受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

測量会社で働いていたこともあり、調査士の資格は必要不可欠なものでした。初めて勉強したのは2014年が最初で大手予備校に通学で通いました。しかし、そのスタイルが合わず、当然結果も択一で足切りとなりました。翌年からは独学で4月ごろ(当時は8月試験)からなんとなく勉強を始め、ワンチャン受かったらラッキー的な感じでだらだらと勉強をしていました。40歳を過ぎ、このままではだめだとようやく気付き、重い腰がようやく上がり、アガルートと出会いました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

当時、正直アガルートのことは全く知りませんでした。しかし、サンプル動画を拝見したところ、中山先生の圧倒的な存在感と、話術、丁寧な教え方に一瞬で虜になり、この予備校なら必ず受かると思い、一からもう一度しっかり勉強しようと決意しました。

合格体験記・学習上の工夫

まず、勉強時間をしっかり確保するところから入りました。私は比較的時間に余裕があるほうなので、主に平日は夜19時~24時ごろまでと決め、土日、祝日はやらないと決めました。毎日やってしまうといづれキャパオーバーになり、勉強が嫌になると思いあえてこの作戦にしました。土日祝日は子供たちと目一杯遊び、しっかりリフレッシュすることで平日の勉強に集中することができました。また、平日の夜の勉強(机上)の他に、昼間は仕事で車移動が多いため、車内で講義の音声データをずっと聞いていました。夜の勉強でいまいち理解ができなかったとこや、勉強はしたが、忘れてしまったとこの復習のつもりでやっていました。特に、民法が苦手でしたので繰り返し聞くことでだんだんと理解が深まりました。運転中なので耳で聞いて頭の中で整理し、中山先生が言おうとしていることを先に自分で口にするというやり方をずっとしていました。あと、学習上工夫した点は先生方もよく言っていますが、枝葉を覚えるのではなく、幹を覚えることに重点を置きました。特に民法は結論だけを覚えるのではなくなぜそうなるのかの理由をしっかり自分の口で説明できるようになるまで勉強しました。

【土地家屋調査士】総合講義のご感想・ご利用方法

アガルート1年目は合格総合講義を受講していました。2022年2月から受講を開始したのですが、まず4か月間ぐらいかけてじっくり民法・不動産登記法・土地家屋調査士法の講義を受けました。テキストはフルカラーで見やすく、講義も細かく分かれて作られていますので飽きることのなく、勉強をすることができました。また、通信ならではですが、わからないとこや理解がいまいちなとこ、時間がたって忘れてしまったとこなど、何度でも講義を視聴できる点が非常によかったです。そしてなにより中山先生の講義の説明がわかりやすかったです。単にテキストの内容の説明をするのではなく、常になんでそうなのか、なんでこうなるのかをしっかり丁寧に説明してくれるので助かりました。

2年目からは上級総合講義を受講しました。インプットよりアウトプット中心となる講義でしたので、ひたすら中里先生の一問一答(民法200問、不登法420問、調査士法60問)を仕事の運転中に聞くというスタイルを貫きました。680問をだいたい1週間で終わらせるので2023年2月から2023年10月までの8か月間で40回転はしたと思います。民法がもう少し問題数があればよかったです。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

択一式過去問は令和4年度試験のときは7週、令和5年度試験のときは5週しました。アガルートの択一講義は一肢一肢丁寧に解説(他の予備校の択一解説を見ましたが、すべての肢は解説していませんでした。)してくれるので非常にわかりやすかったです。2年間で12週していますが、毎回すべての肢を確認し、だめな肢はどこがだめなのかを確認しながらやっていました。すべての肢を確認しつつ、目標時間を30分以内で設定していました。

これもすべての講義に共通して言えるのですが、何度でも繰り返し視聴できる点がよかったです。  

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述式過去問は令和4年度試験のときは2週、令和5年度試験のときは1週しかしませんでした。講座自体はおそらく過去問1週分しか視聴していないと思います。講座の内容は他の講座と同様わかりやすいものでしたが、私は1回視聴すれば十分というものでした。短い講義の時間でボリュームある記述の解説は少し物足りなさを感じました。同じような講座で記述式実演講座がありますが、こちらはとても参考になりました。読解力が求められる記述においてどのようなプロセスで読んでいくか、申請書の書き方、図面の書き方等大変わかりやすかったです。

実践答練のご感想・ご利用方法

実践答練は6月ごろからやり始めました。最終的に4回やりました。択一の内容としては過去問にはでていなくて、今後出そうなところをピックアップしてあったので択一過去問では勉強できないことをすることができました。択一過去問を100%正解できるようになると初見の択一問題というのが欲しくなってきます。私は2年間お世話になっているので6回分の実践答練がありましたが欲を言えば実践答練の問題数をもう少し増やしてもらいたかったです。記述については近年の傾向(土地記述の読解力)にもう少し近づけていただければと思いました。

法改正対策過去問解説講座のご感想・ご利用方法

法改正対策講座の内容は直接その年の試験には影響することはないかと思いますが、これがあるとないとではやっぱり違うと思います。私自身、9月ごろにさらっと視聴しただけでした。それでもアガルートの法改正講座は細かいところまで気を配っているのがわかります。対応するテキストの修正まではよくある話だと思いますが、択一過去問までしっかり対応してくれるところがありがたかったです。また、修正の仕方についてもよくできていたと思います。法改正講座はあまり注目されていないかもしれませんが、とても重要な講座の一つであることは間違いないです。

書式ひな形対策講座のご感想・ご利用方法

書式ひな形対策講座はとても役に立ちました。メジャーな申請書例からちょっとマイナーな申請書例50問とうい絶妙な問題数でした。まずはこの50例をマスターするために、毎日勉強の締めくくりに5~10問書いていました。ただ、50例を日々こなしているとだんだんもうちょっとマイナーな申請書例が欲しくなります。答練や合格ゼミで補える部分はありますが、別講座でマイナー書式例があってもよかったと思います。実際、令和5年度試験の申請書(建物)についてはまったくみたこともなく焦りました。ただ、この申請書例50問をこなしていたからこそ、そこから発展し、対応できたところもあります。

記述式過去問実演講座のご感想・ご利用方法

記述式過去問実演講座はとてもよかったです。実際中里先生が過去問を解いていく中で、どのようなプロセスで文章を読んでいくか、座標値を導き出すまでの計算過程、申請書の書き方、図面の書き方等とても参考になりました。合格する人はこんな感じで問題を解いているんだと勉強になりました。講義時間も実際の問題を解く時間と同じでしたのでよかったです。

この講義は令和5年度から開始でしたので、私はもう一年早くこの講義に出会いたかったです。近年の記述試験の傾向にある読解力を試す問題において非常にわかりやすく、重要な講義でした。

記述式計算ステップ講座のご感想・ご利用方法

記述式計算ステップ講座はとても参考になりました。近年の座標計算では複雑な計算は出題されていませんが、それでもやはり重要な講座でした。

いかなる場合にも備えておけば計算において怖いものなしです。その計算方法をしばらく使っていないとすぐ忘れがちですが、そんな時はこの講座を見ればすぐに解決できました。ほとんどの計算を複素数をもちいてできるというのもいい勉強になりました。複素数をマスターし、記述の座標計算、面積計算においてかなりの時間短縮につながりました。また、よくありがちな隅切り計算や等積変形などの練習問題も多数あり助かりました。

作図特化答練のご感想・ご利用方法

作図特化答練は作図のスピードを上げるために利用しました。すべての問題に解答目安時間が設定されているので初級~上級のようにだんだんと作図のレベルも上がっていき、最終的に土地作図時間目安40分、建物作図時間目安35分とありましたが、どちらも10~15分弱で書けるようになりました。比較的作図スピードには自信がありましたのでそこまでこの作図特化答練は必要ではなかったです。ただ、各20問ありましたのでいろいろなバリュエーションの練習にはなったと思います。記述式過去問実演講座と同様の作図の実演があるとよりよいのかと思いました。

合格ゼミのご感想・ご利用方法

合格ゼミを受けてよかったと思います。答練では味わえないちょっとマニアックな記述問題もありましたし、添削して返答をいただけるのもよかったです。その中でも他の受講生の回答を見れるのが一番よかったです。どこができてどこができないのかを見ることができるのは今後の勉強として参考になりました。同じ勉強をしている受講生がどんなレベルなのか、自分はどの位置にいるのかをわからせてもらえるゼミでした。また、ズームでの他の受講生とのやりとりもいい刺激となりました。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

アガルート2年目で合格することができました。本当は1年目で合格する予定でしたが、択一45点、記述32点と2点足らず、記述足切りにあいました。

不合格後、中山先生に受講相談をしたところ、もうアガルートには申し込まなくていいよと言われました。この一年やりつづけたことを信じてもう一年がんばれば必ず次の試験は合格するよと言われました。しかし、またアガルートに申し込みました。なぜならアガルートの先生方の声が欲しかったからです。一緒に戦ってくれる仲間が欲しかったからです。アガルートを信じ、もう一度やってみようと思いました。その結果、合格できました。調査士を目指し、かれこれ10年ほど経ちましたが、ようやく調査士としての第一歩を踏み出せます。アガルートの講師のみなさんには感謝しかありません。ありがとうございました。