「土地家屋調査士の講座を受講したいけど、どれがいいかわからない」と悩んでいませんか?

自分で調べてみても、それぞれに特徴があってひとつひとつ比較していくことは難しいですよね。

土地家屋調査士の資格は合格率が8〜10%と難易度が高いため、自分に合った方法で学習できる講座を選ばないと、良い結果を得られないかもしれません。

この記事では、自分に合う講座を見つけられるように、土地家屋調査士の講座・予備校5社を下記6つの面から比較しました。

  • 価格
  • 合格率or実績
  • 講義内容or特徴
  • 面接対策・サポート
  • 学習サポート
  • 教材(テキスト)

土地家屋調査士講座の受講を検討している方はぜひ参考にしてください。

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土地家屋調査士の通信講座・予備校のおすすめ5選

まずは特におすすめの3社を紹介します。

  1. アガルート
  2. 東京法経学院
  3. 日建学院

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この記事では、2024年12月時点で公式Webサイトに記載されている情報を掲載しています。

時期やキャンペーン等によって内容は変更になる可能性があります。最新情報や詳細につきましては各社の公式Webサイト等でご確認ください。

なお、当ページでは、価格は基本的に税込で紹介しています。

以下では、上記3社のみならず、合計5社について見ていきます。

アガルート

アガルートは、受講費がリーズナブルなわりに充実した講義が魅力の通信講座です。

土地家屋調査士試験で午前免除を受けられる測量士補の資格もあわせて目指す場合でも、30万円台で受講できます。

また、土地家屋調査士試験で全国1位の実績を持つ中山講師の講義を受講できることも魅力の一つ。

高度な知識だけでなく、中山式複素数計算などの最新テクニックもカバーした講義が特徴です。

サポート体制も充実しており、講師に直接聞ける「オンライン質問サービスKIKERUKUN」が提供されています。わからないことがあってもひとつひとつ解消しながら次の学習へと進めていけるでしょう。

土地家屋調査士試験の勉強をしたことがある方も、初めて学習する方も安心して合格を目指せる通信講座です。

価格土地家屋調査士試験講座
一発合格カリキュラム:338,800円(税込)
一発合格カリキュラム/ライト:272,800円(税込)
ダブル合格カリキュラム:393,800円(税込)
ダブル合格カリキュラム/ライト:327,800円(税込)
合格率土地家屋調査士講座受講生全体:63.41%(令和5年試験)
講座の特徴単元ごとにチャプターが分かれていて学習しやすい
開講中の講義は受講後すぐに最後まで学習できる
サポート定期カウンセリングで不安を解消できる
質問制度を活用して苦手を解消できる
ホームルームで学習意欲を維持できる
合格者にお祝い金5万円分or全額返金
教材一発合格に向けた合理的なカリキュラム
プロ講師によるフルカラーの紙のオリジナルテキスト
9段階の倍速設定でスキマ時間に効率よく学習できる
こんな人におすすめ通勤や家事の合間に学習を進めたい人
スマホやタブレット、パソコンで学習したい人
サポートが充実した通信講座を選びたい人

メリット・デメリット

オンライン完結予備校であり、通学に対応していないというデメリットがあります。

一方、令和5年度の受講生合格率が63.41%と全国平均の6.56倍の値となっており、実績が十分であるというのはメリットとして挙げられます。

早稲田法科専門学院

早稲田法科専門学院は、土地家屋調査士に特化した通信講座です。

50年以上の指導実績があり、多くの合格者を輩出しています。

土地家屋調査士に関する多くのテキストを出版し、試験に広く精通しています。

広告などにはお金をかけておらず、土地家屋調査士を専門とする実力のみで勝負していることも魅力のひとつ。

講義ではより深い専門知識の講義もあるため、資格試験だけでなく、土地家屋調査士として仕事をする時にも役立つでしょう。

価格入門総合DVDコース:128,150円(税込)
実績50年以上の指導実績
講座の特徴土地家屋調査受験に必要な概要の6割~7割程度を修得
サポートメール、FAX、電話による質問回答(10回まで)
丁寧な添削指導
教材紙のオリジナルテキストとDVDで効率よく学習
こんな人におすすめ土地家屋調査士を専門とする学校で学びたい
とにかく安さを重視したい

メリット・デメリット

50年以上「土地家屋調査士」受験指導で多くの合格者を輩出している実績がある、そして教材がとにかく安価であるというのがメリットです。

一方で、このコースだけでは必要な概要の6割~7割程度しか習得できない点は大きなデメリットとして挙げられます。

日建学院

日建学院の土地家屋調査士講座は、開講して50年以上の実績が詰まった講義が特徴です。

映像講義ではN-Methodと呼ばれる講義手法を新開発し、カード形式で視覚と聴覚を同時に刺激して記憶に定着しやすいように工夫されています。

ナレーションをフリーアナウンサーが務めることで、よりわかりやすく記憶に残るコンテンツになりました。

映像講義や教材の完成度の高さは、企業や大学などからも高く評価されており、国土交通省登録の法定講習などにも制作協力するほどです。

また、通学講座も映像講義で、出張や帰省などで講義を受講できない時は、最寄りの教室で受講できます。

全国に教室があるため、受講中に出張や転勤などの予定がある方も安心して学習できる講座です。

価格初学者・学習経験者対象
通学講座本科コース:451,000円(税込)
Web講座本科Webコース:451,000円(税込)
実績資格講座を開講して50年以上の実績
講座の特徴カード形式でメリハリのある映像講義「N-Method」を開発
映像→テスト→宿題・復習の学習サイクル
サポート不明点は質問券を使って質問できる
教材モノクロ印刷の紙のオリジナルテキスト
製図用三角定規や分度器などさまざまな教材が揃っている
こんな人におすすめ質の高い映像講義を受講したい
全国規模の資格講座の予備校に通いたい

メリット・デメリット

映像講義ではN-Methodと呼ばれる講義手法を新開発し、カード形式で視覚と聴覚を同時に刺激して記憶に定着しやすいように工夫されているというメリットがあります。

一方、今回紹介する5予備校の講座料金ランキングで最高値となるなど、金額が高い点はデメリットとして挙げられます。

LEC

LECは、大手の資格講座予備校です。

インプット(理論)とアウトプット(書式)の学習を交互に行うことで、両者の理解を均等に深めて、効率よく身に付くカリキュラムになっています。

はじめての土地家屋調査士講座」では、数学や作図、関数電卓、六法について優しく初歩の初歩から解説しています。

そのため、数学や図面作成が苦手な方も土地家屋調査士の勉強に取りかかりやすいでしょう。

学習を進める中でわからないことがあれば、「教えてチューター」という質問機能を使って、受講中は何度でも質問できます。

さまざまなコースがあるため、自分に合う講座が見つかるでしょう。

価格初学者向け 土地家屋調査士合格コース
通信Web:319,000円(税込)
通信DVD:374,000円(税込)
実績土地家屋調査士受験に携わって30年以上の実績
講座の特徴学習の効率化が考えられたカリキュラム
早期から徹底した書式対策を行って短期合格を目指せる
高い評価を受ける実力派の講師陣が揃っている
サポート「教えてチューター」という質問機能
有料の書式答案添削指導オプション
Zoomを利用したフォローアップ講義
合格者受講料返還制度
教材効率を重視した無駄のない紙のオリジナルテキスト
講義は通信講座専用に収録された映像
こんな人におすすめ豊富なコースの中から自分に合う講座を選択したい
数学や書式の図面作成に悩んでいる

メリット・デメリット

通信のみならず通学を選べるというメリットがあります。

一方、2024年現在、最新の合格実績(合格率)が記載されていないなど、合格実績に関しては怪しい面が見受けられるというデメリットも存在します。

東京法経学院

東京法経学院は、驚異的な合格率を誇る講座です。

2023年度は土地家屋調査士の合格者428名のうち、323名が東京法経学院の受講生や教材利用者でした。

東京法経学院は1967年から土地家屋調査士の指導を行っており、長年培ったノウハウは教材にも反映されています。

オリジナル教材の「合格ノート」と「記述式攻略ノート」は、受講しなければ手に入れられません。

日頃の学習だけでなく、本番直前の総まとめの場面でも大活躍する教材です。

通学のみのコースや通信のみコース、通学と通信を組み合わせたコースなどさまざまな受講方法から選択できるため、自分にぴったりの学習方法が見つかるでしょう。

価格土地家屋調査士 新・最短合格講座 2025
総合コースA1:279,800円(税込)
総合コースA2※答練通学タイプ:278,100円(税込)
合格占有率75.5%(2023年度合格者428名中323名輩出)
講座の特徴講義をダウンロードすればオフラインでも視聴可能
複素数を習得できるメディア教材付き
サポート質問票やオンライン質問フォームでいつでも質問可能
合格者全額返金お祝い制度
教材作図時間を短縮できる縮尺定規「すいすい君、すらすらチャン」
1冊ですべての出題パターンに対応できる練習用紙
全コース過去問テキスト付き
こんな人におすすめ実績のある予備校で受講したい
複素数に自信がない

メリット・デメリット

2023年度合格者428名中323名輩出と、75.5%という高い合格占有率がメリットとして挙げられます。

一方、受験者総数が不明で受講者の合格率がどの程度かも不明であるなど、実績に関して不透明な部分があるというデメリットもあります。

土地家屋調査士の通信講座・予備校ランキング

ここでは土地家屋調査士の通信講座・予備校に関して、

  • 合格実績(合格率)
  • 講座料金

の観点でのランキングを紹介します。

合格実績(合格率)ランキング(令和5年度試験)

順位会社名合格率
1位アガルート63.41%
?位早稲田法科専門学院不明*1
?位日建学院不明*1
?位LEC不明*1
?位東京法経学院不明*1
*1 合格率を公式サイトで見つけることができませんでした。

合格実績(合格率)の観点では、2023年度試験の合格実績に関して公表しているのはアガルート(63.41%)のみでした。

以上より、合格実績(合格率)の観点では、全国平均合格率の3.77倍たる63.41%という合格率を誇るアガルート一択と考えられるでしょう。

講座料金ランキング

順位社名講座名料金(税込)
1位早稲田法科専門学院入門総合DVDコース128,150円
2位アガルート一発合格カリキュラム/ライト272,800円~
3位東京法経学院 新・最短合格講座 2025 総合コースA1279,800円
4位LEC初学者向け 土地家屋調査士合格コース319,000円~
5位日建学院Web講座本科Webコース451,000円

※主に初学者向けの主要カリキュラムで比較しています。

※金額は変動する可能性があります。必ずご自身で公式HPなどをご覧の上ご確認ください。

講座選びで失敗しないための3つのポイント

土地家屋調査士の資格講座選びで失敗しないための3つのポイントを紹介します。

  • 教材の理解のしやすさ、わかりやすさ
  • フォロー制度・学習サポート
  • 講座の費用

講座選びに悩んだ時は、3つのポイントに着目して比較検討しましょう。

教材の理解のしやすさ、わかりやすさ

土地家屋調査士の講座を選ぶ際は、教材の理解しやすさやわかりやすさを把握することが大切です。

公式サイトで教材の見本を確認できる講座や予備校もあるため、まずは質を確認してみましょう。

例えば、アガルートの教材は初学者でもわかりやすいようにフルカラーで作られています。

また、講義も初学者でも理解しやすい工夫がなされているかを確認しましょう。

  • どんな環境で視聴できるか
  • 倍速で再生できるか
  • 動画は何分で区切られているか など

上記の点にも目を向けると、自分に合っているか判断できます。

具体例を挙げると、通勤時間を活用して学習を進めたい場合は、アガルートのように講義が10〜15分で区切らていて、倍速再生にも対応している講座を選ぶといいでしょう。

自分の好みに合わせて速度を変更できると、より効率よく学習を進められます。

フォロー制度・学習サポート

土地家屋調査士は難易度が高い試験のため、勉強をしていると多くの疑問点が出てくる場合もあります。

サポート体制の質は、1人で勉強を進められるかどうかを判断する重要な点です。

そこで、フォロー制度や学習サポートの体制が整っている講座を選ぶと、その都度疑問点を解消しながら学習できます。

さらにホームルーム制度や添削指導などがあると、試験合格までのモチベーション維持にも役立つでしょう。

そのほかにも、返金保証サービスの有無も、モチベーションの維持に繋がります。

例えば、アガルートの土地家屋調査士の講座には、合格特典として5万分のお祝い金進呈もしくは受講料全額返金があります。

各講座が希望のサポート体制を実施しているか確認してみてください。

講座の費用

土地家屋調査士の通信講座や予備校の受講相場は、35万円ほどです。

料金も講座を見極めるために大切な要素ですが、高ければ高いほど良いというわけではありません。

一方で、安すぎると内容が充実しておらず、受講しても合格を目指せない可能性があります。

したがって、自分の予算と講座に求めるものを総合的に判断して、最適な講座を選びましょう。

アガルートの講座は相場よりも安く、初学者におすすめの基礎から応用まで学べる講座でも30万円台で受講できます。

ただし、安いからと言って内容が薄いわけではなく、76時間の総合講義や43時間の過去問解説講座、5.5時間の複素数計算講座などに加えて、フルカラーのオリジナルテキストや質問制度など講座内容が充実しています。

独学と通信講座はどっちがいい?

独学なら出費は教材や問題集にかかるだけで、通信講座や予備校に通うよりも安くなります。

とはいえ、土地家屋調査士の合格率は例年8〜10%程です。

10人に1人以上が落ちる試験のため、独学で合格することは難しいでしょう。

独学で合格を目指すメリットは、以下の2つが挙げられます。

  • 費用が安い
  • いつでも気軽に始められる

一方で、通信講座を受講するメリットは、以下の4つです。

  • 専門家が考えたカリキュラムで効率よく学習できる
  • わからないことを質問できる
  • モチベーションの維持に繋がる
  • ネットで申し込むとすぐに受講できる

独学と通信講座のメリットを比較すると、費用以外は通信講座の方が良いといえます。

土地家屋調査士の試験範囲の中でも、特に難しい部分は複素数の計算や作図の問題です。

テキストを読んでも自分ですべて理解することは難しく、電卓や定規の使い方にも知識と技術が必要です。

そのため、専門講師の講義を受講し、わからないことを質問できる環境があった方が効率よく学習でき、初学者にとっては学習するハードルが低くなります。

お得情報

アガルートでは、他の予備校・通信講座・スクール等の有料講座で土地家屋調査士試験を学習されていた方限定で、対象講座の価格を20%OFFで販売しております。
詳しくはアガルートの【測量士補試験・土地家屋調査士試験】各種割引制度をご確認ください。

土地家屋調査士試験の通信講座・予備校5社を比較

社名 講座名 料金(税込) 講座の特徴
アガルート 一発合格カリキュラム/ライト 272,800円~ ・単元ごとにチャプターが分かれていて学習しやすい
・開講中の講義は受講後すぐに最後まで学習できる
早稲田法科専門学院 入門総合DVDコース 128,150円 ・土地家屋調査受験に必要な概要の6割~7割程度を修得
日建学院 Web講座本科Webコース 451,000円 ・カード形式でメリハリのある映像講義「N-Method」を開発
・映像→テスト→宿題・復習の学習サイクル
LEC 初学者向け 土地家屋調査士合格コース 319,000円~ ・学習の効率化が考えられたカリキュラム
・早期から徹底した書式対策を行って短期合格を目指せる
・高い評価を受ける実力派の講師陣が揃っている
東京法経学院 土地家屋調査士 新・最短合格講座 2025 総合コースA1 279,800円 ・講義をダウンロードすればオフラインでも視聴可能
・複素数を習得できるメディア教材付き

※テキスト発送付き講座の各社代表的なプランでのみ比較を行っています。他プランにつきましては各社のHPよりご確認下さい。

※キャンペーン等によって価格は変更になる可能性があります。

※2024年12月時点の情報です。

土地家屋調査士の合格率・試験概要について

試験概要

土地家屋調査士の試験概要は、下記表のとおりです。

試験日筆記:例年10月第3日曜日
口述:例年1月中旬(筆記合格者のみ)
試験受付期間例年7月下旬〜8月上旬
試験結果発表筆記:例年1月中旬
最終合格者:例年2月中旬
願書配布場所各都道府県法務局で配布・受付
試験会場東京、大阪、名古屋、福岡、那覇、
高松、広島、仙台、札幌の全国9会場
試験内容【筆記】
午前の部:平面測量10問/作図1問
午後の部:(択一)不動産登記法・民法他から20問/
     (書式)土地・建物から各1問
【口述】
1人15分程度の面接方式の試験

合格率

合格率9.66%(令和5年度)
受験資格なし
合格点・基準点択一式基準点:35.0
記述式基準点:29.0
合格点:72.0
※令和5年度

令和5年の合格率は9.66%でした。

受験生4,429人のうち、合格者は428人となりました。合格率は例年8〜10%程で推移しています。

まとめ

土地家屋調査士のおすすめの通信講座や予備校5社を価格や合格率、サポート体制など6つの観点から比較検討し、紹介しました。

各講座にはそれぞれに特徴があり、教材や受講方法、費用、サポート体制が異なります。

予算と希望する講座内容を比較検討して、自分に合った講座を選び、土地家屋調査士の資格合格を目指しましょう。

アガルートでは、土地家屋調査士の講座をYouTube動画で、無料受講体験していただけます。

まずは講義内容を確認して受講を決めたいと思っている方は、ぜひご覧ください。

アガルートのYouTubeチャンネルは、下記ページからご確認いただけます。

関連コラム:土地家屋調査士の過去問の解答!解き方・情報の読み取り方まで掲載!

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