商社への就職・転職に有利なおすすめ資格!商社マンになるには?
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他の職種と比べ、給料が相対的に高いといわれる商社マン。将来は商社マンになりたいと憧れている方も多いのではないでしょうか。
この記事では商社への就職・転職の際に有利になるおすすめの資格について解説しています。
商社マンを目指しているという方は、ぜひ最後まで目を通してみてください。
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目次
商社への就職・転職に有利なおすすめ資格!商社マンになるには?
まず最初に、商社の中でも主に営業を担当する通称「商社マン」になる際に有利なおすすめの資格を紹介していきます。
ここで取り上げるのは以下の5点です。
- 高偏差値大学の学歴
- TOEIC(やその他英語資格)
- 英語以外の語学に関する資格
- 通関士
- 貿易実務検定
これらについて「どのような資格か」「商社マンにとってどのように役立つのか」といった内容を中心にご紹介します。
商社への就職・転職を考えている方は、ぜひチェックしてください。
高偏差値大学の学歴
まず、いわゆる「商社マン」の求人を見てみると、そのほとんどで採用条件として「大卒以上」の人材を指定しています。
文字通り、「商社マン」を目指すには「大卒以上」の「学歴」が最低限必要となるということ。
また、商社に限らず企業への就職の際には、学歴フィルターが存在するといわれています。
※朝日新聞によると、企業が大学によって就職説明会の機会などに差をつける行為は「学歴フィルター」と呼ばれる。
要するに同じ「大卒」という学歴の中でも、偏差値や大学のブランドなどによって優劣がつけられてしまう場合があるということです。
中でも総合商社の場合は、各種「就活口コミサイト」でも「基本的に高偏差値大学の学歴が必要である」という噂も。
あるいは、たとえば東洋経済ONLINEの最新版「入社が難しい有名企業」ランキング200社という記事では、駿台予備学校の協力を得て模試の難易度を利用し、大学通信が各大学に有名企業424社への就職数をアンケート調査している結果とあわせ、就職難易度ランキングが提供されています。
この記事を見ても、ランキング上位に総合商社の名前が多くなっていることが分かります。
また業種別のランキングでも「商社」が4位となっています。このように、やはり商社マンは高偏差値大学出身者が多いことが推察できます。
以上の情報を鑑みても、商社への就職・転職を目指す場合には、高偏差値大学の学歴を有していると有利であるといえるでしょう。
なお、必ずしも高偏差値でない大学在学・卒業の場合は、「高偏差値大学の大学院に通う」という手段もあります。
中でもMBA(経営学修士)が取得できるコースは夜間土日開校の授業もあるなど、社会人でも通いやすくなっていることが多いです。
商社マンを目指している方にとっては、一考の余地があるのではないでしょうか。
TOEICをはじめとした英語資格
いわゆる「商社マン」として食料品や石油・石炭などの資源、自動車など、さまざまな「もの」を世界中の相手と取引する時、ビジネスの相手となるのは世界中の人たちです。
そのため商社マンには英語をはじめとした外国語を求められることがよくあります。
特にビジネスに関する英語力を担保する資格として、商社ではTOEICが重要視されることが多いです。
英語の能力を評価するための資格としてはTOEFLや英検などもありますが、TOEICはビジネスシーンでの英語力を図るためのもの。
なのでビジネスの場面で英語力が必要になる場合は他の資格と比べて、TOEICの方が優先度は高くなると考えられます。
たとえば「上場企業における英語活用実態調査」報告書を見ると、非製造業のうち「商社」7社のみがTOEICスコアを社内の移動・昇進・昇格の要件としていることが分かります。
このことからも商社マンには高い語学力が必要だといえるでしょう。
英語以外の語学に関する資格
前述の通り、商社で営業を行う場合には世界中の人を相手にしなくてはなりません。
つまり英語圏「以外」の人とビジネスのやり取りをすることも当然ありえます。
そのような中、英語以外の語学力を有している人材は、その言語が必要とされる国・地域とのビジネスにおいてとても重宝されます。
英語以外の語学に関する資格としては、たとえば中国語なら中国語検定。ドイツ語ならドイツ語検定といったものがあります。
※関連コラム:語学・言語のおすすめ資格6つ+その他4つの一覧!就職にも役立つ?
通関士
通関士は、「通関書類(輸出入申告書)の審査及び記名押印」という独占業務を持っています。
通関士の資格は財務省管轄の国家資格です。
世界中の「もの」を取引するというのは、すなわち「貿易する」というのと同じことです。
通関士資格を保有していれば、貿易に関して一定の知識を有していることが示せます。
つまり商社への就職・転職において有用な資格だといえるでしょう。
※関連コラム:通関士とは?仕事内容や就職先・年収・なり方まで詳しく解説
貿易実務検定
貿易実務検定は、日本貿易実務検定協会が提供している、貿易実務に関する知識を図るための資格です。
通関士の資格と似ているように思えますが、通関士は輸出と輸入における法律や、税金の計算など、貿易において「狭く深く」関わるための資格となっています。
対して貿易実務検定は、貿易の際の交渉全般を広く浅く学ぶための資格であるとされています。
貿易実務検定の難易度はそこまで高くないとされています。
そのため、商社への「就職・転職におけるアピール」としては、上述の通関士の方が優先度は高いといえるでしょう。
一方、純粋に貿易に関する知識を身につけるという観点から考えると、貿易実務検定にも良い点があります。
国家資格であり難易度の高い通関士とは異なり、A~C級とさまざまな難易度のグレードがある貿易実務検定の方が、学習のスタートとしては良いとも考えられるというもの。
なお貿易実務検定に合格するためには、通関士「以上」に英語力が求められるという面もあります。
英語力に自信のない人は、まずTOEICなどで対策をして、より英語力を鍛えてから貿易実務検定に挑むという方針も考えられるでしょう。
※関連コラム:通関士試験と貿易実務検定の違い・難しさは?どっちを目指すべきか解説
営業職以外で「商社勤務」を目指す場合
商社で主に営業を担当する人のことを一般的に、「商社マン」といいます。
一方で、商社に限らず会社を運営する際には営業の他にも一般事務や経理など、さまざまな業務が必要です。
そのため、どうしても商社に入りたいけれど商社マンになるのは難しいと考えた時、「商社マン以外」の職種で商社に入社するというのも一つの選択肢となってくるでしょう。
商社の事務職を目指す場合
商社で事務職を目指す場合には事務能力に加え、やはり一般的に英語力と貿易に関する知識があると良いとされています。
その意味では「貿易事務」の事務職ともかぶる点が多々あります。
なお貿易事務に関する資格については、以下のコラムを参考にしてみてください。
※関連コラム:貿易事務・貿易実務で役立つおすすめ資格4つを一覧で紹介!
商社の経理部門を目指す場合
商社の経理部門を目指す場合は一般の経理部門同様、経理に関する知識がマストであることはいうまでもありません。
さらにそれに加えて英語力、貿易に関する知識があると良いと考えられるでしょう。
経理に関する資格としては簿記やビジネス会計検定など。
英語力に関する資格にはTOEICやTOEFL、英検などがあります。
また貿易に関する資格なら前述の通関士や貿易実務検定などがメジャーどころとして挙げられます。
③商社のエコノミストを目指す場合
たとえば丸紅には丸紅経済研究所、双日には双日総合研究所など、商社には経済研究を主要業務とする部門・関連会社が存在する場合があります。
たとえば丸紅経済研究所のサイトにある研究員一覧のページにて、研究員の経歴をチェックすると、大きく分けて2通りのバックグラウンドを見てとることができます。
①商社入社後、日本経済研究センターや経済同友会などへの出向を経て異動
②金融系企業・シンクタンクからの転職
という2つのパターンです。
このうち①に関しては最低条件として「商社に入社する」ことが必須であるため、当該記事の1章を参考にしてください。
その一方②については、むしろまずは金融系企業・シンクタンクでのキャリアが重要になると考えられるでしょう。
そのため②のルートを取るのであれば、まずは商社ではなく金融系企業への就職・転職の対策が必要となるでしょう。
なお金融への就職・転職の際に役立つ資格については、以下のコラムを参考にしてみてください。
※関連コラム:金融関連のおすすめ資格10選を一覧で!出世や転職にも!
独学が難しければ予備校の検討も!
ここまで商社への就職・転職に有利なおすすめの資格についてご紹介してきました。
ただし今回紹介してきた資格の中には、かなり難易度が高いものも含まれています。
独学で試験合格を目指そうとすると、上手くいかずに途中で挫折してしまうこともあるかもしれません。
資格取得ために学習する中で独学では難しいと感じた時には、資格予備校を利用するというのも一つの方法です。
中でもアガルートでは、場所や時間を問わない「オンライン」形式で、商社マンを目指している方にとっても魅力的な講座を提供しています。
今回紹介した資格の中でも
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アガルートでは資格試験に関するコラムを日々投稿しています。
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