人情報処理推進機構(IPA) |
資格種別 | 国家資格 |
受験料 | 7,500円(税込) |
出題形式 | 四肢択一式 |
問題数 | 100問(小問形式) |
試験時間 | 120分 |
試験会場 | 全国47都道府県(CBT方式)詳しくは試験開催状況一覧をご確認ください |
試験日 | 随時実施詳しくは試験開催状況一覧をご確認ください |
勉強時間 | 約20時間 |
合格率 | 約50% |
難易度 | 易しい |
ITパスポート試験は、ITに関する基礎知識を証明する国家試験で、2009年に開始されました。
ITを活用するすべての社会人や学生が対象で、業種・職種を問わず、ITリテラシーの向上を目的としています。
試験範囲は広く、新しい技術(AI、ビッグデータ、IoT など)や新しい手法(アジャイルなど)だけでなく、経営戦略・マーケティング・財務・法務などの経営知識、セキュリティやネットワークの基礎知識、プロジェクトマネジメントの知識なども含まれます。
世界に出ていく際の身分証明書である「パスポート」のように、「IT化が進む現代社会に羽ばたく際に、社会人として必要な基礎的能力をもっていることを国が証明する」という意味がこめられたITパスポート。
就職・転職やキャリアアップにも有利な資格です。
試験はCBT方式(コンピュータを利用した試験)で実施され、受験者数は年々増加。
企業の人材育成や教育機関の授業にも活用される、人気の高い試験です。
G検定とITパスポートの違い
G検定とITパスポートの違いについて、以下の6つの観点から解説します。
- 難易度の違い、どっちが難しい?
- 必要な勉強時間の違い
- 試験内容の違い
- 運営元の違い
- 出題形式・問題数・試験時間の違い
- 試験実施頻度の違い
難易度の違い、どっちが難しい?
G検定とITパスポートの合格率だけを見ると、G検定の方が高いため、一見するとITパスポート方が難しく感じるかもしれません。
しかし、実際の試験内容や受験者層を考慮すると、G検定の方が難易度は高いといえます。
まず、G検定の受験者はIT企業出身者やAI・ディープラーニングに関心のある人が多く、すでに基礎知識をもっている層が中心です。
また、G検定は自宅受験が可能であり、試験中にカンペを用意することも実質的に可能なため、合格率を押しあげている要因のひとつ。
さらに、G検定の試験内容は専門的で、出題範囲が非常に広いです。
AI・ディープラーニングの理論や法律、応用事例まで問われ、問題数も多いため、曖昧な知識では合格が難しい試験といえます。
加えて、G検定には明確な合格ラインの設定がありません。
合格率の高さに惑わされず、十分な準備をして試験に臨みましょう。
必要な勉強時間の違い
G検定とITパスポート試験に合格するのに必要とされている勉強時間は以下のとおりです。
- G検定:30~40時間
- ITパスポート:約20時間
G検定に合格するための勉強時間は30〜40時間が目安とされています。
ただし、ディープラーニングの知識がない初心者の場合、40時間以上の学習が必要になることが一般的です。
実際、G検定の合格者アンケートでは、39%が30〜50時間の勉強をしていると回答しており、専門的な内容を理解するための学習時間が求められることがわかります。
一方、ITパスポートの勉強時間は最短で20時間程。
ITの基礎知識がある人であれば、短期間での合格も可能ですが、まったくの初心者の場合は180時間程の学習が必要になることもあります。
ただし、通信講座などの効率的な学習方法を取り入れることで、初心者の方でも短期合格を十分目指せる試験でしょう。
試験内容の違い
G検定は、AI・ディープラーニングの基礎知識を証明する試験で、AIの活用方法や関連技術、法律・倫理面の理解が求められます。
IT企業の技術者やAI・DX推進担当者を対象とし、機械学習・深層学習の仕組み、AIのビジネス活用などが重点的に問われます。
受験者の多くはIT分野の経験者ですが、データ活用を学びたいビジネスパーソンにも適した試験です。
専門的な内容が多いため、事前知識がないと学習には時間がかかるでしょう。
一方、ITパスポートはIT全般の基礎知識を証明する試験で、IT初心者向けに設計されています。
試験範囲は広く、情報セキュリティ・ネットワーク・プログラミングの基礎だけではなく、経営戦略・マーケティング・財務・法務といったビジネス知識も含まれます。
対象者は、ITリテラシーを身につけたい社会人や学生で、事務職や営業職など、ITを活用するすべての職種に役立つ資格です。
専門性はG検定より低く、初心者でも学びやすいでしょう。
運営元の違い
G検定の運営元は一般社団法人日本ディープラーニング協会。
日本ディープラーニング協会は、ディープラーニングを中心とした技術による産業競争力向上を目的に、産業活用や人材育成などの活動を行う団体です。
一方、ITパスポートは経済産業省が認定し、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が運営元となります。
情報処理推進機構は、データとデジタル技術の力で社会課題の解決を図る政策実施機関として、産学官連携による人材育成や社会基盤の構築を進めています。
なお、ITパスポートは国家資格のため、G検定よりも認知度や汎用性が高い傾向があるでしょう。
出題形式・問題数・試験時間の違い
G検定とITパスポートはいずれも選択式の試験ですが、出題形式や問題数に違いがあります。
G検定は多肢選択式で、200問程が出題され、試験時間は120分です。
一方、ITパスポートは、四肢択一式で100問(小問形式)が出題され、試験時間は同じく120分。
G検定の方が設問数が多く、スピードと情報処理力が求められるのに対し、ITパスポートはバランスよく幅広い知識が問われる構成といえるでしょう。
試験実施頻度の違い
G検定とITパスポートでは試験実施頻度に大きな違いがあります。
G検定は年6回の実施で、指定された日程でオンライン受験する形式です。
一方、ITパスポートは全国の試験会場でCBT方式により随時実施されており、自分の都合に合わせて柔軟に受験日を選べます。
スケジュール調整や受験機会の多さでは、ITパスポートの方が受けやすい試験といえるでしょう。
G検定とITパスポート、DS検定の違い早見表
ここでは、G検定とITパスポートのほかに、一緒に違いを比較されやすいDS検定も合わせて比較して、それぞれの違いを確認します。
以下は、DS検定とG検定とITパスポートの違いの早見表です。
資格名 | DS検定 | G検定 | ITパスポート |
運営団体 | 一般社団法人データサイエンティスト協会 | 一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA) | 独立行政法人情報処理推進機構(IPA) |
資格種別 | 民間資格 | 民間資格 | 国家資格 |
受験料 | 一般:10,000円(税抜) 学生:5,000円(税抜) | 一般:13,200円(税込) 学生:5,500円(税込) | 7,500円(税込) |
出題形式 | 選択式問題 | 多肢選択式 | 四肢択一式 |
問題数 | 100問程 | 200問程 | 100問(小問形式) |
試験時間 | 100分 | 120分 | 120分 |
試験会場 | 全国の試験会場で開催(CBT方式) | オンライン実施 | 全国47都道府県(CBT方式)詳しくは試験開催状況一覧をご確認ください |
試験日 | 2025年は年3回を予定詳しくは検定概要をご確認ください | 2025年は全6回を予定詳しくは開催スケジュールをご確認ください | 随時実施詳しくは試験開催状況一覧をご確認ください |
勉強時間 | 約50~100時間 | 約30~40時間 | 約20時間 |
合格率 | 約38~66% | 約65~75% | 約50% |
難易度 | やや難 | 普通 | 易しい |
G検定とITパスポートはどっちを受けるべき?
G検定とITパスポートのどちらを受けるべきか迷っている方のために、それぞれの特徴を整理し、「どんな人におすすめか」を詳しく解説します。
G検定がおすすめな人
G検定をおすすめする人は次のような人です。
- AIの基礎知識があることを証明したい人
- 幅広い業種で活躍したい人
- 就職時のアピールポイントにしたい人
AIの基礎知識があることを証明したい人
AIやディープラーニングの基礎知識があることを証明できるG検定。
企業でAIプロジェクトにかかわる際の信頼性を高める要素となり、上司やクライアントへの説得力も増します。
また、資格取得の過程でAIの歴史や手法、関連する法律、ビジネス活用例などを学べるため、AIに関する体系的に知識を身につけられることも魅力です。
幅広い業種で活躍したい人
G検定の知識は、IT業界に限らず、多くの業界で役立ちます。
例えば、以下のような業種でAIは活用されています。
- 製造業:生産効率向上や品質管理
- 金融業:リスク管理や不正取引の検出
- 医療業界:診断支援や患者データの分析
- マーケティング:顧客行動の予測やターゲティング広告
G検定を取得することで、こうした業界でAIを活用するプロジェクトにかかわる機会が増え、キャリアの選択肢が広がるでしょう。
就職時のアピールポイントにしたい人
AI技術の重要性が高まる中で、G検定をもっていることは就職・転職時のアピールポイントになります。
特にAI関連の職種やDXにかかわる職種では、G検定をもっていることで、ほかの候補者と差別化できるでしょう。
また、G検定はオンラインで受験できるため、学生や働きながらスキルアップを目指す社会人にも受験しやすい資格です。
ITパスポートがおすすめな人
ITパスポートをおすすめする人は次のような特徴をもつ人です。
- 幅広い分野の基礎知識を習得したい人
- 組織のIT力向上やコンプライアンス強化を目指す人(企業)
- 就職・進学でアピールしたい人
幅広い分野の基礎知識を習得したい人
ITパスポートは、ITだけではなく、企業活動や経営戦略、財務・会計、法務などの基礎知識を幅広く学べる資格です。
特に以下の知識を身につけたい人に適しています。
- 情報セキュリティ:ネットワークや個人情報保護の基礎知識
- 企業コンプライアンス:知的財産権や法令遵守に関する知識
- 経営戦略・財務:「SWOT分析」や「損益分岐点分析」などの基礎知識
- ITの基礎知識:ネットワーク、データベース、情報システムの基本
組織のIT力向上やコンプライアンス強化を目指す人(企業)
企業においてITを効率的に活用するためには、情報システム部門だけではなく、すべての社員がITの基礎知識をもっていることが重要です。
ITパスポートを取得することで、次のようなメリットがあります。
- 業務の効率化:ITを活用した業務改善や生産性向上につながる
- 営業力の向上:IT知識をもつことで顧客対応がスムーズになる
- セキュリティ意識の向上:情報漏洩やサイバー攻撃対策の基礎を学べる
- コンプライアンスの強化:法令順守やリスク管理の知識が身につく
そのため多くの企業が社員研修や新入社員教育の一環として、ITパスポートの取得を推奨しています。
就職・進学でアピールしたい人
ITパスポートは国家資格であり、取得することで、以下のように就職や進学時のアピールポイントになります。
- 就職活動:企業が求めるITリテラシーをもっていることを証明できる
- 公務員試験:情報セキュリティの基礎知識を評価する省庁もある
- 大学入試・単位認定:ITパスポート合格者に入試優遇や単位認定を行う大学も多数
また、一部の専門試験(ITコーディネーター試験など)では、ITパスポートの高得点取得者に対する免除制度もあるのが特徴です。
まとめ
以上、G検定とITパスポートについて、それぞれの資格の特徴や難易度、必要な勉強時間、試験方式などについて解説しました。
このコラムの要点は以下のとおりです。
- G検定はAI・ディープラーニングの基礎知識を問う民間資格
- ITパスポートはITリテラシーを証明する国家資格
- G検定の方が専門的で難易度がやや高め
- ITパスポートは広範な知識が問われるが初心者向け
- 合格に必要な勉強時間はG検定が30~40時間程、ITパスポートは20時間程
- 試験実施頻度はG検定が年6回(オンライン)、ITパスポートは随時(CBT)
また、どちらを受けるべきか迷う方は、以下を参考にしてください。
目的 | おすすめする資格 |
AIの知識を証明したい | G検定 |
ITの基礎を幅広く学びたい | ITパスポート |
AIを活用する業界で働きたい | G検定 |
組織全体のITリテラシーを向上させたい | ITパスポート |
就職・転職でAIスキルをアピールしたい | G検定 |
就職・進学でITの基礎知識を証明したい | ITパスポート |
なお、G検定もITパスポートも試験範囲が広く、初学者は学習に時間がかかりがちです。
効率良く合格を目指すなら、アガルートの「G検定対策講座」と「ITパスポート試験対策講座」をおすすめします。
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G検定の合格を
目指している方へ
- G検定に合格できるか不安
- 勉強をどう進めて良いかわからない
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