ビジネスシーンなど、広い場面での需要が高まっている中国語。

漢字の利用など日本語との共通点もあり、「独学でも合格できるのでは」「独学に効果的な勉強法を知りたい」と思っている方もいるでしょう。

当コラムでは、中国語検定を独学で突破するために効果的な勉強方法について解説。

級別の対策や、注意点も詳しく紹介します。ぜひ参考にしてください。

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中国語検定(中検)おすすめの勉強方法

中国語検定を独学で合格するためのおすすめの勉強方法は、次の4つです。

  1. 単語をしっかり覚える
  2. シャドーイングを取り入れたリスニング
  3. 過去問題を活用する
  4. 本試験を意識した実践的な演習をする

それぞれ詳しく解説していきます。

1. 単語をしっかり覚える

中国語検定に挑戦する際には、ひとつひとつの単語をしっかりと覚えましょう。

特に、4級や3級といった初級レベルの級は「基礎単語力」が合否を左右します

市販の単語帳で手あたり次第に語彙を広げるよりも、テキストに登場する単語を確実に覚える方が得点に繋がるでしょう。

2級以上からはより高レベルな知識も問われるようになるため、テキスト以外にも単語帳などの教材を取り入れて学習するとよいでしょう。

2級以上を受験する場合、基礎的な語彙はすでに備えているはず。

より専門性の高い単語や、ビジネスシーンで使用される表現などを学習しておきましょう。

単語を身につける方法としては、「音読」と「エアーライティング」がおすすめ。

ピンインを意識した音読は、リスニングの練習にもなります。

また、エアーライティングはペンを空中で動かして行う書き取り練習です。

手元にノートがなくても練習でき、紙での書き取りよりも速記できるため、効率よく単語学習を進められます。

2. シャドーイングを取り入れたリスニング

リスニング対策では、シャドーイングを積極的に取り入れましょう。

語学学習では定番の「シャドーイング」とは、お手本を聞いて即座に繰り返す練習方法のこと。

中国語の「声調」は日本人には聞き分けが難しいため、お手本に合わせて実際に発話しながら繊細な聞き取りができるよう練習を重ねると効果的です。

練習の順番としては、最初に音だけのリスニングに挑戦して現段階での学習レベルを把握したのち、ピンインや漢字を見ながらのシャドーイングに進むとよいでしょう。

最終的には、テキストを見ずに聞き取り・発音ができるようになればベストです。

シャドーイングを行う際は、常に頭の中で日本語での意味を考えながら行うと学習効果がより向上します。

「自分は何を伝えようとしているか」を常に意識することで、日本語・中国語がスムーズにリンク。語彙力向上にも繋がり、実用的な語学力を鍛えられるでしょう。

3. 過去問題を活用する

過去問題を活用することは有効な勉強法のひとつです。

過去の試験で実際に出題された問題に取り組むことで試験全体の傾向を自然と把握できるとともに、自身の苦手分野を知ることもできます。

学習期間に余裕があれば、直近数年分の問題に積極的に取り組んでみましょう。

特に、4級や3級では単語や文法の「基礎力」が問われるため、過去問題を通して頻出問題になれておくことが非常に有効な試験対策となります。

過去問題に取り組む中で「つまずきやすい問題」に気づいた場合は、苦手分野として集中的に学習を行うとよいでしょう。

聞き取りにくい声調がある・書き間違えやすい漢字があるなど、「どこがわからないか」を明確にすることで学習プランを最適化することもできます。

4. 本試験を意識した実践的な演習をする

試験日が近づいてきたら、試験勉強の段階から本試験を意識した実践的な演習を行いましょう。

具体的には、模擬試験を行う・本番の試験問題と同じ時間で問題を解いてみるなどです。

特に、本番を想定した時間設定で模擬試験を行うことは有効な試験対策です。

繰り返し演習することで無理のないペース配分を掴み、本番でタイムオーバーになる可能性を減らしておきましょう。

模擬試験の段階で時間の感覚をしっかり掴めれば、本番でも余裕をもって問題に取り組めるでしょう。

また、中国語検定には1問あたりの配点が高いという特徴があるため、最後に回答をざっと振り返る時間はぜひ取りたいところ。

見直しの時間を確保できるほど仕上げられればベストです。

中国語検定の級ごとの試験対策 

ここからは、中国語検定の級ごとの試験対策について解説していきます。

準4級

準4級を受験する場合におすすめの試験対策は、「テキストの単語・短文をしっかりカバーすること」です。

もっとも初級の準4級は、「中国語学習の準備完了」レベル。必要語彙は500語ほどであるため、準4級対応のテキストに登場する単語を丁寧に学習することを最初の目標にするとよいでしょう。

準4級の段階では、応用的な知識をつけようと焦る必要はありません。

基礎的な声調と対応するピンイン、頻出漢字などをしっかりと押さえ、確実に答えられるよう準備しておきましょう。

4級

4級を受験する場合におすすめの試験対策は、「基礎的な単語・短文のカバー」と「听写(ディクテーション)」です。

听写とは、中国語の音声を聞いてその通りに書き起こす勉強法のこと。ピンインと声調をリンクさせつつ語彙力も増やせるため、非常に効率のよい学習法です。

4級は、「中国語の基礎をマスター」レベル。平易な中国語を聞ける・話せることが認定基準となっているため、基礎的な文法と単語をしっかり押さえることが重要です。

3級

3級を受験する場合におすすめの試験対策は、「3級対応テキストを確実に学習」と「リスニング練習」です。

3級は、基礎レベルの総決算ともいうべき級。高レベルな語彙などはまだ必要ありませんが、基本的な文章の読み書きや簡単な日常会話のスキルが求められます。

特に、シャドーイングを取り入れたリスニング練習は有効です。短文音声などをしっかりと聞き込み、発話や听写を通して基礎力に磨きをかけましょう。

さらに上位の級を目指す場合も、3級までの知識を確実なものにしておけばスムーズに学習を進められます。

2級

2級を受験する場合におすすめの試験対策は、「テキスト以外の教材も取り入れてみる」ことです。

2級は、実務で中国語を使う場合の基礎レベルといったところ。必要単語数も問題のレベルもぐっと上がるため、やや応用的な知識も積極的に学習する必要があるでしょう。

メインテキスト以外に単語帳を購入する・ラジオ講座を聞いてみるなど、各メディアを使った学習がよいでしょう。

特に、WEBニュースは中国語の記事が簡単に見つかるだけでなく、豊富な話題に触れられるためおすすめです。

準1級

準1級を受験する場合におすすめの試験対策は、「さまざまな話題の中国語に触れる」ことです。

準1級は、社会生活に必要な中国語を基本的に習得し、実務に即活用できるレベル。慣用句やオノマトペなども登場するため、定型文以外のバリエーション豊かな文章や音声に触れることが効果的な対策となります。

特に、慣用句やオノマトペといった文学的な表現は通常のテキストだけではカバーが難しいため、中国の学校で使われている教科書などを使ってみましょう。

近年ではポッドキャストや動画で中国語の文学作品に触れることも簡単にできます。楽しみながら語彙を増やす感覚で学習を深めましょう。

1級

1級を受験する場合におすすめの試験対策は、「メディアの枠を超えて教材を探す」ことです。

1級では、日常的な語彙から社会的な専門性の高い語彙まで、ネイティブレベルの知識が問われます。

二次試験では高難度の逐次通訳を突破する必要もあるため、豊富な語彙力と自然な表現を身につけておく必要があるでしょう。

可能であれば、中国語ネイティブと直接やり取りをして語学力を磨ければベスト。国際交流できるトークアプリなどを使えば、本場の中国語を体験できるでしょう。

また、映画やドラマを中国語で鑑賞するといった方法もあります。現地でよく使われている表現やスラングのようなものも自然と身につくでしょう。

いきなり本場の作品はハードルが高いようであれば、日本の作品を中国語に吹き替えたものを使うという手もあります。

中国語検定を独学する際の注意点

独学で中国語検定を受験する際の注意点は、以下の2つです。

  1. レベルに合わせた教材を使う
  2. 音声教材は聞き流さない

それぞれ詳しく解説していきます。

1. レベルに合わせた教材を使う

学習には、挑戦する級のレベルに合わせた教材を使いましょう。

特に、4級や3級といった基礎レベルの級の学習に高度すぎる単語帳を取り入れるといった学習方法はおすすめできません。

基礎レベルの学習を行う場合は、まずはピンインと声調をしっかり押さえる・頻出漢字を確実に身につけるといった対策を優先しましょう。

手あたり次第に難しい語彙を習得しようとしても、出題の可能性は低いうえに学習効率も下がってしまいます。

3級まではメインテキストを中心に学習し、上位級に進むごとにさまざまな教材に触れるとよいでしょう。

2. 音声教材は聞き流さない

リスニング練習用の音声教材は、何気なく聞き流さないようにしましょう。

特に、学習用のBGMのようにかけ流して「聞いたつもり」「勉強したつもり」になることは危険です。

耳と目で別々のテキストを追うような勉強法は、どちらにも集中できず頭に残りません。ひとつひとつの学習工程には、集中して取り組む方が最終的な効率は上がるでしょう。

音声教材を使用する際は常にピンインや日本語訳を意識し、発音が頭に残るよう工夫してください。

中国語検定(中検)の独学での勉強方法は?まとめ 

本コラムでは、中国語検定を独学で突破するためにおすすめの勉強方法について、以下の内容で解説しました。

  • 全級に共通する有効な勉強方法は、「単語をしっかり覚える」「過去問題を活用する」「本試験を意識した演習」など。リスニングの練習にはシャドーイングを取り入れるとよい。
  • 級ごとの勉強法としては、3級までの基礎レベルの場合はメインテキストの内容を確実に身につけることがおすすめ。2級以上の場合はテキスト外の教材も積極的に取り入れ、より自然な表現力を鍛える工夫をするとよい。
  • 独学の注意点としては、「レベルに合わせた教材を使うこと」「音声教材を聞き流さないこと」などが挙げられる。

中国語検定は、3級までの基礎級であればメインテキストをしっかり学習することで対策が可能です。

しかし、2級以上の上位級ともなると慣用句やオノマトペなどを含めたより自然な文脈を正確に読み解く力も試されるようになります。

独力では追いつかない部分が出てくる可能性もあるでしょう。

独学では効果的な対策が難しいと感じた場合は、語学スクールや通信講座を利用することもおすすめです。

マンツーマンで指導してもらえる・ネイティブの講師が在籍しているなど、スクールによってさまざまなメリットがあります。

自然な語学力を無理なく、効率よく身につけたい場合はぜひ検討してみてください。

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