中国語検定はいきなり3級を受けても良い!合格するための方法を紹介
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中国語検定における「3級」は、基礎レベルの集大成とも呼べる級です。
準4級・4級ほどの基礎的な内容ではないものの初学者にとっては適切な対策が必要なため、「いきなり3級から受けても良いのかな?」と悩んでいる方もいるでしょう。
当コラムでは、中国語検定で準4級・4級をスキップしていきなり3級から受検することの可否やおすすめの勉強方法などについて詳しく解説します。
3級からの受検を検討している方はぜひ参考にしてください。
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中国語検定3級の認定基準と試験概要
中国語検定3級では、中国語で簡単な日常会話や、基本的な文章の読み書きができることが想定されています。
中国語検定試験を実施している「一般財団法人 日本中国語検定協会」では、3級の認定基準を次の通り定めています。
自力で応用力を養いうる能力の保証(一般的事項のマスター)
出題内容 | 中検 | 中国語検定試験
基本的な文章を読み,書くことができること。簡単な日常会話ができる。
中国語検定3級の試験概要
試験時期 | 3月・6月・11月の第4日曜日 |
試験方法 | リスニング・筆記 |
試験時間 | 約115分(集合時間~試験終了時間) |
出題範囲 | 常用語約2,000から 〇日常生活における基本的な問答、比較的長い会話文または文章の聞き取りと内容理解 〇単語・語句のピンイン表記・声調 〇基本的な文法事項及び文法事項を含む単文・複文の組み立て 〇比較的長い文章の内容理解 〇日本語の中国語訳(記述式) ※引用:出題内容 | 中検 | 中国語検定試験 |
合格基準点 | リスニング:100点満点中65点 筆記:100点満点中65点 |
受験料 | 6,800円 |
中国語検定はいきなり3級を受けても良い!
中国語検定はいきなり3級を受けても良いといえるでしょう。
具体的な理由は次の4つです。
- 3級の難易度は基礎・初級レベル
- 3級の合格に必要な勉強時間は200~300時間
- 3級の合格率は40~50%
- 不安な人は実力をチェックしよう
それぞれ詳しく解説していきます。
3級の難易度は基礎・初級レベル
中国語検定3級は難易度的には基礎・初級レベルのため、初学者でもしっかりと学習を積めば合格は十分に可能です。
まだ「ビジネスで活かせる」レベルとはいえませんが、すでにある程度中国語に親しんでいるといった場合は準4級・4級をスキップしてもよいでしょう。
3級は中国語検定公式において「一般事項をマスター」レベルと定義されているため、準4級や4級レベルよりは進歩した学習が求められます。
目安としては、「大学で第二外国語として2年間学習した程度」。
基本的な読み書きや日常会話が可能なレベルまで知識を習得できれば合格は難しくないでしょう。
3級の合格に必要な勉強時間は200~300時間
中国語検定3級の合格に必要な勉強時間は200〜300時間といわれており、初学者がゼロから始めても無理なく合格できる可能性が高いです。
「300時間」は、1日2時間ほどのペースでコンスタントに学習できた場合で半年ほどかかるボリューム感。
学習のルーティン化が難しい場合は多少学習期間が伸びる可能性はありますが、「数年単位の覚悟が必要」な状況にはなりにくいでしょう。
「現実的に合格が可能な試験」であることは、モチベーションの維持にとって非常に重要です。
本業や学業のかたわらまとまった学習時間を確保することは簡単ではありませんが、いきなり3級を受検することは効率の面からも現実的といえます。
3級の合格率は40~50%
例年の中国語検定3級の合格率は40〜50%ほどのため、対策を怠らなければ初学者や独学者でも合格の可能性は十分にあります。
合格率上は受検者の半数以上は不合格となる数値のため油断はできませんが、2級などの上位級と比較すると「合格しやすい」試験であることは間違いありません。
下記は、最新試験から過去6回分の合格率データを表にまとめたものです。
各回で極端に合格率が前後することもないため、「受検する回による難易度のバラつき」も少ないと考えられます。
実施年月 | 実施回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
2024年11月 | 第113回 | 1,811 | 829 | 45.8% |
2024年6月 | 第112回 | 1,474 | 650 | 44.1% |
2024年3月 | 第111回 | 1,547 | 755 | 48.8% |
2023年11月 | 第110回 | 2,063 | 895 | 43.4% |
2023年6月 | 第109回 | 1,670 | 819 | 49.0% |
2023年3月 | 第108回 | 1,703 | 809 | 47.5% |
不安な人は実力をチェックしよう
中国語検定3級をいきなり受検することに不安がある場合は、本試験前に実力をチェックしてみるとよいでしょう。
中国語検定試験の主催である一般財団法人 日本中国語検定協会が提供している、「かんたんレベルチェック」や「過去の試験問題」の演習を積極的に活用してみてください。
3級の合格基準点は65点のため、7割ほど正解できれば本試験でも合格の可能性が高くなります。
中国語検定3級にいきなり合格するための方法
中国語検定3級にいきなり合格するための方法として、以下の5つの方法が挙げられます。
- 基本的な単語を確実に押さえる
- 基本的な文法を確実に押さえる
- 過去問題に取り組む
- 音読する
- リスニング対策を行う
それぞれ詳しく解説していきます。
基本的な単語を確実に押さえる
まず、基本的な単語は確実に押さえましょう。
中国語検定3級の合格に必要な単語数は2,000語ほどとされます。
レベル的にはまだ専門性の高い語彙を積極的に増やす必要はないため、とにかく「基本的な単語」に関する知識を充実させることが学習の第一歩といえるでしょう。
また、積極的に語彙を増やそうと3級のレベルに合わない単語集などを購入することは避けた方が無難です。
3級の段階では必要ない専門的すぎる語彙やスラングなどは基礎知識の定着に混乱を招き、学習効率が低下する可能性も。
テキストを購入する場合は3級の学習に適したものを選び、基礎部分をしっかり固めることに注力しましょう。
また、日本語にはない「ピンイン」についても出題があるため、併せて習得を目指しましょう。
基本的な文法を確実に押さえる
学習初期の対策として、基本的な文法を確実に押さえましょう。
中国語検定3級では、そこまで難解な長文や複雑な構文は用いられません。
日常的な表現や基礎文法をしっかり習得し、対応力を強化するとよいでしょう。
ここで、あまりに複雑な構文や難解な文章を教材に使わないよう注意。
必要なレベルを超えた教材は知識を混乱させる可能性が高く、うまく活用できないまま挫折してしまう恐れがあります。
3級の段階では基本的な文章構造をしっかりと習得し、短文を確実に理解できるようにすることが先決です。
過去問題に取り組む
ある程度知識がついてきたら、過去問題に挑戦してみましょう。
本試験で実際に出題された実績のある問題に取り組むことで苦手分野が明確になるだけでなく、試験の出題傾向を自然と把握することができます。
また、過去問題の結果を分析すれば現在の実力をある程度測ることも可能。
過去問題に挑戦した段階で本試験の合格点に近い得点ができれば、本番にも自信をもって臨めるでしょう。
逆に、過去問題の段階では得点が伸びなかったのであれば、学習方法の軌道修正や苦手分野発見のチャンスです。
「どの分野を補強すべきか」を分析し、必要に応じて知識の再インプットを行うなどの対策を取りましょう。
音読する
言語学習において「音読」は非常に効果的な学習方法のひとつです。
特に、中国語には「声調」のような日本語にはない発音ルールが存在。
日本人には聞き分けの難しい音もあるため、「耳から慣れる」学習は必須といえます。
中国語検定ではリスニングテストも課されるため、「音をしっかり聞き分ける」スキルは合格を左右する要素です。
「自分で発音して自分で聞く」訓練を取り入れれば発話力と聞き取り力を同時に鍛えることができ、上位級に挑戦する際にも役立つスキルを獲得できるでしょう。
同時に、「どの音にどのピンインが対応するか」を押さえることも忘れずに行いましょう。
「音」と「文字」のリンクが正確に行われれば、本試験で格段に得点を伸ばすことができます。
リスニング対策を行う
筆記対策だけでなく、リスニングへの対策も怠らず行いましょう。
中国語ならではの発音ルールや言い回しを押さえつつ、「耳で聞いたものを正確に書き取る力」も鍛える必要あり。
混同しやすい漢字やピンインをしっかり習得しつつ、シャドーイングなどで「聞き取り」スキル向上を図るとよいでしょう。
独学では対策が難しいと感じられた場合は、通信講座や予備校で「リスニングに特化した講座」を受講することを検討してもよいでしょう。
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対話型レッスンを含まなくとも必要なスキルを習得できる、画期的なカリキュラム構成が特徴です。
まとめ
当コラムでは、中国語検定において準4級・4級をスキップしていきなり3級に挑戦することの可否などについて、以下の内容で解説しました。
- 中国語検定でいきなり3級を受検することは可能。級のレベルが「日常会話・基本的な読み書き」に限定されており、必要学習時間も200〜300時間と比較的手頃なことから、初学者でも合格は現実的といえる。
- 中国語検定3級の合格率は例年40〜50%ほど。極端に合格しやすい試験とはいえないが、油断なく対策を取ることで合格は可能。
- 実力に不安がある場合は、中国語検定公式が手がける「かんたんレベルチェック」や「過去の試験問題」を活用して実力を測ってみるとよい。
- 中国語検定3級にいきなり合格するために有効な勉強法の核は、「基本を押さえる」こと。特に単語や文法においては「基本」をしっかりと押さえるべき段階であるため、級のレベルに合わない参考書などは使わない方がよい。
- 過去問題を活用して実力を測ると、苦手分野の明確化や学習方針の軌道修正、本試験の出題傾向の把握などに役立つ。
- リスニング対策としては、音読やシャドーイングがおすすめ。音を聞く・自分で発音する過程でピンインや簡体字をリンクさせ、正確な聞き取りと書き取りを同時に鍛えることが重要。
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3級は中国語検定の中でも基礎レベルの級のため、初学者や独学者であってもしっかりと対策を行えば準4級や4級はスキップしてもよいでしょう。
合格率も40〜50%ほどで安定しており、日本人にとって難易度の高い「簡体字への適応」や「声調の聞き分け」がクリアできれば合格は十分可能です。
独学のリスニング対策に不安がある場合は、アガルートの「中国語検定 3級リスニング対策講座」などの利用も検討してみてください。
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