受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

宅建士合格のとき、そこで勉強してきた内容が活かせる資格ということで土地家屋調査士があるということ。また、表示に関する登記の、国における唯一の専門家として仕事ができ、現地に赴いて測量、調査をする法律家としての位置付けに興味を持ちました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

高い合格率の実績があり、1位合格者も出ていたこと。ホームルームでの情報発信やFacebookの質問制度があったので学習していく中での孤独感がないこと、分からないことのすばやい解決で学習が停滞しないことが可能と思われました。

合格体験記・学習上の工夫

皆んなができる問題は落とさないこと、頻出でない問題はできなくても良しとすること。このことを中山先生や中里先生はいつもおっしゃってました。令和5年度の土地建物の記述はこれまでの過去問とは傾向が違っていましたが、過去の論点は絶対に間違えないよう自分に分かるところだけを解答しました。

これができたのも過去問の繰返しで、択一、土地建物の記述を1年分セットで1月で1回転(18年分)していました。このことを最低達成目標としていましたので、特に1日あたりの学習時間は決めていませんでしたが、学習すると最低2時間30分はしていたことになります。時間ではなく毎回定量をこなしていくことが習慣化になるので、自分自身が頑張ってるなと思わせない定量を日々のタイムスケジュールから考察することが長く続けられるコツかなぁと思います。

定量を決めたら、歯磨きのレベルまで自分の生活の中に定量を消化できる時間を設けることになりますが、何かの行動とセットにすると良いと思います。仕事から帰宅して風呂に入ったら必ず勉強する、夜ご飯は眠くなるので食べず、朝しっかり食べる。そうは言ってもできないときは無理はしない。1月で18年分をすれば良いので。

【土地家屋調査士】総合講義のご感想・ご利用方法

まずはインプットで重要論点をマーキングしましたが、知識の定着はアウトプットにあると思います。過去問の答え合わせから、間違いや確認はテキストに戻って文字で、ダウンロードした音声と映像で、その確認したときのシチュエーションと一体となって身体に染みついたと思います。講義は印象に残ったワードで絶対に忘れないモノ(ショウブヨウショクなど)があるので、テキストを読むというより、繰り返し繰り返し何度も見る、聴くが私には効果的でした。法定代位の4つのパターンや調査士の競業の禁止パターンはテキストにおいて分かりやすく、また講義を聞いているなかで中山先生のキラーワードも出てくるので覚えにくい論点も整理ができたと思います。

なによりありがたかったのが、申請書例ひながた50パターンです。何回やっても間違うモノは、講義を聞いて音声と映像で焼き付ける。令和5年度の本試験記述の区分建物合併はひな形にはなかったけど、建物合併の申請書例が頭にあったので登記の目的や添付書類は完璧。建物の表示欄が書けなくてもそれはみんな同じ。自分が知ってる知識は確実に書く。これしか自分にはできないので、申請書例ひながた50パターンは完全記載できるまで学習しました。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

総論や土地、建物ごとでなく、1年分通しての学習を中山先生がおっしゃっていましたが、 1年分通して解答することでバランス良く知識が定着したかなぁと思います。番外ですがホームルームで中里先生がおっしゃってた解答のテクニックも大変参考になりました。講義では肢別の解答において付属する論点のコメントもあるので知識の整理に大変役立ちました。本試験間近にやった山崎先生のヤマ当て講座は最後の論点整理や知識定着の確認に大変助かりましたし、記述予想も当てられていました!(残念ながら過去問の区分合併は探せずで事前学習はできませんでしたが)

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

まずは過去18年分のテキストの解答を見ながら、講義で論点を整理しました。次いで、問題を解いてみると、間違えることやそもそも解答すらできないこともあり、完全に模範解答の通り申請書が書け、図面が作成できるまで繰り返していきました。ただし、何回やっても穴埋めや文章で解答する小問ができないことがあり、このときはご教授いただいたe-Govや調査士六法で条文をチェックして理解を深めました。土地では座標値を求める計算問題がありますが、その求め方は講義で詳しく説明されていますので三角関数が苦手な方でも全く問題ないと思います。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

なんといっても図面の作成経験がない私は本当に書けるのか不安でした。定規を持って図を書くこと自体、30年以上ぶりのことでしたが、全く心配無用で中山先生が手元を写しながら、丁寧に図面作成の講義をされているので、初心者の私でも抵抗なくスムーズに書くことができました。特に各階平面図の縦横の線の引き方は、独学では到底書けないと思います。また、定規の押さえ方や定規のズレの防止対策も講義されているので本試験対策にはバッチリです。補助目盛の書き方や下書き線の強さも講義では言われているので直ぐに活かせる実践的な講義であると思います。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

これまで関数電卓すら触ったことがない私は、複素数計算って?という感じでした。中山先生が手元を写しながら、電卓の使い方を講義で教えてくれていますので、電卓操作の心配は全く無用だと思います。複素数計算は圧倒的に時間短縮が図れるので、マスターすれば大きな武器になりますが(特に土地の面積計算)、マスターしようと思わなくても、最後まで講義を聞いていれば確実に計算することができます。あとは量稽古で過去問を解いていけば座標値計算の心配はなくなります。また、電卓メーカーの廃盤で新しい型番の電卓がおすすめになりますが、試験で有効な操作が講義されますので安心ですね。

実践答練のご感想・ご利用方法

3回分の答練をやってみて、未知の問題に対する正答率が良くなくて改めてテキストや講義に戻って理解を深めることができました。新しい論点というより、既知の論点を理解していれば解答できる答練なので本試験対策になります。私はもう3回分追加して、特に中里先生が作成担当されている択一問題も本試験対策に有効でした。少しばかり言い回しを変えたりしているので、理解が浅いと間違えるようになっています。なぜ間違えたのかを振り返ることができたのが良くて、令和5年度本試験択一が難しくなったとはいえ、合格に向けての上乗せ点を稼げる点数を択一でとることができました。

法改正対策過去問解説講座のご感想・ご利用方法

令和5年度の本試験における法改正の主なものは分筆、合筆などが所有者全員でなくても良いというものでした。今回の法改正を反映させた過去問におき直して講義されていた(もちろん、過去問はこれまでの法改正をアップデートされた問題になっています)ので、法改正の前と後との明確な違いが分かり、問題解答の論点の整理に大変役立ちました。法改正におけるポイントはいくつもありましたが、本試験で問われるであろう項目に講義の内容は絞られていたので、必要かつ十分に法改正を理解することができ、本試験対策にすることができました。 

講座のご感想、講師へのメッセージ等

試験直前まで自分が積み上げてきた知識を確実なものにして、分かる問題は絶対に落とさないと先生方が言い続けてこられたからこそ合格できたと思います。本試験の各階平面図が全く書けなくてもなんとかしのげました。択一42.5土地19.0建物14.5。またホームルームでのご教授も大変参考になりました。ありがとうございました。