コンサルタントの転職・キャリアアップに有利な資格一覧!経営など
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コンサルタントへの転職、あるいは、キャリアアップを考えている方で、どのような資格があると有利になるのか、実際に役に立つのかを知りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はMBA、中小企業診断士資格を有し、金融業界のコンサルティングを長く経験してきた筆者が、コンサルタントの転職・キャリアアップに有利な資格を紹介します。
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目次
コンサルタントの転職・キャリアアップに有利な資格を紹介します
「コンサルタント」と一口に言っても様々な種類があります。
一般的にコンサルティングとは、企業課題に対して、解決策・方針を示し、企業の成長や発展を支援することとされています。
業種を問わず企業に解決策・方針を示す者は全て「コンサルタント」であるという事ができるでしょう。
中でも、今回のコラムでは代表的な「コンサル」を以下のように分類します。
- 戦略系コンサル
- ITコンサル
- 人事コンサル
- 外資系コンサル
それぞれ、分野などが違うことから必要になるスキルは違ってきます。
そして、保有していると役に立つスキルの一つとして「資格」が。
以下では、それぞれの「コンサル」への転職やキャリアアップに役立つ資格を紹介していきます。
戦略系コンサルの転職・キャリアアップに役立つ資格
戦略系コンサルとは、企業の経営課題を特定し、解決のための計画を立て、遂行することを支援する組織。
特に経営戦略、事業戦略、チャネル戦略、商品戦略など、各施策の上流に位置する課題を取り扱うことから、戦略系コンサルと呼ばれます。
以下のような会社が代表的な戦略コンサルティングファームです。
- マッキンゼー・アンド・カンパニー
- ボストン・コンサルティング・グループ
- A.T. カーニー
戦略系コンサルで役立つ資格としては、取り扱う課題の特性を踏まえて以下の資格を紹介します。
TOEIC®
戦略系コンサルでは、経営者と会話する機会も多く、グローバル展開する企業においてはトップが日本人でない場合が多く、英語に関するスキルが求められます。
ドキュメント作成、プレゼンテーションの場面が英語で行われることも多いでしょう。
MBA(経営学修士)
MBAでは経営戦略、事業戦略といった戦略に関する科目をより実践に近い形で学ぶことが多く、戦略系コンサルで活動する際に役に立つでしょう。
経営に関する内容を幅広く学べる点もMBAがおススメされる理由です。
※関連コラム:MBA(経営学修士)とは
中小企業診断士
MBAが比較的大企業を対象としたケーススタディなどを取り扱いますが、中小企業診断士は中小企業を対象とした事例などを多く学びます。
科目も企業経営理論、経営情報システム、経営法務、財務会計など幅広く、差別化戦略など企業生き残りに関する知見を得られるコンサルティング関連国家資格として役に立つでしょう。
※関連コラム:中小企業診断士とは?仕事内容や取得のメリット・なるまでの流れを詳しく解説
ITコンサルに有利な資格
ITコンサルは、企業経営課題に関してITによる課題解決を推進し、場合によっては構築、運用指導、保守までも担当する組織です。
財務・会計、人事・給与、顧客管理、販売・在庫管理、購買管理、生産管理など、幅広くシステムを取り扱う領域においては全てが対象となりえます。
ITコンサルで役立つ資格は、取り扱う課題の特性を踏まえて以下の資格です。
ITストラテジスト
IPA情報処理推進機構が運営する高度IT人材として認定する資格試験。
企業の経営戦略に基づいて、ビジネスモデルや企業活動における特定のプロセスについて、情報技術(IT)を活用して事業を改革・高度化・最適化するための基本戦略を策定・提案・推進することが求められ、コンサルの中でもIT領域推進の中核になることができます。
※関連コラム:ITストラテジスト試験とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説
中小企業診断士
中小企業診断士では経営情報システムという経営に関わるITの知識も学びます。
資格自体が中小企業の診断に関する活動であり、IT領域におけるコンサルティングに役立てることができるでしょう。
※関連コラム:中小企業診断士とは?仕事内容や取得のメリット・なるまでの流れを詳しく解説
データサイエンス系資格
最近のITコンサル案件においては、統計やデータ分析などを含む案件が増加する傾向にあり、ITコンサルをやるうえでデータサイエンス系資格は重要度を増しています。
データサイエンス系資格という括りでは多種多様な資格が存在しますが、今回はいくつかピックアップして紹介していきます。
※関連コラム:データサイエンスとは?基本情報と統計学・情報工学との違いをわかりやすく説明します
G検定(ジェネラリスト検定)
一般社団法人日本ディープラーニング協会が運営するG検定(ジェネラリスト検定)は ディープラーニングを事業に活かすための知識を保有しているかを認定する試験です。
ジェネラリストとは「適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有している人材」と定義されており、人工知能からディープラーニングの応用に伴う社会的課題まで幅広いです。
※関連コラム:G検定(ジェネラリスト検定)とは?【データサイエンティストに関わる資格】
DS検定(データサイエンティスト検定)
一般社団法人データサイエンティスト協会が運営するDS検定(データサイエンティスト検定)はデータサイエンティストに必要な入門レベルの実務能力や知識、および、それを支える数理統計学やAI教育のリテラシーレベルの実力を認定します。
出題内容は、データ加工、機械学習、データ分析、エンジニアリング、数理統計学、ビジネスなど、様々な知識やスキルを広くカバーしています。
※関連コラム:【講師が解説!】DS検定とは?難易度や合格ラインも解説【データサイエンティスト検定リテラシーレベル】
データサイエンス数学ストラテジスト
日本数学検定協会が運営する新資格「データサイエンス数学ストラテジスト」が2021年9月に新たにスタートしました。
データサイエンス数学ストラテジストは、データサイエンスの基盤となる数学スキル、リテラシーを学び、その理解度・習熟度を測定することで、データサイエンスにおける数学を扱う技能を認定する資格です。
※関連コラム:データサイエンス数学ストラテジスト資格試験とは?試験内容を解説
人事コンサルに有利な資格
人事コンサルは、企業課題の中で人と組織の課題解決を専門にコンサルティングをおこないます。
他コンサルと違う点は、新商品の販売戦略といったように、市場など外部に対してはたらきかけていくのではなく、企業で働く内部の人を対象としている点です。
MBAや中小企業診断士などの資格も人事コンサルでも役立つ内容は多いですが、以下のような資格がより一層役に立つと考えられます。
- 社会保険労務士
- 衛生管理者
- 労務管理士
- キャリアコンサルタント
- ビジネス・キャリア検定
具体的には以下サイトをご覧ください。
関連コラム:労務・総務・人事・採用担当者におすすめの資格6選を一覧で紹介!
外資系コンサルに有利な資格
外資系コンサルとは外国資本のコンサルティングファームのことで、業種による区分ではなく、資本・運営母体が外国であるコンサルのことを言います。
外資であるが故に取得しておくと役に立つ資格があります。
海外有名大学MBA
アイビーリーグ(アメリカ合衆国北東部にある8つの私立大学の総称)やオックスブリッジ(イギリスのオックスフォード大学(University of Oxford)とケンブリッジ大学(University of Cambridge)の併称)といった有名大学MBAは、希少性からもグローバルメンバーから信頼を得ることに役立ちます。
※関連コラム:海外・国内のMBAランキング!何を参考にしたらいいの?
TOEIC®
海外での知名度は高くないですが、英語を母国語としない場合は英語によるワークにどの程度対応できるのかを知る指標になります。
どちらかというと、ないと業務を進めて行くことが難しくなります。
TOEFL®
TOEIC®と比較して学問的な英語力を測る試験です。
海外MBAの出願要件の一つになっていることも多く、現地での就労を望む際の英語力の証明になります。
※関連コラム:TOEFL®︎とは?受験するメリットやTOEIC®︎・IELTSとの違いも解説
その他外国語資格
グローバル企業は英語圏企業でなくとも英語で業務ができる場合が多いですが、幅広く海外のコンサルを狙う場合に現地の言語を習得しているとクライアントやメンバーとコミュニケーションを取ることができます。
また、多国籍メンバープロジェクトになった場合は、コミュニケーションハブとして活躍することができるでしょう。
※関連コラム:語学・言語のおすすめ資格6つ+その他4つの一覧!就職にも役立つ?
独学が難しい場合は予備校の検討も
以上、コンサルタントの転職・キャリアアップに有利な資格を一覧で紹介してきました。
中には難関資格もあり、独学では難しいと考える人もいるかもしれません。
予備校の活用もぜひ検討してはいかがでしょうか。
多くのコンサルタントが予備校などの活用によって資格を得て活躍しています。
中でもアガルートでは、今回紹介した資格の中でも
- 国内MBA
- 海外MBA
- 中小企業診断士
- G検定
- DS検定
- データサイエンス数学ストラテジスト
- TOEIC®
- TOEFL®
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スキルあるコンサルタントとして活躍することを祈っています!
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