【2025年最新】中国語検定(中検)の難易度・合格率は?難しすぎる?難しい4つの理由とは
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中国語を勉強している方の多くは、「自分の実力を知るために中国語検定を受けてみたい」と一度は思った経験があるのではないでしょうか。
受験を決めた際に、まず気になることは中国語検定の合格率や難易度でしょう。
「中検は難しい」といわれることも多く、難しさが原因で受験するかどうか悩んでいる方は少なくありません。
本コラムは、中国語検定の難易度と合格率について紹介します。
難しいといわれている理由についても解説するため、興味がある方は今後の参考にぜひご覧ください。
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中国語検定(中検)の合格基準
中国語検定(中検)では、合格基準点が定められています。
級ごとの合格基準点は、以下の通りです。
試験内容 | 準4級 | 4級 | 3級 | 2級 | 準1級 | 1級 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
一次試験 | リスニング | 60 | 60 | 65 | 70 | 75 | 85 |
筆記 | 60 | 65 | 70 | 75 | 85 | ||
二次試験 | 面接 | – | – | – | – | 75 | 85 |
準4級の合格基準点は、100点満点中60点以上です。ただし合格基準点に達している場合でも、リスニング試験を受けていないと合格とならないため、注意が必要です。
4級〜1級では、リスニング・筆記それぞれ100点満点中、両方が合格基準点に達していないと合格できません。
また、合格基準点は、試験の難易度を考慮し調整されるケースがあります。
中国語検定(中検)の難易度は?
ここからは、中国語検定(中検)の難易度について級ごとに解説していきます。
準4級
準4級は、中国語の基礎を理解している方であれば、問題なく合格できる難易度でしょう。
準4級のレベルは、学習を進めていくうえでの基礎的知識が身についている、中国語学習の準備ができている段階です。
具体的には、一般大学の第二外国語として半年以上、中国語専門学校・講習会などで半年以上、高等学校で1年以上学習したレベルだとされています。
解答方法は、選択式のマークシートのみです。
4級
4級では、リスニング・筆記ともに準4級よりも長い文章が出題されるため、文法の基礎を理解しておく必要があるでしょう。
4級は、中国語の基礎をマスターし、易しい中国語を聞く・話すことができるレベルです。
具体的には、一般大学で学ぶ第二外国語で1年以上学習した程度とされています。
出題範囲とされる常用語は、約1,000語〜です。
日本語の中国語訳は、マークシートではなく記述式での解答となります。
3級
3級の出題内容は4級と似ていますが、常用語が1000語増えているため、内容はより難しくなっています。
また、文法事項を含む文章の組み立て問題では、単文だけでなく複文も出題範囲に含まれます。
3級は、基本的な文章を読む・書くことができる、簡単な日常会話ができるレベルです。
一般的事項をマスターし、中国語を学習するうえで自力で応用力が養える能力がついてきた段階とされています。
具体的には、一般的な大学の第二外国語として2年以上学習した程度とされています。
なお、出題範囲の常用語は、約2000語〜です。
2級
中国語のやや難しい文章が読める・書ける、日常会話が問題なくできるところまで実力が身につけば、2級に合格できるでしょう。
2級では、複文を含むやや高度な中国語の文章が読める・3級程度の文章を書けることが求められます。
そしてリスニングでも、日常的な話題での会話が問題なくできる実力が必要です。
2級になると記述式の問題が増え、中国語で作文を行う問題も含まれます。
実務で使う中国語の基礎づくりが完了した段階まで習熟できるのが、2級のレベルだといえます。
準1級
準1級では、準4級〜2級と比較して、難易度が大幅に上がります。
準1級は、全般的事項をマスターし、中国語を使用した実務に従事できるレベルとされています。
具体的には、社会生活で求められる中国語を習得し、通常の文章の中国語訳・日本語訳・簡単な通訳ができるレベルの習熟度です。
準1級では、日常生活および社会生活全般における中国語、新聞・雑誌・文学作品・実用文のほか、時事用語などを含むやや難易度の高い中国語が出題範囲となります。
また、準1級からは二次試験の面接が課されるため、「書く」「読む」「聞く」のほかに、話す能力が求められます。
1級
1級では、準1級よりも難易度の高い会話の通訳ができる能力が求められます。
合格するためには、語学力のほかに中国の文化や歴史、社会情勢などのあらゆる知識を身につけておくことも重要でしょう。
1級は中国語検定(中検)でもっとも高いレベルであり、難度の高い中国語を駆使できるレベルになります。
1級に合格するためには、高度な読解力と表現力、あいさつや講演、会議、会談などのさまざまな場面での複雑な中国語および日本語の翻訳能力を身につけなければなりません。
なお、1級においても、準1級と同じ日常生活および社会生活全般における中国語、新聞・雑誌・文学作品・実用文・時事用語などを含むやや難易度の高い中国語が出題範囲となります。
ほかの中国語資格試験との難易度対応表
以下は、一般財団法人 日本中国語検定協会のホームページに掲載されている、中国語検定(中検)とほかの中国語試験の難易度対応表です。
中国語検定(中堅)は、ほかの中国語試験と比較すると基礎入門レベルから難易度の高い中国語の通訳レベルまで網羅している検定試験といえます。
自分の実力や目標に合わせて受験する級を選びましょう。
中国語検定(中検)準4級の合格率
第114回(2025年3月度)中国語検定準4級の合格率は、81.1%でした。
一般財団法人 日本中国語検定協会によると、受験者数935人に対して合格者数は758人で、合格率は81.1%となりました。
過去6回の試験における4級の合格率は、66.1%〜81.1%で推移しています。
実施年月 | 実施回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
2025年3月 | 第114回 | 935 | 758 | 81.1% |
2024年11月 | 第113回 | 1,830 | 1,270 | 69.4% |
2024年6月 | 第112回 | 1,039 | 730 | 70.3% |
2024年3月 | 第111回 | 1,006 | 735 | 73.1% |
2023年11月 | 第110回 | 1,875 | 1,246 | 66.5% |
2023年6月 | 第109回 | 848 | 596 | 70.3% |
中国語検定(中検)4級の合格率
第114回(2025年3月度)中国語検定4級の合格率は、68.9%でした。
一般財団法人 日本中国語検定協会によると、受験者数1,166人に対して合格者数は803人で、合格率は68.9%となりました。
過去6回における4級の合格率は、58.3%〜68.9%で推移しています。
実施年月 | 実施回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
2025年3月 | 第114回 | 1,166 | 803 | 68.9% |
2024年11月 | 第113回 | 1,625 | 947 | 58.3% |
2024年6月 | 第112回 | 1,096 | 642 | 58.6% |
2024年3月 | 第111回 | 1,310 | 901 | 68.8% |
2023年11月 | 第110回 | 1,819 | 1,086 | 59.7% |
2023年6月 | 第109回 | 1,282 | 764 | 59.6% |
中国語検定(中検)3級の合格率
第114回(2025年3月度)中国語検定3級の合格率は、58.2%でした。
一般財団法人 日本中国語検定協会によると、受験者数1,319人に対して合格者数は767人で、合格率は58.2%となりました。
過去6回の中国語検定(中検)での3級の合格率は、43.4%〜58.2%で推移しています。
実施年月 | 実施回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
2025年3月 | 第114回 | 1,319 | 767 | 58.2% |
2024年11月 | 第113回 | 1,811 | 829 | 45.8% |
2024年6月 | 第112回 | 1,474 | 650 | 44.1% |
2024年3月 | 第111回 | 1,547 | 755 | 48.8% |
2023年11月 | 第110回 | 2,063 | 895 | 43.4% |
2023年6月 | 第109回 | 1,670 | 819 | 49.0% |
中国語検定(中検)2級の合格率
第114回(2025年3月度)中国語検定2級の合格率は、46.2%でした。
一般財団法人 日本中国語検定協会によると、受験者数671人に対して合格者数は310人で、合格率は46.2%となりました。
過去6回の試験における2級の合格率は、30.9%〜46.2%で推移しています。
実施年月 | 実施回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
2025年3月 | 第114回 | 671 | 310 | 46.2% |
2024年11月 | 第113回 | 970 | 316 | 32.6% |
2024年6月 | 第112回 | 803 | 251 | 31.3% |
2024年3月 | 第111回 | 792 | 300 | 37.9% |
2023年11月 | 第110回 | 1,043 | 345 | 33.1% |
2023年6月 | 第109回 | 871 | 269 | 30.9% |
中国語検定(中検)準1級の合格率
第114回(2025年3月度)中国語検定準1級一次試験の合格率は、23.7%でした。二次試験は2025年4月27日に実施予定です。
第113回(2024年11月度)中国語検定準1級の合格率は一次試験が15.6%、二次試験が96.0%でした。
一般財団法人 日本中国語検定協会によると、一次試験は受験者数321人に対し合格者数は50人で、合格率は15.6%。二次試験は受験者数50人に対し合格者数は48人で、合格率は96.0%となりました。
過去6回の試験における準1級の合格率は、一次試験が15.6%〜24.8%、二次試験が93.6%〜98.0%で推移しています。
実施年月 | 実施回 | 一次試験 | 二次試験 | ||||
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | ||
2025年3月 | 第114回 | 228 | 54 | 23.7% | – | – | – |
2024年11月 | 第113回 | 321 | 50 | 15.6% | 50 | 48 | 96.0% |
2024年6月 | 第112回 | 258 | 47 | 18.2% | 49 | 48 | 98.0% |
2024年3月 | 第111回 | 261 | 50 | 19.2% | 47 | 44 | 93.6% |
2023年11月 | 第110回 | 306 | 76 | 24.8% | 79 | 77 | 97.5% |
2023年6月 | 第109回 | 338 | 54 | 16.0% | 52 | 49 | 94.2% |
中国語検定(中検)1級の合格率
第113回(2024年11月度)中国語検定準1級一次試験の合格率は、13.0%でした。二次試験は2025年1月12日に実施予定です。
第110回(2023年11月度)中国語検定1級の合格率は一次試験が10.8%、二次試験が35.7%でした。
一般財団法人 日本中国語検定協会によると、一次試験は受験者数204人に対し合格者数は22人で、合格率は10.8%。二次試験は受験者数28人に対し合格者数は10人で、合格率は35.7%となりました。
過去6回の準1級の合格率は、一次試験が6.6%〜12.7%、二次試験が35.7%〜66.7%で推移しています。
実施年月 | 実施回 | 一次試験 | 二次試験 | ||||
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | ||
2024年11月 | 第113回 | 208 | 27 | 13.0% | 31 | 10 | 32.3% |
2023年11月 | 第110回 | 204 | 22 | 10.8% | 28 | 10 | 35.7% |
2022年11月 | 第107回 | 236 | 23 | 9.7% | 30 | 13 | 43.3% |
2021年11月 | 第104回 | 244 | 31 | 12.7% | 35 | 13 | 37.1% |
2020年11月 | 第101回 | 195 | 14 | 7.2% | 13 | 6 | 46.2% |
2019年11月 | 第99回 | 241 | 16 | 6.6% | 17 | 11 | 64.7% |
中国語検定(中検)が難しい4つの理由
中国語検定(中検)は、4級以上から合格率がだんだん低下していく難易度の高い試験です。
中国語検定(中検)が難しい理由として、以下の4つが挙げられます。
- 中国語の知識だけでなく日本語に訳す能力が求められる
- リスニング・筆記それぞれに合格基準点が設けられている
- HSKと比較して全体的に難易度が高い
- 準1級・1級では面接がある
それぞれ詳しく解説していきます。
1. 中国語の知識だけでなく日本語に訳す能力が求められる
中国語検定(中堅)は、中国語の知識だけでなく、日本語との相互能力を重視している試験です。
中国語を学ぶ日本人を対象とした日本国内のみで実施されている試験であり、中国語・日本語に翻訳・通訳する力が求められる特徴があります。
そのため、中国語がわかるだけではレベルの高い級に合格することはできません。
試験では、日本語の中国語訳(記述式)や中国語作文、長文の聞き取りと内容の理解なども課されます。
中国語の読む・聞く・書くことをすべてできないと合格基準点を取ることは難しく、全体的な難易度が高いと考えられます。
2. リスニング・筆記それぞれに合格基準点が設けられている
中国語試験(中検)ではリスニング試験・筆記試験があり、準4級以外ではそれぞれに合格基準点が設けられています。
準4級を除いては、リスニング・筆記ともに、定められた合格基準点以上の点数を取らないと合格にはなりません。
つまり、筆記で100点満点を取っても、リスニングが低い点数の場合は不合格です。
多くの日本人は外国語のリスニングが苦手な傾向があるため、合格へのハードルがほかの試験よりも高く感じやすいでしょう。
3. HSKと比較して全体的に難易度が高い
中国語の検定試験の中でも受験者数が多いのが、中国語試験(中検)とHSKでしょう。
HSKとは、中国政府公認の中国語能力を証明できる検定試験です。1級・2級・3級・4級・5級・6級があり、もっとも易しいのが1級、もっとも難易度が高い級が6級です。
そして、HSKと比較すると、中国語検定(中検)のほうが全体的に難易度が高いといわれています。
以下、中国語検定(中検)とHSKの難易度比較表です。

中国語検定(中検)の1級は、HSKで6級よりも難易度が高いです。HSKで一番上の6級は、2級〜準1級の間くらいのレベルになります。
また、HSKの6級取得は、中国語学科の学生であれば、勉強量次第で卒業までに取得可能な難易度ともいわれています。
さらにHSKの問題文はすべて中国語であり、解答に日本語を使うことはありません。
中国語検定(中検)の準1級・1級では、高度な中国語や日本語に訳す問題が出題されるため、合格することが難しいといわれています。
4. 準1級・1級では面接がある
中国語検定(中検)は、準1級・1級で面接があります。
一次試験のリスニング・筆記に合格しても、二次試験の面接を突破しなければ合格することはできません。
面接官を前に中国語を話さなければならない機会がある点も、中国語検定(中検)が難しいといわれる理由に挙げられます。
準1級・1級の二次試験で課される内容は、次の通りです。
準1級
判定項目 | 内容 |
---|---|
コミュニケーション能力 | 簡単な日常会話 |
訳す力 | 口頭での中文日訳と日文中訳 |
表現する力 | 指定されたテーマについて1~2分のスピーチ |
総合 | 発音・イントネーション及び語彙・文法の運用能力の総合的な判定 |
1級
判定項目 | 内容 |
---|---|
翻訳・通訳能力 | 難度の高い中国語及び日本語の逐次通訳 |
中でも1級の面接では、講演や会議などのさまざまな場面で翻訳・通訳ができる実力が求められます。
高度な中国語や長文もすぐに理解し、日本語に訳して話す能力がないと合格できないため、中国語検定(中検)の上位級の合格は大変難しいといえます。
中国語検定(中検)が難しすぎると感じたら、スクールや通信講座の活用を
中国語検定(中検)が難しすぎる、独学での試験勉強に限界を感じているという場合は、ぜひスクールや通信講座を活用しましょう。
スクールや通信講座は費用がかかるというデメリットもありますが、検定を分析し効率的に学習できるよう設計されたカリキュラムが利用できる大きなメリットがあります。
自分で学習スケジュールを計画したり、種類の多いテキストや問題集からどれが良いか選んだりなどの手間は一切かかりません。
中でも通信講座を選択すれば、通学制のスクールよりも費用が抑えられ、時間や場所にとらわれることなくいつでも学習できます。
特に、スマホ学習できる通信講座は、忙しい社会人や大学生にぴったりでしょう。
また、スクールや通信講座によっては、プロの講師に面接の指導が受けられます。
模擬面接などで中国語を実際に話す練習をしておけば、本番の面接でも焦らずに実力が発揮できます。
まとめ
本コラムでは、中国語検定の難易度や合格率について解説しました。
中国語検定(中検)に合格するためには、中国語と日本語を駆使して訳す能力を身につけなければなりません。
また、リスニングや面接の対策も必要です。
筆記は得意だけどリスニングが苦手という方は、リスニング対策に特化したリーズナブルな講座だけを利用することもひとつの手です。
スクールや通信講座を上手に活用して、中国語検定(中検)合格を目指しましょう。
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