キャリアの方向性が定まっていないことも多い20代が転職活動をする場合、どのような資格を取れば将来の役に立つのでしょうか。

本コラムでは20代に向けて、分野別に転職におすすめの資格を紹介します。

男女別の取るべき資格の紹介や資格選びのポイント、20代で資格を取るメリットも解説するので、自分に合った資格を見つける参考にしてください。

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【分野別】20代の転職におすすめの資格

「20代の転職におすすめの資格」を、以下の5つの分野にわけて紹介します。

あらゆる業界の転職におすすめの資格3選

資格名特徴
普通自動車運転免許自動車を公道で運転するために必要な国家資格
TOEIC英語のリスニング力とリーディング力を測る国際的な英語試験
MOSWordやExcelなどの操作スキルを証明するパソコン資格

普通自動車運転免許

普通自動車運転免許は、日本国内の公道で普通自動車などを運転するために必須の国家資格です。

この免許を取得していれば、普通自動車はもちろん、原動機付自転車(原付)や小型特殊自動車も運転できます。

普通自動車運転免許には、第一種免許(普通自動車第一種運転免許)と第二種免許(普通自動車第二種運転免許)の2種類があります。

一般的に多くの人が取得するのは第一種免許。

第一種免許は、一般的な乗用車や小型トラック(最大積載量2トン未満、乗車定員10人以下)を運転できる資格で、18歳以上であれば取得可能です。

日常生活はもちろん、営業職や配達業務、現場巡回など幅広い職種で必要とされ、多くの企業で「要普通免許」が応募条件となっています。

一方の第二種免許は、タクシーやハイヤー、旅客送迎用の車両を有償で運転するための資格で、取得には21歳以上かつ第一種免許取得後3年以上の運転経験が必要です。

第二種免許を取得することで、タクシー運転手や観光バスの運転手、企業の送迎ドライバーなどの旅客運送の仕事に就くことが可能になります。

普通自動車免運転免許はあらゆる業界で求められる、基本的かつ汎用性の高い資格。

キャリアの選択肢を広げる第一歩として取得しておくのがおすすめです。

TOEIC

TOEICは、英語によるコミュニケーション能力をスコアで評価する国際的な試験です。

特にビジネスシーンにおける英語力を証明する手段として広く活用されています。

試験はリスニング(約45分)とリーディング(約75分)の2部構成で行われ、合計990点満点でスコアを表示。

企業によって求められるスコアは異なりますが、一般的に600点以上が基本的な英語力の目安とされています。

外資系や海外取引の多い企業では、800点以上が高く評価されるでしょう。

合否の判定がないため、自分の成長や英語力の目安として継続的に受験する人が多いのが特徴。

英語力をアピールしたい就職・転職活動や、海外勤務を目指す際に有効な資格です。

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)は、WordやExcel、PowerPointといったMicrosoft Office製品の利用スキルを証明する国際的な資格です。

試験はソフト別に設定されていて、それぞれ「一般レベル」と「上級(エキスパート)」のレベルがあります。

例えば、Excelでは、関数やグラフ作成などの基本操作から、ピポットテーブルやマクロなどの高度な機能までが評価対象です。

MOS資格を取得することで、事務職や営業職など多くの業種で必要とされるオフィススキルを客観的に証明できるため、就職・転職活動でのアピールポイントになります。

即戦力としての評価が得られやすく、実務での効率向上につながるため、学生や社会人を問わず取得が推奨される資格といえるでしょう。

IT系の転職におすすめの資格3選

資格名特徴
ITパスポート
ITや経営全般の基礎知識を問う国家試験で、すべてのビジネスパーソンに役立つ入門資格
基本情報技術者
IT技術者としての基礎スキルと知識を証明する国家資格
応用情報技術者実務的なITスキルと応用力を証明する国家資格

ITパスポート

ITパスポートは、情報処理技術者試験のひとつで、ITやビジネスに関する基礎知識を問う国家資格です。

業種や職種を問わず、すべての社会人に求められるITリテラシーを身につけられる点が大きな魅力。

試験では、ハードウェアやソフトウェア、ネットワーク、セキュリティなどのIT分野に加え、経営戦略や会計、マーケティングなど経営全般の基礎知識も問われます。

そのため、非エンジニア職の方にも役立つ内容となっており、特に事務職や営業職などでIT機器を扱う業務のスキル証明としても有効です。

昨今のDX推進やリスキリングの流れを受け、企業からも取得が奨励される傾向があります。

年間20万人以上が受験する人気資格でもあるITパスポートは、20代のキャリアの土台作りにおすすめです。

基本情報技術者

基本情報技術者は、ITエンジニアとしてのキャリアを築くための登竜門とされる国家資格。

IPA(情報処理推進機構)が実施しており、システム開発やネットワーク構築、データベース、セキュリティなどIT全般の基礎知識と実践的な技能が問われます。

試験は午前(90分)と午後(100分)で構成され、合格には理論だけではなく、実務的な理解が求められます。

2023年4月よりCBT方式が導入され、通年受験が可能です。

近年の合格率も40%程と上昇傾向。

基本情報技術者は、プログラマーやシステムエンジニア、ITサポート業務などを目指す方にとって、必須のスキル証明といえます。

IT企業はもちろん、一般企業でもIT人材の需要が高まっており、就職・転職の際に高い評価を受ける資格のひとつです。

応用情報技術者

応用情報技術者は、ITパスポート・基本情報技術者の上位に位置する国家資格で、より高度なITスキルと実践的な応用力が問われます。

情報システムの設計や開発、運用・保守はもちろん、マネジメントやセキュリティ、法務知識まで幅広く網羅した試験内容が特徴です。

試験は午前(150分)と午後(150分)にわかれ、午後試験では論理的思考力や実務的な判断力が問われる記述式問題が出題されます。

応用情報技術者資格は、プロジェクトマネージャーやITコンサルタントなど、将来の管理職・リーダー候補としてのスキル証明としても評価が高いです。

企業の昇進案件や採用基準に活用されることも。

技術だけではなく、ビジネス視点をもつIT人材として、キャリアアップを目指す方に最適な資格です。

事務系の転職におすすめの資格3選

資格名特徴
日商簿記会計や経理の基本知識を証明する、最も受験者が多いビジネス系資格
秘書検定ビジネスマナーや対人スキルを測定する資格
文書情報管理士文書や情報を電子的に安全管理するスキルを証明する専門資格

日商簿記

日商簿記は日本商工会議所が主催する簿記の検定試験で、企業の経理や財務を理解するための基本知識を問う資格です。

初級・3級・2級・1級の4段階にわかれていて、1級は企業の経営分析にも活かせる高度な内容を扱います。

初級〜2級は、しっかり対策をとることで、比較的受かりやすいため、多くのビジネスパーソンが受験しています。

見積書の分析やコスト管理、財務資料の読み取りなど、業務に直結する知識が身につくため、経理職だけではなく、営業職や管理部門においても簿記の知識は役立つでしょう。

20代で日商簿記を取得することは、未経験からの経理職への転職や、企業内でのスキルアップにおいて強力な武器になります。

企業側も日商簿記を評価対象とする場合が多く、就職・転職市場でも有利。

簿記の知識はすべてのビジネスの基盤となるものであり、あらゆる職種において活用できる汎用性の高い資格です。

秘書検定

秘書検定は、社会人として必要なマナー・事務処理能力・対人応体力などを総合的に評価する資格で、3級・2級・準1級・1級の4段階にわかれています。

特に事務職や管理職のサポートを目指す方、職場での礼儀や対応力を磨きたい方におすすめ。

秘書検定は「人間力」を育てる資格としても注目されています。

出題範囲は、ビジネスマナー・接遇・文書管理・スケジュール管理・職場での判断力など多事にわたり、筆記試験に加えて上位級(準1級〜)は面接も実施されます。

合格するためには、状況を的確に判断する力や、相手に配慮した行動力も必須。

20代で秘書検定を取得することで、ビジネスマナーの基礎が身についた人材として、企業からの評価も高まるでしょう。

文書情報管理士

文書情報管理士は、紙の書類を電子化し、効率的かつ安全に管理する知識と技術を証明する資格です。

運営団体は公益社団法人日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)。

2級・1級・上級の3レベルがあり、文書のスキャン・電子保存・マイクロフィルム化、情報の保管・廃棄などを管理するスキルを評価します。

近年のDX推進やテレワークの普及により、文書の電子管理の重要性が高まる中、文書情報管理士の需要が高まっています。

法制度においても「電子帳簿保存法」や「e-文書法」などが整備され、専門的な文書管理スキルが求められる時代です。

また、文書情報管理士資格は多くの官公庁や自治体の入札条件として指定されているため、公共案件にかかわる企業では特に重要視されます。

もちろん、一般企業の事務・管理部門においても、情報管理の質を高めるスキルとして、実務に活かせるでしょう。

金融・不動産系の転職におすすめの資格3選

資格名特徴
ファイナンシャルプランナー
資産運用やライフプラン設計に関する知識を活かし、個人の家計や将来設計をサポートする資格
宅地建物取引士不動産取引における契約・説明業務を独占的に行える国家資格
公認会計士監査・会計・税務の専門知識を活かして企業の財務健全性を担保する国家資格

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー(FP)は、年金・保険・税金・投資・不動産などの知識をもとに、個人の資産形成や生活設計のアドバイスを行う専門家。

相談者の家族構成や収入・支出、将来の希望をふまえたライフプランを作成し、最適な保険商品や投資手法などを提案します。

主な活躍の場は、保険会社や銀行、証券会社などの金融機関で、顧客に関するコンサルティング業務が中心となります。

ファイナンシャルプランナー(FP)の資格には、国家資格であるFP技能士(1級〜3級)と、日本FP協会が認定するAFP・CFP資格があります。

特に、FP技能士2級以上の取得は、企業内でも高く評価され、キャリアアップに直結しやすいでしょう。

また、独立して個人事務所を運営する独立系FPとして活躍する道もあります。

専門知識と実務経験を活かして、フリーランスとして活躍する人も少なくありません。

宅地建物取引士

宅地建物取引士(以下、宅建士)は、公正な不動産取引を行うため、宅地建物取引業法により定められた国家資格です。

主な業務には、物件の重要事項説明・契約書類への記名・不動産契約の進行管理などが含まれます。

なお、「契約締結前に行う重要事項の説明」「重要事項説明書面(35条書面)への記名」「契約内容を記した書面(37条書面)への記名」は宅建士の独占業務となります。

宅地建物取引業法により、不動産会社は宅建士を一定数置くことを義務づけられているため、不動産業界では特に需要が高い資格です。

そのため、多くの企業で資格手当が支給されています。

不動産売買・賃貸において顧客の利益を守る役割を担う宅建士には、専門知識と責任感が求められます。

試験は毎年1回実施され、出題は宅建業法・民法・税法などに関する50問で構成。

例年の合格率は15%程と難関です。

取得後は、営業職や事務職にとどまらず、コンサルタントや将来的な独立・開業など、多様なキャリアの選択肢があるでしょう。

公認会計士

公認会計士は、企業の財務諸表などを監査し、適正性を評価する会計のスペシャリスト。

監査は公認会計士だけが行える独占業務です。

主な仕事は、監査法人での監査業務や、税務・会計事務所での申告業務、さらにはコンサルティン会社での経営支援など多岐にわたります。

近年の公認会計士試験の合格率は平均10%未満とされていて、国家資格の中でも特に難易度が高いです。

その分、公認会計士は高収入・高ステータスの職業として広く認知されています。

キャリアパスも多様です。

監査法人で経験を積みながら年収アップを目指すほか、会計事務所や企業の財務部門で働いたり、独立して事務所を開業したりすることも可能。

また、企業の健全な経営を支える役割を担う公認会計士は、非常に社会的信頼度が高いため、転職・就職市場でのアドバンテージはかなり高いです。

医療・福祉系の転職におすすめの資格3選

資格名特徴
医療事務医療機関で受付やレセプト作成などの事務作業を担うための資格
介護福祉士介護業界で唯一の国家資格で、介護現場の中心的な役割を担う専門職
理学療法士運動機能の回復・維持を支援するリハビリの専門国家資格

医療事務

医療事務は、病院やクリニックなどの医療機関で受付業務や診療報酬請求(レセプト)などを行う事務職で、民間資格を通じて専門性を証明できます。

代表的な資格には、「診療報酬請求事務能力認定試験」や「医療事務技能審査試験」などがあります。

合格率は60〜80%と比較的高いため、未経験者にも挑戦しやすいといえるでしょう。

医療事務の主な業務は、「受付・会計」「クラーク業務(診療補助)」「レセプト業務(診療報酬請求)」の3つにわかれ、患者対応から診療費の計算、医師の事務サポートまで幅広い業務を担当します。

医療事務の資格は、女性に人気が高く、結婚・出産後の復職やパート勤務がしやすい点が魅力です。

医療の知識を身につけながら、安定した環境で働きたい方にとって、非常に実用的な資格といえます。

介護福祉士

介護福祉士は、身体の不自由な高齢者や障害をもつ方の日常生活を支援する、介護分野で唯一の国家資格です。

資格取得には、一定の実務経験や養成施設での学習と介護福祉士国家試験の合格が必要です。

介護福祉士は、介護業務だけではなく、利用者やその家族への相談・助言、介護計画の立案・実施、現場でのリーダー的役割も担います。

活躍の場は、特別養護老人ホームや介護付き有料老人ホーム・訪問介護・デイサービス・障がい者支援施設など多岐にわたります。

高齢化が進む日本では、介護福祉士の需要は年々増加しており、今後も安定した就業が見込まれるでしょう。

専門性の高い知識と技術を習得することで、信頼される介護職員として地域や社会に貢献できる、やりがいのある仕事です。

理学療法士

理学療法士は、理学療法士および作業療法士法に基づく国家資格。

けがや病気、高齢による身体機能の低下に対して、運動療法や物理療法を通じて回復・改善を図るリハビリ専門職です。

理学療法士国家試験の受験には、養成校での専門課程修了が必須となります。

理学療法士の仕事は、医師の指示のもと、患者一人ひとりに応じた訓練プログラムを作成し、自立した生活が送れるよう支援することです。

対象者は子どもから高齢者まで幅広く、活躍の場も病院や介護施設、福祉施設にとどまらず、スポーツ分野や企業、地域の健康支援などへと広がっています。

予防医療の重要性が増す近年、健康寿命の延伸や介護予防の観点からも注目されている理学療法士。

「動作の専門家」として、患者に直接かかわり、生活の質(QOL)向上に貢献する意義のある職業です。

【男女別】20代の転職におすすめの資格

ここでは、20代の転職におすすめの資格を男女別で紹介します。

20代男性におすすめの資格

20代の男性におすすめの資格は以下のとおりです。

  • 行政書士
  • 公認会計士
  • 宅地建物取引士
  • 応用情報技術者
  • ファイナンシャルプランナー

妊娠や出産でキャリアを中断せざるをえない女性が多い中、男性は継続的に働き続けることが一般的です。

20代は仕事の基礎を築く重要な時期。

このタイミングで将来を見据えて、資格取得に取り組むことが、長期的なキャリアに直結します。

特に、安定した収入やポジションを目指すなら、キャリアアップや収入アップにつながる専門性の高い資格や、社会的信頼度の高い国家資格の取得がおすすめです。

20代女性におすすめの資格

20代の女性におすすめの資格は以下のとおりです。

  • 医療事務
  • 介護福祉士
  • 理学療法士
  • 保育士資格
  • ケアマネージャー

20代女性は、妊娠や出産などのライフイベントがあっても働き続けられる「手に職」を付けることをおすすめします。

結婚や出産、育児といったライフステージの変化があっても、専門スキルを身につけていれば、復職や再就職がしやすくなるからです。

特に女性にとっては、場所や年齢を問わずに働ける職種であることが重要。

柔軟な働き方を選べる資格をもっていれば、途中でキャリアが途絶えても安心です。

20代の転職における資格の選び方

20代の転職における資格の選び方のポイントは以下の3つです。

  • 将来性があるか
  • 自分に合う難易度か
  • AIに代替されにくいか

将来性があるか

資格を選ぶ際は、将来的にその資格の需要があるかを考えることが大切です。

せっかく時間と労力をかけて取得した資格でも、社会からのニーズが減ってしまえば、その価値は薄れてしまいます。

特に技術革新や社会構造の変化が激しい現代では、「今人気」よりも「将来求められるか」に注目する視点をもちましょう。

将来性という観点で見ると、深刻な人材不足が続いているIT業界や、少子高齢化が進むことで今後ますます需要が高まる医療・福祉の分野は、長期的なキャリア形成に非常に有利です。

自分に合う難易度か

自分の実力に合った難易度の資格を選ぶことも重要です。

実力に合わない難易度の高い資格に挑んでも、最終的に合格できなければ意味がありません。

努力が報われないことで、モチベーションの低下にも繋がりやすいでしょう。

特に資格試験は長期戦になることが多いため、自分のライフスタイルや集中力と照らし合わせて無理のないプランを立てます。

まずは、ITパスポートなどのような「各分野の初歩的な資格」を取得して、徐々にステップアップするのがおすすめです。

また、各資格の合格率や勉強時間の目安を調査しつつ、自分のライフスタイルで合格できるか検討しましょう。

AIに代替されにくいか

資格を選ぶ時は、そのスキルがAIに代替されにくいかどうかも、これからの時代では非常に重要な視点です。

技術が進歩するにつれて、単純作業やルーティン業務の多くは、AIやロボットに置き換えられるようになっていきました。

だからこそ、人間ならではの判断力や共感力が必要な「人が介在する仕事」に関する資格は、将来的にも高い価値をもち続けるといえます。

例えば、教育・保育、カウンセリング・コンサルティングなどの資格は、人との関係性が仕事の中心となるため、AIには代替しづらい分野です。

また、プログラマーやデザイナーなど、0から創造する職種もAIの苦手分野であり、今後も人の力が求められるでしょう。

20代で資格を取得するメリット

20代で資格を取得するメリットは、以下の3点です。

  • 専門性の証明になる
  • 挑戦できる仕事幅が広がる
  • 資格手当をもらえる可能性がある

専門性の証明になる

20代で資格を取得することで、自身の専門性を証明できることは大きな強みです。

特に20代は社会経験が浅く、実務経験が少ない場合が多いため、実際には高度なスキルを持っていても面接などで口頭で伝えるだけでは評価されない可能性があります。

しかし、資格があれば「スキルの高い人材である」ということを客観的に証明できるため、人事担当者に評価されて昇進や就職・転職活動の成功につながるでしょう。

また、資格を取得することで、自主的に学ぶ姿勢をアピールできることも大きなメリットです。

挑戦できる仕事幅が広がる

20代で資格を取得することで、挑戦できる仕事の幅を大きく広げることが可能になります。

最近では、資格がないと応募すらできない求人も増加しています。

特に、税理士などのように、資格がないと従事できない独占業務のある職業は、資格取得がスタートラインになるケースが多いです。

また、就職・転職をしないにしても、資格があることで活躍できるフィールドが広がります。

例えば、日商簿記を取得すれば社内の帳簿作成を担当できたり、TOEICで高得点を取れば業務範囲を海外に広げられたりと、現在の職場内でできる仕事の幅は確実に広がるでしょう。

20代からキャリアの地盤を固めたい方は、積極的に資格を取得することをおすすめします。

資格手当をもらえる可能性がある

資格を取得することで、企業によっては資格手当が支給される場合があることも大きなメリット。

支給金額は企業によって異なりますが、資格の難易度や業務への関連性に応じて5,000円〜50,000円ほど支給される場合が多いです。

20代から資格を取得することで、若いうちから給与面における好待遇を受けられる可能性が高まります。

さらに、企業によっては、複数の資格を取得することで手当の合算支給が認められる場合も。

まずは、自分が働いている企業の社内規則をチェックし、手当の支給対象になる資格がないか確認しておくとよいでしょう。

まとめ

以上、20代の転職におすすめの資格について、分野別・男女別に紹介し、「20代の転職における資格の選び方のポイント」と「20代で資格を取得するメリット」について解説しました。

下記は、分野別の20代の転職におすすめの資格をまとめたものです。

  • あらゆる業界の転職におすすめの資格
    普通自動車運転免許、TOEIC、MOS
  • IT系におすすめの資格                                      ITパスポート、基本情報技術者、応用情報技術者
  • 事務系の転職におすすめの資格                                 日商簿記、秘書検定、文書情報管理士
  • 金融・不動産系の転職におすすめの資格                             ファイナンシャルプランナー、宅地建物取引士、公認会計士
  • 医療・福祉系の転職におすすめの資格                              医療事務、介護福祉士、理学療法士

20代はキャリアの土台を固める時期。

資格を取得することでキャリアの選択肢が広がり、将来の安定やステップアップに繋がります。

未来の可能性を広げるために、一歩踏み出してみませんか。

20代のうちから資格取得に挑戦することで、数年後、数十年後のキャリアが大きく変わるでしょう。

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