営業は資格がなくても就ける仕事ですが、営業職の方が取得することで役立つ資格は各業界にたくさんあります。

一流営業マンとしてスキルアップを図っており、「どの資格を取ったらいいだろう?」と探している方もいるでしょう。

当コラムでは、営業職の方におすすめの資格を業界別に一覧でまとめました。自分に合った資格を知りたい方はぜひ参考にしてください。

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営業職に役立つおすすめ資格21選【業界別】 

営業職に従事する際に資格は必須条件ではなく、もっとも大切なことは「結果」を残すことです。

とはいえ、特定の資格保有者であることで専門性のアピールに繋がったり、顧客の信頼を得やすかったりとメリットはたくさんあります。

ここでは、営業職に役立つ資格を業界ごとに以下の内容でまとめました。

全営業職におすすめの資格3選

全営業職におすすめの資格は以下の3資格です。

  • MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
  • 営業士
  • TOEIC

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

MOSは、WordやExcelをはじめとするオフィス系ソフトの操作スキルを証明する資格です。

世界的に使われているツールのスキルを保証でき、特別な受験資格のない国際資格なことから汎用性は広め。

業務でパソコンを使用する方であれば受験しておいて損はありません。

営業職の方がMOSを取得すると、プレゼンテーション用の資料作成やデータ集計などのパソコン作業の最適化が可能になります。

商材を魅力的に売り込む必要のある営業マンにとって、アピールポイントの根拠となる資料作りのスキルは重要。

説得力のあるセールスを補強する資格としておすすめです。

オフィス系ソフトは多くの事業所に導入されている分「なんとなく」使われていることも多く、結果的に意図せず業務の効率が損なわれていることもあります。

MOSはソフトを明確な知識と根拠の元で扱い、もっとも効率的な操作を行うためにも役立つ資格といえるでしょう。

営業士

営業士は、営業のプロに必要なスキルを認定する検定資格です。

「初級」「上級」「マスター」の3階級があり、最上位のマスターレベルはマネジメントやマーケティングに関する高度な専門知識を保証します。

営業職に就くために必須ではありませんが、セールスに必要な知識やスキルがあることを対外的に証明できるのが強みです。

他業種から営業への転身を考えている方であれば、初級レベルから挑戦すれば面接時のアピールポイントとして役立つでしょう。

上級・マスターレベルは経営層や幹部層が対象ですが、営業スキルを極めて大成したい場合は上位級を目指すのもおすすめです。

定期的にスキルを試す機会を設けることで、ビジネスパーソンとしてさらなるレベルアップも図れるでしょう。

TOEIC

TOEICはビジネス英語のスキルを測る国際検定です。

級別ではなく受験者全員が一律の試験を受けるため、英語力を客観的に分析できるのがポイントになります。

満点は990点で、ビジネスシーンで評価されることを目標にするなら700点以上を目指すとよいでしょう。

TOEICは語学系検定のため、特別英語力を求められる企業でなかったとしても「一定以上の学力」として自分をブランディングできます。

もちろん、外資系企業や海外がセールス対象という場合は特におすすめ。

TOEICで高スコアを記録した実績があることで、国外のクライアントと直接やり取りできるような重要なポストに抜擢される可能性も高くなるでしょう。

国内外で活躍できる営業人になりたい方におすすめです。

金融・保険を扱う営業職におすすめの資格3選

金融・保険を扱う営業職におすすめの資格は、以下の3資格です。

  • 生命保険募集人
  • ファイナンシャルプランナー(FP)
  • 証券外務員1種

生命保険募集人

生命保険募集人は、生命保険を商材として扱うために必要な資格です。

掛け捨て・積み立てなど商材ごとの特徴やクライアントのライフスタイルを踏まえ、適切な保険を案内することが主な業務内容となります。

生命保険の営業を行う場合は必須資格のため、保険営業を志望する場合は最優先で取得すべき資格といえます。

生命保険協会主催の「一般課程試験」に合格後、生命保険募集人として登録する取得ルートが一般的です。

ただし、一般課程試験は生命保険会社の研修を受けた従業員などを対象としており、個人では受験できません。

まずは生命保険会社に入社して所定の研修を受けるところから始めましょう。

なお一般課程試験に合格・登録後は、実践研修を受ける必要もあります。

ファイナンシャルプランナー(FP)

ファイナンシャルプランナーは、資産運用の専門資格です。

保険や年金、投資など、「お金」の側面からクライアントの人生設計を最適化します。

特に、保険商材や投資商材のセールスを担当したい場合に役立つ資格です。

資産運用の幅広い知識とクライアントの状況に応じた提案力を習得できるため、「金融関係で頼れる営業マン」として活躍したいなら特におすすめ。

金融業界で事業所に所属する営業として働くことはもちろん、ファイナンシャルプランナーとして独立開業することも可能です。

1〜3級の階級があり、難易度は初級の3級で40〜80%ほど。最上級の1級で7〜18%ほどとされます。

運営団体によって合格率には多少差がありますが、しっかり試験対策を行えば合格自体は可能な資格といえるでしょう。

証券外務員1種

証券外務員1種は、有価証券や通貨など「金融商品」を扱う際に必須の資格です。

特に関連の深い業種としては、銀行や証券会社、保険会社などが挙げられます。

顧客に対して有価証券をすすめる・預金をすすめるといった業務を行う可能性がある方は必ず取得する必要のある資格です。

2種と1種の種別があり、1種を取得するとすべての金融商品を取り扱うことができます。

2種には「現物商品のみ」の制限があるため、金融関連の営業を担当する場合はやはり1種を取得することが望ましいでしょう。

証券外務員1種の合格率は、例年70%ほど。

業界未経験の場合は油断なく対策する必要はありますが、しっかり学習を重ねれば合格は決して難しくありません。

不動産を扱う営業職におすすめの資格3選

不動産を扱う営業職におすすめの資格は、以下の3資格です。

  • 宅地建物取引士
  • マンション管理士
  • インテリアコーディネーター

宅地建物取引士

宅地建物取引士(宅建士)は、不動産取引を行う際に必要な資格です。

売り手と買い手を仲介し、取引が適正に行われるようサポートします。

重要事項の説明や契約書類への記名などの独占業務をもつことで社会的な需要が非常に高く、不動産業界以外にも金融業界や建築業で活かせる資格です。

営業職で宅地建物取引士を取得すると、不動産商品の販売フローをワンストップで行えるようになります。

営業として紹介した不動産に買い手がついた場合は担当を変えずに契約まで進められるため、顧客にとっても安心感を感じられる取引となるでしょう。

宅地建物取引士の合格率は13〜19%ほどです。

国家資格の中では比較的合格しやすい難易度といえますが、実際に業務を行うためには資格取得後に2年以上の実務経験を積む必要があります。

マンション管理士

マンション管理士は、マンションの維持管理に関するコンサルティングを行うための国家資格です。

マンション管理組合の管理者や分譲マンションの購入者などに対して助言を行うなど、法律の知識に基づくトラブル解決を担います。

独占業務はありませんが、マンション営業を行う場合には有利になる資格です。

モデルルームの紹介などを行う際に専門家の観点から「住みやすさ」などをアピールすれば、説得力と訴求力のあるセールスができるでしょう。

マンション管理士の合格率は7〜13%ほどを推移しており、他の不動産系資格よりも難易度は高めです。

資格自体の認知度が低く需要も他資格ほどないため最優先で目指すべきとはいえませんが、不動産業界を目指すなら取得を検討してもよいでしょう。

インテリアコーディネーター

インテリアコーディネーターは、内装に関する幅広い知識を活かしてクライアントの要望どおりのインテリアをプロデュースする仕事です。

ハウスメーカーや設計デザイン事務所、住宅設備メーカーなど就業先は幅広く、時には撮影現場や美術館の空間プロデュースを担当することもあります。

インテリアコーディネーターの守備範囲は、家具や内装材、住宅設備など多岐にわたります。

インテリア用品の営業職に就きたい方が取得すれば、自社製品をどう活かすかについて説得力のあるアピールができるでしょう。

インテリアコーディネーター取得には1次試験と2次試験をクリアする必要があり、例年の最終合格率は24%ほど。

歴史から関連法令までインテリアに関する幅広い知識だけでなく、製図など実務的な技術も問われます。

インテリア関連の検定や資格の中では高難易度ですが、難しい分さまざまな状況で役立てられる資格です。

経営コンサルを扱う営業職におすすめの資格3選

経営コンサルを扱う営業職におすすめの資格は、以下の3資格です。

  • 中小企業診断士
  • MBA
  • 経営士

中小企業診断士

中小企業診断士は、中小企業を対象に経営診断やアドバイスなどを行う国家資格です。

経営に関する助言は独占業務ではありませんが、有資格者であれば明確な知識に基づく根拠と説得力のあるコンサルティングが可能となります。

中小企業のほとんどは経営に何らかの課題を抱えており、的確な助言をしてくれるアドバイザーを求めていることも多くあります。

営業職が中小企業診断士を取得すれば、クライアントの経営状況に合わせて適切な商材を提案できる「頼れるセールスパーソン」として活躍できるでしょう。

中小企業診断士には一次試験と二次試験があり、ストレート合格できる割合は5%ほどと非常に高難易度の試験です。

合格は容易ではありませんが、中小企業のクライアントが多い場合は頑張る価値あり。

科目合格制度も採用されているため、数年単位で取得を目指すことも可能です。

MBA

MBA(Master of Business Administration)は経営学修士の学位で、MBAプログラムを開講している大学院で所定のカリキュラムをクリアすることで取得できます。

経営戦略やマネジメントなど経営に関する幅広い知識を履修でき、修了後は実業家などにキャリアアップする人もいます。

MBAではビジネス知識を体系的・実践的に習得できるため、コンサルタントとして経営プランを売り込む場合には非常に役立ちます。

クライアントの課題を的確に捉え、机上の空論に終わらない提案ができる営業として多くの顧客に信頼される存在感を発揮できるでしょう。

MBAは資格ではないため試験などはありませんが、プログラム開講している大学院への入学が最初の関門となります。

さらに、一般的なMBAは2年間のカリキュラムとして設計されていることが多いため、学習期間や学習費用にある程度余裕がある方向けの学位です。

経営士

経営士は経営コンサルタントを名乗るための代表資格で、日本経営士会が認定する民間資格です。

取得すると、経営管理に関する高度な専門的知識を有することが保証されます。

資格をもたなくても企業に対して経営指導やリスクマネジメントを行うことは可能ですが、有資格者となることでより信頼を得やすくなるメリットがあるでしょう。

営業職にとって「クライアントからの信頼」は商談の出来を左右する非常に重要な要件です。

信頼度が高ければ、高額な商材やプランの提案も受け入れられやすくなるはず。

独占業務などはありませんが、本業が営業であればぜひ取得しておきたい資格のひとつといえるでしょう。

経営士試験には受験資格があり、経営管理の実務経験が5年以上必要となります。

詳細な合格率は非公開ですが、受験資格を得るまでの過程が難しい試験といえるでしょう。

また、受験時は受験料10,000円のほか経営士会への入会証拠金として80,000円が必要。

入会証拠金は不合格の場合返還となりますが、合格して経営士として登録された場合、年会費として50,000円がかかる点もご留意ください。

広告・マーケティングを扱う営業職におすすめの資格3選

広告・マーケティングを扱う営業職におすすめの資格は、以下の3資格です。

  • Google AdWords認定資格
  • ウェブ解析士
  • Webアナリスト検定

Google AdWords認定資格

Google AdWords認定資格はGoogle広告認定資格とも呼ばれ、Google広告に関する知識があることを認定する資格です。

オンライン広告プラットフォームを理解した人材の証明として、デジタルマーケティング業界で注目を集めています。

近年、デジタルマーケティングの重要度は年々増加しています。

営業職でGoogle AdWords認定資格を取得すれば、従来のメディアではリーチしきれない顧客層の開拓や若年層への効果的なプロモーション戦略が可能となるでしょう。

Google AdWordsには「検索広告」「アプリ広告」など9種類の試験があり、いずれも無料で受験することができます。

難易度は種類によってまちまちですが、すぐに合格できなくても気軽に何度でも挑戦できる点が大きなメリットといえるでしょう。

試験はGoogle公式サイト内の「スキルショップ」からいつでも受験可能です。

ウェブ解析士

ウェブ解析士とは、ウェブ解析を通して得られたデータをデジタルマーケティングなどに活用する仕事です。

Googleアナリティクスを利用したアクセス解析はもちろん、電話による問い合わせ数の分析など、オフラインも含めたマーケティング作業全般の分析を担当します。

営業職の方がウェブ解析士となった場合、自社や自身のマーケティング戦略を客観的に分析する視点をもつことができます。

セールス業務がどの程度の成果を挙げているかを解析し、より効果的な戦略の立案に繋げられるでしょう。

ウェブ解析士は資格維持のために毎年「フォローアップテスト」を受験する必要あり。

不合格だった場合は次年からウェブ解析士協会の「非会員」として扱われます。

一度合格したからといって油断せず、常に知識のアップデートが必要な点に難しさがある資格といえるでしょう。

また、ウェブ解析士協会に所属し続けるためには年会費がかかります。

次年分の年会費を支払った後でフォローアップテストに不合格だった場合も「非会員」になってしまうため、テスト対策はしっかり行いましょう。

Webアナリスト検定

Webアナリスト検定は日本Web協会主催の検定試験で、データ分析に関するスキルを習得できます。

「解析」を広く扱うウェブ解析士と比較して、Googleアナリティクスに特化した内容を扱うことが特徴。

ウェブ解析士としてさらにステップアップするために受験する方もいます。

Webアナリストに合格すると、Googleアナリティクスを用いた高度な解析スキルを利用して効果的なマーケティング戦略を立てられるようになります。

特に、WEBを主戦場とする営業職の方にはおすすめ。

オフライン解析も併用するようであれば、ウェブ解析士とのダブルライセンスを目指してもよいでしょう。

Webアナリスト検定は取得ルートが特徴的で、日本Web協会が主催する講座を受講後にオンライン検定を受けて合格を目指します。

受講申し込み後には、協会が学習テキストを送付。

独立した検定というよりは、講座受講をメインとする確認テストのような存在といえます。

「合格させるための検定」のため、合格率は80%ほどと高いです。

検定はオンラインで実施されますが、東京か大阪の会場まで出向いて受検する必要があります。

エンジニアリングを扱う営業職におすすめの資格3選

エンジニアリングを扱う営業職におすすめの資格は、以下の3資格です。

  • 基本情報技術者
  • ITパスポート
  • 応用情報技術者

基本情報技術者

基本情報技術者は情報処理技術者試験の一区分で、「ITエンジニアの登竜門」に位置付けられる定番資格です。

IT活用技術に関連する基本的な技術・技能を習得している人材に与えられ、IT系の国家資格群では比較的取得しやすい資格として知られています。

営業職として基本情報技術者の資格を取得すると、「IT技術に強いセールスパーソン」になることが可能。

自社製品の強みを技術面から分析してクライアントの課題とマッチングしたり、逆にクライアントの課題に最適な商材を提案したりできるようになるでしょう。

基本情報技術者の合格率は例年40%ほど。

エンジニアリング営業を専門的に行うのであれば、最初に取得を目指したい資格といえます。

もちろん、より専門的な内容を扱いたいようであれば、さらに上位資格を検討することもおすすめです。

ITパスポート

ITパスポートはITに関する幅広い知識を有することを認定する試験です。

技術面だけでなく、経営に関するストラテジ科目やIT管理に関するマネジメント科目も出題される点が特徴。

「ITを経営にどう活かすべきか」のような知識も習得できるため、エンジニアだけでなく営業職や事務職の受験者も多い人気の試験です。

営業職でITパスポートを取得すると、自社製品についてのわかりやすいセールストークから技術的なアフターフォローまで対応可能に。

製品を深く理解できる知識があることで、マニュアル外の挙動が発生した場合も対処できる可能性が高まります。

幅広い問い合わせに対応できることで、顧客からの信頼も得やすくなるでしょう。

ITパスポートの合格率は50〜60%ほどで、IT系資格としても国家資格としても取得しやすい資格といえます。

随時試験が可能で会場も全国にあり、利便性の観点からも受験しやすさが魅力の試験です。

応用情報技術者

応用情報技術者は基本情報技術者の上位資格です。

取得者は独力で信頼性と生産性の高いシステム構築ができるほどの知識と技術を有するエンジニアとして、指導的なポストも担当できるようになります。

営業職の方が応用情報技術者を取得すると、高度なIT知識を有するセールスパーソンとして活躍できます。

応用情報技術者は独力でシステム構築が可能なほどの技術力と知識をもつため、商材として複雑なシステムを提案する場合もわかりやすい紹介ができるはず。

トラブルが起きた時も自分で対処できる可能性が高く、顧客にとって「安心できる担当」になれるでしょう。

応用情報技術者の合格率は、20〜25%ほど。

上位資格だけあって難関ですが、しっかりと学習を積めば合格できる難易度といえます。

人材開発・人材派遣を扱う営業職におすすめの資格3選

人材開発・人材派遣を扱う営業職におすすめの資格は、以下の3資格です。

  • キャリアコンサルタント
  • 職業紹介士
  • キャリアコンサルティング技能士

キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントはクライアントのキャリアプラン関連の相談に応じて支援や指導を行う専門職で、2016年から国家資格化されました。

ハローワークや各種教育機関などに配属され、求職者にアドバイスを行うことが主な業務になります。

営業職の方がキャリアコンサルタントの資格を取得すると、顧客にとって「納得感」のある派遣先の提案などができるようになります。

満足度の高い人材派遣には、顧客の適性の正確な見極めが重要です。

キャリアコンサルタント資格をもっていれば、ミスマッチの少ない提案で多くの求職者の助けとなれるでしょう。

キャリアコンサルタントの合格率は50〜60%ほどで、年によっても異なりますが試験自体の難易度はそれほど高くありません。

ただし、受験資格はいくつか設定されています。割合としては、「キャリアコンサルタント養成講習の修了」のパターンで受験する方が最多です。

職業紹介士

職業紹介士は職業相談分野において高い指導力を有することを証明する資格です。

相談者の希望や適性を踏まえて最適な仕事を提案し、労働市場の健全な発展に寄与します。

職業紹介士はさまざまな職業の業務内容などに精通し、最適な職業の提案だけでなく「希望の職業に就くためのポイント」などの助言も行います。

顧客向けに人材開発や人材派遣先を提案する際、職業紹介士のスキルは非常に役に立つでしょう。

職業紹介士試験は受験資格として一定の実務経験と「職業紹介研修」の受講が必要です。

また、全国民営職業紹介事業協会の会員は税込62,000円・非会員は81,000円の受験料がかかります。

キャリアコンサルティング技能士

キャリアコンサルティング技能士は技能検定の一種で、キャリアコンサルタントと同じくクライアントに最適なキャリアプランを提案するための資格です。

国家資格ではない点や1級・2級の階級がある点などにキャリアコンサルタントとの違いあり。

また、キャリアコンサルティング技能士は受験資格として実務経験が求められる代わりに、取得後は更新の必要がありません。

最大の特徴は、キャリアコンサルティング技能士の方が高いコンサルティングレベルが習得できる点。

キャリアコンサルタントが「標準」レベルである一方、キャリアコンサルティング技能士は2級で「熟練」・1級は「指導」レベルに設定されています。

  • 未経験から取得を目指す:キャリアコンサルタント
  • ある程度経験を積み、さらにレベルアップを目指す:キャリアコンサルティング技能士

上記の基準で選ぶとよいでしょう。

営業職が資格を取得するメリット 

営業職が資格を取得するメリットは以下の3つです。

  • 概要的な知識が身につく
  • 専門知識を営業に活かせる
  • 顧客とのアイスブレイクに使える

概要的な知識が身につく

営業職の方が資格を取得すると、試験勉強の過程で所属業界に関する概要的な知識を身につけることができます。

営業職は、一業界の中でも取り扱う商材によって適切かつ幅広い知識が求められる職業です。

資格取得を通して業界内の概要的・体系的な知識を習得することで扱える商材も増え、クライアントや取引先の幅が広がるなどさらなる活躍が望めるでしょう。

専門知識を営業に活かせる

営業職の方が資格を取得すると、専門知識を営業に活かせます。

資格にはさまざまな特徴があり、汎用性の高いものがある一方で非常に専門性の高いものもあります。

特に金融や不動産、IT関連の商材は顧客も専門的な説明を求めている可能性が高め。

資格取得を通して高度な知識を得ることで顧客が満足できるレベルのやり取りができるようになれば、信頼度向上にも繋がるでしょう。

結果的に「あなたが言うなら」と商材が売れやすくなり、営業マンとしての成果も上がるはずです。

顧客とのアイスブレイクに使える

営業職の方が資格を取得することで、顧客とのアイスブレイクに役立てられます。

資格内で求められる知識の中には、業界の最新トレンドなどのホットなトピックも。

話題の引き出しが増えることで営業先では円滑にコミュニケーションが進められるでしょう。

「最新情報まで把握している信頼の置ける担当」と評価してもらえる可能性もあります。

まとめ

各業界で営業職の方におすすめの資格は以下の通りです。

  • 全営業職におすすめの資格
    MOS、営業士、TOEIC
  • 金融・保険を扱う営業職におすすめの資格
    生命保険募集人、ファイナンシャルプランナー、証券外務員1種
  • 不動産を扱う営業職におすすめの資格
    宅地建物取引士、マンション管理士、インテリアコーディネーター
  • 経営コンサルを扱う営業職におすすめの資格
    中小企業診断士、MBA、経営士
  • 広告・マーケティングを扱う営業職におすすめの資格
    Google AdWords認定資格、ウェブ解析士、Webアナリスト検定
  • エンジニアリングを扱う営業職におすすめの資格
    基本情報技術者、ITパスポート、応用情報技術者
  • 人材開発・人材派遣を扱う営業職におすすめの資格
    キャリアコンサルタント、職業紹介士、キャリアコンサルティング技能士

営業職は特別な資格がなくても従事できますが、資格をもつことで扱える商材が増える・専門性の高い営業ができるなどメリットがたくさんあります。

資格取得によって知識や話題の引き出しが増え、コミュニケーションをより円滑化できる効果も。

営業マンとしてのレベルアップを図りたい時、資格取得は最善の選択肢といえるでしょう。

初心者でも挑戦しやすい資格もあるため、興味のある資格があればぜひ挑戦してみてください。

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