日本酒検定を実施されている、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)にインタビューを行いました。

日本酒検定の概要や受検するメリットなどについて、詳しくご回答いただいています。

日本酒検定に興味をお持ちの方は、ぜひ参考になさってください。

日本酒検定とはどのような検定なのでしょうか?

日本酒検定は、日本酒の魅力を幅広く伝えるとともに、日本酒をより深く楽しんでいただく機会を提供することを目的としています。
また、日本酒を提供する立場の方々が知識を深め、その奥深い魅力を的確に消費者へ伝えるための一助となることを目指しています。

この検定は、受検者の知識レベルに応じて6つの段階が設けられており、初心者でも気軽に受検できるネット形式の5級や4級から、CBT(コンピュータ受検)や会場受検の3級、2級、準1級、1級までが用意されています。
特に、1級合格者は「日本酒名人」として認定される制度もあります。

試験内容は公式テキストを基に、日本酒の製造方法や歴史、飲酒文化、さらには飲酒時のモラルやマナーなど幅広い分野から出題されます。
日本酒の奥深さを知ることができる、とても魅力的な検定です。

どのような方が受検されることが多いのでしょうか?

日本酒検定は、日本酒をこよなく愛し、より深い知識を得たいと考えている一般の方々をはじめ、飲食業界のスタッフ、日本酒メーカーや酒販店に携わる方々、さらには観光業や地域振興に関わる方々など、幅広い層の方々に受検いただいております。

趣味として楽しむ方から、仕事のスキル向上を目指す方まで、多くの方に支持されている検定です。

日本酒検定を受けるメリットを教えてください

日本酒検定を受けることで得られる主なメリットは、以下の通りです。

  • 日本酒に関する知識がより深まる
  • 自分の好みに合った日本酒の選び方や、より美味しく楽しむ飲み方を学べる
  • 飲食業界でのスキルアップやキャリア形成に役立つ
  • 資格としての価値があり、信頼性を高められる
  • 日本酒文化や業界の発展に貢献できる

これらのメリットを通じて、単にお酒を楽しむだけでなく、日本酒に関する知識を日常や仕事に活かすことができるため、人生をより豊かにするきっかけになるでしょう。

日本酒検定の試験概要について教えてください

日本酒検定の試験概要は、以下の通りです。

  • 受験資格
    5 ~3級:20 歳以上の者
    2級~1級:① 20歳以上の者、②下の級に合格している者
  • 試験日
    5級・4級・3級CBT・2級CBT:随時
    3級:2級・準1級・1級:年2回 3月、9月上旬
  • 受験料
    5級・4級:1,100円
    3級:6,000 ~7,100円
    2級:6,000~7,100円
    準1級:6,000円
    1級:6,000円
  • 試験地
    5級・4級・3級CBT・2級CBT:全国の会場
    3級:2級・準1級・1級:東京/大阪
  • 詳細・申込先
    日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会

日本酒検定は今後どうなる?

日本酒文化や技術への関心が国内外で高まりつつある今、日本酒検定もさらなる注目を集めることを期待しています。

特に、オンライン受検やCBT試験といった初心者にも取り組みやすい受検形式が導入されている点は、多くの方にとって挑戦のハードルを下げる要因となっています。
今後はこれらの形式をさらに拡充し、受検者数の増加を目指していきたいと考えています。

また、当会が30年以上にわたり認定している日本酒ソムリエ「唎酒師」の活動とも連携し、日本酒の正しい知識と提供技術、もてなしの心を身につけられる教育機会を提供することで、日本酒業界全体の発展の一翼を担えたらと考えます。

<2025年の日本酒検定試験>

2025年に実施される日本酒検定の詳細や、試験の申込方法について知りたい方は、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)の公式サイトをご覧ください。