受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

自営業をしたいという思いがずっとありました。

しかし私はコネがあるわでも何か特別な才能がある人間ではありません。そこで頼ろうと思ったのが国家資格でした。

独占業務のある士業であれば仕事が食いっぱぐれがないと思いめざしました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

受講料が安かった。

通学ではなくインターネットで講義を受けられることに魅力を感じました。

通学となると都会まで行かなければなりません。私は郊外に住んでいるので通学のため都会まで通うのは物理的に困難でした。インターネット講義に特化しているアガルートさんの講義はそんな私にとって非常に魅力的でした。

合格体験記・学習上の工夫

私は7回目の試験で合格しました。

6回目までは独学で勉強していました。

独学ですのでまずはまともに合格が見えるラインに到達するのが大変でした。

1年目は手も足も出ず択一の足切りラインすら突破できませんでした。2年目は足切りをクリアしたものの、記述には全く対応できませんでした。そして3年目はあと1.5点で合格というところまでできたました。

しかしこれで慢心してしまい、4年目5年目は余裕ぶって受験したところボロボロの結果となってしまいました。

これではいけないと思い一念発起。6年目は気合を入れて臨んだのですが、惜しくも0.5点足りず落ちてしまいました。本当に悔しくて三日ほど眠れない夜を過ごしたのはよく覚えています。

しかし同時に独学ではできることに限界を感じていました。そこで思い切ってアガルートさんに申し込み見事7回目で合格することができました。

私は働きながらの受験でしたので、択一問題の勉強は通勤の電車内でテキストを読んだり仕事中の休憩時間、隙間時間に問題を解いて勉強していました。

家では記述式の動画を一本見て問題を一問解くというスタイルで勉強していました。試験直前期は集中して一日二問解いていました

【土地家屋調査士】総合講義のご感想・ご利用方法

私の経験上、独学での受験と講義を受けた上での受験との違いを書きたいと思います。

独学で勉強されている方は色々調べられてテキストや問題集を購入し勉強されていると思います。

択一問題は文字情報だけでもなんとかなる部分は多いと思いますが、記述式に関しては文字情報だけではとっかかりを掴むのがとても大変だと思います。かくいう私がその実体験者です。

問題を読み取って申請書と図面を作成する?ん?問題読んだけど何を書けば良いんだ???というのが1年目の私でした。土地家屋調査士試験の記述式問題は(特に近年)長文です。二時間半の試験で択一20問を高速で解いた後にあの文章量の問題を解かせるのは正気の沙汰ではないと思います。特に初学者は問題文から何を読み取って申請書と図面に落とし込めば良いかが全くわからないと思います。

細かいことは各講座の感想で書かせていただきますが、まず一番最初に言いたいのは何を置いても記述式の解き方をプロの講師である先生方のやり方を動画を通して見る。これが独学と講義の一番の違いであると言いたいです。これだけで学習期間が確実に一年から二年は縮まります。優秀な方であれば一発合格も夢ではないと思います。

決して安くはない金額ですしお金を出して安心するタイプではなく、本気で学習に取り組み続けられる方であれば講義を受ける価値は十二分にあると思います。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

私は独学でテキストの過去問や予想問題を何回も解いていました。

しかし文字情報だけでは覚えられること、理解できることには限界があります。また、疑問点が残ってしまう部分が多々あります。

ほんの些細なことでも積み重なると学習の効率はかなり落ちてしまうと思います。例えば「合筆」という言葉の読み方。ゴウヒツ?ガッピツ?という迷いがたまに頭をよぎる度に数秒はロスしてしまいます。

講義の中でそういったことはとりたてて詳しく解説されるわけではありませんが、先生方の正しい知識で小さな疑問点が少しずつ解消されていくと頭の中がスッキリして学習効率が良くなっていったことを覚えています。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

やはり初学者が躓いたり挫折して諦めてしまうのは記述式問題の意味不明さが大きいと思います。というよりも土地家屋調査士試験の一番の難関は記述式問題の解き方を理解できるかどうかだと思います。

記述式の問題はとても情報量が多いです。この問題はどのような申請を要求してきているのか?添付情報は何が必要?申請人は誰?法人か?相続人や代位者は居るのか?原因日付は?図面は何が必要で何を書こうか?地積や床面積の算出方法は?考えることはまだまだたくさんあります。

テキストだけの学習で問題文からこれらの情報を拾えるレベルに達するのはとても大変です。私は独学時代あまりにもわからなくてストレスで体が痒くなったほどです(笑)

先生方の講義を見て問題を見ながら解説を聞いて、目と耳で記述式の解き方を身体で理解するのは合格までの学習時間を大幅に短縮してくれるの間違いありません。択一問題は丸暗記という力技を使えば足切りクリアぐらいは可能ですが、記述式は絶対そうはいきません。ぜひ動画で学習して合格までの最短で辿り着いてください。

実践答練のご感想・ご利用方法

実践答練にはすごく助けられました。

それまで記述式の過去問や予想問題はたくさん解いていましたが、一問でも多く新しい論点、解き方に触れるのは自分の凝り固まった考え方や視点を解きほぐしてくれます。

本試験では常に新しい論点や難解な解き方の問題が出題されます。相対評価の試験である以上難解な論点に対して余裕をもって取り組み、他の受験生にいかに差を付けるかが何よりも大事です。

まずは過去問でしっかり基礎を固めるのは当然ですが、先生方の練られた実践答練の問題で今まで学習していなかった論点や考え方を身に付けてもらえたら良いと思います。

法改正対策過去問解説講座のご感想・ご利用方法

法改正の部分はとても大事だと思います。

せっかく頑張って覚えた知識であっても、改正されてしまっていては意味がありません。

改正された部分の全てが本試験で出題されるわけではありませんが、一肢の正誤が合否を分けることは多いにあり得ます。(実際に私がそうでした。)

それに改正部分が曖昧なまま試験に臨むのは不安要素を残すことになります。しっかりと改正部分を勉強したというのは自信に繋がります。自信は精神的余裕となります。二時間半しかない本試験において少しでも心に余裕があればそれは時間的な余裕になります。

そもそも完答できる受験生自体が少ないこの試験。少しでも余裕を作って完答→合格を目指してください。

書式ひな形対策講座のご感想・ご利用方法

書式ひな形のテキストはとても便利でした。

申請の種類毎に書き方は違いますが、漫然と学習を進めていると色々な申請の書き方がごちゃごちゃになってきます。

これは日付の必要な申請かな?分棟と分割で書く内容の違いってなんだ?附属建物を主である建物に合体する時と個別の建物同士を合体する際の申請書の書き方の違いってなんだ?考えてみるとわかったつもりになっていてはっきりと頭の中で整理できている人は少ないと思います。

書式ひな形のテキストを用意しておけば気になった時にすぐ確認できて申請の種類毎の答えの「型」を覚えることができます。図面ばかりに意識が行きがちですが、申請書も大切な得点源です。しっかり書けるようにして合格を勝ち取ってください。

記述式過去問実演講座のご感想・ご利用方法

記述式過去問解説講座の部分でも書きましたが、やはり土地家屋調査士試験の学習において何よりも大変なのは記述式問題の解き方を理解することだと思います。

いくら知識を詰め込んでも、それだけでは記述式問題に太刀打ちできません。問題のどこから読み始めてどこをチェックしピックアップするか?どのような申請をするかを問題文のどの文章から判断するか?図面を書き始める前にどのような下書きを用意しておくか?そして実際に図面を書く際はどのような書き方をするのか?

先生はこれらのことを動画内で毎回決まったパターンを使い問題を解かれています。この決まったパターンというものを何回も繰り返し視聴し身体に覚えこませるのはとてもとても大事です。完全にルーティン化して作業的に問題から論点を引き出せるようになれば考える部分を大幅に削減できます。

記述式の二問目を解く頃にはかなり疲れていると思います。ですので作業化できる部分を増やして考える部分を少しでも減らすのはとても大きな意味があります。繰り返し実演講座を見て先生の解き方の「型」を自分のものにして作業的に問題に取り組めるようにしてください。 

講座のご感想、講師へのメッセージ等

先生方のおかげで合格を勝ち取ることができました。本当にありがとうございます。

土地家屋調査士として自営できれば一番良いですが、この先どのような働き方になるにしろ土地家屋調査士試験の合格証書は学歴のない私にとっては勲章です。生涯の宝物を手に入れられました。