建設業に関連する資格はたくさんあります。「どのような資格があるんだろう?」「自分に合った資格はどれだろう?」などと気になっている方もいるでしょう。

当コラムでは、建設業の主要資格を「難易度」「勉強時間」の観点からランキング化しました。建設業界に興味がある方はぜひ参考にしてください。

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建設業の資格難易度ランキング

建設業関連の資格にはさまざまなものがありますが、当コラムでは下記の主要資格の難易度をランキング化しました。

  • 一級建築士
  • 二級建築士
  • 1級建築施工管理技士
  • 2級建築施工管理技士
  • 建築積算士
  • 建築設備士
  • 1級土木施工管理技士
  • 2級土木施工管理技士
  • 1級造園施工管理技士
  • 2級造園施工管理技士
  • 建築CAD検定試験准1級
  • 建築CAD検定試験2級
  • 建築CAD検定試験3級
  • 第一種電気主任技術者(電験一種)
  • 第二種電気主任技術者(電験二種)
  • 第三種電気主任技術者(電験三種)
  • インテリアコーディネーター

上記資格を、今回は「合格率」「勉強時間」の観点で分析します。

注意点として、合格率・勉強時間はいずれも受験者ごとの経験や知識レベルに大きく左右される指標です。

異なる資格同士の難易度を正確に比較することは不可能なため、各ランキングはあくまで「参考値」と認識してください。

合格率から見た難易度ランキング

「合格率」の観点から、建設関連の資格をランキング化すると以下のとおりです。

順位資格名総合
1位第一種電気主任技術者(電験一種)4~8%
2位第二種電気主任技術者(電験二種)6~10%
3位一級建築士8~11%
4位第三種電気主任技術者(電験三種)8~13%
5位建築CAD検定試験准1級8~14%
6位建築設備士13.5~21.5%
7位1級建築施工管理技士約15%
8位1級土木施工管理技士約15%
9位2級土木施工管理技士約15%
10位1級造園施工管理技士約15%
11位2級建築施工管理技士約21%
12位インテリアコーディネーター22~25%
13位二級建築士22~26%
14位2級造園施工管理技士約27%
15位建築積算士約36%
16位建築CAD検定試験2級58~60%
17位建築CAD検定試験3級61~70%

トップ5までに「電気主任技術者(電験)」が3階級すべてランクインしており、全体的に高難度なことがわかります。

逆に「建築CAD検定」は准1級と下位級とのレベル差が激しく、2級・3級が60〜70%の合格率である一方、准1級の合格率は10%以下になることも。

「施工管理技士」には建築や土木、造園といった種類がありますが、いずれも難易度は同程度で15%ほどです。

関心の高い分野の施工管理技士を目指すことで、合格率を上げられる可能性はあるでしょう。

勉強時間から見た難易度ランキング

「勉強時間」の観点から、建設関連の資格をランキング化すると以下のとおりです。

順位資格名勉強時間
1位第一種電気主任技術者(電験一種)2500時間~
2位一級建築士1,000~1,500時間
3位第三種電気主任技術者(電験三種)約1,000時間
4位二級建築士500〜1,000時間
5位1級土木施工管理技士500~600時間
6位第二種電気主任技術者(電験二種)400〜600時間
7位2級土木施工管理技士300~400時間
8位1級造園施工管理技士300~400時間
9位1級建築施工管理技士100〜400時間
10位2級建築施工管理技士100〜300時間
11位建築積算士約300時間
12位インテリアコーディネーター約300時間
13位建築設備士150~200時間
14位2級造園施工管理技士100〜130時間
15位建築CAD検定試験准1級情報なし
16位建築CAD検定試験2級情報なし
17位建築CAD検定試験3級情報なし

トップ5に「電気主任技術者」と「建築士」がそれぞれ入っており、難易度にふさわしい勉強時間が必要なことがわかります。

電気主任技術者は第二種より第三種の勉強時間が2倍近く長くなっていますが、下記のような理由が考えられるでしょう。

  • 第三種はエントリー資格=初学者が多く受験すること
  • 第二種はある程度知識のある人が多く受験すること

建設業界未経験の方が最初に取るべき資格としては、「建設業」との関連の深さと短めな勉強時間を加味して「2級建築施工管理技士」がおすすめです。

建設業の難関資格は独学で合格できる?

建設関連の資格に独学で合格することは、不可能ではありませんがおすすめではできません。

建設業に関する資格は全体的に高難易度です。特に「電気主任技術者」や「建築士」は有用な一方で難易度が高く、数年単位の学習期間が必要になる可能性があります。

資格によっては、口述試験や記述問題など独学では対策が難しい内容が出題されることも。

解決策として、通信講座を利用するのがおすすめです。

通学の必要がないため多忙な社会人でも自分のペースで学習でき、明確なカリキュラムで効率よく知識をつけられます。

質問システムなどのフォロー制度が整えられていることも多く、疑問点はすぐに解決できるでしょう。

「独学する自信はないが、通学する余裕はない」という方に特におすすめの勉強方法です。

まとめ

当コラムでは、建設業界に関連する資格について以下の内容で解説しました。

  • 「合格率」の1位は「第一種電気主任技術者(電験一種)」の4〜8%。
  • 「勉強時間」の1位は「第一種電気主任技術者」の2500時間〜
  • 建設業界の未経験者は「2級建築施工管理技士」に挑戦するのがおすすめ
  • 独学は不可能ではないが、効率的に学習するのであれば通信講座を検討したい

建設関連の資格のうち、特に「電気主任技術者(電験)」と「一級建築士」は難易度高め。

製図問題や法律問題など対策しにくい出題もあるため、独学での学習が難しいと感じたら通信講座の利用を検討してみてください。

業界未経験の方が最初に目指すのであれば、「2級建築施工管理技士」「二級建築士」などが難易度も手頃でおすすめです。

経験を積みながらさらに上位資格を取得していけば、無理なくキャリアを築けるでしょう。

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