資格試験を受ける際は、スケジュールの管理が必要です。

各資格の取得に必要な勉強時間を把握し、試験日から逆算すれば、理想的な勉強開始時期がわかります。

余裕をもって勉強に取り組み、確実な合格を目指したいですよね。

本コラムでは、2024年3月4月からの勉強開始がオススメである資格試験を紹介します。

これから資格試験に挑戦したいと考えている方は、ぜひ参考になさってください。

2024年3月4月からの勉強開始がオススメの資格試験をアガルートが紹介！

今回は資格試験予備校でもあるアガルートが講座を提供している資格試験のうち、2024年3月4月からの勉強開始がオススメな資格試験を紹介していきます。

なお、オススメの根拠については以下の通りです。

まず、平日20日としてそれぞれ1時間、休日・祝日は10日でそれぞれ4時間と考えて、大まかに1ヶ月で資格試験の勉強に充てることのできる時間が60時間(=1×20+4×10)であると仮定します。

その上で、独学を前提にその資格を取得するのに必要な勉強時間を60で割ることで必要な勉強月数を算出し、申し込み期限といった要素を加味してその月のオススメ資格としてみました。

ちなみに、必要な勉強時間が720時間（月60時間の勉強で1年以上）を超えると想定されるものについては除外しています。

※なお、資格には一定の受験資格などが設けられているものもあります。そうした情報はご自身で調べてください。

※また、資格によっては1次試験に合格した後で2次試験があったり、筆記試験の後に実技試験を受ける必要があるものもあります。

今回提示する試験日に関しては、あくまで「その資格における最初の試験」の日程であることに留意してください。

※関連コラム：資格試験の勉強時間別の難易度ランキング！一覧で紹介！

おすすめ1 宅建

試験日	2024年10月20日*
申し込み期間	7月1日〜31日（申込方法によって異なります）
必要な勉強時間	約300〜400時間
必要な勉強月数	約6か月

参考：宅建の試験日・申し込み2024年（令和6年）などの日程について

宅建の合格に必要な勉強時間は、初学者の場合で約300時間から400時間とされています。

360時間と仮定すれば、必要な期間は6か月です。

3月~4月に勉強を始めれば9月〜10月に学習が完了し、すぐに10月の試験を受けることができます。

なお、宅建に関する詳細は、以下のコラムをご参照ください。

※関連コラム：宅建とは？宅建士の仕事内容や独占業務・求められる能力について紹介

おすすめ2 第一級陸上特殊無線技士

試験日	2024年6月上旬*
申し込み期間	4月上旬〜中旬
必要な勉強時間	約120〜150時間
必要な勉強月数	約2か月〜2.5か月

参考：【2024年】一陸特試験の日程スケジュールと申し込み方法、注意点を紹介！ | 陸上特殊無線技士試験コラム

第一級陸上特殊無線技士の試験は、例年6月・10月・翌年2月の年3回実施されています。

そのため、2024年も同様に実施されると考えられます。

今から勉強を始めるなら、6月の試験を目指すのがおすすめです。

第一級陸上特殊無線技士の合格に必要な勉強時間は、約120〜150時間です。

3月~4月から勉強を始めれば、6月の試験にも十分間に合うでしょう。

なお、第一級陸上特殊無線技士に関する詳細は、以下のコラムをご参照ください。

※関連コラム：第一級陸上特殊無線技士（一陸特）とは？できること、仕事内容、年収等を解説

おすすめ3 インテリアコーディネーター

試験日	2024年9月15日〜10月15日のいずれか*
申し込み期間	7月下旬〜8月末
必要な勉強時間	約300時間
必要な勉強月数	約5か月

参考：【2023年度】インテリアコーディネーター資格試験の試験日と申込方法は？

インテリアコーディネーターの一次試験は、9月15日から10月15日の期間中に行われます。

受験申込の際は、上記日程の中から希望日時を1つ選択しましょう。

インテリアコーディネータの合格を目指すには、約300時間の勉強時間が必要とされています。

3月~4月から勉強を開始すれば、ゆとりのあるスケジュールで試験に臨めるでしょう。

なお、インテリアコーディネーターに関する詳細は、以下のコラムをご参照ください。

※関連コラム：インテリアコーディネーターの仕事内容とは？具体的な業務内容・やりがいを解説

その他任意の日時やほぼ毎月受験可能な資格について

以上、日程がある程度定まっている中で2024年3月4月に勉強を開始するのがおすすめである資格をご紹介してきました。

一方で、好きな日程で受験可能な試験やCBT方式による受験、ほぼ毎日試験が開催されている資格なども存在しています。

ここからは、そういった資格について解説していきましょう。

特別2024年3月4月「から」のスタートがオススメというわけではないのですが、3月4月からのスタート「も」良いということで以下にご紹介していきます。

統計検定4級~準1級

統計検定とは、一般財団法人である統計質保障推進協会が実施している検定試験のことです。

統計検定では、その名の通り、統計に関する知識や技能が評価されます。

統計検定には4級・3級・2級・準1級・1級・統計調査士・専門統計調査士・データサイエンス（DS）基礎・データサイエンス（DS）発展・データサイエンス（DS）エキスパートの全10区分があります。

統計検定は1級を除きCBT方式による受験となっており、自由な時間にパソコンで受験することが可能です。

なお、統計検定では、いずれの難易度でも受験資格が設けられていません。

学歴や実務経験にかかわらず、誰でも、どのレベルからでも受験することが可能です。

※関連コラム：統計検定とは？10種の試験内容と難易度、キャリアにマッチする検定を紹介 | データサイエンスコラム

衛生管理者

衛生管理者免許は国家資格であり、衛生的で快適な職場環境を作るという重要な職務を担っています。

衛生管理者の試験はほぼ毎月開催されています。

労働安全衛生法では、業種にかかわらず労働者が50人以上いる事業所では必ず衛生管理者を選任しなければならないと定められています。

そのため企業からのニーズも高く、転職や昇進の際には有利に働く可能性もあり、取得するメリットの多い免許です。

そして衛生管理者は、一度取得すると再受験や更新がなく半永久的に有効な免許でもあります。

※関連コラム：衛生管理者とは？50人以上の会社に必ず必要になる資格の取得方法と役割

FP3級

FPとは、FP技能検定の合格によって得られる国家資格、および資格保有者の総称です。

FP3級の試験は毎年5月・9月・翌年1月の年3回実施されていましたが、2024年よりCBT化され、ほぼ毎月試験が行われることになりました。

また、CBT化により、全国約215地区のテストセンターの中から、受験者が任意の受験地を選択できるようになります。

これに伴い申込方法や申請期間が変更になるため、これから受験を検討されている方は公式サイトをご確認ください。

なお、FPは3級から1級までに分かれており、3級は最もやさしい試験となっています。

FP3級は受験資格のハードルが低く、資産管理に関する実用的な知識が得られるため、非常に人気が高い資格です。

また、3級の取得によって2級の受験資格を満たせるため、2級や1級へのステップアップを目指したい方にもおすすめの資格であるといえます。

※関連コラム：​ファイナンシャルプランナー3級資格試験とは～内容・日程・費用・受検資格～ | FP試験コラム

学習時間の短縮には予備校の活用という手も

本コラムでは、2024年3月4月からの勉強開始がオススメの資格や、ほぼ毎月受験可能な資格を紹介しました。

以下に、本コラムで取り上げた資格の一覧を記載します。

• 2024年3月4月からの勉強開始がオススメな資格試験

1. 宅建
2. 第一級陸上特殊無線技士
3. インテリアコーディネーター

• ほぼ毎月受験可能な資格試験

1. 統計検定4級~準1級
2. 衛生管理者
3. FP3級

なお、本コラムで紹介した勉強時間の目安は初学者の方が独学で勉強する場合を想定したものです。

勉強時間を短縮し、効率的に資格を取得したい方は、通信講座の利用を検討しましょう。

アガルートアカデミーでは、本コラムで紹介した資格の通信講座を提供しています。

いずれの講座も、無料の資料請求による体験受講が可能です。

無料の受講相談も受け付けているため、気になる資格がある方はお気軽にお問い合わせください。