受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

私が土地家屋調査士試験を目指した理由は、父が調査士事務所を開業し数十年やっており、家業継続のためが理由です。大学卒業後、専門学校を経て測量会社にて6年ほど経験を積み、土地家屋調査士を目指すため退職。令和2年から父のもとで補助者として従事し、測量だけでなく登記業務にも携わるようになり、調査士試験の受験勉強に本格的に取り組み始めました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

受講のきっかけとして、令和2年から週に1度別の個人受験塾にて1年半ほど学習しておりましたが、所々で理解が追い付かないところも出て、個人的に大きなライフイベントとも重なり、勉強時間の確保と学習の効率化・試験対策に少々難儀していました。深夜に勉強しているときに、不明箇所や解法をインターネットで調べていたりしていた時に、よくアガルートアカデミーの記事や動画を参考にさせて頂いたりしていました。また、試験勉強をしていて、知識が断片的で偏っていたり、整理が滞っていると度々自分で感じていたので、学習経験者向けの全体的な知識の補完や整理ができる講座を受講してみたいと思いました。

合格体験記・学習上の工夫

私は調査士試験の受験は過去に何度か受けておりましたが、あと僅かのところで悔しい思いをしてきました。今回、学習経験者向けのカリキュラムを選択し、自分がどの分野の知識が足りないのか、また理解が追い付いていないのはどういうところなのかを、今一度自ら知ることが効率的な学習の指針となると考え、問題を解くよりも、

まずはじめは総合講義を自分の理解度と照らし合わせながら、視聴しました。仕事、家事育児もしながら、タブレットで倍速再生視聴、気になれば一時停止して、コンパクトなメインテキストもしくは要点整理のテキストにメモしていくだけなので、ちょっとしたスペースや隙間時間があれば可能でした。

一通りインプットを終え、全体的な知識のアップデートをし、それから択一の解答をすると、各肢の論点把握に今までよりも手間取らなくなっていました。それで易問はスキップし、間違えやすい設問は繰り返し解き、テキストなどで再確認の反復学習で着実に知識の定着ができました。

記述は解くのにまとまった時間を要すので、週に3問ほどを目安でしたが、解説動画はまとめて見られなくても、1問も小問ごとコマで区切られていたりと、都合に合わせて視聴できるのが動画講義の強みと感じました。直前期は、択一の反復、記述を数こなすことで解き方の無駄を省き、計算の速さ正確性をブラッシュアップ、また私は民法と調査士法が少し苦手だったので、毎日必ず問題やテキストに触れて、解法の感覚をキープするよう努めました。

【土地家屋調査士】総合講義のご感想・ご利用方法

アガルートのカリキュラムを受講して、全体的な知識の確認補完をまずしたいという目的にフィットしていました。やはりテキストを読んでいるだけでは入ってこないところ、学習経験者向けということで、講師の必要十分で板書不要かつ無駄のない解説、図やフルカラーのテキストで、学習がし易かった印象です。全体では、不動産登記法の総論各論、そして調査士法から成るので、ボリュームはあるように思えますが、各講義動画が細かくチャプターで分かれているので、視聴する人によって視聴するコマを調整できるのが利点でした。私の場合は家事育児が落ち着いて、就寝までの微妙な時間があり、少しだけ視進めたり、ときに再生速度を変えて何コマか視たりと、より自分に合った方法で無理なく効率的に学習できました。また、難解な箇所や頻出と思しき場合は、また確認できるよう、お気に入りのような機能もあったのが便利でした。テキストの体裁も、ちょうど勘違いや疑問に抱きそうな危ういところが、ハイライトされて強調されていたりと、フルカラーの利点が生きていました。また、メインのテキストに加え、不登法の要点を端的にまとめたテキストは、より携帯性が高く、仕事の昼休みや隙間時間でも簡単に開けるので重宝しました。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

択一式過去問解説講座のテキストは年度毎に問題と解答解説が裏表になっているので、受講後の復習もし易かったです。講師の解説も要点をわかりやすく簡潔に説明しているので、無駄がなくテンポよく視ることができました。説明を聞き、各肢の解説の項目に重要なポイントのみメモやハイライトをしました。私の学習の仕方としては、2周目からは択一を早く正確に解くことに重点をおいて、日々の試験勉強のスタートとして、1年分の択一20問を通しで解き、全て解いたら所要時間と正答数をテキストの各年度の表紙にメモしました。そして誤答箇所にチェックをし、1周目で解説頁にメモとハイライトした部分を再確認し、正確に記憶に残すようにしました。また、間違えた問題は次の日のはじめにもう一度解いて、知識の定着に心がけました。そうして、たった1年分でも日々の繰り返しと間違いを放置しないことで、択一の正答率は上がりました。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

調査士試験の記述問題はただ知識があれば点数が取れるわけではなく、知識はもちろん、問題を読み何が求められているのか判断する力、そして速く正確な計算力と作図能力など、総合的で正に実務に繋がる応用力を試されます。故に、それら「解答力」を習得するのに時間をかけ非効率で遠回りするのか、短期で効率的かつ正確な近道をしていくのかは、試験勉強の仕方に依り、私は今まで前者だったかもしれません。講座では、問題の読み方から、どこに着目するのか、そして注意すべき点はどこかなどに言及しつつ、端的でわかりやすい解き方をご指南いただき、解法の最短ルートをとることができるようになりました。択一に比べ記述は、時間的にも体力的にも平日ではなかなか解き辛いこともありましたが、デジタルの利点を活かして、ときには解説動画は一時停止もしくはチャプターで区切りをつけまた後にしたり、タブレットで時間がとれたときに続きを視聴など、柔軟にできるのもありがたかったです。

実践答練のご感想・ご利用方法

実践答練については、択一や記述を繰り返しこなし、本試験に向けての準備が大体調ってきた直前期に取り掛かりました。やはり本試験を模した問題で、マークシートや記述用の解答用紙もあるので、本番と形式を同じくして学習できるのがよかったです。私は今まで、実践答練のような答練も、模試も一度も受けたことがなく、本試験を模した未知の問題に挑戦する機会がなかったので、緊張感を持って臨めました。講座では、実践答練も複数回分あったので、8月、9月、10月と試験直前の各月に、自らを試し、試験時間や問題を解く感覚をつかみました。また、問題は予想問題ともなっているので、ここで分からない問題や論点がみつかれば、またテキストにかえって整理をして、知識の補完に注力しました。

法改正対策過去問解説講座のご感想・ご利用方法

令和5年は民法の改正が不登法にも大きく関係してくるなど、注視すべき法改正がなされました。調査士試験にも、3題出題される民法部分でも出題内容に直接関わるような改正もあり、また「軽微変更」の追加で申請適格の取り扱いも影響してくなど、もし独学だったら来る法改正後の試験に対し不安になっていたと思います。法改正対策講座では、改正前と改正後の変更点や新設された条項について簡潔にまとめた解説動画に加え、改正によるテキストの変更箇所、過去問における取り扱いなど、丁寧で受講者が安心できるような内容でした。直前期には、再度レジュメに目を通し、本試験で対応できるようになりました。また、補助者として勤務しているため、当然実務上も法改正の影響は大きいので、大変参考になりました。

書式ひな形対策講座のご感想・ご利用方法

登記申請書のひな型は土地と建物で様々あり、なかなか申請書をマスターするのに難儀していました。諸参考書にも申請書記載例は載っていて、ただ記載例をみて解説を読み覚えていかなくてはならないですが、本講座用のテキストはひな型のみに特化していて、土地建物の例題に対応する申請書が載っているため、自ら適当な申請書式を考えるというプロセス経ているので、理解の度合いが違うように感じました。私は、アガルートHPから申請書フォーマットをDLして印刷し、A4の透明シート付ホワイトボードノートに挟み、ホワイトボード用ペン(繰り返し書けて消せる)を使い、自分で申請書を書き上げながら覚えていく方法を採りました。ひな型50例を一つ一つやっていき、間違えたらチェックし、チェックがなくなるまで反復で学習することで自信に繋がりました。

記述式過去問実演講座のご感想・ご利用方法

記述を解く上で、問題を読み解く力と作図力そしてケアレスミスをいかになくすかが得点を勝ち取る重要なポイントと考えられますが、中里講師による実演講座にはすべて具備されていました。私も今まで、記述は自己流で解くほかなく、他の人がどういうプロセス・思考で解いているかはかなり気になっているところでした。私は解法に時間がかかるのが特にネックで、それは自分の中で解き方が固まっていなかった為で、講師による記述の解法を解説付きで実演によりみることができ、その後の解き方は、明らかに効率的になりました。実演中も、再生速度も調整し、ときに答練後実演をまたみて参考にしたりと、繰り返し視聴することもあり、記述の解き方を固めることができました。 

講座のご感想、講師へのメッセージ等

私は、これまで試験勉強をしてきたところから、3月にアガルートの受講を決心しました。入り口は夜な夜な勉強が煮詰まってきたときに拝見した講師の複素数を使った計算法や、公開されていた記述試験の解説、youtubeなどでした。そこで、実際に講座を受けたら、今の自分の学習段階を底上げできるのではないかという思いでした。総合講義で全体的な知識の補完ができ、苦手な記述をひな型や過去問解説、実演講座などで多角的に克服することができるようになりました。択一も然り、記述も然り、あとは本人のやる気が最重要ですが、通信の柔軟さと扱いやすいテキストでモチベーションをキープできていたと思います。この度は、ありがとうございました。