数学力は職種によっては就職・転職のキャリアアップに必要とされる能力です。

この記事では数学を用いた仕事をするのに役立つ資格や、取得の際に数学力が必要となる資格についてご紹介します。

数学力を仕事に活かしたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

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数学が活かせる資格一覧!就活・仕事のキャリアアップに!

ここではまず、数学力を活かすことのできる資格を一覧形式で紹介していきます。

具体的には以下の4つについて、それぞれ解説していきます。

  • ビジネス数学検定
  • アクチュアリー
  • 統計検定など「データサイエンス関連資格」
  • 証券アナリスト(CMA)

①ビジネス数学検定

ビジネス数学検定とは、ビジネスにおける数学の活用能力を測定する検定試験です。

基本的には、ビジネス数学検定を持っているからといって、直ちに就職・転職の面で有利になるわけではありません。

しかし、ビジネスに数学を生かすスキルを学ぶことができるため、職場で数学力が必要となる人にとってはスキルアップを図ることができる資格です。

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②アクチュアリー

アクチュアリーは日本語で保険数理士と訳されます。

保険や年金の数理的設計に携わる資格です。

アクチュアリーの業務は弁護士などと違って法律に規定されているわけではありません。

そのため、業務自体は無資格でも行うことが可能です。

しかし、例えば新卒でアクチュアリーとして就職する場合、入社後に業務時間中にアクチュアリー資格の勉強会が開かれる会社もあります。

アクチュアリーとして業務を行っていく以上、将来的な資格取得はほぼ必須であるといっていいでしょう。

資格未取得のままアクチュアリー枠として就職・転職を目指す場合は、有名大学・大学院の理系(特に数学科)の学歴とともに、1次試験・2次試験の何科目まで合格しているかをチェックされることが多いとされます。

アクチュアリーの1次試験の科目には数学があり、2次試験はいずれも保険や年金に関して数理的に考える問題ばかりです。

全般的に数学力が求められる資格といえます。

※関連コラム:アクチュアリーのやりがいとは?どんな人が向いている?

③統計検定など「データサイエンス関連資格」

大学入学共通テストの数学科目で「確率分布と統計的な推測」という分野があるなど、数学と統計は深い関係があります。

そんな中、数学力を活かしてデータサイエンス系の資格を取得するというのも一つの手です。

代表的なものとしては統計検定があります。

こちらは大学入試などでも使われることがある資格検定です。

例えば滋賀大学大学院データサイエンス研究科において、統計学については、一般財団法人 統計質保証推進協会 統計検定2級の点数を活用しています。

※参考:滋賀大学受験案内

また上述のビジネス数学検定なども運営している日本数学検定協会が2021年より提供を開始した、「データサイエンス数学ストラテジスト」という資格もあります。

こちらは、数学の中でも特にデータサイエンスに焦点をあてた数学の試験となっています。

※参考:データサイエンス数学ストラテジスト資格試験とは?試験内容を解説

このように、数学力を活かしてデータサイエンス系の資格の取得を目指すのも良いでしょう。

④証券アナリスト(CMA)

証券アナリストという資格は国ごとに異なります。日本ではCMAが証券アナリストの資格です。

CMA試験では、経済学や財務会計も学びますが、学習の中心は証券分析です。

資格取得を通じて、証券のリスクやリターンを数理的に分析する手法の基礎を学ぶことになります。

企業や産業の調査を行うアナリストや投資戦略策定を行うストラテジスト、マクロ経済分析を行うエコノミストなど、金融の分野において数学・統計的手法を用いることが多い専門家のほとんどが、証券アナリストの資格を保有しています。

資格取得の際に数学力が活きる資格一覧!

ここでは、取得の際に数学力を活かすことのできる資格を一覧形式で紹介していきます。

具体的には以下の3つについて、それぞれ解説していきます。

  • 数学検定
  • 各種公務員(特に数理専門職)
  • 公認会計士

①数学検定

数学検定は数学・算数の実用的な技能を測る記述式の検定です。試験級は1~11級までありますが、主に数学領域である1級から5級までが数学検定と呼ばれます。

SPIの非言語など、就職の際に用いられるウェブテストでは基礎的な数学力を求められることも多いですよね。数学の基礎を学ぶという意味でも、数学検定の取得は役に立つでしょう。

※関連コラム:数学をやる意味とは?数学で身につく能力を解説

②各種公務員(特に数理専門職)

教養科目で数的処理があるなど、各種公務員の試験対策上、数学力は蔑ろにできません。

特に国家公務員総合職(大卒程度試験)の専門試験には数理科学・物理・地球科学の科目もあります。

また、例えば厚生労働省の数理・デジタル系の職員は当該科目の合格者から採用しているなど、職務においても専門的な数学力が求められる職種もあります。

※関連コラム:公務員試験って、どんな種類があるの?

③公認会計士

公認会計士とは監査・会計のスペシャリストとして、独占業務である監査を行う職業です。

人によっては会計や税務、コンサルティングといった仕事をおこなっている公認会計士もいます。

試験では、経済や統計科目で数学力が求められます。

※関連コラム:公認会計士試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

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