就職や転職などのために「資格取りたい」と考えている方はいませんか。

「手に職」ではありませんが、就職や転職には資格の取得が強い味方になります。

また、学生や仕事を持っていても、勉強時間を確保して、何か良い資格がないかと探している人に「資格試験の勉強時間別の難易度」を解説します。

資料請求でサンプル講義とサンプルテキストを「無料」でプレゼント

1講義30分前後でスキマ時間に学習できる

現役のプロ講師があなたをサポート

20日間無料で講義を体験!

目次

資格試験の勉強時間別の難易度ランキング!2023年版

まずは、自身で学習を進める独学を基本とした、合格のために必要な勉強時間を紹介したいと思います。

難易度DからSにかけて、ランキング形式で難易度が低い順に紹介します。

大枠として学習の時間は難易度別に、以下の様な時間が目安です。

  • 難易度S(3,000時間~)
  • 難易度A(500~3,000時間)
  • 難易度B(300~500時間)
  • 難易度C(100~300時間)
  • 難易度D(~100時間)

難易度をSからDに分けて、その中で個別の資格ごとに必要と考えられる勉強時間を紹介していきます。

難易度Sでは3,000時間以上と、1年間学習するとしても1日10時間程度学習することとなります。

1日10時間となると学習時間の確保が難しいと感じる方もいるでしょう。

ここでは勉強時間「のみ」を難易度の尺度としました。

次の項目では学習時間の目安と、取得できる各資格についてより詳しく解説していきます。

難易度D(~100時間)

  • 統計検定4級
  • 統計検定3級
  • G検定
  • 統計検定2級
  • FP3級
  • 衛生管理者
  • ドイツ語技能検定試験5級
  • ドイツ語技能検定試験4級

難易度C(100~300時間)

  • 賃貸不動産経営管理士
  • ドイツ語技能検定試験3級
  • 保育士
  • 一級陸上特殊無線技士
  • 貸金業務取扱主任者
  • ドイツ語技能検定試験2級
  • 採石業務管理者試験
  • FP2級
  • 介護福祉士試験

難易度B(300~500時間)

  • インテリアコーディネーター
  • 社会福祉士試験
  • 管理業務主任者
  • 測量士
  • 統計検定準1級
  • 統計検定1級
  • 宅建
  • 競売不動産取扱主任者試験
  • 技術士試験
  • 臨床工学技士
  • 通関士
  • FP1級

難易度A(500~3,000時間)

  • 行政書士
  • マンション管理士
  • 土地家屋調査士
  • 中小企業診断士
  • 社労士
  • ドイツ語技能検定試験準1級
  • ドイツ語技能検定試験1級

難易度S(3,000時間~)

  • 弁理士試験
  • 司法書士
  • 司法試験 
  • 予備試験
  • アクチュアリー

それぞれ、学習時間が長くなるほどその資格の認知度が高いものだったり、資格に準じて収入も高額になる傾向が見受けられます。

なお、時間に幅がある場合、その平均値を取っています。

以下の項目では、各資格を勉強時間ごとにランク付けし、ランクごとに各資格に関する内容の詳細を見ていきましょう。

難易度D(~100時間):FP3級など

はじめに難易度D(〜100時間)からみてみましょう。

41位 統計検定4級 15時間

統計検定4級は、一般財団法人である統計質保証推進協会が実施している「統計検定」の中の1つ。

難易度は最も易しく、高度な数学は含まれません。これから統計学について学び始めたい人にとっては、特におすすめの資格です。

統計検定4級では、主にデータや表・グラフの読解についての基礎知識と活用力が問われます。

統計検定4級の合格に必要な勉強時間の目安は、完全な初学者の場合で10〜20時間程度です。

40位 統計検定3級 25時間

統計検定3級は4級と同様に入門向けの資格ですが、こちらはより深い統計リテラシーや統計的推論の能力が問われます。

なお、統計検定には受検資格が定められていないため、より上級の資格から受験することも可能です。

統計検定3級の勉強時間の目安は、この級から統計学の学習を始めた人で20〜30時間程度です。

39位 G検定 30~40時間

G検定、ジェネラリスト検定とは、ディープラーニングを事業に生かす知識を有しているかを確認するための民間の試験です。

ディープラーニングは、十分なデータ量をコンピュータに与えることで、人間の力なしにコンピュータが自動的にデータの特徴を抽出して判断する「自己学習」のこと。

この様な最近話題となることが多い、AI(人工知能)に関する基礎知識を学習します。

難易度も低く、取得しやすい資格と言えるでしょう。

AI関連の仕事についたり、AI講師になったりするのに役に立つ資格であると言えます。

※関連コラム:G検定の勉強法!必要な勉強時間と期間もあわせて解説

38位 統計検定2級 55時間

統計検定の中でも、一般的に仕事で使えるといわれるレベルはこの2級からとされています。

転職や業務での活用を考えている方の場合、まずは2級の取得が目標となるでしょう。

一般的に、合格に必要な勉強時間は50〜60時間程度といわれています。

37位 FP3級  30~100時間

FPはファイナンシャルプランナーのことです。

FPは日々の家計やローン、お金の運用など、暮らしに関するお金の課題を専門的知識をもとにアドバイスするのが仕事。

保険や金融関係の仕事を考えている場合は取得しておきたい資格。FP3級はファイナンシャルプランナーの入門編とも言えます。

ファイナンシャルプランナー3級の合格に必要な勉強時間は、30時間〜100時間程度が目安です。

しかし、金融や法律の知識がない人は100時間以上の学習時間を確保する必要があると言えるでしょう。

※関連コラム:ファイナンシャルプランナー3級合格に必要な勉強時間・期間は?

36位 衛生管理者 60~100時間

衛生管理者とは、労働安全衛生法において定められている、労働環境の衛生的改善と疾病の予防処置等を担当管理する役割を担います。

常時50人以上を使用する事業所には必ず専任で必要とするため、取得していれば必要とされる人材となれるでしょう。

試験には一種、二種とがあり衛生管理者の試験対策に必要な勉強時間は、第一種が100時間、第二種が60時間といわれています。

100時間学習時間を持つには、3か月間勉強すると仮定し、1か月33時間ほどになり1日1時間〜2時間は必須。計画的な学習が合格のカギとなるでしょう。

※関連コラム:衛生管理者試験の合格に必要な勉強時間は?合計何時間・何か月必要か解説!

34位 ドイツ語技能検定試験5級 90時間

ドイツ語技能検定試験5級は、公益財団法人ドイツ語学文学振興会主催のドイツ語技能検定試験の中の一つ。

ドイツ語技能検定試験5級の試験で求められていることは、非常に初歩的な動詞や冠詞類の活用変化、および簡単な日常会話の理解です。

過去5年間の実績を振り返って見ると、合格率はおおむね95%を超えており、普通に学習していればまず合格すると考えられます。なお、合格に必要な勉強時間は約90時間です。

34位 ドイツ語技能検定試験4級 90時間

4級では、語順や動詞や冠詞類の活用変化など、初歩的な文法の理解が求められます。

なお、4級の受験者は3級との併願が可能となっています。

4級の合格に自信がある場合は、併願により3級にチャレンジしてみるのも良いかもしれません。合格に必要なおおよその勉強時間は、90時間です。

難易度C(100~300時間):FP2級など

次にC難度の資格はどのようなものでしょうか。

33位 賃貸不動産経営管理士 100時間

賃貸不動産経営管理士は、主に賃貸アパートやマンションなど賃貸住宅の管理に関する知識・技能・倫理観を持った専門家です。

平成28年の法改正により現在人気が高まっている資格。

賃貸不動産経営管理士試験に合格するために必要とされる勉強時間の目安は100時間とされており、主に「賃貸借契約周り」の知識が問われます。

年に1回の試験となりますので、毎日コツコツとしっかり学習を進めて1回で獲得したいものです。

この資格を取得することで、不動産業務の幅が広がり、オーナーや入居者、売買を希望する顧客からの信頼が高まると言えるでしょう。

※関連コラム:賃貸不動産経営管理士の勉強時間は?独学&経験者の目安と具体的な学習スケジュール

31位 ドイツ語技能検定試験3級 120時間

ドイツ語技能検定試験3級で求められているレベルは、初級文法の完全な理解と日常的に頻出する単語ならびに会話の理解です。

ドイツ語技能検定試験3級では、4級で求められている文法の確実な理解が必須となります。

ドイツ語技能検定試験3級の合格に必要とされる勉強時間は、120時間程度です。

31位 保育士 120時間

保育士とは国家資格である保育士資格を保有しており、保育士としての専門的な知識や技術などを用いて、子どもや保護者に関わり必要に応じた援助を行ったり指導をしたりする職業のことです。

保育士試験の合格までに必要な勉強時間は120時間程度といわれています。

30位 一級陸上特殊無線技士 150時間

衛星や業務無線など、通信システムの技術操作をおこなえる国家資格

1級を取得すると2級以下の全ての電波の無線設備を取り扱うことができます。

このITの時代に注目される資格で、インフラ整備、レンタルネットサーバーの管理会社、携帯電話メーカーなど活躍の場が幅広いです。

試験は長文の読み取りや、無線工学などもあるので、150時間を要します。1日2時間で2~3ヶ月しっかり学習しましょう。

専門用語なども多いので、学習方法を工夫する必要もありそうです。

※関連コラム:一級陸上特殊無線技士試験は独学で合格できる?勉強法や講座選びのポイントを解説

27位 貸金業務取扱主任者 180時間

貸金業務取扱主任者は、国家資格の1つです。

クレジットカード会社や消費者金融などの貸金業者は、貸金業務取扱主任者が不在だと業務を行えません。

貸金業務取扱主任者資格試験の合格に必要な勉強時間は、約180時間といわれています。

27位 ドイツ語技能検定試験2級 180時間

ドイツ語技能検定試験2級において必要な能力は、ドイツ語文法や語彙の幅が広くかつ十分な理解力です。

また、ドイツ語の文章を正しく書けなければなりません。ドイツ語技能検定試験2級の合格に必要な勉強時間は、約180時間です。

27位 採石業務管理者試験 180時間

採石業において、現場や作業員の安全管理を行う管理者の資格

事故防止なども含めて、事業従事者の安全を確保したり環境の管理、整備なども行います。

事務所1ヶ所につき1名の採石業務管理者を置くことが法律で義務付けられており、建設、土木の世界では重宝される資格と言えるでしょう。

180時間を目安に学習を進め、年に1度の試験ですが、合格率も30%前後で仕事をしながらでも取得しやすい資格といえます。

※関連コラム:採石業務管理者試験の合格に必要な勉強時間と一発合格する勉強法

26位 FP2級 150~300時間

ファイナンシャルプランナーは日々の家計やローン、お金の運用など、暮らしに関するお金の課題を専門的知識をもとにアドバイスを行います。

2級は実務レベルの資格で、金融・保険業界をはじめ、さまざまな業界で評価を受けることが可能。

3級より難易度が高くなりますが、3級を取得し基礎ができていれば、150〜300時間で合格が可能です。

その一方、金融や法律の問題も増えてくるので苦手意識がある人は時間を要するかもしれません。

※関連コラム:ファイナンシャルプランナー2級の勉強時間は?2か月合格できる?

25位 介護福祉士試験 250時間

介護に関わる資格は多数ありますが、介護福祉の専門職である介護福祉士は唯一の国家資格

介護に係る一定の知識や技能を習得し、実務的なことだけではなく環境整備や個人の生活に関わるプランニングなども行います。

生活の介助だけでなく知識を持って従事する役割を担う介護福祉士は介護現場では重要な役割を果たします。

4領域12科目と総合問題を合わせた合計13科目(11科目群)の範囲から全125問と科目、問題数がとても多く、250時間は必要であると考えられるでしょう。

平日2時間、休日3時間を目安にすることで、4ヶ月で250時間を確保できます。働きながら介護現場でスキルアップしようとしている人でも取得は可能です。

※関連コラム:介護福祉士試験に必要な勉強時間は250時間!内訳とスケジュールを解説

難易度B(300~500時間):宅建など

難易度Bともなると、学習時間もかなりの時間数になってきます。

19位 インテリアコーディネーター 300時間

家を建てるにあたり、近年オリジナルや自由施工などが広がっているとされています。

そのような中、インテリア、家具、家電など専門知識を持ってトータル的にコーディネートを行うインテリアコーディネーターの資格は重要視されています。

施工会社のキャッチコピーや売りとして「インテリアコーディネーターがいる会社」なども見かけられます。

インテリアのみならず、建築基準法などの法律から構造や建材の知識など出題範囲が広いため1日1〜2時間程度の勉強時間を設けた場合、半年から1年程度で300時間は確保すべきと考えられるでしょう。

※関連コラム:インテリアコーディネーター資格試験は独学で合格できる?合格するためのポイント7つ

19位 社会福祉士試験 300時間

社会福祉士は、高齢者や心身、経済的なハンディキャップのある人から相談を受け、行政機関、関連施設とを繋いだり、日常生活がスムーズに営めるように支援を行います

社会福祉の課題が山積する中で社会福祉士は社会的に需要が高まる資格。

試験は18科目あり、合格率は30%と高くはありません。

試験科目が多い分、300時間を目安とし、計画的な学習が必要と言えるでしょう。

※関連コラム:社会福祉士試験に必要な勉強時間は300時間!内訳とスケジュールを解説

19位 管理業務主任者 300時間

マンション管理における契約に関すること、管理事務の報告を行うための国家資格である管理業務主任者。

マンション管理業務を行うためには、設置が義務付けられています。

マンション管理のエキスパート、フロントマンとして独占業務もある、昨今需要の高い仕事であると考えられるでしょう。

国家資格にもなりますので、試験範囲が広く、法律などの知識も求められます。

そのため、1日2時間の学習時間を要し、2時間の勉強で約5か月かかる計算となります。

※関連コラム:管理業務主任者試験は独学で合格できる?必要な勉強時間やおすすめ勉強法も解説!

19位 測量士 300時間

測量士は、様々な建築に関して「土地を計測する」仕事。

道路や会社、家などの施工、建築に必要な測量を行います。

難易度は必ずしも高くなく、過去問題を5年分を150時間程度でこなすことで合格を目指すことができるでしょう。

測量士試験の特徴として、過去問が繰り返し出題されやすい為です。

過去問題とテキストで知識を身に着けて実践に活かすべきと考えられます。

※関連コラム:【中山講師が解説!】測量士試験に合格するために必要な勉強時間

19位 統計検定準1級 300時間

統計検定準1級は実践的な資格となっており、実社会の様々な状況に対して適切な統計学の手法を応用し、問題解決に導くことができる能力を問うものとなっています。

統計検定の中でも、パソコンを使用して受験するCBT形式の試験の中では最上位の資格です。

一般的に、合格に必要な勉強時間は300時間程度といわれています。

19位 統計検定1級 300時間

統計検定1級では解析ツールの使用やデータ解釈のみにとどまらず、根本となる数理的な知識をもとに最適な統計解析法を選択しモデルを構築できる知識が求められます。

受験方式は筆記試験のみです。

統計検定1級の合格に必要な勉強時間は、一般的に300時間程度といわれています。

17位 宅建 300~400時間

宅建は「宅地建物取引士」の略称で宅地建物取引業法に基づき定められている国家資格

不動産取引を公正に行なうための資格であり、様々ある動産関連の資格では最大規模の資格になります。

最低でも1日およそ2時間程度の学習を6ヶ月程度必要とすると言われています。

民法など法律も試験内容に入りますので、法律の知識がある方は少し学習時間も軽減されるでしょう。

※関連コラム:宅建の独学合格に必要な勉強時間は?最短合格のための勉強法も解説

17位 競売不動産取扱主任者試験 300~400時間

 消費者のサポートから、物件調査、安全な取引となるよう入札することなど、不動産競売の専門家として全般のアドバイスを行うのが、競売不動産取扱主任者

合格率は30%とさほど高くなく、300〜400時間を対策をとりながら学習時間に当てる必要があるでしょう。

民事執行法などやはり法律、不動産を扱うための知識が問われる試験となります。

※関連コラム:競売不動産取扱主任者試験の難易度は「やや易しい」!他不動産資格との比較も紹介

15位 技術士試験 400時間

技術士は、高等科学技術に関する分野、21部門で高度な専門知識を持つ者であることが国により認められた技術者

文部科学省が認定する国家資格です。

機械や船舶、農業に至るまで様々な分野に渡ります。

1次試験は各分野難易度は高くありませんが、目安とされる400時間をこなすには、1日に2時間学習するとして、 200日、約6ヶ月半はかかることになります。

※関連コラム:技術士第一次試験の勉強方法は?勉強時間・スケジュール・科目ごとの勉強法を解説!

15位 臨床工学技士 400時間

臨床工学技士とは、医療施設内に設置している医療機器や生命維持装置の保守点検や操作をする医療エンジニアのことです。

臨床工学技士の国家試験は出題範囲が広く、工学系と医療系の知識が問われます。

臨床工学技士の合格に必要な総勉強時間の目安は400時間程度です。

14位 通関士 500時間

物品の輸出や輸入に必要な書類の作成や手続きを代行を行ったり、取引する荷物が規則や法に触れているものでは無いか審査する通関士。

商品や貿易に関する知識も習得できます。

運送業、商社や海運業、航空会社など幅広い現場で役立つ資格であり、貿易に関する唯一の国家資格となります。

試験科目は3科目。法律、実務試験も含め幅広い知識を要するため、500時間は学習時間を捻出したいと考えられるでしょう。

※関連コラム:通関士試験に合格するための勉強時間は?勉強法のポイントや学習順も解説

13位 FP1級 450~600時間

FPはファイナンシャルプランナーのことです。

FPは日々の家計やローン、お金の運用など、暮らしに関するお金の課題を専門的知識をもとにアドバイスするのが仕事。

1級ともなると難易度が高くなるのはもちろんのこと、そもそも受験資格として金融関係の実務経験などが必要になってきます。

3級は多くとも100時間程度の学習で取得できましたが、1級となると取得に専門知識も必要となり、幅広く詳細を知るプロフェッショナルとして600時間は学習が必要と考えられるでしょう。

※関連コラム:FP1級の難易度・合格率は?他の国家資格と比較しながら難しさを解説

難易度A(500~3,000時間):行政書士など

 A難度は学習時間が500時間を超えてきます。

11位 行政書士 600時間

行政書士とは行政書士法に基づいて、官公庁に提出する書類を作成します。

また、その内容について助言やフォローを行うことができる国家資格です。

試験は、法律の科目が多いため、法律の知識の有無で、合格までに必要とする学習時間には差が大きく出ると言えるでしょう。

企業でも様々なシーンで書類の作成が必要になるため、貴重な人材として重宝されることになると思われます。

※関連コラム:行政書士合格に必要な勉強時間を解説~開始時期と効率的時間活用法も

11位 マンション管理士 500~700時間

マンション管理士は、マンション管理の専門家

大規模改修工事の計画立案から、コンサルティング業務まで多岐に渡ります。

特に住販などの建築業界の就職には有利になるとされている資格です。

試験内容には法律なども含まれますが、不動産屋マンション業務未経験者でも合格しやすく、仕事をしながらでも取得しやすい資格であると言えるでしょう。

※関連コラム:マンション管理士試験の合格に必要な勉強時間と期間は?時間を割くべき科目も解説

9位 土地家屋調査士 1000時間

土地、建物の状態や利用状況などを調査測量して、図面の作成や登記の申請手続などを行うのが土地家屋調査士。

例えば1.5時間、休日は3時間勉強したとすると、1ヶ月で54時間、単純計算すれば約1年半で1,000時間を超えることができます。

しかし、知識だけでなく製図などの技能も問われるため、並行して学習する必要があります。

技能試験がある場合はその傾向と対策を捉えることが効率的であると言えるでしょう。

※関連コラム:土地家屋調査士試験に独学で合格できる勉強時間は?時間を無駄にしないための講師からのアドバイス

9位 中小企業診断士 1000時間

中小企業診断士は、どうすれば会社が利益を生むのか、企業の経営状態を把握、分析して課題の分析や解決策をアドバイスするコンサルティングが主な業務。

経営分野唯一の国家資格です。

1次試験は科目数が7科目と多く、計画的な対策が必要になってきます。

一次試験7科目は分野も広くそれぞれの科目でかかる時間が一定ではない前提ですが、おおよそ、それぞれ100-200時間で合格することができる内容量です。

二次試験は4事例は事例1-3、財務に特化した事例4があり、それぞれ100時間程度の勉強が必要な内容量です。

上記を踏まえると約1000時間前後の内容量であることがわかります。

働きながら1000時間を捻出するためには、単純計算ですが、平日2時間、休日8時間として、週25-6時間確保する生活を40週間継続する必要があります。

幅広い知識を必要とするため、隙間時間を使いながらの学習もしていくと良いと言えるでしょう。

※関連コラム:中小企業診断士の合格に必要な勉強時間は?科目別の配分と勉強法も解説

8位 社労士 800~1300時間

社労士は労働保険料の計算、賃金台帳作成や確定申告、労働契約や就業規則の策定など社内の実務的な部分を担う実務資格。

最低限の800時間をベースに1年間学習すると1ヶ月約70時間の学習が必要となります。

労働安全衛生法など法律から賃金に関する事など出題の範囲が広いためコツコツと学習を積み重ねる必要があると言えるでしょう。

※関連コラム:社労士試験に必要な平均勉強時間は?短期合格者の共通点も紹介

7位 ドイツ語技能検定試験準1級 1095時間

ドイツ語技能検定試験準1級は、ドイツ語圏の国々における生活に対応できる標準的なドイツ語スキルが必要です。

また、準1級からは口述試験も加わります。ドイツ語技能検定試験準1級の合格に必要な勉強時間は、1日3時間の勉強を3年以上続けるイメージです。

これを時間にて計算すると、1095時間となります。

6位 ドイツ語技能検定試験1級 1460時間

ドイツ語技能検定試験1級では、標準的なドイツ語を不自由なく使え、専門的なテーマについて書かれた文章を理解する能力が必要です。

さらに、1級は日本語の文章をドイツ語に、ドイツ語の文章を日本語に翻訳する問題が加わります。

ドイツ語技能検定試験1級の合格に必要な勉強時間は、1460時間です。

難易度S(3,000~):司法試験など

S難度は年単位の学習も必要になります。

5位 弁理士試験 3000時間

弁理士は知的財産全般を扱う専門家。 特許や意匠、商標などを特許庁に出願、登録するのが主な仕事です。

難関資格(難易度S資格)の中では学習時間はそこまで多くはありません。

しかし、試験科目によって学習時間を決めるなど、計画的な学習が必要と言えるでしょう。

近年、大企業のみならず個人事業主でも特許や商標を登録することも増えています。

そのことから、資格を取得していることで就職や転職に有利に働くと考えられるでしょう。

※関連コラム:勉強時間から見る弁理士試験の難易度|働きながら合格するコツ

4位 司法書士 3000時間

司法書士は、法律事務の専門家。法律の知識に基づき、登記、供託、訴訟などの事務を担当します。

難易度が高い資格の中でも目安の学習時間は少なくなりますが、民法など11科目の試験があるため幅広い知識が必要と言えるでしょう。

目安として、1日8時間程度、1. 2年の短期間で合格できる人もいますが、学習時間の確保ができない場合は3年以上かかる場合もあります。

※関連コラム:司法書士試験に受かるのに必要な勉強時間は?短期間で合格を目指す方法も解説

3位 司法試験 3000~8000時間

いわずとも知れた司法試験。法曹はイメージ的にも難関と認識できるのでは無いでしょうか。

司法試験の受験資格を得るには、通常大学4年間の後、法科大学院に2年間通学する必要があります。

以下で述べるように司法試験予備試験に合格することでも受験資格を得ることはできます。

しかし、その予備試験自体が合格にかなりの時間を要します。

知識がない場合や、社会人として働きながら学習を進める場合は年単位で学習を進める必要があるでしょう。

※関連コラム:司法試験合格に必要な勉強時間はどれくらい?配分についても解説

2位 司法試験予備試験 3000~10000時間

予備試験は、合格すると司法試験受験資格を取得できる、いわば司法試験の前段階の試験、資格です。

司法試験法5条で定められた、「法科大学院修了者と同等の学識及びその応用能力並びに法律に関する実務の基礎的素養を有するかどうかを判定する」試験になります。

法科大学院に進学する経済的な負担、時間をかけずに法律家を目指すことができる方法の一つであると考えられます。

社会人であっても、1週間に30時間程度学習時間を確保しながら学ぶことは十分に可能と言えるでしょう。

※関連コラム:予備試験合格に必要な勉強時間はどれくらい?配分についても解説

1位 アクチュアリー  平均8年

今回紹介する資格の中で難易度が最も高いアクチュアリー試験。

数理業務の専門職である「アクチュアリー」になるための資格試験となっています。

アクチュアリー は、ビジネスにおけるリスクや不確実性の分析、評価等を行います。

保険や年金の算定などが主な仕事でしたが、近年では、企業の資産管理なども行います。

正式にアクチュアリーを名乗って仕事ができる人も数少なく、専門知識を問われ報酬も高額になり、かなりの専門職といっても過言ではないでしょう。

100年以上歴史を持つ資格ですが、難易度はかなり高く、平均の合格率は15〜20%の超難関資格です。

目安として8年、人によっては取得まで10年と根気強さが必要であると考えられるでしょう。

※関連コラム:合格まで平均8年!アクチュアリー試験の合格率と資格取得までの流れ

時間の捻出が難しい場合予備校の検討もあり!

今回は独学を基本とした場合の、様々な資格の合格に必要な時間を見てきました。

資格により学習時間も難易度も違い、計画的な学習が必要だと言うことが理解頂けたのではないでしょうか。

資格自体はこれまでも気になっており、受験を考えていたが、勉強時間の捻出が難しそう、自分では勉強ができないからやめておこうと思った人もいるかもしれません。

また、難易度が高く学習時間が長い資格は独学では心が折れてしまったり、情報蒐集ばかりに時間を取られたりと効率が悪くなります。

そこで、そんな迷いのかる人に検討していただきたいのが「予備校を活用する」ということです。

予備校の場合、その道のプロの講師が合格に必要十分なカリキュラムを組んでくれています

それぞれの試験の傾向と対策、これまでの問題に対しての知識や攻略法、学習方法のノウハウも豊富です。

それに沿って学習することで。効率よく学習し、知識を高めることができます。

中でも「アガルート」では、時間や場所を選ばない「オンライン講座」を提供しています。

オンライン講座であれば、移動中や昼休みなどの隙間時間を利用していつでもどこでも学習を進められますね。

一講座で完結型でその資格の対策ができる「フルパッケージ」の講座はもちろん、中には特定の科目にのみ特化したいわゆる「単科講座」もあります。

自分の弱いと感じている部分をに特化して学ぶこともできます。

まずは無料の資料請求や受講相談をして、自分にあった講座を見つけてみてはいかがでしょうか。

資料請求でサンプル講義とサンプルテキストを「無料」でプレゼント

1講義30分前後でスキマ時間に学習できる

現役のプロ講師があなたをサポート

20日間無料で講義を体験!

この記事の校正 コンテンツチーム



アガルートでは資格試験に関するコラムを日々投稿しています。

コンテンツチームは主に
①コラム題材の選定
②コラム構成案の作成
③専門家への執筆依頼
④文章の校正・公開

などの作業を担当。
10名程度のメンバーにより、専門家の文章をより分かりやすく適切に皆さんに送り届けています!

アガルートのコンテンツチームについて