受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

土地家屋調査士という資格を知ったのは妻の父が土地家屋調査士をしていたからです。そして後継ぎがいないということで会社を辞め、義父の調査士事務所で働き始めました。調査士補助者として業務をしていくうちに私も義父のような調査士になりたいと思うようになりました。そして、絶対に土地家屋調査士になる!という強い意志を持って調査士試験に挑戦することにしました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

土地家屋調査士試験に合格するためには独学では難しいと考え、どの予備校がいいのか模索し悩んでいました。そんな時、中山先生の動画を見てアガルートアカデミー以外に考えらくなりました。その理由は講義の分かりやすさ、使いやすい受講環境、中山先生の熱意です。

合格体験記・学習上の工夫

調査士試験の難しさ、厳しさについては初めに義父から聞いていたので、生半可な気持ちでは絶対に合格しない試験であることを肝に銘じ、勉強を開始しました。アガルートのテキストを完璧にすれば必ず合格できると信じ、他の予備校には手を出さないと決めました。そして学習スケジュールを立て民法、不動産登記法のインプットから始めました。中山先生の講義で一番私の心に響いた言葉があります。それは「幹を太く強くしなければいくら枝葉が伸びたとしても幹から折れてしまい、知識の定着にはならない。」という言葉です。基本知識を確実に定着させることを常に意識して勉強しました。インプットが終わると択一の過去問でアウトプットに入りました。初めは問題を解く時間は気にせず、じっくりと時間をかけ問題を解きました。そして間違えた問題があればすぐにテキストや講義で再インプットを行いました。これを繰り返すうちに正答率が上がり、知識の定着を実感することが出来ました。

学習を進めていく中で一番辛く、難しかったことはモチベーションの維持でした。頭では勉強しなければいけないということはわかっていても、どうしても気持ちがついてこない時がありました。そんな時は「今自分はなぜ勉強し、何を目指しているのか?」を自問自答することで、モチベーションを高く維持することが出来たと思います。そして土地家屋調査士事務所の開業という目標を見失うことなく日々努力できたと思います。

私が合格できたのはアガルートのテキスト、講義、講師の方々のサポートがあったからです。また家族の応援や支えが無ければ間違いなく合格はしていなかったと思います。

【土地家屋調査士】総合講義のご感想・ご利用方法

中山先生、中里先生の講義はわかりやすく、動画が細分化されているので隙間時間や勉強時間が取れない時でも効率よく学習することが出来ました。また何度も講義を聞いていくうちに中山先生や中里先生の話し方や声、言葉を覚え、問題を解いていても頭の中にその言葉や声が出てくるようになりました。テキストで文字を見て、講義で音を聞いて学習するにはこれ以上の教材は無いと思います。私はこの講義動画を5周以上は見たと思いますが、何度見てもその都度新しい発見や学びがあり、本試験の直前まで講義動画を見て学習していました。

また、講義の中でここまでは確実に知識を付けておかなければならないこと、ここから先は深入りしてはダメなところをはっきりと示されているので、寄り道することなくゴールへ導いていただけました。学習を進めるにしたがって、テキストに載っていない自分の知らない問題がでたらどうしようという不安が大きくなった時期がありましたが、自分が出来ない問題は他の人もできないと思い、割り切ることにしました。中山先生のおっしゃられていた「このテキストがあったら満点は取れないが、1位合格は取れる。」という言葉を信じ、アガルートのテキストを使ってインプット、アウトプットを繰り返しました。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

択一式問題で高得点をとることは合格するためには絶対条件であると考え、初めて過去問を解くときはかなりの時間をかけ、過去18年分の過去問解説講座を受けました。過去問を学習する際に工夫した点としては一度解いた問題はなるべく5日以内には再び解くように心がけました。短いスパンで同じ問題を解くことで知識を定着させることが出来たと思います。また、間違えた問題についてはいつ間違えたのか?どこを間違えたのか?を書き込み、苦手分野を可視化しました。

過去18年分の過去問を10周し、正答率も100%近くになったので、次は問題を解くスピードを意識して取り組みました。20問を解く時間をストップウォッチで計り解答速度と正答率の精度を高めました。問題の正誤を暗記するのではなく、問題を読み取るスピードを鍛えました。その結果、本試験では25分で択一を解くことができ、19問正解でした。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述式過去問解説講座を見ることで問題を読む順番や注意して読まなければならない箇所や答案構成用紙の書き方を学ぶことが出来ました。初めは解き方が全く分からなかったのですが講義を見た後に自分の力で問題を解き、その後に再度講義を見ることを繰り替えしていくうちに自分に合った解き方を構築していくことが出来ました。

択一問題同様に解くスピードを意識しました。限られた時間の中で早く、正確に問題を読み解くには何が必要なのかを考え、様々な方法で過去問を解き、研究しました。その結果、問題把握に一番時間がかかっていることに気付きました。問題文の読み戻しによるタイムロスを無くすために答案構成用紙に重要ワードを書き出すことで読み落としをなくし、早く正確に問題把握できるようになりました。

実践答練のご感想・ご利用方法

私の実践答練の使い方は現在の力がどの程度ついているかの指標です。本試験と同じような状況下で、本試験の4か月前の7月に初めて受けました。なるべく多くの知識を身に着けた状態で挑みたかったからです。択一で間違えた部分についてはテキスト、講義に戻り再度インプットを行いました。受講するペースは7月に1回、8月に1回、9月に1回のペースで行いました。初見の問題に触れることはとてもいい緊張感でした。どうして間違えたのか?どこの問題に時間がかかったのか?を分析し、1度解いた問題は徹底的にやり込みました。問題文中の言葉の使い方や難易度から見てもアガルートの答練は限りなく本試験に近い答練だと思いました。

法改正対策過去問解説講座のご感想・ご利用方法

独学では間違いなく法改正は不安要素の1つになると思います。調査士試験に関係する法改正点をピックアップするだけでかなりの時間や労力を費やすと思います。しかし、法改正対策過去問解説講座での学習さえしておけば法改正は大丈夫と思える内容の講義でした。この講義を受けることで法改正に対してのストレスは無くなりました。改正点をテキストに貼ってアップデートでき、改正前と改正後でどこがどう変わったかが分かりやすく解説されていました。また改正点だけでなく過去問を作り変えることで、問題を通して改正点について理解を深めることが出来ました。このような細かいところまで対策をしていただけたことで安心して学習を進めることが出来ました。

書式ひな形対策講座のご感想・ご利用方法

書式ひな形対策講座は登記申請前と登記申請後の登記事項が比較できるようになっているので登記申請前後を視覚的に見ることができ理解しやすかったです。この講義は申請書を書けるようになるだけでなく、調査の結果を読み、申請書を書くことで記述問題の読解の訓練にもなっています。そのため本試験の超直前期まで書式ひな形対策講座の問題を解いていました。全50問のうち苦手な登記申請の問題にチェックを付け、1日1回はその問題を解くようにしていました。具体的な学習方法は登記記録や調査の結果を読み、実際に手を動かして申請書をすべて完成させ、その後テキストで確認しました。

記述式過去問実演講座のご感想・ご利用方法

記述式過去問実演講座は中里先生の記述問題の読解、計算、申請書の書き方、作図方法を学ぶことが出来ます。この講義を受け、今まで私が行っていた作図方法とは違う点に気付きました。それは作図を作業化することです。作図を作業化することで考える時間を無くし、その結果時間短縮に繋がります。作業化とは具体的に作図する手順を決めることです。初めにプロットし、次に点間距離を確認し、次に線を結ぶ、といったように自分の中で基本形を作ります。その基本形を体に染み込ませるために何度も作図の訓練を行いました。その結果、ケアレスミスが無くなり、作図にかかる時間を短縮することが出来ました。

記述式計算ステップ講座のご感想・ご利用方法

記述式計算ステップ講座を受けることで土地家屋調査士試験に必要とされる計算はすべて網羅することが出来ます。基礎的な問題から応用問題まで様々なパターンの問題が学習できたので計算に関してはかなり自信を持つことが出来ました。また、動画で実際の電卓操作を見ることができ、計算問題を解くと同時に電卓の効率の良い使い方を学ぶことが出来ました。建物の問題で必要とされる計算については複雑な形状の建物や鉄骨造の場合に論点となる床面積算出の条件や区分建物の床面積の算出方法を練習問題を解くことで理解を深めることが出来ました。この講座を受講することで計算問題を解く力がかなりついたと思います。

作図特化答練のご感想・ご利用方法

過去問を使っての作図の練習だけではパターンが限られているため、作図に少し不安がありました。限られた試験時間の中で完走するためには作図での時間短縮が必要不可欠だと考えていました。

問題数は土地20問、建物20問あり、多くのバリエーションの作図を学ぶことができ、更に解答目安時間が書かれているので時間を意識して問題を解くことが出来ました。また、問題の後半は過去問にはない問題も含まれているので、初見の問題をその場で考えて解く訓練になったと思います。

作図に特化した講座ですが、問題の読解力も同時に鍛えることが出来る講座だと思います。 

講座のご感想、講師へのメッセージ等

中山先生、中里先生、高野先生、山崎先生ありがとうございました。