一般財団法人全日本情報学習振興協会インタビュー!個人情報保護士とは?
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個人情報保護士を実施されている、一般財団法人全日本情報学習振興協会にインタビューを行いました。
個人情報保護士の概要や受験するメリットなどについて、詳しくご回答いただいています。
個人情報保護士に興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
個人情報保護士とはどのような検定なのでしょうか?
個人情報保護士は2007年個人情報保護法の施行と同時に開催がスタートしました。
個人情報保護法、個人情報保護法ガイドライン、いわゆるマイナンバー法を核に、現代のニーズに応じた個人情報の適切な管理や取扱い、情報漏洩対策など、現代ビジネスにおいて不可欠な知識を習得するための資格試験です。
試験を通じて、法的な知識のみならず、実践的なスキルや情報セキュリティの知識も身につけることができます。
課題Ⅰ 個人情報保護法とマイナンバー法の理解(50問)
第1編 個人情報保護法総説
第2編 個人情報保護法の基本法部分
第3編 個人情報に関する義務
第4編 個人データに関する義務
第5編 個人関連情報に関する義務
第6編 保有個人データに関する義務
第7編 仮名加工情報取扱事業者等の義務
第8編 匿名加工情報に関する義務等
第9編 実効性を担保する仕組み等
第10編 行政機関等における個人情報等の取扱い
第11編 マイナンバー法の理解
課題Ⅱ 個人情報保護の対策と情報セキュリティ(50問)
第1編 脅威と対策
第2編 組織的・人的セキュリティ
第3編 オフィスセキュリティ
第4編 情報システムセキュリティ
どのような方が受験されることが多いのでしょうか?
受験者の多い業種としては情報・通信業やIT関連の企業にお勤めの方が最も多く受験されています。
つづいて、保険業や不動産業など個人情報を扱う業種の方の受験も多くなっています。
職種別では営業職・事務職の方ともに多く、お客様と接するための知識として、自社の業務やセキュリティを支えるための知識としても役立てて頂いています。
また、社内の推奨資格としてご指定頂いている企業が多くあり、会社が取りまとめて団体で受験頂いている企業も多く、業務にかかわるために受験される方、社内評価などを受験理由と回答されている方が多くいらっしゃいます。
個人情報保護士を受けるメリットを教えてください
個人情報保護士では、個人情報保護法およびその特別法であるマイナンバー法の知識はもとより、個人情報保護のための安全管理措置(情報セキュリティ)についての正しい知識を理解していることの証明となります。
自身のスキルの証明だけでなく、お客様からの信頼の獲得や、コンプライアンスなどの専門部署との意思疎通、個人情報を取り扱う業務でのプロセスの改善などにおいて身に付けたスキルを発揮できます。
また、情報セキュリティの知識も身につくため、社内でのセキュリティ対応などへの活用も見込めます。
個人情報保護士の試験概要について教えてください
毎年3月・6月・9月・12月に開催しております。
お申込みはインターネット上から受け付けています。
お申し込みは試験日のおよそ3か月前から始まり、1か月前に締め切りとなります。
【実施スケジュール】
年4回開催
毎年3月・6月・9月・12月に開催しております。
お申込みはインターネット上から受け付け
お申し込みは試験日のおよそ3か月前から始まり、1か月前に締め切りとなります。
【受験会場】
・公開会場 … 全国主要都市に設置の会場でマークシート方式の受験
・CBT会場 … 全国のテストセンターでパソコンを利用して受験
・オンライン試験 … 自宅のパソコンから専用Webカメラを利用して受験
※公開会場、CBT会場の所在地はホームページからご確認下さい。
【受験資格】
制限はありません
【受験者データ】
過去の平均合格率 41.5%
過去の受験者平均年齢 34.1歳
個人情報保護士は今後どうなると思われますか?
個人情報保護法施行以前から、企業の中で個人情報は重要な企業情報の一つであり、個人情報保護法施行後はさらに正しい利活用が求められているため、企業での教育やルール作りは必須となりました。
DXが進む現在、個人情報は最も重要な情報の一つとなり、業務上のルールを守るだけではいざというときに対応できないため、企業は個人情報保護法や情報セキュリティに精通した社員を一定数育成する必要があります。
個人情報保護士を受験することで学べる知識は、個人情報を利用する限り、担当者や責任者に必要な知識となります。
スキルとして個人情報保護法や情報セキュリティの知識を発揮する場所は、DX化の中で今後もどんどん広がっていくと考えられます。
また、ご存じのように個人情報の漏えい事故に関するニュースが報じられることも多くあります。外部からの不正アクセスであれば情報セキュリティの分野ですが、「管理が悪く漏えいした」、「USBメモリをなくした」などといった、正しい知識があれば起きないであろう人的ミスによる漏えい事故を起こさないための教育としても、個人情報保護士は最適です。
このような環境の中で、個人情報保護士をはじめとした情報を適切に取り扱う知識の需要はまだまだ拡大することはあっても縮小することはないと考えられます。
個人情報保護士は、今後もビジネスマンにおける必須の資格の一つであると考えています。
<令和7年度の個人情報保護士試験>
試験日:令和7年6月22日(日)
受験申込期間:令和7年2月26日(水)~5月8日(木)
申込先:全日本情報学習振興協会