中国語検定2級は、長文問題が出題される難易度が高い検定です。

合格するためには、最適な参考書や問題集などで実力を養う必要があるでしょう。

しかし、中国語検定関連の書籍は種類があり、どの参考書を選べば良いのか迷ってしまいますよね。

本コラムでは、中国語検定2級の学習におすすめな参考書・問題集を6選紹介します。

中国語検定の過去問や参考書の選び方についても解説するため、受験を検討している方はぜひ参考にしてください。

中国語検定2級のおすすめ参考書・テキスト3選

中国語検定2級の学習におすすめな参考書・テキストは、次の3冊です。

1. キクタン中国語【中級編】中検2級レベル（聞いて覚える中国語単語帳） 
2. 中国語検定2級徹底攻略 筆記問題完全マスター
3. 中国語検定対策2級　語彙編

それぞれ詳しく紹介します。

キクタン中国語【中級編】中検2級レベル（聞いて覚える中国語単語帳） 

最もおすすめな参考書は、「キクタン　聞いて覚える中国語単語帳」です。

本書は、最新の傾向に合わせて厳選した中検2級レベルの単語・成語・慣用句が厳選されています。

単語1008語に加えて、中検2級を受験するなら覚えておきたい成語112、慣用句56が載っています。

また、キクタンは、音楽のリズムに乗りながら楽しく単語の学習ができる「チャンツ」を採用している点が特徴です。

目と耳から同時に単語をインプットすることで、ピンインや声調が効率良く覚えられます。

中国語検定2級徹底攻略 筆記問題完全マスター

「中国語検定2級徹底攻略 筆記試験完全マスター」は、中国語検定2級の筆記対策に特化した参考書です。

課文はもちろん、課文に関連する重要な文法事項の解説や例文などもしっかり載っています。

また、類義語や多義語の説明・例文までも盛り込まれているため、1冊で中国語検定の長文対策ができます。

練習問題には日本語訳や解説が加えられているため、アウトプット学習にも活用できる1冊です。

中国語検定対策2級　語彙編

「中国語検定対策2級　語彙編」は、中国語検定2級に合格するために必要な語彙がまとめられた参考書です。

頻出の成語や慣用句に加え、類義語、量詞を、それぞれ30個ずつ厳選し、例文を用いて詳しく解説しています。

また、本書は、中国語検定2級筆記試験の出題形式と出題傾向を分析し、合格基準点に届く勉強法や解答のコツのアドバイスも収録されています。

練習問題・模擬試験が付いているため、問題演習にも活用が可能です。

中国語検定2級のおすすめ問題集3選

中国語検定2級の学習におすすめな問題集は、次の3冊です。

1. 合格奪取！中国語検定2級トレーニングブック 筆記問題編
2. 合格奪取！中国語検定2級トレーニングブック リスニング問題編
3. 中検2級試験問題　解答と解説

それぞれ詳しく紹介します。

合格奪取！中国語検定2級トレーニングブック 筆記問題編

中国語検定2級の対策におすすめしたい問題集は、「合格奪取！中国語検定2級トレーニングブック 筆記問題編」です。

「合格奪取！中国語検定トレーニングブック」シリーズは、最新の出題傾向を分析して厳選した練習問題が多数載っている問題集です。

筆記問題編では、初級から上級までの文法事項を、豊富な例文とともにわかりやすく解説されています。

また、2級以上の検定で頻出度がアップする多義語と類義語について、重点的に解説されています。

記載されている問題は、語順問題・語句の意味解釈問題・空欄補充問題が各100問、中文日訳問題が104問です。

各問題に詳しい解説とピンイン、日本語訳が付いているため、間違えた問題の復習もしやすいでしょう。

合格奪取！中国語検定2級トレーニングブック リスニング問題編

次におすすめしたい問題集は、「合格奪取！中国語検定2級トレーニングブック」のリスニング編です。

中国語検定2級は、筆記とリスニングの両方で合格基準点を取らないと合格できません。

リスニング対策が苦手な方は、リスニング専用の問題集で苦手を克服しておきましょう。

本書は、200問のリスニング練習問題が載っています。

また、リスニングの音声はダウンロードできるため、繰り返し聞いて聞く力を付けることができます。

中検2級試験問題　解答と解説

「中検2級試験問題　解答と解説」は、一般社団法人日本中国語検定協会が出版する公式の試験問題集です。

実際の試験問題と解説が付いているため、試験の形式や出題傾向を把握するのに活用できます。

また、解説では出題の狙いやポイントに加えて、正解を導くための手順まで簡潔に示されており、独学の方も使いやすい問題集になっています。

リスニング問題の音声も付いている問題集のため、筆記・リスニング両方の対策が可能です。

中国語検定2級の参考書・問題集の選び方

中国語検定2級の参考書・問題集を選ぶ際には、以下のポイントに気をつけると失敗しにくいでしょう。

• 自分が読みやすい・見やすいと感じるものを選ぶ
• 自分のレベルに合ったものを選ぶ
• 練習問題と解説付きのものを選ぶ

それぞれ詳しく解説していきます。

自分が読みやすい・見やすいと感じるものを選ぶ

参考書や問題集を選ぶ際には、自分が読みやすい・見やすいと感じるものを選ぶことが大切です。

自分に合わない・見にくい教材だと続けることが苦痛になってしまい、挫折に繋がりやすくなります。

参考書を購入する前には、まず目次と中身を確認して見やすさを確認すると良いでしょう。

文字のレイアウトや内容のわかりやすさは個人差があるため、レビューやランキングだけを見て購入することはおすすめできません。

自分のレベルに合ったものを選ぶ

中国語検定の参考書選びで失敗しないためには、自分のレベルを理解して合ったものを選びましょう。

張り切って高いレベルを選ぶと、読んでも理解ができずに学習が続けられなくなってしまいます。

初学者であれば初学者向けのもの、学習経験者であれば応用問題が多いものなど、実力に合った参考書を選べば、着実に実力が身に付くでしょう。

練習問題と解説付きのものを選ぶ

語学を学ぶための参考書を選ぶなら、練習問題と解説が付いているものを選びましょう。

中国語検定は、中国語が読める・書けるスキルのほかに、訳せる能力が求められます。

中国語検定2級に合格できる実力を身につけるためには、インプット・アウトプット学習を繰り返す必要があるでしょう。

練習問題に加えて、詳しい解説が付いていると、復習がしやすく理解も深まります。

中国語検定2級の過去問と解答

中国語検定を実施する一般社団法人日本中国語検定協会の公式サイトでは、過去の試験問題と解答のダウンロードができます。

PDF形式で無料ダウンロード可能なため、受験を控えている方はぜひ活用しましょう。

以下、過去5回分の中国語検定2級の試験問題と解答一覧です。

第113回（2024年11月）	試験問題	解答
第112回（2024年6月）	試験問題	解答
第111回（2024年3月）	試験問題	解答
第110回（2023年11月）	試験問題	解答
第109回（2023年6月）	試験問題	解答

試験問題と解答には、リスニング問題の音声や解説は含まれていません。

そのため、協会の公式サイトで公開されている試験問題だけでは、合格基準点を取ることは現実的ではないでしょう。

十分な試験対策を行うためには、参考書や問題集を使ってしっかり学習することをおすすめします。

まとめ

本コラムでは、中国語検定2級の学習におすすめな参考書と問題集を紹介しました。

中国語検定の2級は、複文を含む難易度が高い中国語の文章が読める実力が必要です。

合格するためには、参考書や問題集で繰り返し学習してスキルを磨きましょう。

「独学だと難しい」「独学で学習しているが合格に繋がらない」などでお困りの方は、予備校や通信講座の活用がおすすめです。

通信講座を選べば、自分の好きな時間や場所で無理なく中国語検定の勉強ができます。

最短で合格に近づけるカリキュラムが整えられているため、独学が不安な方や初学者の方でも安心して学習ができるでしょう。

興味がある方は、ぜひ通信講座の資料請求や受講相談を利用してみてください。