未経験からIT分野への就職を目指す場合、まずは資格の取得を通じて知識をつけたい方も多いのではないでしょうか。

しかしIT系の資格には様々な種類があり、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。

そこで今回は、IT系の資格の中でも特におすすめのものを紹介します。資格の取得を通じて就職に役立てたいという方は、ぜひ参考にしてください。

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IT系の役立つおすすめ資格6選!

今回は、以下の IT系6資格についてご紹介します。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、情報処理の促進に関する法律第29条第1項に基づき経済産業大臣が行う国家試験である情報処理技術者試験の一区分。

基本情報技術者試験の対象者像は「高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能を持ち、実践的な活用能力を身に付けた者」です。

そして、基本情報技術者試験は、情報処理技術者試験制度のスキルレベル2に相当します。

基本情報技術者試験の出題範囲は「コンピュータ科学基礎・コンピュータシステム・システムの開発と運用・ネットワーク技術・データベース技術・セキュリティと標準化・情報化と経営」など。

また、コンピュータ言語のプログラミングに関する問題が出題されることから、主にプログラマ向けの能力認定試験として、情報産業界では古くから重要視されている資格の一つです。

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は基本情報技術者試験と同じく、情報処理の促進に関する法律第29条第1項に基づき経済産業大臣が行う国家試験である情報処理技術者試験の一区分です。

応用情報技術者試験の対象者像は「高度 IT 人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT 人材としての方向性を確立した者」となっています。

そして応用情報技術者試験は、情報処理技術者試験制度のスキルレベル3に相当する資格試験です。

一般的には、基本情報技術者試験の合格者が次に目指す試験区分として認知されています。

応用情報技術者試験の合格率は、20%前後と比較的低いです。

他業界の資格と比較すると、行政書士試験が応用情報技術者試験とほぼ同じくらいの難易度と言われています。また、受験者層はITエンジニアや情報系専攻出身者が中心です。

ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験とは、コンピュータネットワークの技術的な専門性を有することを認定する国家試験です。

情報処理技術者試験の一区分であり、試験制度のスキルレベル4に相当します。

ネットワークスペシャリスト試験の対象者像は「ネットワークに関係する固有技術を活用し、最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに、固有技術の専門家として情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う者」です。

ネットワークスペシャリスト試験の合格率は、例年10%台にとどまっています。

実務経験者であっても合格するのは難しく、かなりの難関国家試験といえるでしょう。

※関連コラム:ネットワークスペシャリスト試験とは?受験資格・科目・合格率等を解説

CCNA

CCNAとはCisco Certified Network Associateの略称であり、アメリカのコンピューターネットワーク機器メーカーであるシスコシステムズが主催している認定試験。

CCNAでは、ネットワークに関する知識やシスコ製品の扱い方など、業務でも役立つような様々な問題が出題されます。

就職や転職をする際に、CCNAを取得していれば、基礎的なネットワークの知識を有していることの証明となり、書類選考や面接などで一定の評価をもらいやすくなるでしょう。

実際に、企業によっては求人サイトの「必要な免許・資格」の欄に「CCNA」と記載していることもあります。CCNAの難易度は、ネットワーク系の資格の中では初級レベルです。

試験範囲はネットワークの概念やセキュリティ、トラブルシューティングなどネットワークに関する知識に特化した内容が多く、ネットワーク未経験の方には難しいかもしれません。

しかし、1ヶ月ほど勉強を続ければ合格可能なレベルまで到達できるでしょう。

※関連コラム:CCNAとは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説

G検定

G検定は日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施している検定で、ジェネラリスト検定とも呼ばれます。

G検定を一言で説明すると、ディープラーニングの分野を中心として、AIを事業活用するための知識を問う検定です。

AI分野の中でもディープラーニングに特化した資格となっており、ジェネラリストという名称の通り、ディープラーニングに関連する広範な知識とスキルが問われる内容となっています。

比較的新しい資格ですが、ビジネス分野でのAI活用への期待などもあり、検定の知名度も高まりつつあります。

試験は年に3回実施されており、自宅で受験できるため気軽に受験しやすい資格です。

就職や転職活動、昇進など、今後のキャリア形成においても有用な資格といえるでしょう。

※関連コラム:G検定とは?難易度や年代・職種・業種別の合格率と合格基準を解説

ITパスポート試験

ITパスポート試験は、上述の基本情報・応用情報などと同じ情報技術者試験の中でもスキルレベル1に位置付けられている入門的な資格です。

こちらも、経済産業大臣が実施する国家試験の一種となっています。

ITパスポート試験の対象者像は「職業人が共通に備えておくべき情報技術に関する基礎的な知識をもち、情報技術に携わる業務に就くか、担当業務に対して情報技術を活用していこうとする者」です。

転職などの際に必ずしも役に立つとは言えませんが、ITについて学校の勉強で何となくしか学んだことのない初心者が基礎を学ぶという意味では役立つ資格と考えられます。

特に事務系の職種を目指している人にとっては、日商簿記検定や秘書検定、MOSなどとともにオススメの資格として紹介されることも多いです。

合格率も大体50%前後と、決して低い数値ではありません。

IT系の転職に資格は役立つ?

現実問題として、IT系においては資格よりも「即戦力か」が重視される傾向にあります。

一方で、第二新卒など「未経験のポテンシャル採用」の場合、資格を取得しているかは未経験人材の資質を測る一つの指標になるため、一定の役割を持つと考えられるでしょう。

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